#優しい暴力の時代
短篇集『優しい暴力の時代』はどの作品もとても印象的だ。読後に残る余韻が少し寂しかったり虚しいのもいい。
こういうのは続けざまに読むよりも、ゆっくり読みすすめるのが好きだ。
November 6, 2025 at 3:13 AM
チョン・イヒョン『優しい暴力の時代』を読み始めた。最初の「ミス・チョと亀と僕」を読み終えたところ。
好きかもしれない、この作家。
November 4, 2025 at 3:19 AM
おぼさんの感想・レビュー『優しい暴力の時代』 #ブクログ
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おぼさんの感想・レビュー
おぼさんのチョン・イヒョン『優しい暴力の時代』についてのレビュー:静謐な筆致で端正な文を書く技量には感動す...
booklog.jp
October 24, 2025 at 11:30 AM
『優しい暴力の時代』5️⃣

『アンナ』
息子を難関高額英語幼稚園に通わせることになったキョンが、幼稚園スタッフになったアンナと再会する。
二人は禁じられる個人的連絡を取る。心の支えが欲しかったのだろう。
だがある出来事でアンナは幼稚園を去らざるを得なくなり、キョンは庇ったりしなかった。

韓国の英才教育が(日本もそうなのかもしれないけど)乾いた感じ😓
キョンは「アンナさんは結婚なんかしないでね。一人のほうが自由に生きられるわ」なんていうが、アンナの生活のギリギリさは感じられるし、キョンは自ら不自由な生活に浸っている。幼い息子には「お礼を言うのは良いことよ」といいながら、自分はそれを実施しないし。
October 22, 2025 at 9:02 AM
『優しい暴力の時代』4️⃣

『引き出しの中の家』
やたらに良い条件の物件を紹介された夫婦。心配なのは内覧ができず、同じ間取りの別の部屋しか見せてもらえないこと。
本書では何度か韓国の住宅賃貸や購買のシステムが出てきます。そしてこの短篇では夫婦の生活ギリギリの様子、今後子育てするにあたっての経済的不安も書かれます。
結局二人は内覧せずに購入した。だが引っ越しの日、ここが事故物件だったことを知る。しかし物語の終わりは「片付けて、なかったことにして、ここで生きてゆくのだろう」という諦めというかどうしようもない受け入れで終わります。
全く世知辛い、世の中は騙し合い出し抜き合いだなあ。
October 22, 2025 at 9:02 AM
『優しい暴力の時代』4️⃣

『ずうっと、夏』
日本人の父と韓国人の母を持ち、世界中を転勤で周るリエはどこへ行っても虐められる。
ある国で韓国語を話すメイと知り合った。毎日が楽しい。他の子達とも仲良くなった。
でもある出来事で二人は会えなくなる。メイは北朝鮮の重要人物の娘だと分かった。メイは学校に来なくなった。
少女たちのあまりにも真剣な想いは、周りの大人を動かしたらしい。やがてリエにメイから手紙が来る。戻るよ、って言っている。早くその時になればいいのに。

大人の存在が非常に薄いし見栄っ張りで人の話を聞かない😓
このような本を読むと「私もこんな大人なんだろう😨」と思ってしまう😰
October 22, 2025 at 9:02 AM
『優しい暴力の時代』3️⃣

『私たちの中の天使』
初対面の義母兄から、ずっと会っていない父殺害を持ちかけられた男。同棲相手の女性がそれを決断させる。
このカップルの行動により、何がどうなったかが全くわからない。
子供もできた二人は、たまに「罪を犯したままでよいのかな」と考える。でも何も変わらない。救いも破局もない。

『夜の大観覧車』
なんかただ毎日を過ごしている女性教師。決断するよりも、決断しないで苦労することを選んだ気がする
若い頃の恋人だった大物政治家の死のニュースに接して…
「止めない、断らない」人生を送ってるんだけど、なんか教師同士が嫌味言い合ったり、面倒だなあ
October 22, 2025 at 9:02 AM
『優しい暴力の時代』2️⃣
※ネタバレ気味です

『ミス・チョと亀と僕』
一人暮らしの40男のヒジュンが世界との繋がりを感じられるのは猫のぬいぐるみと寝る時だけ。彼は、亡父の恋人だった女性ミス・チョとたまに会っている。
彼女は遺言で、飼っている陸ガメの受取人に指名されていた。
ぼくと、猫のぬいぐるみと、亀の生活。なんだか世界と繋がらなくても良いような気がしてきた。

『何でもないこと』
高校生カップルに子供ができた。それぞれの母(赤ちゃんの祖母)は突然高校生の子供が「親」になり、自分が「おばあちゃん」になった現実を見たくない感じ。
酷薄さが空恐ろしい。
October 22, 2025 at 9:02 AM
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#翻訳文学試食会 チョン・イヒョン『優しい暴力の時代』1️⃣
生きるうえでの生活は保てるけれども、教育により将来が変わる社会、経済格差、人と人のすり減るような関係があり、そのために精神的な孤独、寂しさを抱えている。しかしそんな人々もやはり自己中心だったり、自分のことで手一杯で人を傷つけたり、何かあったら即攻撃する面も感じる。こうやってお互いが優しい暴力で傷つけ合っているんだよなあ。

以下、課題作以外。
※ネタバレ気味です
淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのチョン・イヒョン『優しい暴力の時代 (河出文庫)』についてのレビュー:生きるうえでの生活は保てるけ...
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October 22, 2025 at 9:02 AM
『優しい暴力の時代』 チョン・イヒョン、 斎藤真理子 www.reads.jp/posts/506008 #Reads #Archive
これも読み直したいから、いま「読んでいる」本の山に加えておきたい。
DN/HP "優しい暴力の時代" on 2025年9月27日 - Reads
優しい暴力の時代 "習慣で寄った本屋でなんとなく選んだ短編集が完璧にClassicだった。これは本当に凄いと思...
www.reads.jp
October 15, 2025 at 1:51 PM
山親爺3枚とアイスコーヒーをいただきながら、優しい暴力の時代、読了。中編の三豊百貨店と短編集が1冊になっている本。訳者あとがきや解説が、韓国にあまり詳しくなくても理解の助けになる。基本的にどの話も苦しい気持ちになるところがある。人生予想がつかないし、諸行無常だなぁと。とにかくみんなお金や家や自分の生活を失うのではないかという不安な気持ちや、生活のしんどさに打ちひしがれている。普段は見ないようにしているけど、程度の差はあっても、そういう不安な世の中ではあるよな〜と思う。命が愛が優しさが大切だなんて、わかっているから決断1個1個が苦しいんだよなぁと思ってしまう。
October 13, 2025 at 5:10 AM
ジュリー・オオツカの「屋根裏の仏さま」読了。「写真花嫁」としてアメリカに渡って来た女達が主人公でもあるのだけれど最後に語られる人達が印象に残った。
今、パーシヴァル・エヴェレットのある短編をAIに訳してもらうと言う邪道な事をやっているけれど(翻訳が見つからなくて私は英語全くダメなので)果たして読める訳になってるのかな?
 さて、今週の試食会の作品「優しい暴力の時代」の中の「三豊百貨店」と週末の読書会の為に堀江さんの「おぱらばん」を読まなくては。

#翻訳文学試食会
October 13, 2025 at 12:45 AM
「優しい暴力の時代」を読み始めました
October 11, 2025 at 10:14 AM
「優しい暴力の時代」思ったよりページ数あるな
October 7, 2025 at 5:36 AM
【2025年10月15日(水)(#145)予告】
1_作品
三豊百貨店
2_書誌情報
『優しい暴力の時代』
(チョン・イヒョン著、 齋藤真理子訳、河出文庫、2020)
3_配信時間
2025年10月15日(水)(#145)(JST)
4_配信プラットフォーム
Spotify/Apple Podcast(同時刻配信)
#翻訳文学試食会 #韓国
October 4, 2025 at 12:59 AM
フィクションが現実の周回遅れになりがちなの、ファッションや技術だと定番化するのに何年もかかるし、時代描写になりかねないし、最新すぎるとマスに伝わらないから難しいのもあるんだろうな。「そういう嘘」として通りが良くなったからこそ形骸化するキャラクターテンプレってのがオタクに優しいギャルなのかも。ツンデレヒロインが大流行りして暴力ヒロインとして廃れるまでの流行りとかも10何年かかったし
September 25, 2025 at 2:35 AM
また自分の語彙力では語弊しか起きなさそうなことを言うけど
(いじめは良くない、いじめる奴が悪い、特に自殺なども起こりうるから軽いものとして扱ってはいけないということは認識した上で)暴力を伴うものでもない限り、学生時代にいじめられたみたいなことを25歳〜とかにになっても辛かったことの第一位みたいにしている人は、恐らくいじめられていなくてもその後の社会人生活耐えにくかったと思う アホで未熟な10代数人からの悪意に耐えられないとなると、「社会性があり表上まともで知性があり仕事ができる上司からの隠れた悪意」や「表向き優しいが自分を守ってくれるわけではない巨大な組織=会社」に耐えられるわけないと思うのだ
September 20, 2025 at 3:21 AM
『優しい暴力の時代』短編構成だから読みやすいと思う おすすめです
September 11, 2025 at 1:00 PM
優しい暴力の時代読んでる
September 10, 2025 at 10:46 AM
 朱火という秘密を共有することで、戸倉家がどういう価値共同体なのかも一刻館ボウリング部に晒され、手を携えてその問題を乗り越えていく道も拓けていく。
 理不尽な死と暴力に満ちた戦国のリアルを、そのまま飲み干すには優しすぎる戸倉家の女たちは、やはり裏打ちされた主役の影…時代からはじき出された迷い子なのだと思う。
 彼女たちの”現代的な”優しさが、クニとイエを背負って闘う厳しさにどれだけ通用するかは、この後のクライマックスに鮮明に描かれるとは思うが、厳しすぎる時代(あるいは場所)にそれでも瞬いてる、甘っちょろい人間味は時を越えて、人と人を繋いでいる。
September 4, 2025 at 8:44 PM
綾小路翔はデビューした頃にこういう見た目だからこそ礼儀を重んじていますと言っていたからずっと好き

暴力で問題を解決したりすることもなければ誰も下に見たりしない

ただしGIGではお客さんを2個下の後輩という設定で接してくるけど後輩に好かれたい優しい先輩の設定だから大丈夫

氣志團がインディーズ時代に一回だけ入り待ちしたときも敬語で話してくれて感動した

翔やんが気になっている人は安心してファンになっていいよ
August 31, 2025 at 2:23 AM
斎宮の芸術に対する姿勢やアイドルとしての矜持は好ましく思っているうえで、
根は優しい愛の人とかいわれても、ズ!時代に放っていた言葉の暴力がひどすぎて(※私の感性ではキツかったという話)あんな言葉を他者に平気で投げつけられる人間が根は優しい…?っていうのがずっとしこりとして残っているのがある

逆にいえば私はそこまで斎宮を神格化出来てないし、できた人間とも思ってないので今回の描写もまぁそのくらいはあるだろうな、でそこまでキツさやヤバさを感じてないのあるかもしれないなと他の人の感想見てて思った
中後編で巻き返しあるだろうし
August 18, 2025 at 6:25 AM
チョン・イヒョン「優しい暴力の時代」一気に読んだ。三豊百貨店を読みたくて買ったのだけど、どの短編も素晴らしく面白かった…。独特な緊張感があり、それを支える見事な筆致。今目の前のどうにもならないことをどうにかしていく、手遅れになることも含めて、という生活の実感が手に取れるようなところが緊張感なのかも。生活の中で押し流されていくけれど解決しきれず傷として残る出来事があり、理不尽と感じることがあり、加害と被害がある。全部好きだけど「アンナ」が良かった…タイトルも素晴らしい。
August 17, 2025 at 6:44 AM
チョン・イヒョン「優しい暴力の時代」を読んでいる。いかにも大文字の文学(大文学?)というののは違うが、かなり鋭敏できめ細かな感性を持つ作家だ。変な言い方だがしっかりと時代に棹を差している。
August 7, 2025 at 11:19 AM
『優しい暴力の時代』チョン・イヒョン/斎藤真理子訳
現代の韓国を舞台にした、7+1篇の短編を収録しています。どれも、何かしらの思い残しがある、どこか物悲しい物語でした。
悪気はなくても精神的に追い詰められていることの多いこの時代(表題はこの意味かと思われる)、誰しもが何処かしら共感あるいは同情してしまうのではないでしょうか。
[2025/07/21 #読書 #優しい暴力の時代 #チョンイヒョン #斎藤真理子 #河出書房新社 ]
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July 30, 2025 at 3:27 PM