木原善彦(kihara yoshihiko)
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木原善彦(kihara yoshihiko)
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木原善彦。O大。英語教員。偏食。極端な小説が好き。翻訳も。最近ではエヴァン・ダーラ『失われたスクラップブック』(日本翻訳大賞受賞!)、エヴェレット『ジェイムズ』、レイラ・ララミ『ムーア人による報告』、パワーズ『惑う星』
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2025年。5月レイラ・ララミ『ムーア人による報告』(白水社)、6月日本翻訳大賞受賞、6月パーシヴァル・エヴェレット『ジェイムズ』(河出書房新社)、8月チャーリー・カウフマン『アントカインド』(河出書房新社)、10月リチャード・パワーズ『プレイグラウンド』(新潮社)。12月ベン・ラーナー『10:04』(既刊を白水Uブックス化)。
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「日本国旗損壊罪」がなぜ不要なのか、よく理解できた。こういう記事こそ常に参照できるといいのだけど

有料記事がプレゼントされました!12月11日 08:01まで全文お読みいただけます
自国国旗を損壊したら処罰?守るべき法益はあるか、憲法学者の問い:朝日新聞 digital.asahi.com/articles/AST...
自国国旗を損壊したら処罰? 守るべき法益はあるか、憲法学者の問い:朝日新聞
自国の国旗を傷つけることを法律で禁止する――国旗損壊罪の新設を目指して、自民党や日本維新の会などが動き出しました。首相の高市早苗氏が長年取り組んできたテーマでもあります。憲法学者の志田陽子さんは、そ…
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December 9, 2025 at 11:16 PM
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「おいらは何になればいい?」
「ただ生き続ければいい」と私は言った。「でも忘れるんじゃない。いったん相手に見透かされたら――おまえの中に私がいるのを見られたら――そのときは覚悟を決めろ。こう言っても今は意味が分からないだろう。でもいつか分かる」

「ジェイムズ」パーシヴァル・エヴェレット 木原善彦=訳

#読了
December 9, 2025 at 12:18 PM
ご恵投いただきました。最優先で読まねば。
でもって、100分で名著のテキストを含めると、鴻巣友季子さんのご著書は今年だけで4冊になったということでしょうか? 驚異。
December 9, 2025 at 3:58 AM
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ふと、仕事で缶詰になるときの「缶詰」は、英語ではどういう言い回しだろうと辞書で調べたら、
〝英語圏では, 作家と出版社とは契約を結んでおり, 作品が締め切りに間に合わなければ契約が破棄されるので, このように出版社が作家を閉じ込めるような状況は生じない〟とあって笑ってしまった。
December 9, 2025 at 2:56 AM
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日本国民、CIAのサボタージュマニュアル通りに行動するからスパイの派遣が不要。

- 「注意深さ」を促す
- 可能な限り案件は委員会で検討
- 何事も指揮命令系統を厳格に守る
- 会社内での組織的位置付けにこだわる
- 前回の会議で決まったことを蒸し返して再討議を促す
- 文書は細かな言葉尻にこだわる
- 重要でないものの完璧な仕上がりにこだわる
- 重要な業務があっても会議を実施する
- なるべくペーパーワークを増やす
- 業務の承認手続きをなるべく複雑にする
- 全ての規則を厳格に適用する

全部やってるやろwwww

chikawatanabe.com/2015/11/04/c...
CIAのスパイマニュアルに学ぶ「会社をダメにする11の行動様式」
第二次世界大戦時のCIAの秘密資料。題してSimple Sabotage Field Manual。要は、敵国…
chikawatanabe.com
December 9, 2025 at 3:06 AM
ご恵投いただきました。ミルハウザーです。カフカが普通のアメリカの高校生だったら、、、って面白そうです。年末年始読書にいいかも。
December 8, 2025 at 11:52 PM
今朝は散歩のときにコジュケイを目撃。「ちょっと来い」とか「People pray」という鳴き声は今までに何度も聴いていたけど、姿を見るのは初めて。うれしい。ずんぐりしてかわいい。遠目には鳩かと思った。
December 8, 2025 at 11:50 PM
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#読了 #読書記録 #2025年
最近さぼっていたので
今年読んだ本でも印象的な本

#ムーア人による報告 :レイラ・ララミ
#ジェイムズ :パーシヴァル・エヴェレット
奴隷として酷使される中でも
知性を保っていくところが素晴らしくて
それが読んでいて気分的にも解放される

#逃亡派 :オルガ・トカチュルク
116もの断章 いくつかは関係するものがあるが
ほとんどは独立してるがイメージは共通する
不思議な魅力
December 8, 2025 at 2:18 PM
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鴻巣友季子『なぜ日本文学は英米で人気があるのか』(ハヤカワ新書)の見本が出来! 英訳される小説の作者の男女比などのデータ満載、巻末には主な文学賞の解説も。かゆいところに手が届く、文学ファン必携の一冊です! 12/17の発売をお待ちください。
December 7, 2025 at 6:56 AM
そういえば先日上京した際、大絶滅展に行って三葉虫を記念に買いました。化石じゃなくてぬいぐるみ。なごむ(化石ではなごめない)。
December 7, 2025 at 5:54 AM
先日発売になったばかりのリチャード・パワーズ『プレイグラウンド』ですが、伊与原新さんによる書評はこちら( shinchosha.co.jp/book/505878/ )から全文読めます(たぶん最初はそこが畳まれていますけど)。「リアルであれバーチャルであれ、世界は『遊び場』である」!
December 7, 2025 at 4:14 AM
先日観たアメリカのテレビドラマで、大学教員は「さすがにスニーカーで仕事をするわけにはいかない職業」として言及されていました。そうなのか。まあ、よその国の話ですけど。
December 5, 2025 at 11:21 PM
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どんな屁理屈を捏ねてでも選択的夫婦別姓実現を阻止しようとしている高市総理を「選択的夫婦別姓に慎重」とか書くなよ。「意地でも嫌」あたりが正しい表現だろう。
December 4, 2025 at 11:49 AM
2025年。5月レイラ・ララミ『ムーア人による報告』(白水社)、6月日本翻訳大賞受賞、6月パーシヴァル・エヴェレット『ジェイムズ』(河出書房新社)、8月チャーリー・カウフマン『アントカインド』(河出書房新社)、10月リチャード・パワーズ『プレイグラウンド』(新潮社)。12月ベン・ラーナー『10:04』(既刊を白水Uブックス化)。
December 5, 2025 at 5:54 AM
エヴェレット『ジェイムズ』をさらに多くの方に読んでいただくため、版元がフリーペーパーを作ってくれました! 地図とあらすじ紹介のほか、木原による書き下ろしエッセイも掲載。書店店頭でお見かけになったらご自由にお持ちくださいませ。
December 5, 2025 at 5:12 AM
先日河出書房新社さんに用事でお邪魔したところにちょうどブックサンタが居合わせて、こんなにたくさん、僕好みの小説をいただいてしまいました。サンタさんありがとうございます!
December 5, 2025 at 5:04 AM
これはひょっとして、しばらく前に僕も原書で読んで、企画を立てようかと考えた作品。詩っぽいので、詩心に欠ける僕には結局手が出せませんでしたが、日本語にしてくださるのはありがたい。
"母を突然亡くした幼い兄弟と、その父親。喪失の重みが沁みこみ始めたロンドンのフラットに、奇妙な喋るカラスがやってきてこう言う――おまえがおれをいらなくなるまでここにいる。ハン・ガンが「いびつなほどのぬくもりと美しさを秘めた本」と絶賛した傑作"

マックス・ポーター/ 桑原洋子 訳 『悲しみは羽根のあるもの』
comingbook.honzuki.jp?detail=97841...
『悲しみは羽根のあるもの』
母を突然亡くした幼い兄弟と、その父親。喪失の重みが沁みこみ始めたロンドンのフラットに、奇妙な喋る...
comingbook.honzuki.jp
December 5, 2025 at 4:57 AM
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これだよなぁ。他の方も書いてるけど、こう指摘されて「やぁ、これは人前で恥をかいてしまったな」と感じるのは、どちらも両方同じだと思うんですよね。私が他人を踏んでいた足をどけるのだって「恥ずかしいから」「自分の置かれた恥ずかしい状況から早く逃げたいから」だったりする。でも、同じ「恥ずかしいから」を理由に「俺は踏んでいない」「踏まれて喜ぶ人もいる、踏んでほしそうにしていた」「そいつもこいつも踏んでるじゃないか、みんな何かしら踏んでるのだから自分だけ責められるのはおかしい」とか言い始める人もいる。挙句に「踏んでますよと言われて足をどけるような奴は根性が無い」とまで言われる。ああ、恥ずかしい恥ずかしい。
結局のところ、「他人の足を踏んでますよ」と指摘されて足をどけられる人がリベラル的になり、恥をかかされたと腹を立てる人が保守的になる、要するに人的素質の違いが(特にインターネット以降の)政治的立ち位置を決定しているだけなんじゃないかと最近は割と強く思っている。つまり、外部からの脅威に対処するちょっとした心理特性の違いが事前選好の分水嶺となって、摂取する情報メディアの選択にバイアスをかけて自分の反応を正当化しようとしてるんじゃないかという。
December 4, 2025 at 10:59 PM
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ネットにはすべて存在する。ネットの外には何も存在しない、とか、一昔前のサイバーパンクならクールな世界観だったけど、今や凡庸すぎる日常風景。ということで、教育費者としての残る仕事はどれだけネットの外に連れて行けるかですね。
December 4, 2025 at 7:51 AM
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この夏話題だった「ジェイムズ/パーシヴァル・エヴェレット著/木原善彦訳/河出書房新社」と元ネタの「ハックルベリー・フィンの冒険/マーク・トウェイン著」を図書館で借りて2冊同時進行で読んだ。同じ場面をハックとジェイムズ双方の視点からみることが出来る。
#読書 #PercivalEverett
December 4, 2025 at 6:52 AM
河出文庫さんではすでにリチャード・パワーズ『舞踏会へ向かう三人の農夫』が出ていますが、ついに、『囚人のジレンマ』も文庫化! (河出文庫さんにはその勢いでじゃんじゃん突き進んでいただきたい。)
"謎かけを繰り返す風変わりな父を持つホブソン家。国家と家族の歴史を編み直しながら、彼らは「囚人のジレンマ」という人類最大のパラドクスに直面する。現代アメリカ文学を代表する作家の傑作長篇"

リチャード・パワーズ/ 柴田元幸, 前山佳朱彦 訳 『囚人のジレンマ 上下』
comingbook.honzuki.jp?detail=97843...
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『囚人のジレンマ 上』
謎かけを繰り返す風変わりな父を持つホブソン家。国家と家族の歴史を編み直しながら、彼らは「囚人のジ...
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December 4, 2025 at 5:15 AM
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📚本日12/3発売の早川書房の新刊📚

『赤く染まる木々』
パーシヴァル・エヴェレット(著)
上野元美(訳)

『ジェイムズ』で話題沸騰! 最注目の著者によるブッカー賞最終候補作!

二〇一九年、ミシシッピ州で白人男性の遺体が発見された。傍らには七十年前に惨殺された黒人少年エメット・ティルに酷似した遺体が。やがて同様の事件が全米で連鎖する。過去への報復か、新たな反乱の幕開けか。アメリカの黒人リンチの歴史に迫る文芸ミステリ。
December 3, 2025 at 3:13 AM
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"彼女が「レシタティフ」を「実験」だと言うなら、本気でそれを意図しているのだ。その実験の被験者は読者である――"

"施設で同室になったトワイラとロバータは、白人と黒人の二人組で「塩と胡椒」と呼ばれていた。月日が経ち、二人はダイナー、スーパー、デモ集会、レストランで四度再会する。二人が共有する記憶と彼女たちについて、何が正しいのだろうか?"

トニ・モリスン/ 篠森ゆりこ 訳/ ゼイディー・スミス 解説 『レシタティフ』
comingbook.honzuki.jp?detail=97847...
『レシタティフ』
彼女が「レシタティフ」を「実験」だと言うなら、本気でそれを意図しているのだ。その実験の被験者は読...
comingbook.honzuki.jp
December 3, 2025 at 4:40 AM
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リチャード・パワーズ『プレイグラウンド』(木原善彦訳、新潮社)読む。
海とAIという人類に残された広大無辺なフロンティア世界を描いた長編。あまりに美しく、はかなく、愛おしい描写に自然と涙がこぼれてしまう。パワーズってこんなに泣かせにきたっけ? 一読して、ここに描かれた半分の世界は虚構に過ぎなかったのかという思いがよぎったが、そもそも全編がパワーズの創作の掌の上のものだということにはっと気づき、単純ながら核心的な構造に呆然とする。文句なしの傑作。
#読了
December 2, 2025 at 2:12 AM