#裏を返せば雑
LightNews LightNews
akika-ltd.bsky.social
70年代のアニメはリアルに表現しているかも

マジンガーＺが、バンザイの格好で走っていたりするところを見て、子供に「急いでいるときに、こんな走り方は余計遅くなる」と突っ込んでました。

まさかそんなヒトはいないと思いこんでいましたが、ある時人混みで同じように腕を振って走っている方がいるではありませんか！ドクター. ヘルが開発している遠隔操作式全自動のロボットは、決してそんな動きをしません。マジンガーＺは有人ゆえの操縦ミスを忠実に描いているようです。

#正義の味方恐るべし
#作画担当で驚くほど違う
#寛容だった時代
#裏を返せば雑
#70年代のデザインには隠れた本質がある
October 8, 2025 at 12:11 AM
astoryudisposed.bsky.social
ああいうのを見ると、やっぱ男女でパートナーシップ結ぶのであれば、男が女にベタ惚れのほうが上手くいくよなーって。男は女に「安心感」を求めるとか言うけどさ、裏を返せば甘えそのものじゃん。「こいつには気を使わなくていい」っていう。あー嫌だ。そんな雑に扱われたら泣いちゃう。ガラスのハートだからさ。
August 30, 2025 at 10:17 PM
asino.bsky.social
できた！
縫い目がったがたのひどい出来だが満足(笑)
二枚縫い合わせて表返して、柄の通りに縫ったので、裏から見るとちょっと刺し子っぽく見える？（超雑だけど…）
もとは箸袋の作り方を参考にしてるけど、生地都合でお弁当を包むには小さめ。
お弁当を包むには小さめ（メガネケースを包んでみたところ。紐がついてて結わける） 裏から見るとちょっと刺し子っぽく見える（紺の生地に白い綿の糸なのでなおさら）（縫い目はがたがただし雑だけど） 刺し子の下絵を描くには道具が無さすぎて、元の柄に沿って縫いました。一寸法師の袴だけちょっとそれっぽくしたかった（けど雑）
August 10, 2025 at 2:31 AM
awoiohisama.bsky.social
(3/4)
飛び出た。想定通り、明後日の方角へ飛んで行く。 　ずれを確認して狙いを修正する。比較的手前の的を狙って、二発目の発砲。的にプラスチック弾が当たって倒れた。想定よりもかなり威力が弱い。難易度の高い距離がある的は、弾が当たったところで倒れるかは運任せになるだろう。 　三発目。もっとも遠い的に当たって、しっかりと倒れた。露天商がからんからん、と手持ちの鐘を鳴らす。 「ぼっちゃん、上手だねー！　一回で二つも景品を取った子ははじめてだよ！」 「そうか」 　露天商は笑みを浮かべながら黒雲の風船と――おもちゃの赤い指輪が入った箱を渡してきた。 「この腕前で目玉のゲーム機取られたら、おじちゃん今日は店畳むところだったよ」 「そんなに上手くはない」 　目玉のゲーム機の裏には、きっと倒れない仕掛けがあるだろう。 　そんなものを狙ったところで意味はない。ビリー・ザ・キッドをもってしても 不可能なことを挑戦するほど無謀ではなかった。己を高めるということは、そういうことではない。 　隣にいた景虎を見て、いくぞと促す。露天商がははあ、と声をあげてあごをさすった。 「かわいいガールフレンドにいいとこ見せられて、良かったなぁ。ぼっちゃん」 「そんなんじゃない！」 　射的の露天から少し離れたところで、景虎が呆れた顔でこちらを見てきた。 「……晴信。貴方、魔術を使いましたね？」 「なんのことだ？」 　しれっと返したが、景虎は確信を持っているようだった。 「あの弾の威力では、一番遠くの的に当たったところで倒れはしないでしょう。店主も不思議そうな顔をしていましたよ」 「的には当たったんだ。ズルじゃない」 　三発目だけ、弾に『強化』の魔術を付与しただけだ。的に当てる、という点で 勝敗を決めるのであれば問題ないだろう。 　晴信の言い分に、景虎は屁理屈ばっかり、と言って笑った。 　その景虎の手を取って、指輪の箱を置く。 「――やる。別に俺はいらないからな」 「……魔術まで使ったのに？」 「黒雲を捕獲するのに邪魔だっただけだ」 「黒雲の的は２番目だったのでは……」 「残り一発は腕試ししただけだ」 　そう言うと、景虎は困ったように笑って、箱をなでた。 「……そうですか。では、遠慮なくいただいておきましょう」 「……貸せ」 　一度景虎から小箱を取り上げて、中身の指輪を取り出す。それを景虎の左手の薬指にはめてやった。別にその指を選んだことに他意はない。指輪のサイズが一番はまりそうに見えただけだ。本当だ。 　景虎は、指輪のついた指をじっと眺めた。大きな瞳がきらきらとひかめいてい る。顔はいつも通りの笑みに見えるが、晴信にはわかる。とても喜んでいるらしい。 「……お前、ほっとくと箱から出さずに部屋に飾るだろ」 「なくしたら嫌ですから」 「……なくしたら、今度は別のをちゃんと買ってやる」 「いいですよ。……これがいいです」 　なくしたりしないです。そう言った景虎は、ようやく顔を上げて晴信を見つめた。 「晴信、ありがとうございます。大事にしますね」 「…………うん」 　晴信がうなずくと、景虎はまた笑った。それから、手元に視線を戻す。赤い指輪はただのおもちゃだとわかる程度のつくりで、輪はメッキだし、石の部分は大きいがカットも雑で光に当ててもさほどきらめくわけではない。けれど景虎は、本物のルビーの指輪を眺めるように熱心な視線を注いでいた。生前はそんなもの、見飽きるほど蔵にあっただろうに。
July 13, 2025 at 12:54 PM
damojibitch.bsky.social
裏を返せば「毒入りケーキとキシリアのパイとの対比」以外に意味があるシーンと小道具（毒入りケーキ）であったなら、そこはもっと細かく描いてるのがジークアクスということです。意味がないからこそ、雑な描写と時系列の流れであり、そういったところに製作サイドの"癖"や価値観があらわれるものだとくろこは考えています
bsky.app/profile/damo...
damojibitch.bsky.social くろこ @damojibitch.bsky.social · Jun 1
端的に鶴巻・庵野の女性観、女子高生観、少女観がこういった節々の生活感の無い描写にあらわれてる。主人公であるマチュとニャアンが製作サイドに扱いきれていない裏付け。マチュとニャアンを意図して酷く描いてるんじゃなくて、彼らにとっての女子高生像はそういものってこと。敢えて露悪的に言えば直情的でヒステリックでバカ、イケメンに弱い。そもそも露悪的に描いてるんだと思う。そしてそれらに違和感を覚えず（あるいは肯定的）リアルを感じる大人のオタクたち。ここにオタクのバイアスがある。ジークアクスはほんとふるいつくりのアニメ。その証左
June 1, 2025 at 4:26 PM
asasnanana.bsky.social
現パロ孫数♀かつ数♀と次が雑な距離感近な幼馴染の話をするんですけど(好きの全部盛り)
次がクラスの一群女子たち+一群男子たちの遊びに誘われた時、数♀も行くならいいよ〜って言うので、幼馴染なのは知ってるけど、クラスでいちばん地味で目立たない数♀も来んの…？みたいな空気に。数♀も気を使って「僕はほら…悪いし…」て言うんだけど、その「悪い」を「孫に悪い」と捉えた次。たまたま廊下通りかかった隣のクラスの孫に「数♀連れてっていい？」と尋ねる。次数♀のクラスの様子を見て、「数♀がいいならいいよ」と返す。裏っ側には「次がいるならいいよ」の意もある。そういう関係性の三人組見たい。
May 22, 2025 at 11:50 AM
kirat-neko.bsky.social
「●●を見習え」という言葉は結構高確率で見当違いな事柄に使われている気がする。
①単に君の好みだろ系
②知ったか門外漢系
③見習うと危険系
④お前がな。系
ハイブリッドタイプもある。
説得力を欠く発言者、見習う内容の焦点が雑な事、対象が欠くものや欠けを補われた場合の到達点を提示できない事、対象に提示る難易度設定が無茶苦茶等、「見習う」を忌避させる事柄は結構ある。
裏を返せば、対象の現状を理解し、何をどう取り入れれば何が得られるかを明確に提示できれば非常に有用。
だからこそ、それを雑に真似てしまう人が後を絶たないのかもしれない。
May 11, 2025 at 2:27 AM
deadstarfading.bsky.social
裏を返せば愛さえあればいいなんて、なんて雑な　いやです
April 30, 2025 at 5:18 AM
tt-san.bsky.social
5「あなたを知る」（1/2）雑渡と伊作、卒業後の往診
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 　頭の中には一本の線が引かれている。そちらとこちらは地続きなのに全く違う国だ。伊作は目を閉じる。ちりちりとまぶたが痛むのは煙を浴びすぎたせいだ。火を見すぎたせいかもしれない。ちりちり、と痛む眼裏に線を見つめる。引こうと思って引いた線ではなく、気付けば引かれていた線だ。その線がなければ違ったんだろう、全く。憎んだか、責めたか、遠ざかったかした。そちらとこちらには違う理がある。伊作は目を開ける。 「こんにちは」 　こんにちは、伊作くん。そう返した雑渡の後ろ、年かさの忍者が戸を閉めるのが見える。年かさの忍者、などと。僕は名前を知っている。知り合って何年になるんだ。二年は経つ。山本陣内、と名を浮かべて伊作は目を細める。 「皆さん、軽症でしたね」 　細めた目の向こう、頭の中に引かれた線を見る。そちらに近い方へと己を置いて、作戦がうまく運んだご様子、と続けそうになるのを留める。 「軟膏もお持ちしました。季節の変わり目なので配合を変えています」 　ありがとう、と礼を述べる雑渡の声は穏やかだ。静かで、少しの波もない。年を重ねるとはそういうことなのだろうか。いや、それぞれに生まれ持った違いか。伊作は、戸を開けてもいいですか。あちらの、庭に面した方の。尋ねれば、いいよ。雑渡が返す。立ち上がろうとする前に戸が開く。誰かしらが控えているのだろう。ここはタソガレドキ領で、向かいに座るのは忍軍の組頭だ。言葉一つで事が動く。伊作は目を閉じる。頭の中の線を見る。息を短く吐くと、目を傷めているね。雑渡が言う。 「火の勢いが強かったですから」 　風の強い夜だった。タソガレドキと敵対する領の、国境の小さな城が燃えた。小さな、といっても重要な 城だ。そこを落とせば境界が変わる。これまでは城を残してのせめぎあいをしていたが、今度ばかりは違った。城には火がかけられて、城主は一族郎党もろとも滅んだ。逃げ落ちることの許されないほどに火の回りは強く、風に煽り立てられて赤々と燃えた。 「私の体が燃えたのは無風の夜だった」 　あれほどの風だったら生きてはいないだろうね。雑渡は忍者装束の上衣を脱ぐ。包帯の上から目に、頬に、首にと触れていく。 「今回は誰も燃えずに済んだ」 　タソガレドキは、と伊作は心の中で返す。何もかもが燃え尽きたように見えても火種はくすぶっているものだ、と授業で習った。だから、燃え盛る火を見ながら、変わる風向きに広がる煙を浴びながら、朝焼けの中に焼け落ちた城が黒々と骨組みだけになって辺りの熱が引いていくまでをただ、待っていた。 「目が合ったね」 　燃える火で、夜だというのに変に明るかった。忍者装束も闇に紛れるとはいかず、気配に視線をやれば姿が見えた。包帯の白さが際立って見え、ひとつきりの目玉が向けられるのを確かに見た。仕事が終わったから帰るのか、と伊作は思った。火をかけて、逃げ落ちる首は武士が刈るから忍者はもう戻るだけだ。 　生きて帰るところだ。この人たちだけは。 「きみが」 　雑渡の包帯を解いていると、感情を乗せない声に呼びかけられた。もしうちに仕えてたのなら、辞めていただろうね、いま。伊作は目を閉じて頭の中の線を見る。線のそちらには忍者の己がいて、線のこちらには医師の己がいる。混じりあうことはない。刃を手に襲い掛かられれば反撃を封じるほどの怪我を負わせるだろう己がいて、一方で対価も求めずに怪我の手当てをする己もいる。伊作は目を開ける。あなたはなにを考えているんだろう、と思いながら伊作は口を開く。 「今日は、わかりません、という答えになってしまうみたいです」 　日暮れの近づいた頃にようやく焼け落ちた城へと足を踏み入れた。手当ての必要な者はだれもいなかった。焼け死ぬとみな体の形が同じになる。体の前で手を握りしめたように格好になる。城に火をかけるやり方は火薬の授業で習った。充分な知識がなければ、下調べが不足していれば己も、味方も火に飲まれる。死なずに戻るためにはまず知ることだ。そう習った。忍者が扱うのは情報だ。やり取りをするのも、使うのも。 「この火傷は、尊奈門の父親を庇って負った。けれど、私が助けたのは尊奈門の父ひとりきりだった。隊には怪我人だけでなく死者も出た。私が出したんだよ」 　狼隊の小頭だったからね。私の策で、私の出した命令で隊の者が死んだ。けれどこうして生き残ってみれば、大火傷から生還したことを誇りのように言われてしまう。 「後悔なさってますか」 「生き残ったことにはしてないが、もっとうまいやり方があった、とずっと悔いていたよ」 　軟膏を塗って包帯を巻きなおす。手を伸ばし、軟膏を塗るのではなく頬に触れる。雑渡の、ひとつだけ残った目がぎょろりと動く。硬くなったまぶたを撫でて、頬骨の上のひきつれの感触を指の腹で確かめる。 「皆さん、軽症でしたね」 「そう。あの夜よりもみな、火薬について知識を得たから」 　忍たまが習ったような知識だよ。ただのそれだけで、みな軽症で済んだ。ただそれだけで。雑渡が目を閉じる。あなたも、頭の中に線があるんだろうか。伊作は初めて言葉を交わしてから二年は経つ、タソガレドキ忍軍の組頭、雑渡昆奈門の顔に浮かぶ表情を視線で撫でるように見る。 「雑渡さんの」 　目が開く。目を見て伊作は言う。 「火傷の治療をした記録が残ってますか。何をしたから快方へと向かったのか知りたい」 　それで助かる者があるでしょう、あなたの治療の記録が欲しい。雑渡が唇だけで笑む。私の持ち物ではないからあげられないよ。 「山本陣内さんですか。高坂さんですか。尊奈門さんですか。誰に聞けばいい」 　善法寺先生、と呼ばれて伊作は、気が付けば浮かせていた腰を下ろす。手のひらを膝の上に戻して、失礼しました。すみません。そう返せば、私が死んだら渡すように言っておくよ。雑渡が言う。 「遺言にしておいたら、まあ、いやです、とは言わないでしょ」 　死なないでください、と言うことはできなかった。二十一、と伊作は頭に浮かんだ数字を心の中で呟く。戦に命を落とすのでなくとも、僕の二十一年先をこの人は生きているじゃないか。 「能力はあるけど向かないね、やっぱり」 　タソガレドキに仕えていたら、伊作くんは城に火をかけることができただろうか。雑渡が言う。伊作は目を閉じて頭の中の線を見る。 「できましたよ」 「そうかな」 「火をかけた後で、燃え落ちた城に残って敵方の怪我の手当てをさせろ、と言って暴れて蔵に放り好まれたでしょうね」 　わあ、大変だ。笑う声は、しかし違うものをわずかににじませている。能力があり、適性もある。けれど心の何も動かない、ということなどないのだろう。伊作は目を開ける。 「大変な任務でしたね」 　よく休まれるといい。そう告げると目は笑んだ形のままで伊作の奥を覗き込み、探るように視線で触れて
March 30, 2025 at 10:15 AM
tt-san.bsky.social
「スーパーお戯れナイト」雑伊　このあと利吉さんは1週間くらい後悔のあまり寝床で毎晩うめいてなかなか寝つけナイト
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 　人里離れた家で母と、そしてめったに帰ってこない父との三人きりで幼い頃を過ごした反動かはたまた後ろ盾のないフリーランス稼業ゆえなのか、山田利吉は立板に水のごとくの世間話を得手としている。誰に対しても相手が心地よく感じるような会話を引き出し、うまく水を向けては語りに合いの手を入れながらうんうんと聞いてやる。このやり口で得られた情報は数あまた、視線や顔の筋肉、声の調子などを観察すればどこに話題を導けばいいか考えずともわかる。などと慢心していたのがまずかった。この口は勝手に動くなどと己に甘えていたのだ。山田利吉は一瞬で血の気が引いて、今は正月をとうにすぎた餅のような顔色になっていることを自覚しながら狼狽のあまりに息を止めてしまった。 　あいにくの大雨であった。崖崩れがあったと宿には街道を行き交う旅人が押しかけて、相部屋でもいいとどうにか確保した部屋の戸を開ければ見知った顔だ。見知っていたからこそ決まりが悪い。知己であれば、あるいは全くの他人であればよかっただろう。中途半端な知り合いは却って気まずいものだ。知っている情報、と記憶を探ってみても当たり障りのない話題に至らない。動向は聞けど内情は知らずの相手と以前に言葉を交わしたのは考えてみれば十年よりも前となる。しかも、それが痛恨の記憶となれば一体何が話題に適そうか。とはいえ会話も技の一つとして忍者の世渡りをしてきた身としては沈黙がいよいよ重たくも感じるというもの。だからつい、から回る頭のままに言ってしまったのだ。 「やはり、おふたりの時にはお医者めいた戯れなどされるんですか」 　大変な雨だったね、土砂崩れも早くにどうにかなってよかった。と旅程の残り最後を歩けば日も落ちかける頃合い、タソガレドキ領に至るまでにはあと少しば かりかかる。急ぐわけでなし一晩休もうとどちらからともなく言い出した。幸いにも領までの途中に伊作の屋敷がある。夜道は互いに慣れたものだが、あえて戻らずともよかろう。何よりやはり疲れている。合戦場で負傷者の手当てに二日を過ごし、その後で土砂崩れに巻き込まれた。どうにか取れた宿も相部屋、気は休まらない。僕はまだ他所でも寝られるけれど、と伊作は布団に腰を下ろし、足の裏を丹念に揉んでいる雑渡へと視線をやる。湯を使うには支度が足りず、互いにたらいに湯を張って足を温めた後に手拭いで全身を拭いた程度だ。それでも家に戻れば疲れも取れて気が緩むというもの。伊作が他の誰に見せるでもなしとふにゃふにゃとした顔を向ければ同じような表情が返り、そして、ふふ、と思い出したように雑渡が笑った。 「かわいそうだったねえ」 　顔色なんて真っ白になっちゃって。と言うものの面白がる顔をしている。フリーの売れっ子忍者の利吉さんも失言することがあるんだなあと伊作は思い返してから、ふふ、と雑渡と同じ笑いをついしてしまった。利吉の言葉を口にのぼらせる。 「お医者めいた戯れ」 　伊作は歳の差二十一の相手へと手を伸ばし、あぐらをかいているために裾の乱れた寝巻きから覗く膝頭へと触れた。何をしようとしているのか、察して雑渡が神妙な顔をする。 「先生、わたし、困ったことになってしまって」 「どうなさったんですか、雑渡さん」 　包帯を解いた気楽な顔で雑渡が、伊作に会話を打ち返すより先に吹き出して笑う。いや、せんせい、すみません。とそれでも患者を演じて目元に手をやり、ああどうにも不安でつい涙が出て、などと哀れな声で首を振った。 「なるほど、不安で」 「ええ、不安で」 　伊作は距離を詰め、僕に話してみてくださいませんか。と上目遣いにじっと見つめた。しかし、数秒ももたずに吹き出してしまって床に視線をやる。まじめに、と雑渡が囁く。もちろん声は笑っている。 「ど、どうなさったんです」 「蛇にね」 　雑渡の声が震えている。まじめに！　と伊作は嗜める鋭い声を向けてから唇をぎゅっと引き結んだ。こうでもしないと笑いが漏れそうなのだ。しかし対面する元忍者、というかタソガレドキ忍軍の組頭などと大層な肩書を持っていた相手もやはり笑いをどうにか堪える顔をしていて、伊作はついもう耐えきれずに俯いてしまった。患者さんがいよいよ哀れに嘆く。 「善法寺先生、私もうだめかも」 「大丈夫ですよう！　ちゃんと治りますよう！」 　伊作はどうにか視線を上げる。雑渡が（一見）苦しんでいる（ように見えるが笑いを堪えているだけの）神妙な顔で己の下腹部に手を置いた。そして、重々しく告げる。 「ここを、悪い蛇に噛まれて……というわけで先生、毒を吸い出してくださいますかねえ」 　ぱっと伊作は寝巻きの股ぐらに手を伸ばし、ええっ！　それは大変だ！　わあっ触っているうちに腫れてくる気がします！　すぐにでも毒を吸い出さないと！　と叫ぶなり身を伏せて大声で笑い出す。伏せるどころではない、身をよじっている。一方雑渡は仰いて大笑し、そのまま床へとあおむけに倒れた。年齢差二十一のふたりは年齢差の全くないような笑い方で思い思い床に転がっていたが、どうにかこうにか落ち着いた頃合いで、むく、と起き上がる。 「お医者めいた戯れ、面白かったね」 「またやりましょうね」 　蛇はひどくないですか、蛇は。だめ？　でも伊作くん笑ったじゃないの。禁じ手じゃないですか？　あれ は笑っちゃいますよ。二度は使えない手だよね、次はどんな患者でいこうかな。などと会話しながら伊作は雑渡の細められた目に視線を合わせて、楽しいですね。とまだ戯れの余韻に踊る声で言う。うん、と返した雑渡が手を伸ばし、伊作の膝へと触れた。 「じゃあ、お戯れはこの辺にしておこうか」 　もう夜だからね、と続ける声はもう気配を変えているので、組頭、おたわむれはおやめください。と。伊作は返してまた笑う。ええ？　今度はそれなの？　お戯れはもういいよ。と雑渡も笑って今度は伊作の髪へと触れ、大きな手のひらでぐしゃぐしゃと撫で回してからぱっと離した。うーん、じゃあ、今日はもう寝ようか。寝床の遊びはまた今度ね。と告げて雑渡が腰を上げる。灯明皿の火を落として、おやすみなさい。うん、おやすみ。と言い合えば張っていた最後の気がゆるゆるとほどけて、ようやく慣れ親しんだいつもの夜が訪れる。
March 27, 2025 at 2:10 PM
hiroito.bsky.social
批評することの難しさと、お笑いの難しさは同じなんだろうな。「人を傷つけない」こととの相性の悪さ。教育もそうかもね。裏を返せば、今まではそれを簡単に行なってきたし、雑だったとも言える、のかな。
March 21, 2025 at 2:42 PM
tt-san.bsky.social
タソガレドキ、雑渡が伊作と合戦場出会って園田村の件で交流するまでは忍術学園と関わり合いを持っていなかったと仮定すると、タソ忍軍は領内で忍者の成り手を賄える状態にあると考えられるのではないか。忍軍が全体で百人の部隊で、かつ少なくとも二代以上は忍者を継ぐ家系を数えられる。忍者隊の成立が他の領よりも古いのかという印象があり、自由度がない組織になっている（裏を返すと確固とした組織である）と見ていいのではないか。
単行本で浜守一郎が忍術学園に入る前に使っていた教科書に火薬・鉄砲の項目がないというくだりがあったので、雑渡が元々属していた狼隊はタソ忍軍の中では新しい部隊と考えていいのかな。
March 8, 2025 at 6:23 AM
0ctahedral.bsky.social
「5月〜10月は食中毒対策が面倒だからお弁当はお休み」、裏を返せば「11月〜4月はお弁当をできるだけ持って行く」という自分との約束を突然思い出した。雑なサンドイッチとかおにぎりとかから始めて、無理せず自分との約束を守っていきたい。
February 28, 2025 at 11:25 AM
anzanko.bsky.social
伊作くんに恩があるといえ「そんな勝手なことして殿に怒られない？」って雑渡さんの心配したけど、『園田村侵攻の裏で学園の怪しい動きを察知し、謀略によりドクタケが進軍してきたので忍軍が制圧した』って報告すれば、忍軍が園田村侵攻に手を貸さなかった理由をドクタケの動きに注力していたからだと殿を納得させられる。
あと学園の計略に気づいてて、いち早く芽を摘むこともできたのに、ワザとドクタケの進軍を許して園田村からタソ軍を撤退させるきっかけをつくることで『忍軍は園田村に手を出さない+タソ軍を引かせる』のダブルで伊作くんに借りを返してる。
February 15, 2025 at 7:17 PM
youri03.bsky.social
めちゃくちゃ雑に言うと、村上春樹を裏っ返したみたいな小説だったな フェミニズムの香りがあり、気づいたら深淵を覗かされるような恐ろしさもある
January 20, 2025 at 11:43 AM
mitanodanawaka.bsky.social
改めて鏡を見たら（あ〜なるほど…クソ…）てなるへくおじ 後日また髪をいじられてるとき 「結いたいんならもっと雑にやれ」てれうすに釘を差すけど「やっと俺のものになった相手を雑に扱えって？」てざふざふへくおじの髪をブラシで梳かしながらしれっと返すれうす 誰がお前のだって？て裏拳食らわせるけど軽く笑いながら躱される なんやかんやHAPPYあきへく…
December 8, 2024 at 11:58 AM
rennstars.bsky.social
104期蓮ノ空、先日のゲーム配信とかも「キャラ性ベースの関係性」を味わうって意味では普通に好きなんだけど、一方でラブライブ大会とか一応公式がぶち上げつつ活動記録は全然足りてない現状で貴重なWith×MEETSをゲーム配信に使ってる暇あんの？という気持ちも無いではない。次もミニゲーム配信とか言ってるし

ただ裏を返せば大会話は「あの唐突にぶっこまれたキャラと7話程度の雑なノリでやる」ぐらいの力点なのかも。「卒業に向けて止まらない時間」という蓮最強の物語で推していきたい蓮ノ空運営側と、ラ！であるからには大会で盛り上げてLiellaの展開辺りと同期した広報やりたいラ！本店で衝突してんのかもなー
December 6, 2024 at 6:17 AM
november-sss.bsky.social
おろるんが孫の扱いは雑なのに‥ってちょっと拗ねた言い方してるけど、裏を返せばその力を認めて信用してるって事になるんよなぁ
December 3, 2024 at 3:01 AM
smkkkaorin.bsky.social
ガンダム雑語りやウザ絡みしてくる人は、考察サイトや動画で拾い食いした「知識を教えてくださる」「裏設定を教えてくださる」という親切心なのか、新規に対するマウント（洗礼？）なのかは分からないんですけど、私はそういうのを「殴り返す」「張り倒す」ために原作と当時の資料に拘った考察を始めたところもある。あと、そーゆーのに濁った気分のセルフ浄化。

半年くらいはそれでも交流の機会の為にリプ欄を解放してたけど（相互になった方もいるので）今はもう閉じてます。15年Twitterやってて初めて閉じました。そういうレベル。

…なのでその手の絡みをして新規を濁らす人達は許せん気持ちが強いよね！
November 27, 2024 at 2:06 AM
uzura422.bsky.social
ARCVはなぁ、設定とかは良かったのに風呂敷広げすぎたのか、引き伸ばししてたかと思えば最後駆け足になったり、主人公の目標の笑わない社長を笑わせてやるっていう目標をラストデュエル中に急に笑い出すとかいう雑な達成をさせた歴代最低のシナリオだった

物語は終わり良ければ全て良しというが裏を返せば終わり悪ければ全て悪しなんだなって身を持って知った作品だった
November 22, 2024 at 9:20 AM
mshrm3.bsky.social
伊は大丈夫でしょうかと心配しているのに、そんなことよりというのは、僕のネクタイ>一年ズの状況っていう、多分大丈夫っしょだからなんだろうけど、相変わらず鬼だな。
そして、……どうでもいいです……が最高すぎて伊を好きにならざるを得ない。まじでどうでもよさそうな声で、普段そんな態度とらないのに、こんなときの伊はビックリするほど雑できっと他の補助監督がいたらやっぱりビックリしちゃうと思うけど、裏を返せばそんな態度を取るのは五とふたりきりだから？という見方しちゃうけどいいよね？？？
November 21, 2024 at 1:19 PM
pixyara.bsky.social
雑な対応が示すもの
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
「この人とは距離を置くべきだ、別れるべきだ」と感じるのは、自分への対応が雑になったときだ。

裏を返せば、私自身は決して他人を雑に扱ってはならないということでもある。

どんなに些細なことであっても、人を雑に扱うことは最低な行為であると、常に心に留めておこう。

#雑な対応が示すもの
October 26, 2024 at 10:25 PM
nieeeeeno.bsky.social
基本、料理は素材7割ウデ3割のマインドでやってて調味料もそこそこいいやつ選んでるので、下拵えさえしっかりやっておけば多少雑に作ってもだいたい美味く出来上がる。（裏を返すと、出来上がりがイマイチだった時の言い訳が厳しくなるんだけど）
September 21, 2024 at 7:37 AM
wp38rgp08.bsky.social
アスタリオンがジャヘイラにこんな路地裏の方が俺たちには馴染みがあるよなジャヘイラって話振ったらアスタリオンには女性のスカートに顔突っ込んでる時みたいな安心感なんだろって返されててアスタリオン声裏返ってジャヘイラ！？俺のイメージはどうなってるんだ！？って言ってたのめっちゃ笑ったけどどうなってんの？とんでもない変態？ジャヘイラそこから何も答えないし、ジャヘイラが自分の子供と話してるときとかミンスクのこと説明するときのここぞのときの会話の雑さめっちゃ好きだしこっちが雑に返してもまあそっかってジャヘイラからの好感度上がるのもおもろい
May 6, 2024 at 11:01 AM
utamaro.bsky.social
　「そもそも税金とは、社会を維持する公共サービスを提供するのに必要な資金です。その徴収と配分を決める政治には、高い公益性があります。議員の活動は結局、政治の結果として社会に還元されるので、その費用に課税するよりも全て直接社会のために使ってもらおう、という発想で非課税になっているのです」

「裏を返せば、政治に関係のないことに使ったと認定されれば、『雑所得』として税金が発生します」
May 1, 2024 at 3:14 AM