#石川県ぼく歩
【須須神社・奥宮】

主祭神は出雲国風土記に記載のある御穂須須美命、大国主と奴奈川姫の間に生まれた御子神とされます。
国引き神話における「高志の都都の三埼」とはここ珠洲市であるとみられ、このことから美保関町がある島根県松江市と珠洲市は姉妹都市にもなっています。

#須須神社
#石川県ぼく歩
#石川県珠洲市
February 18, 2025 at 8:38 PM
【剱地権現岩(トトロ岩)】

国道249号線、海岸沿いを走っていると突如現れる奇岩。
その形がジブリ作品となりのトトロに登場するトトロに見えることから通称トトロ岩と呼ばれます。
写真は奥能登地震発生からほどなくして撮影したもので、このときにはまだ在りし日の姿が残っていました。
しかしその約半年後の能登半島地震で左耳にあたる部分が欠損、もはやトトロ然とした完全な姿を見ることは叶わなくなりました。
これが難しいところで、本来自然に形成されたものだからこその価値を有していたものだけに、仮に欠損部分を人為的に修復したところでそれは本来のトトロ岩ではないわけで。

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#石川県輪島市
February 25, 2025 at 9:33 AM
【世界一長いベンチ】

増穂浦海岸に設置された全長460.9mの木製ベンチで、世界一長いベンチとして平成元年にギネス世界記録に。
現在ではブルガリア南西部にある全長1km超えという破格の長さを誇るベンチが世界一、また富山県南砺市の瑞泉寺前にあるベンチが全長653.02mで、こちらはアジア一長いということになっています。
単純な長さでは大きく水をあけられたかたちですが、令和6年には志賀町の無形文化財である「志賀太鼓」にちなみ、ベンチに座った3百余名の参加者による「リレー形式で和太鼓を叩いた人の数世界最多」というチャレンジで見事記録を達成したようです。

#石川県ぼく歩
#石川県羽咋郡志賀町
February 26, 2025 at 9:10 AM
【須須神社・高座宮】

須須神社三社の本宮にあたる一社で、主祭神に瓊瓊杵尊を祀ります。
写真は奥能登地震発生からほどなくして撮影したものですが、この時点で海を望む大鳥居は倒壊しておりました。
修復作業にあたる方々の姿も見え、一日も早い復興を願い当社をあとにしましたが、まさかこの半年後に再び大災害が起ころうとは。
現在大鳥居は完全に撤去され、その欠片を瓶詰めにして参拝者に授与されているようです。

#須須神社
#石川県ぼく歩
#石川県珠洲市
February 17, 2025 at 8:42 PM
【折口博士父子の墓】

柳田國男とともに日本を代表する民俗学者・折口信夫とその養嗣子・春洋の墓。
硫黄島の戦いにおいて戦死した春洋を弔うべく、春洋の生家藤井家の墓地に墓碑を建て、のちに信夫自身も父子墓として埋葬されました。
「折口学」と呼ばれる独自の思想体系は今日に至る民俗学や古代史学に多大な影響を与えているわけですが、當麻寺に伝わる中将姫伝説について書かれた「死者の書」は個人的に印象深い一作です。

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#石川県羽咋市
February 27, 2025 at 9:27 AM
【白山比咩神社】

加賀国一之宮。
石川、福井、岐阜の三県に跨がる白山を御神体とする白山信仰の総本社。
主祭神は白山比咩こと菊理媛神。
この菊理媛という神さまもまた非常に謎が多く、黄泉の国から逃げるイザナギを追うイザナミに対し「何か」を告げるとその言葉を褒めたイザナミは大人しく黄泉の国へと帰っていったそうで。
どのような言葉をかけたのかは詳らかでなく、またこの神について具体的に言及されることもありません。
生者と死者の間を取り持ったことからシャーマンとしての性格を見ることができ、一部界隈では祓いを司る神としても信仰されているようです。

#白山比咩神社
#一之宮
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#石川県白山市
December 26, 2024 at 9:10 AM
【金剱宮】

崇神天皇代の創建とされ、白山本宮をはじめとした本宮四宮の一つにも数えられる古社。
主祭神に瓊瓊杵尊を祀ります。
当社は日本を代表するような名だたる経営者の崇敬を受けたことから「日本三大金運神社」にも数えられることがあり、境内に鎮座する乙剱社には金運アップのご利益を求め多くの方が参拝されます。
また社務所で授与される黄金色の「金運御守」も人気なようです。

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#石川県白山市
December 26, 2024 at 3:12 AM
【須須神社・金分宮】

須須神社三社に数えられる一社。
高座宮が瓊瓊杵尊を祀るのに対し、こちらは妻神の木花咲耶姫を主祭します。
写真は令和5年に能登半島沖を震源とし、ここ珠洲市でも震度6強を記録した奥能登地震の発生からほどなくして訪れた際に撮影したものです。
すぐの距離に鎮座する高座宮と比べると被害は少ないように感じます。

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February 16, 2025 at 8:40 PM
【気多大社】

能登国一之宮。
社伝によれば創建は孝元天皇代と伝わりますが諸説あり、御本殿に大己貴命を祀ります。
奥宮には素戔嗚と奇稲田姫の夫婦神が祀られ、縁結び、夫婦和合のご利益があるとされます。
この奥宮が鎮座する社叢は「入らずの森」といわれる所謂禁足地であり、大晦日に例祭を執り行う神職以外は一切の立ち入りを禁じられています。

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March 4, 2025 at 9:15 AM
【大穴持像石神社】

大国主の別名・大穴持神を主祭し、社伝によれば境内にある霊石は神が降臨した際に現れた神像であるとされます。
折口信夫が論文を執筆する際にも当社を訪れたそうで、折口学の軸となる「客人神」と「依代」の痕跡を見られる非常に興味深い一社です。
またこの霊石は地震石ともいわれ、地震を引き起こす大鯰を地中深くで抑え込んでいるなんて伝説もあるようです。
事実、令和6年に起きた能登半島地震でも当社がある寺家町では全くといえるほど被害を受けていないそうで、これが単なる偶然なのか、それとも、、。

#大穴持像石神社
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March 3, 2025 at 8:19 AM
【青の洞窟(珠洲岬)】

ここ珠洲岬は別名「聖域の岬」とも呼ばれ、インドから渡来した法道という仙人がこの地に住み着き、長年の修行の末に天に登っていったという伝説が残ります。
ちなみに、この伝説から「能く登る」→「能登」という地名の由来にもなったのだとか。
そんな珠洲岬にあるのがイタリア南部カプリ島にある海蝕洞から名前を拝借した青の洞窟。
日本三大パワースポットの一つにも数えられ、洞内は青くライトアップされて非常に幻想的です。

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#石川県珠洲市
February 19, 2025 at 8:36 PM