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殺人犯はそこにいる #読了

- 「菅家さんが無罪なら、早く軌道修正して欲しい。操作が間違っていたのであれば、ちゃんと謝るへきです……ごめんなさいが言えなくてどうするの」

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December 4, 2025 at 4:40 AM
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サラ・ピンスカー/市田泉訳『いつかどこかにあった場所』を読んだ。

素晴らしい短編集だった。やはりサラ・ピンスカーいいなぁ。失われた時代の空気が確かにあったこと、不当な力に抗い守ろうとする其々の居場所、記憶にしまわれた愛おしい時間や場所のこと。

この先あり得そうでぞっとした「ケアリング・シーズンズからの脱走」は、ゾラの反骨心と気概に惚れ惚れした。「オークの心臓集まるところ」は、ピンスカーの歌を聴いて不穏さが増し、民謡の歌詞を研究サイトで検証する展開が凄く面白かった(ラストの余韻、想像の余地があって好き)。
(続く)
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December 4, 2025 at 1:09 AM
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とりわけお気に入りの「科学的事実!」は、ガールスカウトの少女たちの夏のお話。留められない時間へ手を伸ばしたい気持ちが溢れる。
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December 4, 2025 at 1:09 AM
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アマンダ・ゴーマン『わたしたちの担うもの』文藝春秋

バイデン大統領の就任式で登壇した詩人、アマンダ・ゴーマンの詩集。

圧倒的なリズム感とライブ感に酔う。
 ほぼ散文の様な詩から、俳句よりも短い詩、消去詩という意図的に言葉を省いた詩と、多種多様な詩でもってコロナ、温暖化、戦争などで乱れる現代の空気を真空パックして、自らの視点で語り直す様は詩人にして闘士のよう。
 身近な話題から一気に歴史の流れに身を任せて、現状を敷衍する視点の移動の巧みさよ。詩を読んでここまでビビッとする感覚に襲われたのは初めて。

見事な翻訳を手掛けた鴻巣友季子氏に感謝しかない。

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『わたしたちの担うもの』アマンダ・ゴーマン 鴻巣友季子 | 単行本 - 文藝春秋
若き桂冠詩人、初の詩集が待望の邦訳 3年前、大統領就任式で世界を驚かせた若き桂冠詩人。パンデミックと分断の日々を尖りまくった表現で描き出す、驚愕の作品集が登場。『わたしたちの担うもの』アマンダ・ゴーマン 鴻巣友季子
books.bunshun.jp
December 2, 2025 at 12:14 PM
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11月に読んだ本です。
楽しみにしていた『彷徨 あなたが選ぶ赤い靴の冒険』が、めっちゃ好みでうほうほでした。

2025年11月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3482ページ
★先月に読んだ本一覧はこちら→ bookmeter.com/users/4839/s...
#海外文学 #読書記録 @libro.bsky.social
rinakkoさんの2025年11月読書まとめ - 読書メーター
読んだ本の数:13冊 読んだページ数:3482ページ ナイス数:128ナイス
bookmeter.com
December 1, 2025 at 5:00 AM
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神保町 PASSAGE
書籍の中の一文をチョイスして、なんの本が入っているか分からないようにラッピングして売る試み。この本に関しては有名だし、何の本かは分かったけど、抜き出した一節が映画で好きなところだったから、買ってしまった。

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November 30, 2025 at 8:49 AM
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チ・ヨンジュン『韓国インスタントラーメンの世界』原書房

日本で発祥したインスタントラーメンがどの様に韓国に根づき、現在に至る大規模な市場へと発展したのかを、豊富な図・資料を使って紹介した本。
歴史、主だった企業、世界情勢と包括的にまとめてあって、読んでて楽しいし、近所のスーパー行ってラーメンの棚を確認したくなる。空腹時読むに読むのは危険な一冊。

表紙を見た時「こんなん面白いに決まってるじゃん」と思ったけど、やっぱり超絶面白かった。特に各国の商品についての章では、例え即席麺であれどその土地の食文化が色濃く反映されてるのが分かって大変興味深かった。

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韓国インスタントラーメンの世界 - 原書房
www.harashobo.co.jp
November 30, 2025 at 3:39 AM
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洗濯が終わるまで少し読む

『図書室』岸政彦、新潮社。

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November 29, 2025 at 1:13 AM
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わたしを離さないで #読了

- 新しい世界が足早にやってくる。科学が発達して、効率もいい。古い病気に新しい治療法が見つかる。すばらしい。でも、無慈悲で、残酷な世界でもある。

- おれはな、よく川の中の二人を考える。とこかにある川で、すごく流れが速いんだ。で、その水の中に二人がいる。互いに相手にしがみついている。必死でしがみついているんだけど、結局、流れが強すぎて、かなわん。最後は手を離して、別々に流される。

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November 29, 2025 at 1:10 AM
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海外文学
続いて第9回は「『百年の孤独』のインパクト』。講師は柳原孝敦さん。

『百年の孤独』の概略を説明した後、その魅力は「地方性と普遍性」と。コロンビアのカリブ海地方の、ガルシア・マルケスが生まれたアタカタカに似たマコンドが舞台。しかしその経験はラテンアメリカのカリブ海地方に普遍的な側面もあることをユナイテッド・フルーツ社によるバナナ園と、コロンビアのバナナ農園で起きた1928年の労働争議の武力弾圧について紹介(そういえば、バルガス・リョサの『激動の時代』もユナイテッド・フルーツ社をめぐるフィリバスターの話だった。こちらはグァテマラが舞台』
(続く
November 28, 2025 at 10:44 AM
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海外文学
放送大学の「世界文学への招待」、先週見忘れたので2回分を見た。

まず先週の第8回は「引用の文学、文学の引用 大江健三郎から アンナ・ツィマへ」と題して前半が大江健三郎の特に『新しい人よ眼ざめよ』の「無垢の歌、経験の歌」の、ブレイクの詩を介して、登場人物の心情や思考を描き、物語が進行していく様を紹介。後半は大江に影響を受けたと語るアンナ・ツィマの『シブヤで目覚めて』をツィマさん本人に阿部賢一さんがインタビューした。

印象的だったのは大江の「言葉は本来他人のものだ、すくなくとも他人との共有するものであるから、あらゆる文学が引用である(抄)」という言葉
November 28, 2025 at 10:30 AM
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シェイクスピア/松岡和子訳『アテネのタイモン』を再読した。

富を目当てに群がる追従者たちを、信の置ける友人であると勘違いしていた慈善家タイモンが、お人好しから一転、極端な人間嫌いとなり世を捨て人を恨む。そも友情などはどこにもなかった、故にそこには裏切りすらない…という悲劇であり風刺劇。

 “ああ、良き友人たちよ、いずれ神々の思し召しにより、私が諸君に助けを求める時がきっと来る―—でなければ、どうして諸君を私の友と言えるだろう”
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November 28, 2025 at 6:01 AM
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野田努『完全版 ブラック・マシン・ミュージック』河出書房新社

1970年代、電子楽器の登場と、経済格差が生んだ都市空間に萌芽した音楽は後にテクノと呼ばれ、今ではクラブで人々が踊り狂う定番のジャンルとして成長した。

ヨーロッパの音楽のイメージがあるテクノは実は米国、NY、デトロイトという二つの都市が育んだものだった。その共通点は黒人の人口が多いこと。
経済格差や、ぶり返す差別を二つの都市、特にデトロイトがどう過ごして来たのかを語ることで、テクノ音楽の精神と歴史を炙り出そうとする力作。

テクノに対してのイメージが激変したわ。背景を知るって大事。

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完全版 ブラック・マシン・ミュージック 下 :野田 努|河出書房新社
完全版 ブラック・マシン・ミュージック 下 ポスト・フォーディズム以降のブラック・ミュージック史。下巻はいよいよデトロイト・テクノの誕生へ。荒廃したモータウンに響く絶望と抵抗の音楽。未来を切り開くアフロフューチャリズムの世界。
www.kawade.co.jp
November 27, 2025 at 1:08 PM
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『博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー』

以下引用
これまでの加齢による体の変化は、割と直線的なイメージで捉えられていたが。つまり歳を重ねるごとに徐々に老いていく感じである。ところが調べた項目の80%が突然変化する時期があったのである。論文によると具体的な変化点は44歳と60歳だった。44歳で肝機能に変化が見られる。加えて心臓や血管に関する疾病のリスクが上昇する。加えて皮膚や筋肉(特に下半身)も変換点になっている。(続く)

natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/product...

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博士が愛した論文 研究者19人が語る‟偏愛論文”アンソロジー
この論文が、わたしを変えた、世界を変えた。論文のすごさ、面白さを、日本を代表する研究者が熱量高く語る。〔電子版あり〕
natgeo.nikkeibp.co.jp
November 27, 2025 at 12:28 PM
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久しぶりに漱石の「私の個人主義」を全編読み通したんだが、いろいろと考えさせられる。

この講演が行われたのが大正3年11月。
第一次世界大戦が勃発して、日本は「列強」の一角に入ってこれからさらにブイブイ言わせてやるでぇ、って雰囲気になっている時。

その中で、「国家主義」に「個人主義」を対置させている漱石の慧眼はさすが。
しかし、そういう漱石ですら「国家主義」に対して配慮をしなくてはならなくなっている当時の空気も垣間見える。

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www.iwanami.co.jp/book/b248828...
漱石文明論集/三好 行雄|岩波文庫 - 岩波書店
三好 行雄 編
www.iwanami.co.jp
November 27, 2025 at 9:00 AM
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ローラン・ビネの新作、今年もまだ出なかったね。(翻訳が進んでいると勝手に信じてるw)
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ローラン・ビネの新作、来年には読めるのかな。“画家ポントルモ殺人事件”って、気になり過ぎる。それをヴァザーリが調査ってw
てゆか、ポントルモって日記が残ってたのね(ほぼ食事内容らしいけど)。
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November 27, 2025 at 4:24 AM
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ハン・ガン/斎藤真理子訳『すべての、白いものたちの』を読んだ。
ハン・ガンを読むのは三冊目。河出文庫のフェアで手に取った。翻訳が素晴らしい…。
絶賛されているのに苦手な作家なので、薄い硝子に隔たれたような感覚で読んでいたら、それはそれで散文詩を味わうのにはよかったかも知れない。
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November 27, 2025 at 2:19 AM
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伊吹有喜『雲を紡ぐ』読了。
この人の本はいつも読後がホッとするので安心して読める。(いやいや、職人の世界は大変なんですよー、と内心つっ込みながらも)。
舞台が殆んど盛岡で、描写が丁寧だからその場面が目に浮かぶ。また盛岡に行きたい。
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November 26, 2025 at 1:17 AM
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南関東の冬!って感じの朝、おはようございます🌞

今朝の読書は図書館で見かけて「ヤダー私のことですね?」とつい借りてきた本を。

『「捨てなきゃ」と言いながら買っている』岸本葉子、双葉社

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November 25, 2025 at 9:16 PM
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王谷晶『ババヤガの夜』を読んだ。

河出文庫のフェアで手に取ってみたら、面白かった。暴力への強い嗜好、その暴力を振るうために必要な力を天稟として持つ、新道依子の造形がよい(暴力が唯一の趣味とは難儀な)。そして名付けられない感情で結びついた依子と尚子、なれるものなら鬼婆に…と。
型に嵌った生き方などは出来るはずもなく、どうしても当たり前からはみ出していくクィアの物語だ。受賞時のスピーチと対談を併せて読んでよかった。
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November 25, 2025 at 10:38 AM
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斎藤真理子著『韓国文学の中心にあるもの』を読んだ。現代から植民地支配の終わる1945年まで、小説や詩とともに時代をさかのぼっていく形式となっている。歴史的な事件と、その事件に翻弄された人々を描いた小説の解説を読むことで、ふだん触れる歴史よりも身近に個人のものとして時代を感じることが出来る気がして、この本の良さと文学の良さを感じることが出来た。韓国の歴史が少しわかったので、1945年以前のことも勉強してみたい。

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November 24, 2025 at 9:55 AM
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おはようございます、我が家は平日。

朝読書はイーユン・リーの『黄金の少年、エメラルドの少女』を少し読みます📙
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November 23, 2025 at 9:20 PM