So ISHIDA
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大阪市立自然史博物館の学芸員の石田 惣です。専門は貝類で、博物館では無脊椎動物全般(昆虫・クモ以外)を担当していますが、なんでもできる人ではありません。標本記録/市民参加型調査/大阪湾/干潟/外来生物/生態/行動/動画アーカイブ/沖縄/2002-06は福井市自然史博勤務/ツイートは個人意見です。RTは賛意とは限りません
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昨日、今日と第3展示室を休室してナガスクジラ(1952年厚岸沖産)全身骨格標本の吊り金具の交換作業をしてもらっています。ついでに掃除もして頂いてきれいになりました。明日17日(金)から再び開室しますのでぜひご覧ください。
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「学芸員のおしごと」展。ニタリクジラの頭骨をクレーンで吊り上げて展示室に搬入するための木枠台を作りました。ちょっとたわんだけど、崩壊せずに無事搬入。これで私に与えられた特展のおしごとは半分ぐらい終わりです。
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事前整形支援ツールをダウンロードすると、フォルダの中にある「address_data.xls」が辞書ファイルです。これを自分で加工するという手はあるかもです。
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確かに、ちょっとクセはありますね。でもそれなりに考えて作られてはいますので、動けば便利です。
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シマレイシガイダマシの学名を調べていて知ったのだけど、𝑇𝑒𝑛𝑔𝑢𝑒𝑙𝑙𝑎 Arakawa, 1965はテングスケバという昆虫の属名𝑇𝑒𝑛𝑔𝑢𝑒𝑙𝑙𝑎 Matsumura, 1910に先取されていたらしく、Ponting (2024)によって𝐴𝑟𝑎𝑘𝑎𝑤𝑎𝑛𝑖𝑎に置換されていた。荒川好満さんへの初献名ではなかろうか。
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国環研の侵入生物データベースの「オオクビキレガイ」のページ、情報がずっと古いままだったんだけど、情報が更新されている! おいらの作った文献リストがまるっと転載されている!(もちろん全然いいんですよ)
www.nies.go.jp/biodiversity...
オオクビキレガイ / 国立環境研究所 侵入生物DB
クリックすると拡大画像が表示されます
www.nies.go.jp
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日曜日にこのシンポジウムでしゃべります。レッドリストのことを話す能力はないので、コメ作りと生き物の関係の話を。

www.omnh.net/konc/?p=2912
フィールド観察会 & シンポジウムのお知らせ – 関西自然保護機構
www.omnh.net
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今日の会議では沈黙の艦隊への対応について話し合うなど。
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大山文庫整理作業の日。ボランティアさんに山川戈登の読みを尋ねられて「これはねー、ゴルドンなんですよ」と答えたら「キラキラネームですね!」と言われた。まったくその通りだわ。このネタはいつか使わせてもらおう。
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ええと、明日何時だっけ。8時45分?マジですか
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岩手のMさんとサシでがっつり飲んでしまった。こんな飲み方久しぶりだな。しかしこの年代の人たちもリタイアなのか。
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ベントス学会で養殖水産無脊椎の病気・防疫のお話しを聴いているけど、知らないことばかりで不勉強を思い知る。材料が同じでも分野間で研究者の交流がほとんどないということなのだろう。
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ヒロクチカノコは古くから知られた種ながら未記載種です。MD7巻の岩崎他の報告 pp. 108–112 で詳述しました。

最古の文献記録は Martens (1860) による横浜産で、それ以来長く本種に対して用いられてきた種小名 𝘤𝘳𝘦𝘱𝘪𝘥𝘶𝘭𝘢𝘳𝘪𝘢 Lamarck, 1822 や 𝘷𝘪𝘰𝘭𝘢𝘤𝘦𝘢 Gmelin, 1791 は東南アジア〜豪州北部に分布する、殻口が血のように赤く染まる別種を指します。

今回の報告で図示した個体は、「越後」(新潟県)産とされる驚きの標本(科博所蔵の岩川友太郎標本、1909年以前採集)です。この標本の発掘により分布北限(山口県萩市)が大幅に更新されました。
𝘋𝘰𝘴𝘵𝘪𝘢 sp. ヒロクチカノコ. 越後 [≒ 新潟県] 産, 図示標本はすべて別個体 (国立科学博物館所蔵 NSMT-Mo 917; 岩川友太郎標本, 1909年以前; 石田惣撮影). スケールは 10 mm. After 岩崎他, 2025: Moll. Div., 7: 108, fig. 2.
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福田 宏 2025. 佐多岬の浜辺に打ち上げられたマボロシリュウグウボタル (新腹足目: マクラガイ上科: リュウグウボタル科). MD, 7: 63–73.
要約 九州西岸(五島列島〜大隅諸島)固有の稀少種マボロシリュウグウボタルの死殻が,1973年,鹿児島県佐多岬での打ち上げ採集で得られた。これは本種がビーチコーミングで見出された唯一の例である。本種の分布と棲息深度を文献記録に基づいて総括する。本種は漸深海底のみならずより浅い潮下帯にも産し,水深20–150 mの範囲に棲息すると考えられる。
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馬場雄司・上地健琉 2025. 大阪府におけるヒメヒラマキミズマイマイ (モノアラガイ目: ヒラマキガイ科) の記録および本種の標徴の再評価. MD, 7: 75–81.
要約 大阪府の3市町5地点(能勢町3地点・池田市1地点・岸和田市1地点)において絶滅危惧種ヒメヒラマキミズマイマイが水田・耕作放棄地・側溝に生息しているのを確認した。このうち2地点は畑耕作の開始により生息地が消失した。このことから,一部の地域では本種が絶滅した可能性が示唆され,生息地のモニタリングや新たな生息地の探索が望まれる。また,本種と類似するヒラマキミズマイマイとの比較を行い,殻形態の4形質(殻径,殻高,殻口を除く体層高,巻き数)において差異があることを確認した。これらの標徴により,ヒメヒラマキミズマイマイの分布や生息状況,生態などに関する知見が集積されることが望まれる。
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恐竜博って年間入館者数120万なのか。規模感で言うと姫路城ぐらい、公立の自然史系ではダントツだろうな(科博除く)。でも福井駅のどこを見ても恐竜だらけなのは推しすぎな気もする。他にもいいコンテンツがあるというのに。
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これは読めん
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昨日は福井市自然史博、今日は福井県立恐竜博で現生貝類標本調査でした。どちらも福井県人の知られざるコレクションで、重要な記録が埋もれていました。この成果はまたいずれ。これから帰ります。
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吉田寮生に退去求めて訴えたのって、山極さんの時だからねえ。そんなことしそうにもないと思うよね。だからみんなして持ち上げてみたんだと思うけど、総長になるべき人ではなかったのだな。
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ところであの漁師さんは知り合いのような気がするのだが。いやまさか。
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澤田大先生の勇姿をネットで拝見。ご出演するのは知ってたけど、朝寝坊したというのはナイショだ。
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今日の標本同定会、打ち上げのチョウチンガイを持ってきた子が2人もいた。最初は殻頂部の破片で腕足動物と気付かず「なんだこれ」とずいぶん悩んでしまった。