#基礎研究
AI研究の権威、ヤン・ルカン氏がメタ退社か FT報道
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基礎研究に重点を置くルカン氏と、人間の頭脳をしのぐAIをさす「超知能」開発を急ぐメタとの間で意見の相違が生まれた可能性があります。

ルカン氏は「大規模言語モデルにデータを学ばせ続ければ、人間並みの知能に達するという考えは間違っている」と話していました。
AI研究の権威、ヤン・ルカン氏がメタ退社か FT報道 - 日本経済新聞
【シリコンバレー=中藤玲】英フィナンシャル・タイムズ(FT)は12日までに、人工知能(AI)研究の第一人者であるヤン・ルカン氏が米メタを退社する意向だと報じた。基礎研究に重点を置くルカン氏と、「超知能」開発を急ぐメタとの間で意見の相違が生まれた可能性がある。FTによると、ルカン氏は数カ月以内にメタを退社する意向を関係者に伝えた。スタートアップを立ち上げ、資金調達についての議論も始めたという。
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November 13, 2025 at 1:31 AM
石黒先生のこの話は重たいものがありました。11月12日付朝刊30面です。

知的活動の基盤は文章を書くことであり、機会任せにすると文章を書かず、面倒な基礎研究もやらず、その結果生成AIが生み出す情報の質も格段に下がり、これが続けば知性低下の悪循環に陥るという、聞くだに恐ろしい話です。

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AI時代、「書く力」どう育むか 石黒圭国立国語研究所教授 - 日本経済新聞
「書く力」の危機が迫っている。文章や画像を生成する人工知能(AI)が普及し、文章作成の環境が大きく変わってきた。AI任せが学習や研究にも浸透している。効率化が進む半面、情報伝達や創作など社会全体の知的活動に影響しないか。文章論が専門の言語学者、石黒圭・国立国語研究所教授に聞いた。AIに「依存」せず知の基本へ――現状をどうみますか。「2022年11月に人間のように文章を作るチャットGPTが登
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November 12, 2025 at 3:50 AM
なんか見た

鹿市のことだから…

「円安がもっと進めば、製造業の国内回帰が進み技術立国日本再び」なんて妄想をしているんじゃない?

・少子化放置による国内労働力不足
・研究費削減と節穴判定による基礎研究の減少、それに伴う研究者不足
・内部育成を止めたことによる企業文化・技術承継の断絶

こんな条件の処に戻す奴がいたらの話だけれどw
November 14, 2025 at 11:21 AM
【ノーベルW受賞も顕著な日本の研究力低下】

論文の質を測る目安となるトップ10%論文(他の論文に引用された回数が各分野で上位10%に入る論文)の数を国別で見ると、20年前の米英独に次ぐ世界4位から13位まで急落。日本の強みだった化学や基礎生命科学、物理学で顕著に減少した。
一昨年には、世界の研究者が注目する英科学誌ネイチャーで「日本の研究はもはや世界レベルではない」と断言された。失速の背景とされるのは研究環境の悪化だ。

🔽記事はこちら
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November 11, 2025 at 12:02 AM
でも、電池関連ってアイディア出尽くしてる感が半端ないのよね。基礎研究をゴリゴリにやらないと駄目な気がしている。でも、お金的には応用の方がウケ良いから、基礎研究に金だしてくれる人いなくて、なかなか進んでいないのかもしれない。欧米や中国や韓国と言った電気系に強い人たちもゴリゴリ基礎研究はやってるとは思うけれど、成果が出ていないという事は、それだけやはり難しい問題なんだろうね。
November 10, 2025 at 9:59 AM
そういえば昨日旦那殿と話してたんだけど、作中の第7世代以降の強化人間がアーキバスにしか存在していない・世代がコーラル使用の強化人間から改められていないことから、やはり技研の強化人間手術技師がアーキバス内でコーラル代替手術の基礎研究を続けてたのかなーってなってた。
何が言いたいかって多分閣下は頭文字がCではなくなってるかもしれないけど○8-xxxの番号が振られてるんじゃないかなって思ったからだよ
November 12, 2025 at 4:51 AM
生活在北半球的人們或許會長抒一口氣:夏天終於撐過去了。咒罵高溫天的記憶會淡去,當進入黑夜漫漫的秋冬、穿上臃腫羽絨服,許多人會回過頭懷念夏季,重新將它與海水、陽光的浪漫意象融在一起。然而,隨着 #極端炎熱天氣 的增加,如今的夏日不像艾力・侯麥二十年前的電影裏那樣帶有玫瑰色濾鏡。

城市硬體、基礎設施正被 #高溫 扭曲變形,電線走火、柏油路融化、鐵軌變形造成事故、窗戶玻璃因受熱膨脹而破裂——像一根劃開的火柴,極端高溫正在點燃日常生活的未知風險。「這些城市、工業設計最初可能沒有想過要適應這麼高的氣溫。」台灣中央研究院環境變遷研究中心副主任兼研究員龍世俊告訴端傳媒。
November 13, 2025 at 11:00 AM
技術が確立されれば従来のTJ手術に代わる可能性はあるけども早稲田発なのがちょっとなあ。医療機関と組んでないし、まだまだ基礎研究の領域を出ないレベル感であろうか

日本ハム、早稲田大発医療スタートアップに出資 ウシから人工靱帯 - 日本経済新聞 www.nikkei.com/article/DGXZ...
日本ハム、早稲田大発医療スタートアップに出資 ウシから人工靱帯 - 日本経済新聞
日本ハムは10日、早稲田大学発の医療機器スタートアップ、コアティッシュバイオエンジニアリング(CTBE、横浜市)に出資すると発表した。出資額は非公表。CTBEはウシの腱(けん)など動物由来の生体組織を使った人工靱帯の実用化を進めている。日ハムは2025年6月に新たな研究開発(R&D)戦略を発表し、畜産加工で発生する副産物を生かした医療領域での事業創出に力を入れる方針を示していた。外部の
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November 10, 2025 at 9:52 AM
🌿【必読の古典】日本の「植物学の父」が説く、自然の見方・感じ方。『植物生態美観〔新版〕』。生態学と景観の概念を生み、桜研究や天然記念物保存に貢献した三好學の「美意識」に触れる。

🍃現代の私たちこそ読むべき古典!『植物生態美観〔新版〕』が伝える自然の「見方」 あなたが毎日見ている公園の木や、道端の草花。その美しさを、私たちはどれほど深く理解しているでしょうか? 『植物生態美観〔新版〕』は、日本の近代植物学の基礎を築き、「植物生態学」や「景観」という言葉を生み出した三好學(みよし まなぶ)による不朽の名著です。…
🌿【必読の古典】日本の「植物学の父」が説く、自然の見方・感じ方。『植物生態美観〔新版〕』。生態学と景観の概念を生み、桜研究や天然記念物保存に貢献した三好學の「美意識」に触れる。
🍃現代の私たちこそ読むべき古典!『植物生態美観〔新版〕』が伝える自然の「見方」 あなたが毎日見ている公園の木や、道端の草花。その美しさを、私たちはどれほど深く理解しているでしょうか? 『植物生態美観〔新版〕』は、日本の近代植物学の基礎を築き、「植物生態学」や「景観」という言葉を生み出した三好學(みよし まなぶ)による不朽の名著です。 本書の魅力は、単なる植物の図鑑や知識の羅列ではない点にあります。三好學は、植物の「美しさ」を科学的・生態学的な視点から体系化し、私たちが自然をどのように捉え、愛でるべきかを問いかけてきます。 科学的知性と溢れる美意識の融合 「植物生態美観」というタイトルが示す通り、本書は植物が持つ形態の美、色の美、香りの美といった要素から、それらが織りなす植物風景の美までを、丁寧に章立てて解説しています。 読み進めるうちに、今までただ「きれいだ」と感じていた植物の姿が、光や水、土壌といった環境の中で生き抜くための「生態的な必然性」から生まれたものだと気づかされます。私自身の感想としては、本書を読むことで、身の回りの自然に対する解像度が劇的に上がったように感じました。例えば、桜の枝ぶりや花の付き方の美しさが、単なる遺伝子の問題ではなく、その土地の環境と長い歴史の中で形作られてきた結果だと理解できるのです。 景観・保全の概念を生んだ先見性 三好學は、日本の桜の研究で知られ、天然記念物保存事業にも尽力した人物です。彼が生み出した「景観」という概念は、自然を単なる資源としてではなく、文化や美の対象として捉え、保護・維持していくべきだという、現代の環境問題やサステナビリティに直結する重要な視点を含んでいます。 本書が新版として現代に復刊されたこと自体が、今こそこの「自然に対する感受性」と「適切な自然管理」の考え方が必要とされていることの証拠でしょう。 知識を携えて自然と対話する 本書は、単なるアカデミックな書物ではなく、自然を愛するすべての人に向けた「自然との対話のガイドブック」です。 「第7章 植物風景の美」や「第9章 季節気象時刻に照応する美」といった章を読むと、私たちがいかに多くの美しい情景を見過ごしているかに気づかされます。この本を読んでから散歩に出かけると、視界に入るすべての植物が、それぞれに物語を持ち、懸命に生きている様子が見えてきます。 自然の見方、感じ方の基本を教えてくれるこの古典的名著は、理系・文系を問わず、豊かな感性と知的好奇心を持ちたいと願うすべての人にとって、書棚に欠かせない一冊となるでしょう。
gulun.jp
November 5, 2025 at 4:59 AM
【SNS発の善意の輪】「グエー死んだンゴ」―。がんで亡くなった若い男性が遺したというXの投稿を機に広がった、がん研究拠点への寄付。善意の輪は日本の科学技術を支える基礎研究の分野にもおよび、大きなうねりとなっている。
「死んだンゴ」発の寄付の輪、基礎研究支援にも ノーベル賞の大隅良典さん「ありがたい」
がんで亡くなった若い男性が遺(のこ)した「グエー死んだンゴ」というX(旧ツイッター)投稿を機に、がん研究拠点への寄付が広がりを見せている。SNS発の善意の輪は…
www.sankei.com
November 1, 2025 at 11:00 AM
最近の刊行物5点。
①上野千鶴子『アンチ・アンチエイジングの思想――ボーヴォワールの『老い』を読む』(みすず書房、2025年)。
②立命館大学『言語文化研究』37巻1号(2025年9月)。
③フィリップ・テーア『東欧の体制転換と新自由主義――1989年以後のヨーロッパ』(みすず書房、2025年)。
④富樫耕介・中村長史編『国際社会の紛争解決学――理論と事例からみる分析と対処法』(法律文化社、2025年)。
⑤渡辺浩『たとえば「自由」はリバティか――西洋の基礎概念とその翻訳語をめぐる6つの講義』(岩波書店、2025年)。
簡単な紹介をFBに書いた。
November 2, 2025 at 1:20 PM
繰り返しノーベル賞の受賞者がこうやって「要望」伝えてるのにね。

ノーベル賞受賞者 文科相に基礎研究への支援拡充など要望 | NHKニュース 【NHK】ことしのノーベル賞の受賞者に選ばれた坂口志文さんと北川進さんの2人が松本文部科学大臣と面会し、基礎研究への支援の拡充や若 news.web.nhk/newsweb/na/n...
ノーベル賞受賞者 文科相に基礎研究への支援拡充など要望 | NHKニュース
【NHK】ことしのノーベル賞の受賞者に選ばれた坂口志文さんと北川進さんの2人が松本文部科学大臣と面会し、基礎研究への支援の拡充や若
news.web.nhk
October 31, 2025 at 5:29 AM
ノーベル賞2氏、若手支援を要請 文科相と面会、基礎研究必要性も
ノーベル賞2氏、若手支援を要請 文科相と面会、基礎研究必要性も
 今年のノーベル賞の生理学・医学賞に選ばれた坂口志文大阪大特任教授(74)と化学賞に選ばれた北川進京都大特別教授(74)が30日、松本洋平文部科学相と省内で面会し、基礎研究への支援や若手研究者を支える ...
www.47news.jp
October 30, 2025 at 9:06 AM
そうすると天才クラブ=ヌースの一瞥というのも、宇宙の原理法則への理解と探求に関わる部分の方がヌースの興味を引きやすいのと、ここまでのシナリオでヘルタ(アルゴリズム解明・難題証明)・ルアン(生命の起源)・ガムさん(万能)の研究領域がほとんど基礎研究なんだろうなって推測できるのと(ガムさんは基礎から応用までの橋渡し役としても有能な気がするけど)、それでいくとレイシオの回想に出てるのってほぼ応用研究(惑星消滅ビームとか)だからヌースにとって「定命の者がそんな根幹の知識にまで自力で到達したの!?」という驚きはないよな…と納得している
October 29, 2025 at 6:16 AM
"空位と未知数を表す「・」、減数・負数記号の使用などインド数学史上重要な資料である「バクシャーリー写本」。インド数学史研究の第一人者林隆夫博士が、これまでの研究を基礎に整理・解明し丁寧に和訳し解説する。本邦初訳"

林隆夫 『バクシャーリー写本 現存最古のインド数学写本 全訳と注』
comingbook.honzuki.jp?detail=97847...
『バクシャーリー写本 現存最古のインド数学写本 全訳と注』
空位と未知数を表す「・」、減数・負数記号の使用などインド数学史上重要な資料である「バクシャーリー...
comingbook.honzuki.jp
October 27, 2025 at 4:29 PM
『G2P‒Japanの挑戦 コロナ禍を疾走した研究者たち』

新型コロナウイルスはどのようにして解明されたのか,なぜ基礎研究は重要なのか
——この記録こそが、未来をひらく扉だ。
新奇の研究集団を立ち上げ,走り続けた若い研究者たち。新型コロナウイルスを追った3年間をたどる。
www.nikkei-science.com/page/sci_boo...
October 26, 2025 at 3:21 AM
(2/2)

土木(どぼく)
土石・木材・鉄材などを使って、道路・鉄道・河川・橋梁・港湾などを造る建設工事。土木工事。また、それら建築物を造る産業
土木に関する理論と実際を研究する工学の一部門

硫黄(いおう)
酸素族元素の一。温泉や火山帯に産する。火薬・マッチ・医薬品の原料、ゴム製造などに使用

示談(じだん)
話し合いで決めること。特に、民事上の紛争を裁判によらずに当事者の間で解決すること

〇おまけ
硫黄とは?
hosoi-chem.co.jp/sulfur

元素【硫黄】番号16・記号Sを詳しく知ろう!社会で役立つ化学の基礎知識
agus.co.jp?p=5179
元素【硫黄】番号16・記号Sを詳しく知ろう!社会で役立つ化学の基礎知識 | 株式会社菅製作所
硫黄と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか? 多くの方は「温泉」や「臭いもの」を思い浮かべるかと思いますが、でも実は、その他にも日常で結構目にしているのです。
agus.co.jp
October 25, 2025 at 1:33 PM
(2/2)

土木(どぼく)
土石・木材・鉄材などを使って、道路・鉄道・河川・橋梁・港湾などを造る建設工事。土木工事。また、それら建築物を造る産業
土木に関する理論と実際を研究する工学の一部門

硫黄(いおう)
酸素族元素の一。温泉や火山帯に産する。火薬・マッチ・医薬品の原料、ゴム製造などに使用

示談(じだん)
話し合いで決めること。特に、民事上の紛争を裁判によらずに当事者の間で解決すること

〇おまけ
硫黄とは?
hosoi-chem.co.jp/sulfur

元素【硫黄】番号16・記号Sを詳しく知ろう!社会で役立つ化学の基礎知識
agus.co.jp?p=5179
元素【硫黄】番号16・記号Sを詳しく知ろう!社会で役立つ化学の基礎知識 | 株式会社菅製作所
硫黄と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか? 多くの方は「温泉」や「臭いもの」を思い浮かべるかと思いますが、でも実は、その他にも日常で結構目にしているのです。
agus.co.jp
October 25, 2025 at 1:32 PM
南鳥島深さ約5kmの海底に
レアアース泥
世界の年間需要780年分相当
これってすごいですね
基礎研究の重要性を色々調べて 感じる
​なぜ?の解明ー魚の骨にレアアースが濃縮するメカニズム、地上では魚の骨とかそういうのがないから違うという感覚を理解
資源の場所と濃度を特定
酸でレアアースが溶けるという化学的性質を知ってると効率的な採掘・精製技術のアイデア生まれる
濃度は地上の約30倍
最終製品の設計ー高性能磁石の性能は元素の原子レベルの特性の理解に基づく​
無関係な基礎研究が重要で未来を切り開いて、資源確保の実用化プロジェクトがスタート。
October 24, 2025 at 12:24 AM
JJエイブラムスはトレッキーを拗らせ過ぎて、LOSTで得た名声と金で21世紀にスタートレックを撮ったガチモンなので、FRINGEでウォルター・ビショップ博士が過去に作った悪夢の研究成果も実は全部集めるとスタートレックに登場する技術の基礎技術になってるという仕掛けになっていた。どうかしてる。
October 23, 2025 at 5:30 AM
「基礎研究について、十分な研究費を確保するため、科研費を大幅に拡充」
→ほらね、自維の高等教育への認識なんて所詮こんなもんですよ。あれだけ運営経費(運営費交付金・私学助成金)が重要と主張されてきたのに、このザマ。
建物の電球が切れて困ってるのに、非常勤講師の悲惨な労働条件を改善しなきゃならないのに、科研費を増やされても使えないんですよ。
何も分かってない。分かっててこの政策を出しているなら、正気を疑う。
/自民党と日本維新の会、連立政権合意書の全文 日経 www.nikkei.com/article/DGXZ...
自民党と日本維新の会、連立政権合意書の全文 - 日本経済新聞
自民党と日本維新の会が20日に交わした「連立政権合意書」の全文は次の通り。自民党および日本維新の会は、わが国が内外ともにかつてなく厳しい状況にある中、国家観を共有し、立場を乗り越えて安定した政権を作り上げ、国難を突破し、「日本再起」を図ることが何よりも重要であるという判断に立ち、「日本の底力」を信じ、全面的に協力し合うことを決断した。戦後最も厳しく複雑な国際安全保障環境を乗り越えるためには、
www.nikkei.com
October 21, 2025 at 4:19 AM
 科学や技術が高い水準であれば倫理的問題と無関係になるというわけではありません。だからこそ、工学の世界では技術倫理が、医科学の世界では医学倫理が教えられ、学ばれるのです。
 優生学の歴史が示すのは、社会への応用に携わった人だけではなく、その理論的基礎たる科学的学説の研究者たちまでもが積極的に人種差別・障害者差別に加担した実態です。過去の非人道的な科学研究・実践あるいは科学者たちを、亜流・俗流と切り捨て、責任を社会科学者や倫理学者たちに押し付けることは可能ですが、そうした考えは歴史的事実認識として正確ではありませんし、科学技術に伴って生まれる問題の解決や予防に繋がるものではないでしょう。
October 21, 2025 at 9:57 AM
> 坂口氏が受賞対象になった研究を始めたのは米国滞在中だ。過去の受賞者でも、利根川進氏や南部陽一郎氏、下村脩氏、根岸英一氏、真鍋淑郎氏は海外での成果で受賞した。

> 日本出身の科学者の偉業は素晴らしい。だが、それは日本の政策が優れていたからでも、研究環境がよかったからでもない。個人の努力のたまものだ。

> 坂口氏と北川氏は受賞決定後に「基礎研究を重視すべきだ」と語り、日本の研究環境の充実を訴えた。ノーベル賞のたびに同じことが繰り返されるが、状況はよくなるどころか悪化している。どこに問題があるのか分析して的確に対応しなければ、科学力の低下は止まらず、ノーベル賞は激減するだろう。
October 18, 2025 at 7:36 PM
読了。
ネット黎明期からゼロ年代までのネット怪談・ホラー系ミームを民俗学の観点から網羅的に分析・整理した一冊。

民俗学者がガチでネット怪談を分析してみた、といった趣向。
口承される「民話」と共有される「ミーム」、そのどちらもが同様に民俗学の対象となりうる「民俗」である、というのは面白い観点。

国内のネットホラーから4chan系のミーム、洒落怖からSCP・バックルームまで網羅的に起源から伝播のメカニズムまで分析した労作。
テレビ下北沢の「日本国尊厳維持局」まで言及している徹底ぶりはなかなかに凄まじい。

この分野の礎たりうるだけの価値ある基礎研究といっていい一冊だと思う。
興味深く読めた。
October 18, 2025 at 11:47 AM