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読書と生活の練習
#10代がえらぶ海外文学大賞
第一次投票最終日🗳️ 参加しました🙌

今回の対象は2024年に出版された作品だけど、今年出版された作品でこれは! というものとすでに出会えたので、来年の投票もぜひ参加したいです
May 14, 2025 at 8:17 AM
ディーノ・ブッツァーティ『古森の秘密』(東宣出版)
訳 長野徹

品切れ絶版のこちらもなんとか探して読了。
作品の本文に関しては、川端則子訳(岩波少年文庫)と比べても大きな違いはないように感じられた。注釈の置き方や詩歌の訳出で好みが分かれるかもしれない。スタンスの違いがいちばん現れていたのは巻末の解説で、年若い読者への愛情を綴った手紙と、ブッツァーティのファンへ向けた読書案内、それぞれ特色がありどちらもよかった。
March 1, 2025 at 8:19 AM
February 24, 2025 at 7:09 AM
> またリスト以外の9社の品切れ書で復刊を希望される書籍などもお書きいただければ幸いです。

#書物復権 実施要領のこれ! ここ!! これを伝えるために毎年応募しています

store.kinokuniya.co.jp/event/fukken...
February 21, 2025 at 12:54 PM
リリア・アセンヌ『透明都市』(早川書房)
訳 齋藤可津子
Panorama by Lilia Hassaine
#読書 #読了

好みの色づかいの、奇妙な装画に惹かれて手に取った。(装画:トウナミ/装幀:大原由衣)
作者のかかえるさまざまな問題意識が自然と伝わってくる文章で、読み慣れないジャンルながらつまずくことなく最後まで楽しめた。SF・ミステリ風の寓話と受け取ったが、読んだタイミングが良くなかったかもしれない。
毎日、現実世界の秩序が暴力的なやり方で切り崩されてゆく一方で、この作品に描かれた事件は主人公の視点のみでコンパクトにまとめられていて、かえって即興的なエンタメのように感じられた。
February 20, 2025 at 2:33 PM
ディーノ・ブッツァーティ『古森のひみつ』(岩波書店)

再読。好みのキャラクターは出てこないのにはじめからおわりまで大好きな物語。個人的に、アイルランドとイギリスとイタリアが重なって輪郭がぼやけたような、不思議な世界観が心地よい。夜の森で音を数える話、毛虫の最期、フクロウの裁判、カササギの弟と大佐の関係、風と大佐の別離がとくに好き。
悪だくみがあっさり砕かれたり、すれ違いが悲劇を招いたりする、誰もがなにかに振り回される展開を、物語の外の安全圏から眺めるというのは、読書の愉しみのひとつだと思う。
February 15, 2025 at 1:34 PM
ディーノ・ブッツァーティ『タタール人の砂漠』を再読するために『シチリアを征服したクマ王国の物語』と『山のバルナボ』を再読しました。どちらも好きな物語です。福音館文庫には作家本人による挿絵がたくさん収録されていて、白黒もフルカラーもめちゃくちゃかわいい。
次は『古森のひみつ』を読もうと思います。

月末には、書影が出る前から駆け足で予約したガブリエル・ガルシア=マルケスの文庫版『族長の秋』が届くはず📚📚📚
February 12, 2025 at 11:06 AM
フィリパ・ピアス『トムは真夜中の庭で』(岩波書店)
訳 高杉一郎
#読書 #読了

好きな児童書の主人公が作中で愛読していた本。分冊になっていない岩波少年文庫のなかでは、比較的背表紙の厚い一冊かと思う。
構成に無駄がなく鮮やかで、現実の生活と幻想世界、子どもの気持ちの微妙な変化に至るまであらゆるものが丁寧に描かれているおかげで、物語全体から繊細な印象を受ける。とくにスケート靴にまつわるエピソードが良かった。
February 8, 2025 at 10:24 AM
人種・年齢・性別を理由におぞましい差別に晒されてきた高齢女性たちの語りが生々しい。だが一人ひとりの境遇も受け止め方も驚くほど異なっていた。近しい属性を有する人々を一絡げに見てはいけない、ひとりの人間として耳を傾け、想像すること、記録を残すことが重要だと感じた。
January 9, 2025 at 9:17 AM
石城謙吉『たぬきの冬 北の森に生きる動物たち』(閑人堂)
#読書 #読了 #青空読書部

書店の動物学の棚で異彩を放つ質感の変形版、キツネとスズメの章が読みたくて手に取った1冊。雪景色の表紙と新緑の裏表紙の対比がかわいらしい。
学者による14の短いエッセイをまとめたもので、わからない単語は参考書と用語集にあたりながら読んだ。もとは40年以上前に書かれた文章のため、当然隔たりを感じる部分もある。「種の輪郭」という章は、複雑な内容が平易な言葉で説かれていて興味深かった。また、カワウソとクマに関するエピソードでは、ひとが野生動物にいだく希望と罪悪感とを垣間見ていたたまれない思いがした。
December 24, 2024 at 9:12 AM
#ブックサンタ 直前に再読、2冊目。
各々譲れない事情をかかえた3人の子どもたちが、衝突しながらも力を合わせて事件に挑む冒険ミステリー。
顔を合わせている間ずっとケンカばかりで、共通の謎と目的に対しても多事多難の展開が続くなか、全員がいらだち、怯え、失敗を重ねながら行動を続ける。ひたむきに頑張ろうとする姿が格好いい。
357ページ、最後の一文から始まる段落が感動的で、揺るぎない温もりと励ましを感じてうれしくなった。

ヤロー・タウンゼンド『葉っぱの地図』(小学館)
訳 井上里
'THE MAP OF LEAVES' by Yarrow Townsend
#読書 #読了 #青空読書部 #児童文学
December 21, 2024 at 6:16 AM
#ブックサンタ 直前に駆け込みで再読。
物語も装画も装幀も最高最高最高の児童書、今年もありがとうございましたという気持ち♾️ 全宇宙の学校図書館に置いてほしい……好きが暴走して感想をまとめられない、いつかまとめたい

マシュー・フォックス『レベッカの見上げた空』(静山社)
訳 堀川志野舞
'THE SKY OVER REBECCA' by Matthew Fox
#読書 #読了 #青空読書部 #Booksky
December 20, 2024 at 2:40 PM
数日前に読み終えたけど物語の余韻が残っており、たのし〜…けどやっぱりつかれた、でもおもしろかった
ネタバレを含む感想は別のページに載せました

sizu.me/pjmwaqs/post...

『エジプト人 シヌへ』下巻
著者 ミカ・ヴァルタリ
訳者 セルボ貴子
December 7, 2024 at 11:02 AM
今年の本は今年のうちに、と思って積読からいちばん好きそうな本を開いたらあまりにもおもしろくて楽しくて疲れてしまった 楽し…楽しい〜

『エジプト人 シヌへ』上巻
著者 ミカ・ヴァルタリ
訳者 セルボ貴子
November 29, 2024 at 8:05 AM
ル・クレジオ『ラガ 見えない大陸への接近』(岩波書店)
訳 管啓次郎
#読書 #読了 #青空読書部 #Booksky

地図帳と地図アプリを活用しながら読み進めたが、歴史的背景から予想したように苦い読書体験となった。
西欧諸国が最後に到達した地域・人々・社会・文化への共感を描くと同時に、侵略者たちへの強い憤りと糾弾がくり返される。紀行文と詩を混ぜたような作品。

メラネシアで語り継がれる民話と、侵略者による凄惨な破壊・略奪・虐殺の歴史、著者が出会った人々から聞いた体験談が交互に織られるなかで、さまざまな作品が紹介されるので、読書案内としても読み応えがあると感じた。
October 10, 2024 at 2:09 PM
奥付に「*本書の売上から、1冊につき100円をウクライナ赤十字社に寄付いたします。」と書かれていた すごい 500億冊売れてほしい

www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784...
October 9, 2024 at 4:26 PM
ブックサンタ2024に参加しました
今年のステッカーも四角い〜 災害義援金や人道危機救援金などの寄付もとても大切ですが、こちらは支援者が楽しみながら参加できる企画だと思います 来年もぜひ応援したいです
#ブックサンタ
booksanta.charity-santa.com
October 5, 2024 at 1:18 PM
ヨン・フォッセ『朝と夕』(国書刊行会)
訳 伊達朱実
#読了 #青空読書部 #Booksky

まず書籍そのもののデザインがすばらしくてもう1冊買いたいくらい。サラサラでざらざらの特殊紙、タイトルのフォントもピクトグラムのようで楽しいし、背文字まで繊細な箔押し、装画も詩的で美しく、深緑色のつややかなスピン、カバーを外せば花布や見返しと似たトーンの特色インキの総柄。おしゃれで嬉しくなる。

物語もとてもよかった。第一部はお父さんの話、第二部はお爺さんの話。早い段階で予感が確信に変わるので、かえって道中の景色を気ままに楽しめる。長く厳しい冬と地続きの微細な春のかけらが随所に感じられた。
October 3, 2024 at 6:32 AM
ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』(岩波書店)
訳 御輿哲也
#読了 #青空読書部 #Booksky

比喩や例示の多い文章は好みではないので、手放しに楽しめたとは言いがたい読書体験だった。登場人物たちの距離が近すぎるし、それぞれの独白が連なる構成で、知りたくないことまで書かれている。
ただ、うろんで窮屈な第1部を耐えた先の第2部、とくに245ページ以降の解放感には胸を打たれた。家の清掃と修繕の描写に、報われたとさえ感じた。第3部に入るとその煌めきはたちまち失われてしまって、それがまたよかった。
September 27, 2024 at 10:54 PM
G・ガルシア=マルケス『百年の孤独』
訳 鼓直
#読了 #Booksky 📚💙

集中して読み進めたので4日間の孤独だった。全体の印象も好きな場面も以前とは変わって、再読のよさを実感した。今回は257ページの電信のやりとりが沁みた。でも「孤独かなあ…孤独なのかも、いやこんな鮮やかで騒々しい孤独ある? そもそも孤独とは?」という点は変わらずぐるぐる楽しめた。

I think this is the best-selling book in Japan this year.
"One Hundred Years of Solitude" by Gabriel García Márquez
September 17, 2024 at 9:36 AM
苦手でも、ゆっくりでも、すぐ忘れてしまっても、読書を楽しむ人が増えますように🎉
September 17, 2024 at 8:04 AM
今年も準備を始めました🎅🎄🎁📚💙
booksanta.charity-santa.com
#ブックサンタ
September 14, 2024 at 6:27 AM
気に入ってる床の布
September 2, 2024 at 1:03 PM
ブッツァーティ『タタール人の砂漠』(岩波書店)
訳 脇功
#読了 #青空読書部 #Booksky

書店で10分以上立ち読みしてしまったのでそのまま購入した。すべてのページが美しく、退屈で愛らしく惨めな感じがある。この物語をずっと読んでいたい、この場所に留まっていたいのにそれが叶わないことも分かって、安らぎと寂しさを覚えた。
この内容に「タタール人の砂漠」というタイトルをつけるセンスがすばらしい。
August 30, 2024 at 8:39 AM
大垣書店さんで『羅』(うすもの、と読むそうです)をいただいてきたよ、まだたくさん積まれていました A5の2段組でトレペカバーだから懐かしの小説同人誌みたい
ついでに文庫を1冊購入、ふたば書房さんにも寄ってこちらでも1冊購入
July 12, 2024 at 2:55 PM