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人生における偶然を信じるなら、
偶然なるものはほんとうに存在する。
In rehabilitation
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読んでいる間はイアホンからEVISBEATSとNagipanのアルバム『萃点』をリピートで流していて。このアルバムも耳に「柔らかくて優し」くて、とてもしっくりきていたのだった。帰り道でそういえば、とこのアルバムのタイトルの由来「南方熊楠が遺した造語『萃点(すいてん)』に由来し、『さまざまな物や事柄が集まり、影響し合う場所』を意味する」を思い出して、ああ、これは、家族や友人、未だ知らない人に死んでいない者たちがバラバラに集まり温泉につかる、かれらの記憶や思索、今までに書かれたエピソードが影響しあい重なり溶け合っていくような小説の内容とも重なり合っていたのだな、と納得してまた嬉しくなってきた。
December 6, 2025 at 10:32 AM
↑の「コンタに学ぶ」が収録されていた『歴史への感情旅行』と一緒に買った『夕陽の河岸』にも「犬」というズバリなタイトルの一編があった。こちらもとても良かった。
病により犬と暮らすことを諦めた日々で思い出す、戦時中、徴兵を数ヶ月後に控えた日の深夜、渋谷で唐突に出会う真っ黒なシェパード。彼と連れ立って歩いた数十分。改めて湧き上がる犬への思い。ああ。
わたしも幼い頃に一緒に暮らしていた茶色いダックスフントのことを思い出す。ある日の彼と散歩した数十分のことは何故かよく覚えている。今日この本を買うために歩いた道のりも犬と、出来ることなら彼と一緒だったら、と想像している。少し泣いてしまうかもしれない。
December 7, 2025 at 11:04 AM
文章からも滲み出る安岡章太郎の犬に対する敬意にはわたしも敬意を表したい。
December 7, 2025 at 8:39 AM
December 7, 2025 at 8:30 AM
「金田一耕助シリーズは『日本を戦争へ導いた古い価値観』の否定である!という考え方」と「本作は若者たちの復讐劇でもある!」というのを踏まえて獄門島(結局買った)を読み始めてみると、一章冒頭のこの金田一の説明からかなりグッとくるものがあるな。

「金田一耕助が岡山県の農村の、旧本陣一家で起こったあの不思議な殺人事件のなぞを解いたのは、昭和十二年のことであり、当時かれは二十五、六歳の青年だった。その後かれはなにをしていたか。——なにもしなかったのである。日本のほかの青年と同じように、かれもまたこんどの戦争にかりたてられ、人生でいちばん大事な期間を空白で過ごしてきたのである。」
December 6, 2025 at 12:14 PM
music.apple.com/jp/album/%E8...
フィジカルまだ買えるかな。
EVISBEATS, Nagipanの「萃点」をApple Musicで
アルバム・2025年・10曲
music.apple.com
December 6, 2025 at 10:33 AM
読んでいる間はイアホンからEVISBEATSとNagipanのアルバム『萃点』をリピートで流していて。このアルバムも耳に「柔らかくて優し」くて、とてもしっくりきていたのだった。帰り道でそういえば、とこのアルバムのタイトルの由来「南方熊楠が遺した造語『萃点(すいてん)』に由来し、『さまざまな物や事柄が集まり、影響し合う場所』を意味する」を思い出して、ああ、これは、家族や友人、未だ知らない人に死んでいない者たちがバラバラに集まり温泉につかる、かれらの記憶や思索、今までに書かれたエピソードが影響しあい重なり溶け合っていくような小説の内容とも重なり合っていたのだな、と納得してまた嬉しくなってきた。
December 6, 2025 at 10:32 AM
『獄門島』古本で意外とないから新品で買おうかな、と思ったら今カバーこれなのか。完全にnot for meだけど、こういうカバーで買う人がいるから絶版にならなかったり、実際売れることで他の良い本も出版出来るようになったりするのかも、と考えてわたしも黙って買うべきだろう。
December 5, 2025 at 12:50 PM