渡部宏樹 Kohki Watabe
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筑波大学マレーシア校助教|『ファンたちの市民社会』(河出書房新社、2025年)、共訳書ヘンリー・ジェンキンズ『コンヴァージェンス・カルチャー』(晶文社、2021年)、ダニエル・ハーバート『ビデオランド』(作品社、2021年)|Ph. D. in Cinema and Media Studies (USC)
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ポリタスTVでのインタビュー、公開1週間でたくさん視聴していただきありがとうございます。使ったスライドや言及した事例などをまとめてスレッドにしますので、備忘録や資料として使ってください。まずは「推し活」とは何で、なぜ「推し活」を考えることが大事かまとめたスライドから。

youtube.com/watch?v=vVQsgLlvZwE&feature=youtu.be
今気づいたけど、このシリーズで分析している映像の出演者はほとんど全員女性だな・・・。
まって、今気づいたんだけど、今週末ディパバリで4連休じゃん。保育園がない。死。
私の出身校である南カリフォルニア大学の映画研究科の院生が編集している『Spectator』が「アマチュア再考」というテーマで論文を募集しています。5000語までと短めの設定なので、ファン研究的なことをやっていて英語で出版したいという院生や若手の方などの最初の一歩にどうぞ。
どんなに真摯に発された言葉でも文脈が異なれば皮肉や非難や攻撃になりうるので、言語空間の中から攻撃性をゼロにすることはできない。でも、「じゃあこの種の暴力性がランダムに全ての人に等しく向けられているか?」って考えると、やっぱりその攻撃性を方向づける構造はあるよねということ。
「それはさすがにやめよう」って投稿を連発してしまって、「禁止は快楽に勝てない(から快楽と欲望の構造を考えよう)」っていう自分の主張をやや裏切ってしまった感がある。でもなあ、さすがに勘弁してくれと思うことが多すぎる。
差別/揶揄/からかい/嘲笑を政治的推進力に利用すると、常に攻撃の対象となる弱者/マイノリティを探し続けることになる。なので、数年前にアイヌが攻撃の対象となったことと、今回女性がターゲットになったことは連続している。そういうのはほんとにもうやめよう。
美少女フィギュアを掲げながら「秋葉原にモスクが出来るとメイドさん達がレイプされてしまう!」と主張するのは、記号に対して自分が持っている欲望を守るために、事実に反する他者のイメージを利用して幻想を強化しているだけなので、オタクかどうかとか関係なく、それはさすがにやめよう。
というわけでクアラルンプールに帰ります。快活クラブでメガポテを注文して、箸で摘んでケチャップとマヨをつけて食べながらまったりするというのをやりたかったのですが、今回もできませんでした。
日本滞在中に『アポカリプスホテル』見たんだけどとても面白かった。毎回、移民と共生、クィアな性、記憶と身体とかいろんなトピックが読み込めるのもあるし、11話のリアリズム映画的な表現がキャラと交錯してるのがとくによかった。(さっさとVPN入れて国外でアマプラ見れるようにしないとなあ…。)
そういや、小田原さんと『ガンダムW』の話できるかなと思って、キャスリンがトロワをぶん殴るとこまで見返して行ったんだけど、そんな話は全くしなかったな。田中さんと『ジークアックス』の話はちょっとした。
日本のコンビニは本当にキラキラした商品がたくさんある。チョコのかかった苺を凍らせた宝石のようなお菓子が小銭で買えてしまえて、それはより豊かな生活をという願いの結晶でもあるし、そういった快楽が身近にあるから政治を忘れてしまえるということもあるだろう。
今まで政局に興味を持ったことなかったけど、政治的に負けた理念や建前みたいなものが、利害や感傷的しこりの足の引っ張り合いの結果として、ふっと再浮上する瞬間があったりするのは、確かにとても面白い。それは勝利ではないんだろうけどさ。
北里柴三郎がたくさんいてたまに野口英世が混じってるけど、無意識に夏目漱石を探してしまう。
Reposted by 渡部宏樹 Kohki Watabe
トランプ政権からすれば、レジスタンスに「暴力に打って出て欲しい」んだよね。そうすれば「社会秩序の維持」「暴動の沈静化」という大義名分で、戒厳令、憲法停止、選挙の中止などが行えるのから。

そこで「ポートランドは戦場だ」みたいなことを政権が言えば言う程、徹底的にそれを茶化すようなコスプレ・ダンスパーティとかをやって、それがいかに馬鹿げた主張であるかを世間に見せつける。これは本当に効果的な抵抗手段なんだなぁと感心している。
こちらのイベントに来てくださった方、ありがとうございます。田中さんの拙著への的確なコメントと小田原さんのアートの現場からのエピソードのおかげで大変楽しい会でした。逃避なのか現実なのか、「強い個人」を想定していいのかなど、面白い論点が多かったと思います。

資本主義の商品の快楽の中から自分の欲望を深める実践を授業の中でやっていくという話をしたのですが、マレーシアのPBL(Project Base Learning)の授業でやるために、『大人の科学』と初心者用裁縫キットとガンプラを買い込んで帰ります。
いやまあ、私は「ポピュラー文化の快楽を通じて私らの欲望が動員されるメカニズムをどうにかしよう」っていっつも言ってるので、こう思うんだけどね。
ロシアがJICA陰謀論の情報操作をしたという話はその通りなんだろうけど、元からある火種に油を注いだという感じで、ロシアだけに帰責して火種となってる格差とか排外的なレトリックとかのほうを見ない振りするのはなあ…。それこそロシアの情報操作に乗って社会の中の敵対性を高めてしまっている。
久しぶりに学食に行ったら名前が「スカイ・センター・ラウンジ」に変わってたんだけど、「ぴっ」てやるゲートができている以外の変化がわからなかった。海藻サラダが美味しかった。
いや、今このタイミングで、これが届くのかとは思ったよ。
日本に帰ったら、これが届いていた。
ジョージ・タケイの自伝絵本。