#太白金星有点煩
馬伯傭(齊藤正高訳)『太白金星有点煩』こと『西遊記事変』(ハヤカワ・ミステリ、2025)読了。古典の引用も多く久し振りにしっかり読み応えのある、中国文学らしい非常に濃密で面白かった。あとでメモしておこうというラインだらけにw
改めて西岩波文庫版『西遊記』を読み返したくなった、というよりもなにせ何十年前かに読んだきりなのでぼんやりとしか覚えていない。
岩波文庫版は途中の巻から新刊で買っていたが、最初の版は3巻までは中野美代子先生ではなく、小野忍先生であった。ちなみに勿論、堺正章版TVリアタイ世代ですw

#馬伯傭
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#早川書房
November 8, 2025 at 4:45 AM
ヨドバシをうろついていたら、馬伯庸の名前を発見。新刊が出るのね。
『西遊記事変』って『太白金星有點煩』のことか。面倒くさい人だらけで、李長庚・太白金星、お疲れさま、と言いたくなるような楽しくも身につまされる作品かな。馬伯庸らしい発想の面白さが魅力だね。

西遊記事変 […]

[Original post on bookwor.ms]
December 28, 2024 at 3:15 PM
原題の「太白金星有点煩」の意味調べたら「太白金星はちょっと面倒/うざい」ってラフな意味らしい…かっっっかわいい…めんどいおじいちゃん……
神仙と人間以外の仙人(精霊)との格差や、寿命の違う凡人たちへの差別、それに対する観音の痛烈な怒り…信用でき過ぎる…勝手に前世の縁とか攫って子供作らせて母親なら子供かわいさで帰ろうなんて思わないはずだってDV男を「子供の顔ももう見たくない」ってあっさり切り捨てるところ子供気の毒とは言えめちゃくちゃスッキリした
あと孫悟空…やたら色気あってカッコいいです…「地図と拳」といい孫悟空って名前だけでもうかっこよく思えてしまう
July 16, 2025 at 12:12 AM
馬伯庸『西遊記事変(原題:太白金星有点煩)』を読了したので色々検索していたら、舞台版の情報を見つけた。ポスターがかわいくて、邦訳本と同じ話とは思えない。
実際、神仙がスマホでチャットして仕事進める系のポップな世界観で、玄奘三蔵の西天取経がつつがなく実現するお膳立てを押しつけられた仙人が、仏教側と道教側それぞれの大物達に思惑に翻弄されつつも、跡さえ残せぬ根回し調整恩着せハッタリで何とかプロジェクトを進めていく社畜ブラックコメディの体の話なので、「事変」なんてものものしい言葉を邦題に持ってきてしまったのは、ちょっとだいぶ野暮ではある。西天取経にも、孫悟空の過去にも、裏なんかあるわけないでしょ?
January 19, 2025 at 2:03 PM
各検査の順番待ちの間に読んでいるのだが、初っ端から面白い。西遊記のバックグラウンドで何があったか…って裏方スタッフ(神仙とか仏とか)の話。西遊記を知っていると尚更面白い。
February 17, 2025 at 1:17 AM