フランスやノルウェーなどが採用する北欧モデルは、セックスワーカーをより危険な環境に追い込み、「被害者を守る」と言いながら、実際には当事者の生活・安全・医療アクセスを悪化させる。これは多くの研究者やアムネスティなどの国際人権団体が指摘してきた点だ。しかし連載記事には、そうした批判的視点がすっぽりと欠けている。
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もちろん、セックスワーカーが自らの意思かどうかを判断するのは非常に難しい。そのため私は、未成年の買春規制は必要と考える一方で、成人間の合意に基づいたセックスワークは非犯罪化すべきだと考えている。ただし、その制度設計は拙速に進めるべきではない。
もちろん、セックスワーカーが自らの意思かどうかを判断するのは非常に難しい。そのため私は、未成年の買春規制は必要と考える一方で、成人間の合意に基づいたセックスワークは非犯罪化すべきだと考えている。ただし、その制度設計は拙速に進めるべきではない。
ポルノ規制が国家に回収されるのと同じ構造で、性のパターナリズムは簡単に排外主義へ接続される。
12歳少女の件をめぐる社会的パニックが、性や家族への国家介入を強める“機会”になっている。
道徳パニックが広がるほど、国家は「性をもっと管理すべきだ」と言いやすくなる。
つまり、市民が自ら国家の介入を呼び込んでしまっている状況だ。
結局は選択的夫婦別姓や同性婚といった“家族の多様性”を遠ざけ保守的家族規範へと巻き戻されてしまう。
ポルノ規制が国家に回収されるのと同じ構造で、性のパターナリズムは簡単に排外主義へ接続される。
12歳少女の件をめぐる社会的パニックが、性や家族への国家介入を強める“機会”になっている。
道徳パニックが広がるほど、国家は「性をもっと管理すべきだ」と言いやすくなる。
つまり、市民が自ら国家の介入を呼び込んでしまっている状況だ。
結局は選択的夫婦別姓や同性婚といった“家族の多様性”を遠ざけ保守的家族規範へと巻き戻されてしまう。