机上のおべんきょ漬け人生で理不尽な荒波に揉まれたこともない理系の純粋培養エリートさんたちがなぜ政治も自分たちがうまくできると思ってるのか
万人に正解の答えがあって優秀な学歴があれば答えがすぐに出せるという世界じゃないんだが、それをわかってなくて
自分の知らない経験をしてきた多様な人間のあいだのことも
自分の狭い体験のスキルですべてさばけると思ってる幼稚さを感じてる
世界は全部ひとつのゲームの中のタスクと違うんだが

仰る通りだと思います。

だからこそ、その経営者視点を国家運営に取り入れようとする「国家企業化」構想をイーロン・マスクの兄貴分のピーター・ティールが画策していることの危険性を多くの人が認識すべきだと私は思います。

株主や経営陣が利益を出す目的の企業経営と、国民主権の民主主義国家の運営は決して相容れない。だからこそピーター・ティールは民主主義を否定しているのでしょうけど。

問題は、明らかに民主主義と憲法で定められた基本的人権を踏み躙る政治家たちを、選挙で多数の人々が選んでしまうという社会構造なのかもしれません。

そこには確かに企業の「宣伝/広告」が大きな効果を発揮しているように思えます。

それは興味深いです。

おっしゃる通りで投資家や経営者は、儲けにならない複雑で巨大な問題なんかに関わりたくないですよね。

例えばSNSヘイトスピーチ対策には金も人手もかかるし、対策すれば数値指標や売上げはむしろ下がってしまう。対策してもモグラ叩きで効果は限定的で世の中の賞賛は得にくい。なら、やめちまえ、となる。

「資本をより高速に回転させて増やす」ことを解くべきトップレベルの問題だとすれば、そのような種類の問題は、考えるだけ効率が悪化する「筋が悪い課題」に見えてしまう。

なので、人権課題に取り組み続けることを良しとする価値観、評価尺度、システム、そういうものが必要だと思っています。

ビッグテックの人々がSNS規制を嫌う大きな理由は「考えたくない」だと思っている。

例えば「Instagramが10代のメンタルヘルスに悪影響を与えている」との報告を受けたザッカーバーグは「なんでそんな資料を持ってくるんだ」と逆ギレしたと伝えられている。

イーロン・マスクはX/Twitter上の偽情報やヘイトスピーチへの対策を放棄し、ヘイターたちのアカウントも復活させた。一つの理由は世間への「逆張り」だろうが、もう一つの理由は、その方が考えるべきことが少なくなるからだろう。

SNSの問題は複雑すぎ、巨大すぎ、解決するメドが立たない。そこで問題そのものを無視することにしたのだ。

私の知り合いは、イーロン・マスクにビジネスで直接会ったことがある人なんですが、彼は職業上たくさんの大金持ちと仕事をしたことがあって、マスクも他の金持ちと大体同じだったと言っていました。

つまり、多くの大金持ちは「我慢ができない」んだそうです。なんでも金で解決できちゃうんで、金で解決できないことをじっくり地道に解決する気にならない。

テック金持ちたちやドナルド・トランプの本質的な問題もその忍耐力の無さ、問題を解決せずに無謀にジャンプしようとする所にも、そういった日常生活の認識が現れている可能性もあるかもしれません。

ちょっとソシャゲの無課金勢と課金勢とも似てるかも🙄

なんでしょうね、このかわいさは！たまりません🥰