居留守文庫
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居留守文庫
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古書店 居留守文庫◆書肆七味(あべのベルタB1、無休)運営◆本 買い取ります(居留守/七味)◆日替わり店主の本屋 みつばち古書部(昭和町1-6-3)見守り◆ https://www.irusubunko.com/
◆営業情報 https://x.com/irusubunko ◆本の話 http://instagram.com/irusubunko/
読み終わった本や使い終わった本は、「売場があれば」商品にして次の読者に届けることができる。
無料で誰でも使える売場をつくるのは簡単だ。しかしそこを「売れる場」にして維持していくのは難しいだろう。無料だから放置しがちになるかもしれない。そのような条件でよい売場を維持できるかどうか。(2024年6月17日)
August 19, 2025 at 1:58 AM
このプランをうまく回していくために重要なことの一つは、このプランに適した場所を選ぶことだと思います(開放的な場所であること、店舗維持費の負担が低いこと。アクセスしやすい場所であればなおよい)
課題はいろいろありそうです。
August 19, 2025 at 1:56 AM
[15]参加者は共有金を販売当日の交通費や食費に使うことができます
[16]本の破損や紛失が発生した場合、共有金で損害額を補填します
[17]販売者から出品者への売上金の精算は、店舗で随時行います(このお金の流れをスムーズにするために参加者間で保管金の移動を随時行うといいでしょう)
[18]店舗のルールについては、参加者同士で問題点についての協議を行い、概ね半数以上の合意があれば改定していく方がいいでしょう(定期的に会議や懇親会等を開くといいかもしれません)
August 19, 2025 at 1:56 AM
[10]本が売れたらスリップを回収し、出品者ごとにまとめて店舗で保管します。売上金は販売者が持ち帰って保管します
[11]売上金の30%は店舗と参加者の共有財産となります(「共有金」と呼びます)
[12]売上金の70%が出品者の取り分となります。販売手数料は発生しません
[13]営業の記録(参加者名、営業時間、売上等)は毎日参加者がノートに記入し、売上は月単位で集計します
[14]家賃等の経費は共有金から支出します(参加者の中でひと月の売上が最も多かった者が翌月の経費支払い担当者となります。他の参加者が保持している共有金は随時担当者に回します)
August 19, 2025 at 1:55 AM
[4]店舗には販売可能な本を常設します(参加者各自が自分で値札=スリップを付けます)(新本、古本、ZINE)
[5]一人当たりの販売スペースの広さや場所については特に取り決めません(よい塩梅で分け合います)
[6]日常のメンテナンス(清掃、整理整頓、消耗品の補充等)は参加者が行います
[7]店舗での販売(店番)はいつでも誰でもできます(予約不要。シフト制にしません。当日に複数の参加者が集まれば、共同で行うか譲り合って使います)
[8]釣銭は参加者各自が用意します
[9]営業時間不定(誰かが来たら開店、全員帰ったら閉店)。営業日不定(誰も来なかったら休業)
August 19, 2025 at 1:54 AM
「風通しのよい、開かれた場所に本が漂着・配架され、持ち帰られ(購入され)、いずれまた戻ってくる。俯瞰すれば、街全体が「本の港」のように見えてきてほしい。
本の出版と流通に携わる人たちや他業種のお店にも、良質の本を届ける/本が滞在する場所(街)として、気にかけてもらえるようになれば、街の風景は少しずつ変化していくと思います。本の取扱内容、取扱数、発着回数にも変化が生じるはずです。」
June 12, 2025 at 3:45 PM
(比較によってしか確かめようのない「正しさ」は疑わしいものだ。絶対的な基準や答えがない問題においては、多数であることや同一であることが力を持ってしまう。しかし、どんな場合でも多数派が正しく、少数派が間違っているということにはならない。
たとえば10人中1人だけ意見が違う場合に、客観的な正否の判定を飛び越えて、9人の意見の方が正しく、1人が間違っているとされてしまうような事態は容易に想像できる。多数であることや他人と同じであることは「正しさ」を意味しない。絵本の内容から飛躍して、こんなことを考えた。)
May 18, 2025 at 6:08 PM
(解説・ネタバレあり)
ヒギンスさんは「時計の正しさ=他の時計と同じ時間を指すこと」という命題に囚われています。正しさを確かめようとして移動するのですが、そのうちに進む時間を勘定に入れていないので、一向に「正しい」という事実にたどり着けません。
ヒギンスさんは最後まで自分の間違いに気づきません。「間違いに気づいて正しさを知る」という正しいオチを用意していないところが衝撃的です。それがこの作品の大きな魅力になっていると思います。
この絵本は時間という概念を理解し始めるであろう小学校低学年くらいの子どもに特に薦めたいです。ヒギンスさんの硬直した思考に気づけたら、一気に楽しさが広がるでしょう。
May 18, 2025 at 6:07 PM
最初に読んだのは酒本雅之訳(『代書人バートルビー』国書刊行会、1988年)。「せずにすめばありがたいのですが(I would prefer not to)」という言葉がず~っと頭にこびりついていたため、新訳の「そうしない方がいいと思います」の違和感は最後まで残りました。
坂下昇訳(『バートルビー』(岩波文庫『幽霊船 他一編』に収録、1979年))は古色を帯びた厳めしい文体が楽しく、かえって新鮮な気持ちで再読できました。聖書との密接な関連を教えてくれる訳注は、作品をさらに深く読み込む助けになってくれます。
April 2, 2025 at 12:30 AM
この謎めいた作品になぜ惹かれるのか、確かめるようにして新訳(牧野有通訳)で読んでみました。仕事を拒みながら、その場から離れようとしないバートルビーは、やはり不可解で、実際に会えば自分は怒りだしてしまいそうです。
でも、なんとかして「わかりたい」とも思うのです。すぐ近くにも、自分の中にも、19世紀のあの「バートルビー」がいるような気がするからです。
April 2, 2025 at 12:29 AM
本書では3坪4坪程度の小さな店も取り上げられています。歴史の長さやスタイルも様々で、同じように「本屋」と言っていいのかわからないほど幅が広い。時間的にも空間的にもサイズ感が異なる「本屋」が混在し、同じように紙面に収まっているのがおもしろいところです。
ルートを考えましょう。例えば、「中部」の福井から新潟まで、日本海沿岸の旅なんていかがでしょう。長野に立ち寄るのもいいですね。新潟に入ってからが長そうです。終着点は4坪の古本屋さん。営業日はチェックしておいてくださいね。閉まっててがっかり、というのも旅の味わいの一つではありますが。
March 31, 2025 at 4:38 PM