コモン
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コモン
@dendrocacalia37.bsky.social
ほぼ壁打ちをしつつ、ぼちぼちと交流中。ジパの副長推し。腐あり。成人済み。雑多な事を呟きます。フォローのON/OFFは、お気に召すまま。ヘッダー画像は、ピート・モンドリアンの『ブロードウェイ・ブギウギ』。
何か少し複雑な気持ちになって、よーすけからトナカイのおやつのニンジンを受け取ると、私が食べさせた。
それでもトナカイはよーすけにくっついている。
「よーすけは私のものだぞ」とトナカイに囁いてみる。トナカイは鼻を鳴らし、よーすけは不思議そうにこちらを見ていた。複雑な気持ちだ。
December 15, 2025 at 10:59 AM
よーすけも、小人に暖かな視線を送っている。
同じ人物を思い浮かべているのかもしれない。家に帰ったら、話をしてみよう。
December 14, 2025 at 9:38 AM
「懐かしいなと……」と言って、木馬の首から背を撫でた。よーすけは、少し笑って自分の作業に戻った。
前の世界では、よーすけには家族がいた。その時のことを、よーすけは何も言わない。クリスマスの行事の思い出もあるだろうに、言わない。
私も前の世界でのことは、敢えてよーすけに言わない。
それは、互いを慮っているからだ。
今は私の隣によーすけがいて、ずっと一緒に居られる。それだけで充分だ。
おもちゃを手にする沢山の子どもの笑顔を想像しながら、作業を続けた。
December 13, 2025 at 11:09 AM
「夫婦じゃなくて……恋人? いや、パートナー? あれ? なんだ?」よーすけは一人で悩んでいる。
そんな様子をサンタと私と小人は笑いながら見ていた。
「better half ?」とサンタはよーすけに聞いた。我が意を得たりと深く頷いたよーすけを、私は抱きしめ頬に口付けた。
December 12, 2025 at 11:14 AM
「でも」
「俺も、あいつらがいなくても大丈夫だ。……でも、お前は、俺がいないと駄目なんだろ?」
よーすけが私の顔を覗き込むように見つめた。私は言葉を返せなかった。
「俺も……俺もお前と一緒に居たい。だから、大丈夫だ。ワープしよう」と言って笑う。
私はただ強く、よーすけを抱きしめた。
December 7, 2025 at 9:49 AM
乗員の居なくなったみらいは、静かだった。
よーすけと部屋の中に戻る。よーすけは何も言わない。部屋の中には静かな空気が漂っている。
「よーすけ……」呼びかけると、よーすけは力の抜けた穏やかな表情でこちらを向いた。
「私は……よーすけが望むなら、ずっとここに居てもいいと思っている」
「無理にワープをする必要はないし、またみらいの皆と……」
私は上手く冷静さを装って言えただろうか。よーすけの事となると、どうしても余裕がなくなってしまう。
よーすけは私の言葉を遮って「大丈夫だ」と言った。
「あいつらは、俺がいなくても大丈夫だ。今回一緒にいてよく分かったよ」
December 7, 2025 at 9:49 AM
よーすけは昔の顔に戻っていた。
食器棚の中に帰ってきたが、よーすけはこの事について、何も言わなかった。
December 6, 2025 at 10:02 AM
連れて行かれた先は甲板で、正装した乗員が集まっている。
艦長を中心に乗員が並び、記念撮影をするらしい。よーすけをくま副長として一緒に写真に残したい、という乗員の希望だった。
よーすけをどこに配置するか一通り話合い、艦長が手のひらに乗せることになった。ちょこんと座ったよーすけ。
「じゃあ、撮りますよ~」片桐さんが明るく声を掛ける。
正式ではないからか、乗員の表情が柔らかい。私は周りを見るために、少しだけ尾栗三佐のポケットから顔を出した。その時、数回シャッター音がした。
「くま副長も一緒に写真を撮れてよかった」優しく言う艦長に、菊池二佐も尾栗三佐も頷いた。
December 6, 2025 at 10:02 AM
私は、よーすけとヘリコプターの飛行を楽しんだ。
二人きりではなく、色々と人は多いが、それはまあいいだろう。よーすけとこの世界に来てから、飛ぶ乗り物に乗るのは初めてだった。
よーすけは懐かしかったのだろう。麻生さんも何だか嬉しそうにしていた。
楽しい一日を過ごせた。
December 4, 2025 at 11:03 AM