わんころもち
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大角修さんの『浄土三部経』読了。
「無量寿経」「観無量寿経」「阿弥陀経」の現代語訳。

極楽浄土の姿や六波羅蜜などなんとなく聞いたことがあるけど、詳しくは知らなかったことがわかってうれしい。

日本史好きとしては、ところどころに挟まるコラムや巻末の浄土経の小事典が興味深い。
#読了#読書
長田弘さんの『食卓一期一会』をパラパラと。

食欲の秋と読書の秋を両方満たすことのできる一冊。
難解な本や大作の小説を読んだあと、しばらく活字から離れたくなる。そんなとき、この詩集を読むとホッとする。そしてまた、活字の世界に入っていく。
#読了#読書
ヘルマン・ヘッセの『知と愛』読了。
思索と精神の人ナルチスと官能と芸術の人ゴルトムント。

修道院を抜け出し性愛と芸術、俗世に生きたゴルトムントの一生を描いたヘッセの大作。
ゴルトムントの旅の遍歴には常に幼い頃に別れた母の血統と、尊敬する友人ナルチスへの思いがつきまとっている。

1ページ目からドイツの修道院の姿が映画のように思い浮かんできてページを繰る手が止まりませんでした。ヘッセの作品の中では、随分とドラマチックな構成のお話だと思います。

初めと終わりに出てくるナルチスの存在やその言葉に心が動かされます。
#読了 #読書
Reposted by わんころもち
今日は曇り空が広がっているので、風景写真のポストはお休みにしました🙇

その代わりといってはなんですが、コメダさんでモーニング読書をすることにしました☕️📚😊
(最近は読解力がかなり落ちてしまっているので…)😭

それでは
今日も良い一日をお過ごしください✨☺️

#コメダ珈琲店
五木寛之さんの『私訳 歎異抄』再読。

「善人なほもて往生をとぐ。いはんや悪人をや。」で有名な『歎異抄』を、五木寛之さんの解釈で現代語訳にされている。

親鸞上人の言葉が間違って伝わっている世の中を嘆く作者、唯円が自分が聞いた親鸞の言葉を書き記した本。

読んでみると、「他力本願」について平易な言葉でていねいに書かれていることがわかります。他力ってなかなか難しいのでは?とも。
(現代の他力本願は違う意味になってますよね)
#読了#読書
ヘルマン・ヘッセの『クヌルプ』読了。高橋健二訳。
放浪を続ける旅職人クヌルプの生涯を描いた作品。

彷徨い続ける芸術家クヌルプが友人たちを訪ね歩く。

第三部の「最期」で、神さまとの対話がクヌルプを救ってくれる。神さまは、クヌルプの旅を肯定し、クヌルプはあるがままを受け入れる。
『何もかもあるべきとおりです』
#読了#読書
姪っ子2人のシール帳。
今はこういうのが流行ってるんですね。
かわいい😊
津村記久子さんの『とにかくうちに帰ります』読了。

「職場の作法」「バリローチェのフアン・カルロス・モリーナ」「とにかくうちに帰ります」の三編を収録した短編集。

前半の二つは会社員の鳥飼さんが語り手となって会社のさまざまな社員さんとのことが描かれる。
例えば、定年間近の間宮さんは他人のデスクから勝手に文房具を持っていく。
他にも応援するチームや選手に何かが起こってしまう浄之内さんなど鳥飼さんから見た個性的な社員がたくさん。

私個人は、表題作よりもこちらの2作品の方が楽しめました。津村さんの、職場の人間関係を淡々とユーモアを交えながら描くお話が好きなのかも。
#読了 #読書
解説によると、ヘッセの母方の祖父が伝道師として南インドで約20年間活動するなどで、その縁もあってヘッセはインドの思想や仏教やヒンドゥー教に触れているそうです😊
ヘッセの『シッダールタ』読了。
読み終わって感じたのは、ヘルマン・ヘッセによって生み出された仏教とキリスト教とアニミズムの融合。

悟りを開いたかのようなシッダールタがそのすぐ後に遊女カマラーに出会い、俗世にまみれていくのが面白い。さらにそのすべての経験も更なる覚醒への糧となることも興味深い。

ブッダをはじめ、たくさんの師に出会いながらも自我から逃れられなかったシッダールタが、最終的に川の渡し守との生活を経て真理に辿り着く。
友ゴーヴィンダに語った「知識は伝えられるが、知恵は伝えられない」というシッダールタの言葉が、この物語全体を、シッダールタの旅を表しているように思いました。
#読了#読書
ヨシタケシンスケさんの『そういうゲーム』を読む。

見開き2ページで、左側にどうなったら勝ちか、など書かれた後に「そういうゲーム」で締められ、右にはヨシタケさんのイラスト。

ヨシタケさんらしい、人生について表した絵本。
最終的には
「コツコツ働いて
子どもや孫にかこまれて
人様に迷惑をかけなければかち。」のゲームで勝ちをもぎ取りたいなあ。

ところどころブラックなところがあって、大人向けの絵本だと思います。
#読了#読書
ヘルマン・ヘッセの『少年の日の思い出 ヘッセ青春小説集』読了。岡田朝雄訳。
表題作をはじめとして、少年期の精神的成長を描いた短編集。

「少年の日の思い出」でのエーミールに謝罪して帰宅した後の母のふるまいや、「ラテン語学校生」のバベットの存在。
自分の犯した罪にどうしようもなく後悔して動揺したり、恋をしたり失恋したり。少年の繊細な心を支えてくれる周りの大人たちの存在の大きさを感じる。

個人的には、「美しきかな青春」が心に響きました。
#読了#読書
みかみてれんさんの『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった⁉︎)』8巻読了。
SS集の連続刊行の後、やっと本編が。
婚約話の続きです。

相変わらず小ネタがたくさん詰め込まれていて楽しかった。

そういえば、フォーくんがついにファイくんになってましたね。
#読了#読書
計算してみたらどうやら2025年の上半期で250冊読んでいたみたいです。

新しく読みたい本も、再び読み返したい本も多すぎる…
岡田尊司さんの『「愛着障害」なのに「発達障害」と診断される人たち』読了。
自閉スペクトラム症やADHDなど発達障害と診断される人たちの中には養育環境による愛着障害である人たちがいる。
筆者は、親や身近な人が安全基地としての役割を果たしているか、愛着の問題について論じている。

本書の肝は、第七章「『非定型発達』の子を伸ばすコツ」にあるだろう。視覚空間型、視覚言語型、聴覚言語型の三つのタイプの特性と当てはまる有名人を例に挙げながらどのように子供達の可能性を伸ばしていくか述べられている。

「発達障害」としてではなく、血液型のようにタイプの違いとしての「非定型発達」。認識を新たにする一冊でした。
羽海野チカさんの『3月のライオン』18巻読了。
桐山くんと師匠である島田さんの一局。
若手である桐山くんが勝ってもベテラン棋士である島田八段が勝っても、どっちも面白いので、どうなるのかワクワクしながら読みました。
次巻が最終巻。寂しい気持ちが大きいけれど、桐山くんがどうなっていくのか楽しみです。
#読了#読書

www.reads.jp/posts/511514 #Reads
わんころもち "3月のライオン 18" on 2025年9月29日 - Reads
3月のライオン 18 "
www.reads.jp
ヨシタケシンスケさんの『メメンとモリ』を読む。
メメントモリ。死を想え、死を忘れるな。死について考えることは生を考えること。
ヨシタケさんのかわいいイラストと共に、人生を気楽に生きる考え方を伝えてくれる一冊。

3つのお話が入っていますが、私のお気に入りは、「メメンとモリときたないゆきだるま」。
きたなくて溶けかかった雪だるまが、みんなが自分のことをがっかりした目で見ていると感じるお話。人間に生まれ変わったら自分のようにがっかりされるもの達の写真を撮ろうと決意する。最終的にメメンとモリがとる行動がイラストも含めてかわいい。なんだか、雪だるまも自分も救われるような気持ちに。
#読了#読書
瀬尾まいこさんの『掬えば手には』読了。
主人公の梨木くんは身長体重は平均、勉強も運動もすべて普通。でも、人の心が読める能力があって…。

梨木くんの人のために躊躇なく行動できる姿がかっこいい。優しさにあふれている。
梨木くんが花粉症だと気づいてれんこんを賄いに使ったりと、バイト先の口の悪い大竹店長が、実は梨木くんをはじめバイトの子達のことをよく見てくれているのが微笑ましい。

登場人物みんなクセがあるのに、なんだか思いやりがあってやさしい。
なんだか心がほっこりする物語でした。
#読了#読書
『ホストと社畜』3巻、『リエゾン』21巻、『19番目のカルテ』12巻をKindleで読了。

『ホストと社畜』はほっこり。
医療系漫画はなぜか読んでしまいます。
#読了#読書
Reposted by わんころもち
アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』
#読了

名作ってすごいんだな…。
筋書きはシンプルで描写もくどすぎない。
必要十分ぎりぎりの情報しか書かないのに、10人もの登場人物の個性がしっかりと分かるし、物足りなさもない。殺人描写は過剰にグロテスクになりすぎす、むしろあっさりとした印象すらある。
それなのに最後まで退屈せずどんどん読めて、最後には「そういうことだったのか!」という気持ち良い謎解きが待っている。
このバランス感覚、名作と言われるのはこういうことかと思った。
いやー面白かった。
過不足のない完璧なミステリーだ
赤川次郎さんの『三毛猫ホームズのプリマドンナ』再読。
三毛猫ホームズシリーズは中学生くらいの頃にハマって読んでいました。これには、『三毛猫ホームズの青春ノート』が収録されているので、読み返したかったんです。

『青春ノート』は、赤川次郎さんの学生時代の思い出や読書遍歴を綴ったエッセイ。中学生だった私はこのエッセイに影響を受けてマンやヘッセ、クイーンを読むようになりました。真似をして手帳に読んだ本のメモを取ったり。

読み返したらやっぱりすごく共感できてうれしい。受験という現実からの逃避としてひたすら読書。懐かしい。
『三毛猫ホームズの青春ノート』とても良質な読書エッセイだと思うのです。
原田マハさんの『デトロイト美術館の奇跡』読了。

デトロイト美術館の存亡と、ポール・セザンヌ作「マダム・セザンヌ」を巡る物語。観る人によって妻のようであり、若かりし頃の母のようであるセザンヌ夫人の肖像画。

アートを友達だと言って月に一度、美術館を訪れるフレッドとジェシカが素敵だし、フレッドのささやかな寄付がデトロイト美術館の存続のきっかけの一つになったのも良い。キュレーターであるジェフリーの葛藤も。

「マダム・セザンヌ」の解説に当たる部分の描写は、さすが原田さん。
本物を見に行ってみたい、と思わせられる一冊でした。
#読了#読書
杉本昌隆さんの『師匠はつらいよ 藤井聡太のいる日常』読了。
先崎学九段や羽生善治九段などなど、将棋棋士の方々は、お話が面白く、文章も上手いイメージがあります。

このエッセイも、弟子の藤井聡太竜王・名人の話題を中心に、棋界のあれこれがユーモアたっぷりに描かれています。

出来が良すぎる弟子をもつと、師匠は大変なのでは?とか才能への嫉妬の炎がメラメラしないのか?とか思っていたのですが、杉本先生の文章からは弟子の藤井聡太名人を自慢に思ってニコニコしている姿が浮かんできます。

インタビューなどからも滲み出るステキな師弟関係がここにありました。
#読了#読書
本を読もうと店に入ったのに、鞄に本を入れ忘れて家を出ていました…。

ハロウィン仕様のカフェラテ。