ぬの字
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日々のことや読んだ本のことなどをつぶやいています
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モスのおさつボール、おいしい
劉慈欣『三体』
#読了

ずいぶん前にKindleセールで買っておいて長い事積んであったものをやっと読んだ。
ああ面白かった〜〜!!
Netflix版の三体を先に観ていたので、VR三体世界などイメージがつきやすくて話に入りやすかったかもしれない。
智子の次元展開?のあたりとかわりと訳が分からないところもあったけど、なんとなくのノリで理解できれば問題なく読めたのでよかった。
しかしこれが2部、3部と続くのか……続きが読みたすぎるけど、まとまった時間でこの世界に没頭して一気に読みたい作品だ、どうしたものか。
『三体』休暇が必要すぎる
ほしいよ〜〜RP
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RCサクセション初のカプセルトイが誕生、名盤ジャケがピンズになった
https://natalie.mu/music/news/643709

#忌野清志郎
お疲れ様です!!
一緒に叫びましょう!!
バーカバーカ!!
ぜんぜん関係ないけど三つ首の普段のファッションとか妄想するの楽しい。
特にミオ。ネイルしててほしい。鉄骨を振り回しトラックを素手で止める怪力のその手元がきらきらで可愛かったら最高
(一ファンの勝手な妄想です)
アオちゃん宅建士の資格持ってるの……そのうち気づいたら土地家屋調査士とか取ってそうだね……
三つ首は仕事を最後までやりきりますので、シャバシャバなコンクリなど使わないのです。こわい。ガッチガチです。
繁忙期の私に迫りくる数々の雑務もコンクリに埋めてくれないか、ミオ……
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新しく公開しました
商売の15 インフェルノ・タワー - 合体変形暴力商売 - カクヨム
都内のマンションを脅し取った三つ首たち。しかしそれは何の価値もないどころか呪いのような契約のついた欠陥マンションで…?合体変形できる女子高生達が、VIPを脅すピカレスクアクション。
kakuyomu.jp/works/168180...
商売の15 インフェルノ・タワー - 合体変形暴力商売(高柳 総一郎) - カクヨム
女子高生三人組。特技は合体・変形・暴力・犯罪。
kakuyomu.jp
ひぃ😇
もうこのまま年末まで気絶していたいです😇😇
「クリスマスケーキご予約受付中!」と書かれたチラシを見てしまい心にダメージを負った
やめろ、年末はまだ先だと言ってくれ
『三体』、すごく面白いんだけど今読むやつじゃなかったかもしれない!
もっとスキマ時間にさくっと読めるものにするべきだったのでは……
繁忙期に突入してしまい本が日に数ページしか読めない…すぐ寝てしまう。
今は『三体』を読んでいます
アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』
#読了

名作ってすごいんだな…。
筋書きはシンプルで描写もくどすぎない。
必要十分ぎりぎりの情報しか書かないのに、10人もの登場人物の個性がしっかりと分かるし、物足りなさもない。殺人描写は過剰にグロテスクになりすぎす、むしろあっさりとした印象すらある。
それなのに最後まで退屈せずどんどん読めて、最後には「そういうことだったのか!」という気持ち良い謎解きが待っている。
このバランス感覚、名作と言われるのはこういうことかと思った。
いやー面白かった。
過不足のない完璧なミステリーだ
特に面白かったのはチョムスキーの生成文法のところ。
耳から聞くとき文章は一次元的であるのに、それを理解するときは二次元的な処理が行われているという部分がかなり驚きで、自分が日々当たり前にやっていることのあまりの謎さに衝撃を受けた。
ゆる言語学ラジオの生成文法の回はまだ聴いていなかったので、聴いてみよう
水野太貴『会話の0.2秒を言語学する』
#読了

面白かったー。
会話において話し手が話し終わってからもう一方の話者が発言を開始するまでの時間はわずか0.2秒。
それほど短い時間に私たちは様々な情報処理を行い当たり前のように会話をしているが、これがどれほど驚異的なことなのかがよく分かる。
研究者ではない水野さんだからこそ、ただ説明するだけではなく「僕はこの点が疑問だから一緒に考えてみませんか?」という雰囲気の文体で読みやすかった。
特に終章のASD児や吃音の話、流暢に話せることと能力主義の結びつきについてなどは「コミュニケーションの普通」を問い直すような内容でとても重要な視点だなと感じた→
鈴木俊貴『僕には鳥の言葉がわかる』
#読了

とても面白かった!
シジュウカラの言語の研究についてはなんとなく聞いたことがある程度だったが、こんなにも細やかで気の遠くなるような観察・実験の積み重ねだったとは。
一冊まるごと鈴木先生の鳥たちの世界への知的好奇心と愛に満ちていて、読んでいてとても気持ちがいい。分かりやすく、ユーモア溢れる語り口で子どもでも楽しく読めそう。
老若男女多くの人に読まれてほしい本だった。
全人類、鈴木先生の「カエル人間救出作戦」に参加しよう
太陽ちゃん、やっぱさ…うちらこれくらいの距離感がちょうどいいと思うんだよね……あっ嫌いになったとかじゃなくてね!!
25〜28度くらいがね、ちょうどいいかなーって…!!
すごい、暑くないってなんて生きやすいんだ
触れ合うほどに闇が深くなっていく、私たちは永遠に分かり合えないけど、時々離れたり近づいたりすることはできる。
悲しさよりもほの明るい希望を感じる
ハン・ガン『ギリシャ語の時間』
#読了

とても抽象的でこれまで読んだ他のハン・ガン作品よりやや読みにくく感じたが、文章は詩的で冷たく美しい。

言語化以前の感情や思考を言葉に翻訳して形を与えることは、限定的な意味の中にそれらを縛り付け、もう取り返しのつかないものへ変えてしまうことなのかもしれない。
それはある意味暴力的で、そうしたもので外界と自分が関わっていると思うと少し怖くも感じる。
最後のシーン、主人公のふたりが分かりあったのではなく「永遠にすれ違う」と書かれているのが好き。→
大田ステファニー歓人『みどりいせき』
#読了

面白い、好き。
かなり癖のある文体で序盤は読むのに時間がかかり、果たして読了できるのかと心配になったりもしたが杞憂だった。
読み進めるうちいつの間にかこの文章の作り出すグルーヴと自分が一体になり、そうなってしまえばあとは流れに乗るだけでどんどん読める。
気持ちいい不思議な感覚。
物語を読んでいるというより、音楽を聴いてるみたいだ。
彼らの発する行き場のないエネルギーが痛くて眩しくて苦しい。
この著者の次回作は一体どんな感じになるんだろう、楽しみだ
綿矢りさ『嫌いなら呼ぶなよ』
#読了

誰の中にも大なり小なり存在するであろう「毒」の言語化の斬れ味が素晴らしく、読んでいる間何度も吹き出しそうになってしまった。
言葉が生き生きとして、飛んだり跳ねたり暴れたりしている。
そんな言葉に翻弄されて取り残されないよう必死で走るうちにいつの間にか読み終わってしまった、そんな感じ。面白かった!、と言うにはなんだか少し後ろめたさがあるけど、でもやっぱり面白かった〜。
ついメモに残したくなる表現ばかり。
特に心に残ったのは「血湧き肉躍るメンヘラの祭典」
生まれてこの方デフレしか知らない世代としては今後のインフレでどんな点に注目したらよいのかのヒントをもらえたように思えた。

当たり前だけど、経済を動かすのってもとをたどれば人の心の動きなんだなあ…などと素朴に感じたりもしました
渡辺努『物価を考える デフレの謎、インフレの謎』
#読了

30年間もの慢性デフレという世界的にも例がない異常事態がなぜ日本で続き、また30年起きなかったインフレがなぜ今起こり始めたのか。とても分かりやすく丁寧に説明されていて、経済に明るくない自分にも理解できたし最後まで興味深く読めた。
「ノルム」(社会的規範)を用いた慢性デフレの説明がパンデミック時の自粛と絡めて語られたり、耳慣れない用語でも具体例を多く使い実感として分かるように説明されている。
またインフレ・デフレの何が悪なのか、そしてどういう条件なら悪ではないのかなど詳しく書かれていて→
「分かられてたまるかという気持ちと、分かってほしいという気持ちと、分かったつもりでいても芯のところで分かり合えるはずがないから別の人間なのだという確信で、息が苦しい。」

↑ここ好き〜