羽塚えり
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羽塚えり
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ラルクのことになると騒ぎ出します アート界隈へは雑食に好きを積み重ねたい ネタバレするのもされるのも抵抗ないし、誤字脱字は反省しない
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めちゃ会期短いですよね!
一週間もないっていう
日本橋三越本店本館 7階
『孤高の美術家 篠田桃紅展』

途中に作家本人による言葉が薄いベールで垂らされてたり、制作風景の写真が大きく掲示されたりしてる

版画を中心としつつ、アトリエに残されていた目にする機会の少ない作品も数多く展示
依頼によるものではない個人的な書や屏風に加え
印章や硯、刷毛も並ぶ
すっと背が伸びる思いがする篠田桃紅作品には珍しく、親しみも感じられた

3年前の展覧会『篠田桃紅 夢の浮橋』に行かなかった自分をボコりたいほど後悔してるんだけど
こうしてちょくちょく展示を目にする機会があるのは嬉しいな
ボランティアガイドさんは商船学校卒業のち、船長や教官も務められた方
何より身につまされたのは、商船学校時代の恩師が太平洋戦争中に魚雷攻撃を受けて船もろとも沈没してしまったというお話
東京海洋大学 越中島キャンパス
明治丸海事ミュージアム

いちど入ってみたかった、重要文化財の汽船「明治丸」
着くなり促されるがまま資料館へ、その後ガイドさんの案内で船上と船内を巡る

灯台巡回用の蒸気船として、江戸幕府から引き継いだ明治政府がイギリスに発注
もとは水車型の外輪式の予定だったが、イギリス側に古いと却下されスクリュー式に
立派なマストが3本、これは海洋大の前身・商船学校で実習船として使用されるのに伴い、生徒数に対応すべく2本から増築された
元はすべて鉄で造られた船
残念ながら平成の修復工事の際にもはや当時の製法の鉄が手に入らず、現在その名残があるのはリベットで接合してある部分のみ
なんらかの予感があったのか、
なんとはなしに日本橋の丸善3階で久しぶりに立ち寄ったワールド・アンティーク・ブック・プラザが、ななんと明日で閉店!

ショックだと、ほんとに潰れた蛙みたいな声が出るんだね
ここ寄ったらいつでもJ・J・グランヴィルやハリー・クラークの挿絵に会える憩いの場だったのに…憩っといて買わないせいかしら
でも店員さんすらも「急に知らされてショックなんです」って言ってたから、うーん

ラフカディオ・ハーンの初版本コーナーもできてたよ
幼少期から私にとって、今森光彦さんと星野道夫さんがフォトグラファーの二大神なんだけど
そのわりにフィルム撮影には手を出してこなかったなぁって後悔と
先日行ったキヤノンギャラリー銀座の
立木義浩 写真展『禍福は糾える縄の如し』(会期終了)
で、やっぱプリントしたときの相性はアナログが抜群にハマるなぁって気持ちとが再燃してしまったかも
写真の授業を受けたことはないです。
が、子供の頃から美術に触れる機会をわりと多く得られたことが影響しているかも知れません☺️
こんばんは!
そうですよ、スマートフォンで撮影したものです。
被写体がいいこと、とくに時間帯と天気に恵まれたことが大いに影響しています👍
「神田古本まつり」も「神保町ブックフェスティバル」も雨で中止だけど
気を取り直して神保町界隈へ

蘭花堂『安野光雅 原画展』→
文房堂→
岩波書店 一ツ橋ビル『ケストナーと「わたし」たち展』

と巡りつつ
ブルーシートの下で古本販売してるお店もあっし、飲食ブースは変わらず出店してた
何より各店舗は営業中なことに加え、臨時で用意した会場で販売してるケースもあって来てよかった
上野寛永寺『四百周年記念天井絵特別公開』
根本中堂中陣および、手塚雄二氏の手による『叡嶽双龍』をフリーで今日まで公開

あまり高くない天井にめいっぱいの迫力の阿吽の龍
なので畳に座り(強制ではない)各方向から鑑賞させていただく

5本指であるのは、歴史ある寛永寺に納めるなら格式あるものをと決められたそう
これだけ迫力ある阿の龍の目の位置が、ご本尊中央にきっちり重なっているのには圧倒される

ご本尊は当然ながら厨子が閉ざされているが、両側にある木造の諸仏像はすべて明るい中で拝見できる
立像で目線がちょうど合う高さに配置されている
とらや 東京ミッドタウン店ギャラリー
企画展『赤のちから─色に託す願い─』

サントリー美術館が六本木ミッドタウンのガレリア3階で、とらやはガレリア地下1階
絵金からの"赤"続き

お宮参りの産着の赤や、還暦のちゃんちゃんこの赤、鳥居の赤
戦隊物ヒーローの赤や、企業ロゴの赤、そしてとらや的には小豆の赤
さすがに和菓子店としてスルーしてたが、何より身近な血の赤よ

人々が込めた願いや、伝統色の出し方について丁寧に解説
サントリー美術館
『幕末土佐の天才絵師 絵金』
後期展示
体感では半数が入替わってたかな
鑑賞ボリュームとしてもちょうど良かったのでは

目つき、手つきで場面を伝えてくるのはベースとなってる歌舞伎からして勿論のこと
異時同図法による背後が、舞台では目が追いつかない程のわちゃわちゃっぷり
脇役のおじさん達の愉快さは戯画に等しい
「紙雛図」すらも踊りだす始末

いかに洗練されたポイントに場面や人物を嵌めこんでいるか
着物の柄や小物もデザインとして鑑賞者の目線を促すべく機能しているか
同画題を弟子の河田小龍が描いたものと比べるとはっきりしてしまう

あと後ろ手に縛られた手に並々ならぬ拘りを感じた🤲
八丁堀
FUMA Contemporary Tokyo
『木学 -Re(a)lize-』
6名の木彫作家によるグループ展
アートテラー・とに~氏よる作家さん全員参加のトークイベントを拝聴

木彫作家ならではのあるあるや、お互いを讃えあう微笑ましい進行で、グループ展示の良さに溢れていた

一つ一つの作品は存在感やインパクトで満ちているのに
一人一人のお話を伺うと皆、もどかしさや難しさとぶつかってきたんだなってけっこう赤裸々に知れた
それでも創作をし続けてきた現役の証(作品)が目の前にあるのは、考えたらかなり勇気をもらえる事態かもしれない
こちらの投稿を見て伺いました
東京国立博物館のうちでも東洋館がまず外せないタイプには、ドストライクの内容でした!
@ziglog.bsky.social様、ありがとうございました
京橋・繭山龍泉堂の展覧会「漢王朝」を観覧してきました
社長がInstagramで解説されている動画で予習していきました。
前漢の「灰釉加彩仙界文壺」の迫力を実物で見てみたかった。赤、グレー、白で描かれた雲の表現が初めて見るものでした。馬も躍動しています
前漢の褐釉、後漢の緑釉もたくさん見られました。写真は穀倉と鴟鴞尊です。時代柄発掘品が多く、貴人の冥福を祈るための由来のある品が多いです
展示の目玉は銘から制作年・機関が特定できる漆文盤の完品。楽浪郡出土品だそうです。2100年前の漆器の完品を鑑賞することは全く初めての体験でした!

無料、一部撮影可
繭山龍泉堂
秋の展観『漢王朝』

「紀元前206~紀元220年の約400年にわたる漢時代の文物を、陶磁器を中心に漆器、金工品、玉、書(拓本)の約190点出陳」
とのことで展示のボリュームも去ることながら
ガラスケースなしに次から次へとほぼ完品ばかり並んでいる、それだけでも壮観

各フロアのスタッフさんが解説しつつ実際に動かして下さるのに感心しきりで、一部撮影可なのにすっかり頭から抜け落ちてしまった程
あえて写実から遠ざけた表現、動物を作品に落とし込むデフォルメ性、副葬品なのに実用的である等々
ぱっと見ただけでは伺い知れない奥深さ
お、アイコンがHYDEさん仕様に!🤩
「イマーシブ空間」を造らなくたって、ちゃんと音は聞こえるし風も吹く、人は会話し水は流れる

それと自分含め単眼鏡の使用率高くて、デスヨネーって感じ
応挙の写生力にしょぼつく裸眼で対峙するなんておそれ多いわ
「眼鏡絵」をレンズ越しにのぞき込んだときの効果たるや!
あまりの緻密さ、吸い込まれそうな極端な奥行きが巧み過ぎて、変な笑いがこみ上げてきた
江戸川乱歩の『押絵と旅する男』じゃないけど、入り込んだら帰ってこられなくなりそう
三井記念美術館 開館20周年特別展
『円山応挙―革新者から巨匠へ』

年代順に並べるのではなく、まずは人柄を偲ばせるものを置き
関わりのあった人物や、時代にとっていかに革新的表現であったか紹介
画業以外の下絵や弟子の存在にも触れ
現代にも通ずる表現の創始者となるまで

ビッグネームなのに、ここを見ろって押し付けがましさを一切感じないのは
伸び伸び楽しそうに描いてる気持ちが伝わってくるからかな
写生の鬼だが写実主義という訳ではなく、闊達にでも繊細にほとばしる自由な発想こそ肝
襖絵なんかもデーンと迫力があるというよりは、次どうなるんだろどう繋がるんだろと隈なく眺め回したくなる愉しさがある
えええギュスターヴ・ドレのタトゥーかー
「失楽園」もいいけど、っぱ「神曲」か「怒れるオルランド」っしょ
HYDEさんのイメージする世界に沿ってないと選ばれないんだろうけど
井上円了がコレクションした幽霊画の実物は、このとき公開されてた
土曜日にこそ行ける大学博物館を梯子してました
ただ開館時間がまちまちで調整が大変

まず、東洋大学 井上円了記念博物館
特別展『おばけと円了ー季節はずれの幽霊画展ー』

円了の妖怪研究の目的は迷信打破にある
淡々と分類立て、時にはフィールドワーク時には再現実験、更に雑誌で情報提供を呼びかけもしている
このように型通りでない円了に倣い、「幽霊展=夏」の先入観を持たず本展も企画されたとの事

幽霊と言えどおどろおどろしさとは無縁、緩かったり自信なさげだったり
円了が「精神修養的公園」として一般公開していた哲学堂(現中野区・哲学堂公園)では、明治期の鑑賞者たちも娯楽として親しんでたのかなと勝手に共感
愉快な仲間たち
沼袋氷川神社
中野区立歴史民俗資料館・庭園と茶室公開
哲学堂・古建築物内部公開
新井薬師梅照院
新井天神北野神社

とひたすら歩き続けた
お散歩日和がやっと来たせいで浮かれてるのか、一日に詰め込みまくり
哲学堂公園の創設者・井上円了が意図するところの精神修養にはほど遠いけど、ずーっと金木犀の香りが漂ってて清々しい
残念ながら今季の公開は今日までなんです
春と秋に毎年公開されてるので、機会があれば是非!
あー今季は残念ながら今日までなんですよ!
春と秋に毎年公開されてるので、機会があれば是非に
けどいつの間にか、マジックアワーを見渡す展望のほうが本命に