#第14師団エピソード
シュトゥルム准尉
「おぉ…、これは…すごい能力だな…。
 採石場の地図と敵の位置が、一度に視覚化されるのか…」
ランチ中尉
「こりゃー、アタシらジャイアントのご先祖が
 エルフと戦争やったって、長引くわけだ」
ラディカ大佐
「(¬ ¬ ) …エルフの感覚の鋭さもあって…成せる業よ」
ツァッフェン少尉
{――えっ? もしかして、みんなそこに居るんですか!?}
ラディカ
「"スポットの位置は、大切な個人情報でもある"。
 そう言いたいのでしょ。
 (¬ ¬ ) …副師団長の貴女を…失うわけにはいかないの。
 スポットは…あとで再設置して」
#第14師団エピソード #響けエルヴンウィスパー
November 9, 2025 at 1:46 PM
ダリア曹長
(結果的に指揮官への点数稼ぎになったし、まぁいいか)
 
~~~~~~
 
ツァッフェン少尉
(あっ…!💡
 マイティブレイバー巡回劇のチケット取り忘れてた…。
 ああー、どうしよ!? 大佐居るから抜け出せないぞ!
 ――おっ…屋内なのに白いフードすっぽりかぶってる
 あのちびっこは、ローラだな。 よーし…)
 
ツァッフェン
{そこに居るのローラでしょ?}
 
ローラ1等兵
「(・ㅅ・ )❗️
 (・ ・ ) ( ・ ・) キョロキョロ」
#第14師団エピソード #響けエルヴンウィスパー
November 9, 2025 at 1:20 PM
シュトゥルム准尉
「折檻ぐらいで、部下の無礼をお許しになられる…。
 やはり大佐は厳しさの中にも慈愛のあふれるお方だ…✨」
ツァッフェン少尉
「オマエも相変わらず気持ち悪い男だな…」
シュトゥルム
「心外だな!!
 部下として上官を敬愛することの何がおかしいか!?」
ツァッフェン
「敬愛っていうかオマエのそれは、ただの全肯定だろ!!」
シュトゥルム
「俺は生まれの国を捨てた身だぞ!?
 大佐は信頼に値するお方であるから、敬服するのだ!!」
ツァッフェン
「まぁこの際、それはいいや…。
 リリィ曹長のこと、よく左遷しないもんだなってね」
#第14師団エピソード #シュレディンガーのリリィ曹長
July 1, 2025 at 11:17 AM
ラディカ大佐
「(¬ ¬ ) …新しい技術や…サービスも、そう。
 変わった利用法を思いついたからといって…
 得意満面に、それを言ってしまったばかりに…規制される。
 知らなかったフリをしておれば良いものを…
 わざわざ確認を求めるから…、
 技術者も、したくもなかった規制を…自らかける」
#第14師団エピソード #シュレディンガーのリリィ曹長2
July 11, 2025 at 10:18 AM
シュトゥルム准尉
「そしてベラドンナ家の娘は、とうとう伯爵に一服を盛り…
 つまり、じつの父を拷問にかけたのだ」
ツァッフェン少尉
「(゚ ゚;) その伯爵は、今…?」
シュトゥルム
「身体に重度の、そして精神に軽度の異常をこさえ、
 ベラドンナ邸を飛び出したきりの娘を捜しているそうだ」
 尋ね人として公表されている娘の身体的特徴は、
 白い肌と薄い金色の髪をした、百合にように美しい娘。
 いつも伏し目がちに、人をにらみつけるような眼をしており
 ブツブツと呪詛をつぶやき、足早に歩く…」
#第14師団エピソード #シュレディンガーのリリィ曹長
July 1, 2025 at 11:50 AM
~~~~~~
 
ラディカ大佐
「採石場へ偵察に行った、エス・ツァッフェン少尉が…
 まだ…戻らないわ」
ダリア曹長
「ツァッフェン少尉、こちらからのウィスパーに応じる意思は
 感じられるのですが…なにか妨害にあっているようです」
ラディカ
「(- - ) …現地か道中のどちらかで…攻撃を受けたか…。
 …少尉に、"スピリチュアルメッセージ"を…使わせて。
 此処に…少尉の"スポット"があるから」
ダリア
「了解。 少尉のスピリチュアルスポットに干渉させて頂きます」

ツァッフェン少尉
{――えっ? 誰、私のスポット知ってるの?}
#第14師団エピソード #響けエルヴンウィスパー
November 9, 2025 at 1:38 PM
シュトゥルム准尉
「詳しいことまでは分からんが、
 流石に自分の家の娘を性的拷問にかけるほど
 一族もトチ狂ってはいなかったのだろう。
 ともかく、痛みと苦痛ばかりの毎日の中で娘はようやく
 快楽と愉悦を見いだすことになったのだ。
 拷問といっても苦痛ばかりでないことを知ったベラドンナ家の娘は
 一族に対し、報復を始めたそうだ。
 家族をひとりずつ拉致しては皆が寝静まった頃、拷問にかけ
 家族はひとり、またひとりと減っていったという」
ツァッフェン少尉
「(1 1;) …殺しちゃったの?」」
#第14師団エピソード #シュレディンガーのリリィ曹長
July 1, 2025 at 11:41 AM
ツァッフェン少尉
「∵(ノシ°Д°)ノシ 違うんです大佐!!
 私はこんなこと、まーっっったく思ってなくて…!!」
A-SM
{曹長に脱がしてもらって、ついでにアヘアヘ言わせてもらって
 無駄な尊厳削って反省すべきだよねーっ!}
ツァッフェン
「うるせ~~~~っっ!!! しらね――――――!!!!!」
#第14師団エピソード #響けエルヴンウィスパー
November 9, 2025 at 2:24 PM
ラディカ大佐
「(¬ ¬ ) …シュトゥルム准尉から…
 どの程度、聞いたのか知らないけれど…、
 リリィ曹長が上級貴族なのかどうかは…現段階では…分からないわ」
ツァッフェン少尉
「(1 1 ) 判明させるわけにもいかない、と准尉からは聞きました。
 大佐のお家は下級貴族だから…って」
#第14師団エピソード #シュレディンガーのリリィ曹長2
July 11, 2025 at 9:50 AM
ローラ1等兵
「(;@ㅅ@) こっこっこれっ
 まずい、じょうきょうじゃ、ないですか!!」
ダリア曹長
「はい…とてもマズいんです…。 でも本当に綺麗ですね…」
ラディカ大佐
「(¬ ¬;) …少尉っ!! 現場に集中しろっ!!」
ツァッフェン少尉
{――してますよ!! 命かかってるんですから!!}
#第14師団エピソード #響けエルヴンウィスパー
November 9, 2025 at 1:59 PM
シュトゥルム准尉
「第14師団ひとくち戦略メモ、【コンバットスキャン】。
 単純にスキャニングともいう。
 貴君らの世界にもある、護身術の基礎。
 自分を中心に周囲の状況を瞬時に見渡し、
 危ないと思われるものを目視、記憶することをいう。
 突然流行ったCQCも、まずはスキャニングからだ」
#第14師団エピソード #響けエルヴンウィスパー
#第14師団ひとくち戦略メモ
November 9, 2025 at 2:30 PM
ラディカ大佐
「…少尉のスポットに…干渉させてもらったわ。
 これで貴女は、自分のウィスパーを…
 自分のスポットに遠隔記録することが…出来るでしょ」
ツァッフェン少尉
{――それはできますけど…。
 なんで私のスポットの位置、知ってるんですか?}
ダリア曹長
(…この大佐…?)
ラディカ
「…貴女のことは…何でも知っている。
 それより…状況を知らせて。
 そこには…錬金術師が潜んでいる可能性がある。
 今回は遊んでいて帰りが遅いのではないと…私は見込んでいる」
ツァッフェン
{――そうなんです!
 採石場の中にアルケミストの、たまり場が!}
#第14師団エピソード #響けエルヴンウィスパー
November 9, 2025 at 1:40 PM
ツァッフェン少尉
{――沢まで来ました!}
{――うわ~っ、あんな採石場あるわりに水、綺麗じゃーん!
 こないだ大佐とおフロ入った時のこと思い出すな~っ!}
ラディカ大佐
「(¬ ¬ ) …少尉! 気を抜くな!」
ツァッフェン
{――抜いてませんよ!
 ココからどう進んだらいいですか!?}
シュトゥルム准尉
「ん? なんだ?
 地図の上に、何かがボヤけて見えてくるが…」
ランチ中尉
「なんだなんだ? 女物のパンツじゃねーのか?」
リリィ曹長
「( ꈍᴗꈍ) これは~♡
 大佐がお召しになる下着のひとつですわね~♡」
#第14師団エピソード #響けエルヴンウィスパー
November 9, 2025 at 1:54 PM
ドォーン…
 
ランチ中尉
「なんだ…!? また敵性マークがひとつ増えたぞ…?」
 
 ドォーン…
    ドォーンッ…
        ドォーンッ
 
ヤンス・ザ・ゴブリン
{さあ! おとなしく…、ヤンス…?
 なっなんでヤンス、こいつは――――――!!?}
#第14師団エピソード #響けエルヴンウィスパー
November 9, 2025 at 2:09 PM
ローラ1等兵
「( ・×・) ま、"まいてぃふれーばー"って、なんですか…、しょうい…?」
ラディカ大佐
「 (¬ ¬ )ジロ 」
ツァッフェン少尉
「(゚Д゚;三;゚д゚) あっあっ…! あぁぁ…いや、その…!
 と、とりあえずいいから、戻っていいよっ」

~~~~~~

ツァッフェン
「怒られちゃったじゃーん!」
ローラ
「ごっ、ごめんなさいごめんなさいっ…」
ツァッフェン
「ああいう時は、わざわざ来なくてもウィスパーでいいんだよ!」
#第14師団エピソード #響けエルヴンウィスパー
November 9, 2025 at 1:24 PM
ツァッフェン少尉
「(エ エ;) 拷問官だからって見過ごしてましたけど、
 自分の異常性を分かってないのも…」
ラディカ大佐
「(¬ ¬ ) …拷問に入れ込んでいたベラドンナ家は…
 生まれてから、身体がある程度育ってすぐの娘を…
 毎日のように拷問して…痛めつけていたと聞くわね」
#第14師団エピソード #シュレディンガーのリリィ曹長2
July 11, 2025 at 10:13 AM
シュトゥルム准尉
「忘れるな。
 今の話、"確証は無い"のだ。
 そして、"確証を得てはならん"のだ」
ツァッフェン少尉
「(1 1;) ………………。
 でも、もし曹長がベラドンナ邸の娘なら、他に居場所もないじゃんか?
 イチヨンを乗っ取ろうと思えば、
 乗っ取って自分のものにすることだって…!」
#第14師団エピソード #シュレディンガーのリリィ曹長
July 1, 2025 at 12:02 PM
ラディカ大佐
「(¬ ¬ ) …あと、ね…。
 仮にリリィ曹長が…上級貴族ベラドンナ家の娘だとしても…
 リリィ曹長は…それを知られたがらないと…思うの」
ツァッフェン少尉
「(’ ’ ) 何故です?
 ベラドンナ家の娘は、伯爵に報復して家出をしたんですよね?
 この師団が欲しくなったら、身分を明かせば…」
#第14師団エピソード #シュレディンガーのリリィ曹長2
July 11, 2025 at 9:56 AM
ツァッフェン少尉
{――南東へ、10度…。
 す、進みますよ? アテにしてますからね、私っ?}
{――こ、怖いなぁ…。 大佐、厳しいからな…。
 修行の一環だとか言って、わざとゴーレムぶつけられたりして…}
ラディカ大佐
「(¬ ¬ ) …ゴーレムの一撃は…エルフが受けたら致命傷でしょ」
#第14師団エピソード #響けエルヴンウィスパー
November 9, 2025 at 1:50 PM
シュトゥルム准尉
「…"ベラドンナ邸 失踪事件"を知っているだろう?」
ツァッフェン少尉
「(1 1 ) なにそれ? ベラドンナ邸?」
シュトゥルム
「情報部の貴様が知らんとは…。
 これは大佐から聞いたお話なのだが…」
ツァッフェン
「"(1 1 ) うんうん」
シュトゥルム
「ヒト族の上級貴族に、ベラドンナ家というのがあったのだ。
 いや、正確には今でもあるようなのだが…
 猟奇的な一族で、王家や他の貴族など政界からは
 奇異の目で見られ、避けられていたようだ」
#第14師団エピソード #シュレディンガーのリリィ曹長
July 1, 2025 at 11:33 AM
ダリア曹長
「はああああああ~~~~……😩💨
 たまたま通りすがっただけなのに、
 ツァッフェン少尉のウィスパーが聞こえてしまった…。
 でも点数稼ぎはしておかなくちゃ…」
 
~~~~~~
 
ダリア
「ダリア曹長、カモミールとカフェオレをお持ちしました」
ツァッフェン少尉
「おー! ありがと~っ!
 ちょうどカモミールが飲みたかったんだよ~!」
ダリア
(白々しいな…。
 廊下に向けてウィスパーしたくせに…)
ラディカ大佐
「"(¬ ¬ ) …あら、有難う。 わざわざ…すまないわね」
ダリア
「いえ、そろそろお疲れなのではと思いまして」
#第14師団エピソード #響けエルヴンウィスパー
November 9, 2025 at 1:19 PM
シュトゥルム准尉
「奴なりの敬服の形ではないのか?」
ツァッフェン少尉
「(゚n゚ ) 敬服の形として、スケベな問答なんてしてくるか!?」
シュトゥルム
「大佐はそれを上手に飲み込まれているようだがな。
 女の社会はそういうものなのではないのか?」
ツァッフェン
「(゚ε゚;) ないよ!!
 ま、それなりに仲良けりゃたまにはあるけど、
 あいつのは多すぎ!!」
#第14師団エピソード #シュレディンガーのリリィ曹長
July 1, 2025 at 11:26 AM
ツァッフェン少尉
「(TヮT) た、たしかに…、
 私も総帥にコクハクして…捨てられましたけどぉ…」
ラディカ大佐
「(¬ ¬ ) …つまり、この師団に居る者たちにとって
 此処、第14師団は…、最後の砦…最後の居場所なの。
 私には…この師団に居る者たちを、ひとり残らず守る…責務がある」
#第14師団エピソード #シュレディンガーのリリィ曹長2
July 11, 2025 at 10:05 AM
ツァッフェン少尉
「猟奇的?」
シュトゥルム准尉
「うむ。 ベラドンナ家の爵位は…確か、伯爵だったかな?
 強大な一族だが、捕らえた敵や逆賊を
 むやみに拷問することで恐れられていたという。
 どうやらあの一族は、拷問そのものに愉悦を見いだし
 拷問史を研究するようになったらしいのだ」
ツァッフェン
「(´1 、 1´;) シュミ悪いハナシだな…」」
#第14師団エピソード #シュレディンガーのリリィ曹長
July 1, 2025 at 11:36 AM
ツァッフェン少尉
「(1 1 ) リリィ曹長って上級貴族なんですか?」
ラディカ大佐
「(¬ ¬ ) …誰から…聞いたの?」
ツァッフェン
「シュトゥルム准尉です」
ラディカ
「(- - ) …貴女には、曹長のこと…もう少し後で言おうと…
 思っていたのだけれど…ね」
#第14師団エピソード #シュレディンガーのリリィ曹長2
July 11, 2025 at 9:47 AM