#クナウティア
2~3年にわたるフィールド研究で、クナウティア・アルベンシスは、土着依存性が高い種特性があるらしいことがわかりました。新規導入株自身は、夏に枯れやすいですが、そのこぼれ種子から生えた子孫は、密植状態で宿根化しやすく、以降、その繰り返しによって、同じ場所で自然群生を形成しやすいのです。このことから、クナウティアを新規導入する際は、12月頃に強健な苗を複数株ご購入いただくことをおすすめします。
#NOSEGACHIENGEI #園芸 #宿根草
November 8, 2025 at 5:20 AM
クナウティア植栽区画とLy(リクニス+リシマキア)区画との間に、Geranium thunbergii(ゲンノショウコ)の半自然群生ができていました。今年の春に、雑草除去後、Geranium thunbergiiと思われる自然発生苗を選抜し、植栽したすぐ近くですが、群生ができている位置からはずれているため、昨年の時点で種子が落ちていて、それから育った可能性もあります。念のため、交雑回避のため、他のGeranium属宿根草は植えていませんが、ゲンノショウコは秋咲きのため、春咲きなど、開花期が重ならないGeranium属であれば、検討の余地があります。
#NOSEGACHIENGEI
October 15, 2025 at 6:33 PM
【クナウティア・アルベンシスの越夏特性】春~初夏に肥沃な土壌で大きく育った株は絶えやすい一方、夏の栄養供給を完全に断つポット植えの株は、根詰まりしていても確実に夏越しすることがわかりました。根詰まりにはかなり強い一方で、初夏以降に土壌に栄養分が残っていることがかなり強いストレスになっている可能性があります。
このことから、秋から冬にできるだけ多くの苗を確保し、一部は露地植え、残りはバックアップとしてポット植え保持にするのが、クナウティアが絶えてしまうのを防ぐコツといえます。
#NOSEGACHIENGEI #園芸 #農業
October 3, 2025 at 2:34 AM
青紫色花のベロニカ・ロンギフォリア(オオバコ科)や白花のオカトラノオ(サクラソウ科)と混植して、トラノオ咲きで統一しても面白いですし、やや色が渋めのクナウティア・マセドニカ(スイカズラ科)や、さらに色が深いダイアンサス・バルバツス・ニグレッセンス(ナデシコ科)と合わせても素敵なメドウガーデンに仕上がります。素敵なメドウガーデンの主役格にふさわしい存在感です。(このイメージ写真は、群植ではなく一株です。株張り大きくても行儀よく仕上がる点にご注目ください。)
September 11, 2025 at 3:47 AM
【ガイラルディアの落とし穴🕳】キク科のガイラルディアは強健な印象がありますが、当圃では相性を合わせにくいようです。乾燥と痩せ気味の土壌適性があるようですので、一度でも長雨で湿潤状態になると、それを機に、一気に衰弱するようです。クナウティアやダイアンサス、ユーフォルビア・ミルシニテスが良好に生育する場所でも合わないことがあるのです。むしろ、乾燥しやすく、痩せすぎて、他の植物の生育が思わしくない場所のほうがよいのかもしれません。条件が合えば非常に強健、でも、少しでも蒸れると一気に衰弱、それが、ガイラルディアの落とし穴です。
#NOSEGACHIENGEI #園芸 #農業
September 3, 2025 at 5:28 AM
この秋植えてみたい!能勢にて酷暑&寒冷耐性検証済みで安心!ターキッシュ(トルコ原産)・ペレニアル・セレクション
☆スイカズラ科
クナウティア・アルベンシス
クナウティア・マセドニカ
バレリアナ・オフィシナリス
☆シソ科
テウクリウム・ヒルカニカム
サルビア・ネモローサ(幼苗)
☆ナデシコ科
リクニス・カルセドニカ(※原産地範囲には諸説あり)
リクニス・コロナリア
☆イソマツ科
リモニウム・ラティフォリウム
ターキッシュのほかにも、アメリカ合衆国東部、東アジア(日本含む)原産種で、耐暑性の強さが際立つ傾向が確認されました。宿根草選びの参考としてください。(能勢は南東北・北陸に近い気候です。)
September 3, 2025 at 4:53 AM
クナウティアの耐暑性は、水溶性肥料、とくに窒素の施肥で大きく変わることがわかりました。く溶性施肥で、夏に硫安を完全に絶つと、耐暑性が強く、土壌水分への適応範囲が広範となり、とくに夏の連続降雨後のストレス耐性が強くなるようです。一方、硫安施肥を開花中に続けると、さほど暑くはない梅雨の頃の雨でも一発で枯死してしまうほどストレス耐性が低下してしまうこともわかりました。同じような傾向は、ナデシコ科のダイアンサスにも見られるようです。このことから、クナウティアとダイアンサスは混植に適しているといえます。クナウティアとダイアンサスをお求めなら、ぜひとも安心サポートの当店で!
#能勢ガチ園芸
August 16, 2025 at 2:16 PM
とにかくあれこれ迷わず、はぐれないペレニアルガーデンづくりを狙うなら、あえてナデシコ科とスイカズラ科に絞った植栽にすれば、間違いありません!ナデシコ科なら、ダイアンサス、リクニス、シレネ、ジプソフィラ、サポナリア、スイカズラ科なら、クナウティア、スクシサ、スクシセラ、セントランサス、バレリアナ、パトリニア(オミナエシ)がおすすめです。(ダイアンサス、リクニス、シレネの一部は、耐暑性に難があるものがあるので、品種選びに注意)
キク科のセントーレアやガイラルディア、オオバコ科のペンステモン、ジギタリス、リナリアは夏の降雨後の多湿で急に萎れる品種が多いので、とくに注意します。
#能勢ガチ園芸
August 16, 2025 at 2:01 PM
うちの圃場だと、50分なんてあっという間です。言われてみれば毛があるな、というものから、剛毛を超えて棘化したものまで、さまざまです。中庸のクナウティアやシンニンギアあたりは、討論にはよい教材かもしれません。
July 28, 2025 at 1:05 AM
とくに、NHK流では、ほぼ例外なく、元肥として緩効性化成肥料を使う。そして、多肥を嫌う植物の場合は、それを控えめに、で済ませることが多い。施肥量の多寡を問わず、宿根草でそれをやるのは禁忌だ。宿根草の多くは、初期状態で水溶性肥料成分が多い状態は非常に不健全であり、避けなければならない。窒素は不足気味をキープし、葉の色や生長速度を見極めて精緻に制御する。窒素以外は、基本的にく溶性完結で、低ECで植物自身の吸肥力を最大限に引き出す。例えば、クナウティアは、日当たりがよく乾燥気味、かつ、土壌の腐植と窒素以外のく溶性肥料成分が豊富であれば、低窒素で良好に生育する。他にも同様の傾向を示す宿根草は多い。
July 23, 2025 at 8:41 AM
圃場境界に植えるローメンテナンス宿根草として、ダイアンサス類が一例として挙げられます。ダイアンサス類は、人為的播種では発芽しやすいものの、こぼれ種で発芽した例はみたことがないほどで、人為的播種ではややクセがあるクナウティアとは真逆のような発芽特性を持っているようです。これは、しっかり育てたい場所にとどめてしっかり育てるというコントロール性に優れているということになります。シネンシスやカリオフィルスはやや採種しにくいものの、それ以外は採種性がよく、思い通りに繁殖することができます。(※注意:固定種・原種にのみ応用できます。種苗法上、登録品種では応用できません。)
#能勢ガチ園芸
July 18, 2025 at 2:36 AM
クナウティアの成育がよい場所には、たいていシロツメクサやカラスノエンドウといったマメ科雑草の繁茂履歴があることも興味深いです。このことを園芸技術としてフィードバックするとすれば、マメ科宿根草のバプティシア(センダイハギ)との混植は、根粒菌による持続的な窒素供給が自動的に受けられるうえ、花にもクナウティアと共通する青色要素があるも、クナウティアとは異なる濃青紫色花のバプティシアはブルーガーデンとしての統一感があり、デザイン上も理に適っているといえそうです。
#能勢ガチ園芸
July 18, 2025 at 1:44 AM
クナウティアは、
☆腐植成分が浸透した土
☆ようりんなどのく溶性元肥がしっかり施された土
☆有効深が十分にある畝(30cm以上;レイズドベッド)
では、窒素の施肥が少なくても、葉が青々として健全に肥大化するとともに、こぼれ種で爆発的に繁殖することがわかってきました。この知見は、ローメンテナンスのナチュラルガーデンを設計するうえで、非常に有用です。条件が合えばこぼれ種繁殖性がかなり期待できるため、念のため、圃場境界への植栽は避けた方がよいかもしれません。
#能勢ガチ園芸
July 18, 2025 at 1:11 AM
そろそろクナウティアのこぼれ種発芽が始まっているようです。すでに本葉が数枚出ているようです。正式な同定は秋になりますが、本葉の出葉形態や形状からみて、クナウティアのアルベンシスかマセドニカの可能性が高いとみられます。昨年の大量発芽が、今年も確認できそうです。これらの苗を、11~12月に、腐植補充リフレッシュ中の南側区画に群植し、クナウティアのお花畑にすることも検討しています。
#能勢ガチ園芸
July 18, 2025 at 12:52 AM
2025夏秋 自家採種育苗予定(一部抜粋)

【技術検証済分】
ダイアンサス・プルマリウス
シレネ・ブルガリス
リクニス・カルセドニカ
リクニス・フロスククリ
ストケシア・ラエビス′ブルースター′
クナウティア・マセドニカ′レッドチェリー′
クナウティア・アルベンシス
ゲウム・チロエンセ′レッドドラゴン′

他にも、初の播種技術検証分を含め、多品種の播種を予定しています。
#能勢ガチ園芸
July 2, 2025 at 4:06 AM
目指すは、
自然力半自動栽培技術!
その実現のためには、品種選びと施肥技術が効いてくる。
のらぼう菜やサラダバーネット、トマト(プリンシペ・ボルゲーゼ)、トマティロ(デ・ミルパ)、チトニア・ロツンディフォリア、矢車菊、クナウティア・アルベンシスはすでに土着化の成功を確認している。今後は、さらに多くの品種について、土着化の実現を目指し、挑戦し続けていく。
#能勢ガチ園芸
June 13, 2025 at 2:24 PM
クナウティア
June 8, 2025 at 4:48 AM
クナウティア、良く増えてくれますね! メドウガーデンにはぴったりで頼もしいです。
へぇ、アルセアは雑草を弱体化させるんですか。知らなかった! でも根張りが良いと言う事は近くに植える植物を選ばなくちゃならないですね。アルセアも色々植えてるんですが、マシュマロウは育てた事無いです。秋になったら植えてみます!
June 5, 2025 at 9:59 PM
雑草を楽に根絶したいなら、クナウティアやアルセアがお勧めです。クナウティアはこぼれ種で自然に群生しやすく、アルセア(とくにオフィシナリス)は、圧倒的な根張りで雑草を徐々に弱体化させます。当圃で効果を確認しています。
June 5, 2025 at 2:51 PM
クナウティアが咲き始めた。これは何だろう? 去年色々植えたから分からない。零れ種でよく増えるようだ。あちこちから発芽してる。でも斑入りのは消えちゃった。クナウティアは交雑しないのかな。
June 4, 2025 at 9:03 AM
昨年は、クナウティア・マセドニカ′レッドチェリー′、こんなもんか、やっぱりアルベンシスのほうが上手!
のように見えました。ところが、今年はむしろ逆転!マセドニカ′レッドチェリー′、花の発色も、ダークグリーンの葉の上品なセミシルバーリーフ、美しすぎます!この美しさを目の当たりにすれば、耐暑性や宿根性で劣勢のスカビオサなんて……と思ってしまうほどです。アルベンシスや同じ科でオミナエシ系統のバレリアナ・オフィシナリスと組み合わせれば、最強のメドウガーデンになること、まちがいなし!一年目の草姿で判断すると、見事に騙されます!植えない理由が見つからないほどに秀逸な、本物中の本物の宿根草!おすすめです!
May 31, 2025 at 1:06 AM
クナウティアやダイアンサスといった、成株の肥料要求が比較的少ない初夏咲き宿根草は、植えつけ時、く溶性元肥を与えておき、その翌年の春に、カラスノエンドウなどのマメ科の草が繁茂すれば、次回の植え替えまでの間、無追肥栽培が可能です。生育最盛期にマメ科の草の根に共生する根粒菌による窒素供給が行われることで、宿根草が勢いよく育ちます。無肥料でナチュラルガーデンを管理しているという話を聞くと思いますが、そういうからくりなのです。
#能勢ガチ園芸
May 30, 2025 at 9:36 PM
どちらも同じ、クナウティア・マセドニカ′レッドチェリー′です。左は今から約5~6カ月前の2024年12月の様子、右は最近(この5月)の様子です。
#能勢ガチ園芸
May 30, 2025 at 2:58 PM
冬、マイナス何度くらいまで下がるかはわかりませんが、イングリッシュ・ガーデンコンセプトで-10℃耐寒レベルでしたら、当公式で紹介させていただいているバルカン半島・トルコ原産種(クナウティア、バレリアナ、リクニス、シレネ等)や東アジア・シベリア原産種は問題なく植栽していただけるかと思います。最も重要なのは土作りと施肥です。これを間違えると、いくら他の条件がよくても枯れます。当店公式記事でその詳細説明がありますので、ぜひお読みください。
May 30, 2025 at 2:23 PM