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騒がしいことが嫌いな妖精たち。
妖精塚の近くを開墾する、道路を作るなど、もっての外。
ある少年は祖母が止めるのも聞かず、妖精塚の周りでクロスバイクを乗り回していました。
ある日、目の前に突然穴ぼこが現れ、少年は顔面から地面に激突。前歯が折れてしまいました。
近くの人たちは、ああ良き人たちが腹に据えかねたんだよと言い合ったそう。
アイルランドのケリー県で取材したお話です。
騒がしいことが嫌いな妖精たち。
妖精塚の近くを開墾する、道路を作るなど、もっての外。
ある少年は祖母が止めるのも聞かず、妖精塚の周りでクロスバイクを乗り回していました。
ある日、目の前に突然穴ぼこが現れ、少年は顔面から地面に激突。前歯が折れてしまいました。
近くの人たちは、ああ良き人たちが腹に据えかねたんだよと言い合ったそう。
アイルランドのケリー県で取材したお話です。
突然意識を失ったりつむじ風に巻き込まれたり。
往々にして妖精たちが人を攫うときは突然です。
けれど中には紳士的に「一緒に来て下さいますか?」と誘う場合も。
ある娘は職探しに疲れて道ばたで休んでいたとき、立派な、そして美しい紳士に声をかけられました。聞けば子守を探していると言い、給金もお仕着せも申し分ありませんでした。
案内された屋敷は庭園付の豪邸でした。そこで娘は子守として働き始めました。
しばらくして、娘と紳士は恋仲になり、何もかも順調と思われたのですが、ただひとつ気がかりなことが。それは何があっても覗いてはならないという部屋についてでした。
突然意識を失ったりつむじ風に巻き込まれたり。
往々にして妖精たちが人を攫うときは突然です。
けれど中には紳士的に「一緒に来て下さいますか?」と誘う場合も。
ある娘は職探しに疲れて道ばたで休んでいたとき、立派な、そして美しい紳士に声をかけられました。聞けば子守を探していると言い、給金もお仕着せも申し分ありませんでした。
案内された屋敷は庭園付の豪邸でした。そこで娘は子守として働き始めました。
しばらくして、娘と紳士は恋仲になり、何もかも順調と思われたのですが、ただひとつ気がかりなことが。それは何があっても覗いてはならないという部屋についてでした。
明日は月イチ恒例の『お話の小屋』です。
竪琴を片手に亭主がお話をひとつふたつ。
どうぞお仕事帰りの途中などにでもお寄りください。
19時ごろから
席料1,000円+オーダー
明日は月イチ恒例の『お話の小屋』です。
竪琴を片手に亭主がお話をひとつふたつ。
どうぞお仕事帰りの途中などにでもお寄りください。
19時ごろから
席料1,000円+オーダー
妖精たちの宴席に招かれた人間の多くは、その素晴らしさに魅了され、ややもするとそのまま何百年と留まり続けてしまうと言います。
とはいえ中には凄まじい猛者もいるようです。
ある神父は事ある毎に妖精王から饗応の誘いを受けていました。
けれど、彼は拒み続け、とうとう妖精の使者が直接やって来ました。
出向いたところは目も眩むような宮殿で、振る舞われた料理は美味佳肴、給仕する小姓たちも皆美しく、この世のものとは思えませんでした。
招いた妖精王は自慢気に『いかがかな? 地上の者よ、これ程のものは見たことはないだろう』と訊ねました。
妖精たちの宴席に招かれた人間の多くは、その素晴らしさに魅了され、ややもするとそのまま何百年と留まり続けてしまうと言います。
とはいえ中には凄まじい猛者もいるようです。
ある神父は事ある毎に妖精王から饗応の誘いを受けていました。
けれど、彼は拒み続け、とうとう妖精の使者が直接やって来ました。
出向いたところは目も眩むような宮殿で、振る舞われた料理は美味佳肴、給仕する小姓たちも皆美しく、この世のものとは思えませんでした。
招いた妖精王は自慢気に『いかがかな? 地上の者よ、これ程のものは見たことはないだろう』と訊ねました。
攫われた人たちを取り戻す方法として、妖精の騎馬行列に混じる囚われ人を、地面に引きずり落とす、というのが最も有名です。
この時試されるのは、救い出す側の勇気などですが、救い出される側にも条件があるようです。
ひとりの女性が突然いなくなり、親族たちはこれは出奔したに違いないと思っていました。
しばらくして、その家で奇妙な事が起こり続けました。
朝に食べようと取っておいたパンや芋が翌朝にはなくなっているのです。
誰かが盗んでいるのかと主人が隠れていると、人影が。
それはなんと出奔した妻でした。
攫われた人たちを取り戻す方法として、妖精の騎馬行列に混じる囚われ人を、地面に引きずり落とす、というのが最も有名です。
この時試されるのは、救い出す側の勇気などですが、救い出される側にも条件があるようです。
ひとりの女性が突然いなくなり、親族たちはこれは出奔したに違いないと思っていました。
しばらくして、その家で奇妙な事が起こり続けました。
朝に食べようと取っておいたパンや芋が翌朝にはなくなっているのです。
誰かが盗んでいるのかと主人が隠れていると、人影が。
それはなんと出奔した妻でした。
妖精たちに攫われた人を助けるお話のおおよそは、失敗に終わります。囚われ人は妖精郷で、逃げることも、死ぬことも出来ず、永遠の享楽と絶望を味わい過ごすことになるのです。
ですが、中には攫われている途中に救い出されることも。
ある男が帰り道に頭上を飛ぶ、不思議な、そして不気味な鳥のような群れを見かけました。嫌な予感がした男は、手にしていた釘の詰まった袋を投げつけると、その生き物は霧散し、いきなり女が降ってきました。よく見ると、それは男の妻だったのです。
慌てて、家に帰り、ふと窓から中を覗くと、葬式が行われようとしているではありませんか。
妖精たちに攫われた人を助けるお話のおおよそは、失敗に終わります。囚われ人は妖精郷で、逃げることも、死ぬことも出来ず、永遠の享楽と絶望を味わい過ごすことになるのです。
ですが、中には攫われている途中に救い出されることも。
ある男が帰り道に頭上を飛ぶ、不思議な、そして不気味な鳥のような群れを見かけました。嫌な予感がした男は、手にしていた釘の詰まった袋を投げつけると、その生き物は霧散し、いきなり女が降ってきました。よく見ると、それは男の妻だったのです。
慌てて、家に帰り、ふと窓から中を覗くと、葬式が行われようとしているではありませんか。
29日土曜日午後7時くらいから、拙亭で、毎月恒例の『お話の小屋』を開催します。
亭主が竪琴を爪弾きながらお話をひとつふたつするだけの静かな会です。
よろしければ、一緒に妖精郷を旅しませんか?
席料1,000円+ドリンクオーダー
29日土曜日午後7時くらいから、拙亭で、毎月恒例の『お話の小屋』を開催します。
亭主が竪琴を爪弾きながらお話をひとつふたつするだけの静かな会です。
よろしければ、一緒に妖精郷を旅しませんか?
席料1,000円+ドリンクオーダー
妖精譚や昔話では『3』という数字が大変重要視されます。
同時に『最後』というものも。
特に三人兄弟(姉妹)の末っ子などは、妖精の祝福を受けて多くのことを為します。
ある末っ子は義姉たちから爪弾きにされ、暖炉の灰の中で寝ていました。青年になった末っ子は家を出て、諸国を放浪します。その途中妖精牛と仲良くなり、あらゆるものを縛るベルト、ご馳走の出るテーブルクロスをもらい受け、巨人を倒し、魔法の剣とブーツを手に入れました。
そうして、ある港町で、お姫さまが生け贄として海竜に捧げられていたところを助けたのですが、戻ってきた末っ子を取り囲む群衆の中に、義姉たちの姿が。
妖精譚や昔話では『3』という数字が大変重要視されます。
同時に『最後』というものも。
特に三人兄弟(姉妹)の末っ子などは、妖精の祝福を受けて多くのことを為します。
ある末っ子は義姉たちから爪弾きにされ、暖炉の灰の中で寝ていました。青年になった末っ子は家を出て、諸国を放浪します。その途中妖精牛と仲良くなり、あらゆるものを縛るベルト、ご馳走の出るテーブルクロスをもらい受け、巨人を倒し、魔法の剣とブーツを手に入れました。
そうして、ある港町で、お姫さまが生け贄として海竜に捧げられていたところを助けたのですが、戻ってきた末っ子を取り囲む群衆の中に、義姉たちの姿が。
妖精たちに拐かされた人たち。
彼らが戻ってくる手はずのおおよそには、こちら側の人間の助けが必要です。
最も多いのは、妖精の騎馬行列から、囚われ人を引きずり出すこと。次いで、妖精たちの踊りの輪から引き離すこと。
簡単なようですが、ほぼ失敗に終わるようです。
妖精たちに攫われた息子を助け出そうとした男は、十字路に潜んでいました。そして息子が乗った馬が通りかかると飛び出し、腕を掴み、妖精馬から力任せに引きずり下ろしました。
妖精たちに拐かされた人たち。
彼らが戻ってくる手はずのおおよそには、こちら側の人間の助けが必要です。
最も多いのは、妖精の騎馬行列から、囚われ人を引きずり出すこと。次いで、妖精たちの踊りの輪から引き離すこと。
簡単なようですが、ほぼ失敗に終わるようです。
妖精たちに攫われた息子を助け出そうとした男は、十字路に潜んでいました。そして息子が乗った馬が通りかかると飛び出し、腕を掴み、妖精馬から力任せに引きずり下ろしました。
妖精の小径はその名の通り妖精たちの通り道で、不可視の道。
多くは妖精砦(塚)と妖精砦(塚)の間に通っているとされ、そこを遮ると彼らの不興を買うとされます。
結果、家畜が亡くなったり、家人に不運が続き、病気になるとか。中には、妖精の諸侯の怒りを受け、家そのものが崩されたなどというお話も。
ですので、妖精の小径がどこにあるか調べる方法が編み出されました。
ごく簡単のものでは家を建てる予定の場所にサンザシなどの枝を立てておき、翌日になって倒れてなければ良し。もし1本でも倒れていればそこは彼らの領地を示しているそうです。
妖精の小径はその名の通り妖精たちの通り道で、不可視の道。
多くは妖精砦(塚)と妖精砦(塚)の間に通っているとされ、そこを遮ると彼らの不興を買うとされます。
結果、家畜が亡くなったり、家人に不運が続き、病気になるとか。中には、妖精の諸侯の怒りを受け、家そのものが崩されたなどというお話も。
ですので、妖精の小径がどこにあるか調べる方法が編み出されました。
ごく簡単のものでは家を建てる予定の場所にサンザシなどの枝を立てておき、翌日になって倒れてなければ良し。もし1本でも倒れていればそこは彼らの領地を示しているそうです。
妖精たちに攫われた人たちが、どのようにして移動しているのか。お話の中で、多くの妖精たちは馬に乗り諸国を遊行しています。またつむじ風になって移動しているとも。
別の話では妖精たちが出没する砦や塚の中には秘密の扉があり、あらゆる塚と繋がっているそう。
ある牛飼いの少女が、妖精砦に迷い込んだ牛を追いかけ、そのまま不思議な洞穴入り込みました。牛の背中を追いかけて歩くこと小一時間。見えた光に駆け寄ると、そこは見たこともない場所でした。
牛と牛飼いの少女が通ったのは妖精の小径で、百キロ以上も離れた妖精砦に出てしまったのでした。
アイルランドはスライゴ県に伝わるお話です。
妖精たちに攫われた人たちが、どのようにして移動しているのか。お話の中で、多くの妖精たちは馬に乗り諸国を遊行しています。またつむじ風になって移動しているとも。
別の話では妖精たちが出没する砦や塚の中には秘密の扉があり、あらゆる塚と繋がっているそう。
ある牛飼いの少女が、妖精砦に迷い込んだ牛を追いかけ、そのまま不思議な洞穴入り込みました。牛の背中を追いかけて歩くこと小一時間。見えた光に駆け寄ると、そこは見たこともない場所でした。
牛と牛飼いの少女が通ったのは妖精の小径で、百キロ以上も離れた妖精砦に出てしまったのでした。
アイルランドはスライゴ県に伝わるお話です。
昨日の商談?はこれをお借りするお話でした。
アーサーラッカムの挿絵本(初版)を切り出したものだそう。
昨日の商談?はこれをお借りするお話でした。
アーサーラッカムの挿絵本(初版)を切り出したものだそう。
妖精たちに攫われ、そして幸運にも戻って来られた人たち。
彼らは時に心を砕かれ、時に心と記憶を奪われたりします。
その殆どが、妖精たちの魅力、妖精郷の素晴らしさを忘れられないからだそう。
そういう戻ってきた、人たちの話だけでなく、現在進行形で妖精たちと行動を共にしていた人たちのお話も少なからず残されています。
その女性は妖精たちと夜毎で歩いていると噂されていました。
或る夜、彼女は教会の小部屋で発見されたのでした。
曰く、妖精たちと出歩いていたが、ここで彼らの隊列からはぐれてしまった、と。
もちろんその部屋は厳重に鍵がされ、余人が入れない場所だったのです。
妖精たちに攫われ、そして幸運にも戻って来られた人たち。
彼らは時に心を砕かれ、時に心と記憶を奪われたりします。
その殆どが、妖精たちの魅力、妖精郷の素晴らしさを忘れられないからだそう。
そういう戻ってきた、人たちの話だけでなく、現在進行形で妖精たちと行動を共にしていた人たちのお話も少なからず残されています。
その女性は妖精たちと夜毎で歩いていると噂されていました。
或る夜、彼女は教会の小部屋で発見されたのでした。
曰く、妖精たちと出歩いていたが、ここで彼らの隊列からはぐれてしまった、と。
もちろんその部屋は厳重に鍵がされ、余人が入れない場所だったのです。