現実には、多国間の約束としての倫理のことばは危機に瀕している。

ロシアのプーチン政権、アメリカのトランプ政権は、多国間主義、国際人道法と国際人権法、気候危機対策を露骨に無視している。

暴力と無法が幅を効かせている。ウクライナを侵攻したロシアへの経済制裁は効いていない。ガザ虐殺には大企業が加担している。戦争をビジネスチャンスと捉える見方が広まっている。

できることは、なんだろうか。

(1)投票に行き、世論を動かし、自国の政府を正常化する。
(2)投票と世論で年金基金に圧力をかけ、暴力と無法に加担する企業への資金を断つ。
(3) 以上を裏付ける倫理のことば（特に人権のアイデア）を広める。

「元禄繚乱」面白かったですねえ…「元禄太平記」では柳沢吉保を演じた石坂浩二が吉良上野介だったり
、「べらぼう」にも出てる安達裕実が、おかる役で山科での切ない役を演じたり…キャスティングが新鮮だったのを覚えてます。

個人的には、オープニングの曲と映像が、まさに「百花繚乱」という感じで、尾形光琳や俵屋宗達の絵がイキイキと動き出すのも、凝っていて楽しかったです。

そして、今年の明日の12月14日は、「仇討ち後」の蔦重を見届けます！😇✨(思わずのリプライ、失礼しました🙇💦)

大石内蔵助…六代目中村勘九郎 吉良上野介…石坂浩二
引用、リプライでお気づきの方がいらっしゃるように
この妄想配役は大河ドラマ『元禄繚乱』のオマージュです
勘九郎さんなら、先代とは違う魅力の大石内蔵助になるはず

わかります。私自身がそうでした。そして「従ったら愛情をもらえた→従えば愛情を得られる」と学習します。自分が上の立場になったら「従った方が利口」「従わないやつに愛情はあげない」と下に教えて無限ループ。

まともな国なら、少なくとも教育者は、そういうもので縛らないようにと言われるので、家庭がどうであれ、気づく人はいます。親向けに無料で理想の子育て術を提供する国もあります。

私も海外に出て、今まで使ってた「上に従えば何とかなる処世術」が通じなくて、初めてなんかおかしいなと気づきました。

欧米にもそのような関係はあるでしょうけれど、日本は全体にその傾向が強い気が来ます。

あと、私は、考える最も根本的な日本人を縛る鎖は「愛」だと思っています。主には「母の愛」です。ある種「父性的」な、打たれるとか怒鳴られるとかの明示的な暴力に寄るものではなく、従わなければ愛情を撤収されてしまうことへの恐怖から、心の底から「母を愛さなければならない」という縛りは何よりも強力です。行動だけでなく、内面をがんじがらめにして、同時にそれにさえ従っていれば、最愛の母に認められるという至高の存在との一体感、万能感（最高の快楽）を得ることができます。

私はスコセッシの『沈黙』（江戸時代のキリスト教弾圧の話）を観た時に（劇中、登場人物が、日本をどんな信仰の種を蒔いても決して育たない“沼”に例えていました）、あの、何を言っても伝えても皆呑み込んでしまう日本人の“蒙”の感じは現代にもそのまま、そのDNAが脈々と繋がっている気がしました。

この間、Mastodonである人とやり取りしていた時に、私がその話を書いたら、その人（海外に住んでいる）は、日本人のことを知りたいという外国人には遠藤周作の『沈黙』（スコセッシの『沈黙』の原作）を読むことを勧めていると言っていて、分かり合えた気持ちになって嬉しかったです。