はむた@捏造報道と闘う会(読書録)
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報道被害の告発者でありメディアの批判者。目的は捏造歪曲などの虚報を無くすこと。ここではメディア関係の本、報道被害に関する本を紹介しています
▶NHKクロ現で捏造被害→BPOに申立てNHKと交渉→同番組でおわび放送→noteで体験記 https://note.com/koyagi_village
▶Twitterでも時事ネタ含めメディア関係のことを呟いてます
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読書メーターにもメディア関係本を登録してます
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はむた - 読書メーター
メディア関係の書籍を登録しています。
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マスメディアにとっての報道の自由はあくまでも「市民の声を代弁」するものであって自分たちの主義主張を伝え広めるためものもではない、としておかないと、報道の自由は暴走する。取材協力者を腹話術の人形にして、自分たちの言いたいことを言わせようとする。それが巷によくある虚偽捏造報道。インタビュー発言のでっち上げや「恣意的編集」はこうして起こる

私はNHKによって主体性を奪われ、腹話術の人形にされた。言ってもいないこと考えてもいないことをでっち上げられたので抗議したら、番組として伝えたいことは伝わったとか反響があったからいいとか言われて、驚いてしまった
note.com/koyagi_villa...
NHKから報道被害を受け、抗議しました|はむた@捏造報道と闘う会
2023年4月19日放送のクローズアップ現代「広がる女性のひきこもり “孤立”をどう防ぐのか」に出たんですが、ひどい報道被害を受けました。NHKに抗議して説明を求めましたが、今のところ誠意ある回答が得られていません。 「過去にひきこもりを経験した人」として取材を受けたのに、番組では「いま現在ひきこもっている人」に見えるような編集がされていました。しかも、明らかに事実と異なる捏造部分がいくつもあっ...
note.com
November 4, 2025 at 4:27 PM
市民の知る権利とかアクセス権といったものを起点に報道の自由を考えるならば、マスメディアの役割はおのずと公共性・公益性を帯びてくる。メディアは自らの主張を世に広めるためではなく、声なき人の声を代弁するためにある

「…放送事業者が免許を与えられているのは、放送局の思想を世に問うためではない…社会に奉仕するためという目的を優先させるべきとの考えがここにはある」p.46 

金山勉、魚住真司編著『「知る権利」と「伝える権利」のためのテレビ』 www.kadensha.net/book/b100332...
「知る権利」と「伝える権利」のためのテレビ - 花伝社
金山 勉 編著
www.kadensha.net
November 4, 2025 at 4:06 PM
報道の自由とその周辺を調べる必要があり、関連書籍を読み返していた

表現の自由は本来、自然人(個人)のためにあり、法人としてのマスメディアはそれ自体では表現の自由を持たない。マスメディアの表現の自由は社会全体の利益(市民の知る権利や民主主義の維持)に奉仕することで正当化されるというのが今の通説。長谷部先生のご著書にもそういうことが書いてある
www.koubundou.co.jp/book/b156392...
テレビの憲法理論 - 弘文堂
テレビの憲法理論 詳細をご覧いただけます。
www.koubundou.co.jp
November 4, 2025 at 3:54 PM
猪瀬直樹『昭和16年夏の敗戦』を読んだ。NHKスペシャル「シミュレーション」の原作となったノンフィクション小説である
www.chuko.co.jp/bunko/2020/0...

Nスぺのドラマ部分に登場する「所長」の人物造形は、同書第2章のシミュレーション発表場面で引用されている所長の講評をベースにしたのではないか。Nスぺではこの部分を誇張して「悪者」に仕立てている気がする
昭和16年夏の敗戦 新版 -猪瀬直樹 著|中公文庫|中央公論新社
www.chuko.co.jp
October 22, 2025 at 7:01 PM
BPOには限界がある。自主自律の原則に任せてはいられない。ではどうするか?

報道被害者の救済と再発防止のためには、BPOとは別の仕組みが必要ではないか?

Nスペ「シミュレーション」歴史改変問題を機に、報道評議会やオンブズマンの必要性について改めて考えてみた
note.com/koyagi_villa...
BPOの限界と新たな第三者機関の可能性|はむた@捏造報道と闘う会
私はBPO不要論者ではない。私が被ったクロ現の捏造被害については、BPOの仲介なしにはNHKとの交渉は一歩も進まなかっただろう。BPOを敵視したり存在意義を疑問視したりする声がネット上に散見されるけれど、そういう人たちに限ってBPOのことを知らないし、BPO設立以前がいかに悲惨な状況だったかを知らない。 とはいえBPOには明らかに限界がある。BPOだけでは足りないのである。報道被害者救済について...
note.com
October 20, 2025 at 4:44 AM
この本には電話対応からインタビューの受け方、記者会見での注意点まで詳しく書かれている。私もNHKの取材を受ける前に読んでおきたかった。捏造被害を受けずに済んだかもしれない。同書の表紙にあるように「イザというときに慌てて対応するのでは遅すぎる」のである

篠崎良一著『入門メディア・トレーニング~マスコミ対応の実践ノウハウのすべて』 アニモ出版

ただ、こういう情報は企業の広報向けなので、一般の人が触れる機会はない。情報の格差が報道被害の一因といえる  x.gd/xiJEI
Amazon.co.jp: 入門 メディア・トレーニング ~マスコミ対応の実践ノウハウのすべて : 篠崎 良一: 本
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x.gd
October 15, 2025 at 1:08 AM
『なぜ悪人が上に立つのか: 人間社会の不都合な権力構造』

権力と悪の関係がこれでもかというくらいに書かれている

「全体の利益のために少々の犠牲はやむなし」という考えは合理的かもしれないが、一人一人をかけがえのない存在として尊重する人権の概念とは真っ向から対立する

str.toyokeizai.net/books/978449...
October 9, 2025 at 3:15 AM
報道被害について考えることは、悪について考えることに通じる。組織の悪と個人の悪の関係など

『集団はなぜ残酷にまた慈悲深くなるのか』
『組織不正はいつも正しい ソーシャル・アバランチを防ぐには』
『<悪の凡庸さ>を問い直す』
『なぜ悪人が上に立つのか』
September 28, 2025 at 3:23 AM
いま読んでる本(一時中断してるけど…)

田島泰彦ほか編 『現代メディアと法』三省堂、1998

20年以上前の本だけど、報道被害の救済システムに関しては当時からあまり議論が進んでいない気がする
www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-978...
現代メディアと法
新時代を迎えた情報化社会の課題。メディアと国家、メディアと市民の関係をリアルにとらえ、激動する情報化社会における法のあり方に迫る。
www.kinokuniya.co.jp
September 26, 2025 at 1:43 PM
田島康彦、原寿雄/編『報道の自由と人権救済 メディアと市民・評議会を目指して』明石書店、2001年

www.akashi.co.jp/book/b64433....

本書にあるような評議会やオンブズマンはいまだに実現していないが、当時と比べれば事件事故犯罪の報道は改善されつつある

ただし、私が被ったような虚偽捏造歪曲報道への対策はほとんど進んでいない
報道の自由と人権救済 - 株式会社 明石書店
報道の自由と人権救済詳細をご覧いただけます。
www.akashi.co.jp
September 18, 2025 at 2:05 PM
いま読んでいる本その2 
韓永學 著『報道被害と反論権』明石書店、2005年

報道被害者の救済手段として、被害を受けた同一メディアに被害者自ら反論をのせるというものがある。それが反論権。日本ではあまり活発ではないが、本書には諸外国の例も載っているので参考になりそう 
www.akashi.co.jp/book/b65226....
報道被害と反論権 - 株式会社 明石書店
報道被害と反論権詳細をご覧いただけます。
www.akashi.co.jp
September 4, 2025 at 5:26 AM
読売新聞の誤報についてnote記事を書いた。(捜査対象とされた国会議員を別人と取り違え)
note.com/koyagi_villa...

「読売新聞の誤報を考える」

・機能しなかった再発防止策
・特ダネ偏重が諸悪の根源
・信頼の軽視は自滅へ続く道
読売新聞の誤報を考える:特ダネ偏重が諸悪の根源/チェック体制強化は無意味|はむた@捏造報道と闘う会
機能しなかった再発防止策 読売新聞は過去の誤報の反省から、掲載前に内容をチェックする「適正報道委員会」を設けている。ところが今回の件では特ダネを失うことを恐れて、この委員会に諮ることをしなかったという。  マイナス情報を軽視、チェック機能働かず…東京地検捜査巡る誤報検証 【読売新聞】 読売新聞は27日朝刊1面で、東京地検特捜部の捜査対象者を取り違え、日本維新の会の池下卓衆院...
note.com
September 1, 2025 at 1:18 AM
「捏造報道と闘う会」としてそろそろ原点回帰しようかと思って、報道被害や報道倫理に関する資料を読み返したりしている

おりしもNHKと読売という業界大手が立て続けに歪曲と誤報で騒ぎになった

私の実体験からして放送はBPOがあるだけましで、新聞雑誌など活字メディアにはそれに相当する機関すらない。被害者の訴えを受けて審査しメディアに勧告を出すという機能が、業界に組み込まれていない。これは大いに問題である

これから読む本↓
『報道被害者の法的・倫理的救済論 誤報・虚報へのイギリス・オーストラリアの対応を中心として』 www.yuhikaku.co.jp/books/detail...
報道被害者の法的・倫理的救済論 -- 誤報・虚報へのイギリス・オーストラリアの対応を中心として| 有斐閣
報道被害のなかで最も重要なメディアの誤報・虚報に焦点をあて,誤報・虚報と報道倫理や,報道被害者の救済法理などを,イギリス,オーストラリアなどの比較法的な観点から考察し,日本における報道被害者のより効果的な救済法の実現を目指す,わが国初の意欲的な研究書。
www.yuhikaku.co.jp
August 31, 2025 at 3:12 PM
「すぐれたジャーナリズムは世界をより良い場所にする」

ノーベル平和賞を受賞したフィリピンのジャーナリスト、マリア・レッサの著書『偽情報と独裁者』より
www.kawade.co.jp/np/isbn/9784...
偽情報と独裁者 :マリア・レッサ,竹田 円|河出書房新社
偽情報と独裁者 ノーベル平和賞のジャーナリストがついに語る、闘いの記録! SNS時代の情報戦争にいかに立ち向かうか? フェイクや憎悪から世界を救うための熱き提言! 序文:アマル・クルーニー。
www.kawade.co.jp
August 27, 2025 at 12:25 PM
岩波の『世界』、宇野先生と国谷さんの対談「 メディアは公共性を取り戻せるか」を目当てに買ったのだけれど、他にもいろいろ面白かった。国谷さんは、社会の感情からあえて距離を置くというお話をされていた。アテンションエコノミーとは真逆の姿勢である。あとは、公共そのものに不信感がもたれているとも。公共の感覚が失われていることはひしひしと感じる。それはマスメディアだけの責任ではないのだけれど。公共感覚がなければ社会は成り立たない。
www.iwanami.co.jp/book/b101400...
世界 2025年8月号/『世界』編集部|岩波書店
戦後80年特集「民主主義の興亡」【第1部】遠い平和【第2部】「戦後」の現在 『世界』編集部 編
www.iwanami.co.jp
July 17, 2025 at 2:30 PM
ノエル・ノイマンの『沈黙の螺旋理論』を読んでいる

少数意見の尊重が民主主義にとって重要であること、社会的つながりの希薄化が民主主義の機能を低下させることがわかる

少数派が孤立への恐怖から沈黙を控える→政治参加の抑制→意見の多様性が失われる→民主主義の機能不全
x.gd/4m6v0
沈黙の螺旋理論[改訂復刻版] - 北大路書房 心理学を中心に教育・福祉・保育の専門図書を取り扱う出版社です
x.gd
July 11, 2025 at 1:23 AM
公共性とは何か?をこのところ考え続けているけど、「公共」って捉えどころがない

抽象度が高い概念ほど定義が難しい。神(一神教の)はその最たるもの。「公共」はそこまでではないにせよ、時代や社会の変化によって影響を受けて変わっていく
www.iwanami.co.jp/book/b257290...
公共性/齋藤 純一|シリーズ 思考のフロンティア - 岩波書店
公共性とは,排除と同化に抗する連帯である.現在の「公共性」は異質な声に鎖されてはいないだろうか. 齋藤 純一 著
www.iwanami.co.jp
May 30, 2025 at 2:56 AM
竹山昭子著『戦争と放送』を興味深く読んだ。豊富な資料と鋭い洞察力によって、大本営発表の実態が明かされている

たとえば原爆が投下されたとき、傍受によってかなり正確に情報をつかんでいたにも関わらず、原爆であることを伏せていた。「新型爆弾」であるとし、被害状況も極秘にしていた

東日本大震災で原発がメルトダウンした時が想起される

有事には厳しい情報統制が敷かれる。政府は不都合な事実を隠したがる。重大で深刻なものであればなおさらである。それにどう立ち向かうか…真の情報リテラシーはそこにある
www.yoshikawa-k.co.jp/book/b329675...
戦争と放送 - 株式会社 吉川弘文館 歴史学を中心とする、人文図書の出版
ラジオ放送は開始と同時に政府の統制下に置かれた。原爆など不都合な情報を秘され、政府に従う国民。情報操作に果たした役割を解明。 竹山 昭子 著
www.yoshikawa-k.co.jp
May 25, 2025 at 4:32 PM
ビル・コヴァッチ&トム・ローゼンスティールの著書は、ジャーナリズムの本質を平易で明快に述べていておすすめ。
May 24, 2025 at 2:33 AM
ラジオと戦争について調べている。#放送100年
May 12, 2025 at 3:10 PM
2025年は治安維持法100年なので、今年のうちに治安維持法について何か書いておこうと思い、文献や論文を見繕っている。
May 2, 2025 at 4:20 PM
本日到着分。どれも面白そうな本ばかり。
「データ資本主義 ビッグデータがもたらす新しい経済」
「自由で責任あるメディア 米国プレスの自由調査委員会報告書」
「操作される現実 VR・合成音声・ディープフェイクが生む虚構のプロパガンダ」
January 20, 2025 at 8:09 AM
読書メーターにもメディア関係本を登録してます
bookmeter.com/users/1515050
はむた - 読書メーター
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January 4, 2025 at 7:07 PM
川本裕司 著「変容するNHK 「忖度」とモラル崩壊の現場」花伝社, 2019.
朝日新聞記者によるNHK暴露本。

「編集権」なんてただの建前。番組放送前に政治家におうかがいを立てるのは、よくある話みたい。

私がクロ現にVTR出演した時には、「編集権があるから」といって事前に見せてくれなかったけど、政治家には喜んで見せるのね。

www.kadensha.net/book/b100327...
変容するNHK - 花伝社
川本 裕司 著
www.kadensha.net
January 4, 2025 at 6:43 PM