いろいろ試した結果、読み上げに向いてないのは海外文学（特にSF）。ルビが作用しないのと、数式や作品内記号を画像で埋め込まれるとまったく意味がわからなくなる。これは画像にALT貼ることである程度は改善されると思うので、版元が作りやすいepub作成の技術革新が起こることを期待したい。あと言わずもがなだけどビジュアルの多い本。新書の図版も読み上げてくれるところは少ないです（というか今まで読んだのでは無いかも？）まあグラフの説明とか難しいけど電子版制作の方はこういうのにLLMを使ってほしいな

物価が上がっているのに学費を上げなければいずれサービスの質・量の低下を招くのは避けがたいとは思う。でも、一部の学生らの「物価が上がっているから学費を下げてくれ」という要請は、高等教育を単なる一般的な物品や役務の提供とは違う特別なものとみなしてくれているからこそ出てくる言葉で、それを「社会を知らないガキどもの幼稚な要求」と嘲笑っている一部の大学教員は、自分の仕事の価値を自ら毀損しにいっているようにしか見えないんですよね…。要請を叶えて上げられるかどうかは別として、真面目に向き合うべきものだと僕は思っている。

山上徹也は自らの犯罪行為について裁判で争う姿勢は見せていませんし、実際彼はどのような判決が出ても受け入れるんだと思います。この裁判は結局、統一教会という文脈がこの犯罪の量刑にどう影響するのか、という問題なんでしょうが、これについては私はもうわかりません。しかし司法がどう判断するにせよ、社会は（特に政治家やマスコミは）、「山上にやらせてしまった」、あるいは視点によっては「安倍氏を殺させてしまった」ことを深く悔いるべきです。それはこの二十年以上、統一教会を野放しにしてきた社会の責任です。