というかsnsなどでバズる？タイプの地方、都市論ってだいたい東京かそれ以外かみたいな類型に沿っているものが多く見えるのは不思議だが、それだけたたき台としてわかりやすいということなのだろうか？

逆に？アメリカのような多極的な国の場合だと、もっと各々の都市の話が盛り上がるのか、それともそうした共通認識自体が成り立たないのかとかは気になって来た。それこそドイツなんかは多極型の「理想」みたいな国だし、地域毎の語りが割とフラットにあるのだろうか。

結構いるように感じる。

こういう今の行き詰まった社会構造について思考を巡らせていると羊文学の「OOPARTS」がこだましてくる...。

これは主に経済構造の話であって、社会的なマイノリティの権利の回復に関しての話ではないことも付け加えておく

なんだか別に「争う必要」のないところに火種をくべて、「差異」を
演出してマネタイズしたり、他者を蹴落とし「上」を目指そうみたいな実現不可能で持続不可能な「悪夢」のなかにいるような気がしてくる

生産性の論理から少しでも距離を置くために、まずはタイパとかコスパみたいな発想をいったん脇に置き、序列化や価値づけとは関係ない空間を作る　

それを広めたりするとかも意外と大事なんだろうかと考えたりする

あくせく働いても安心して暮らせない社会も（また働くという営みそのものが多くの人の心身を蝕むことも問題だし、また賃労働のみを社会参画の前提にしすぎることも階層化を生むから問題）、そうした不公正さへのそれ自体は真っ当な不満が、アテンション的な（これも資本主義経済の論理に従った）排外主義や陰謀論に接続され、すべてが格差と不平等の温存のための養分にしかならないなんて、ディストピアでしかないと思う。

第三の道を展望したいな

日本の場合、例えば都道府県主体でミニシアターやそれに準じた上映施設をある種公共財として維持管理するスキームがあっても良いのではないかと思った　

美術館や博物施設自体は新設される事例はあるので、そこに映画上映施設系も含めていくとかは、東京のような例外的な上映環境とは異なる地域で上映環境をなんとか維持するために考えられるべき案？なのではと

公共セクターがあらゆる役割を担うべきとは思わないが、少なくともこの数十年で全世界的に進行したあらゆるものの「民営化」の行き着く果てみたいなことを考えもする。

というか、何でもかんでも資本主義経済の短絡的な「利潤」の遡上に載せて考えるのをやめるべきとは前々から思っているが、とはいえそれを実際に実現するために考慮すべきハードルはどれほどかというのはあるが...。

今の業界の先端を行く会社（ふわっとした認識だがネームバリューとか基準？）としては、mappaとか、cloverworksあたりになるのかな？このあたりのオリジナル企画ものも期待したいな（mappaのラザロと全修は今年か）

5話はMSCグロス回で、今までの話数とは異なりIG系？のリアルで細かめな芝居付けな感じがする　後半の大立ち回りのアクションがかなり良い。（佐藤雅弘さんも参加してるから、そのあたりのパートをやっているのかも？）

コンテも陰影やライティングの当て方が好みかも。（担当は小野学さん）

あと、ゴロベエと農民のリキチのshipper味があった

もちろん私のこの「意見」だって数分程度で一つのソースしか出さずにまとめたものでしかないし、細かいところで誤っているところもあるだろうから、そもそもこうした多様な意見が闇鍋的に連なるようなプラットフォームに依存しておきながら、何か真っ当なことを述べている気になること自体が甘いとは思えてきた。

京都におけるオーバーツーリズムに関しては、とりわけ訪日客の訪問地域の偏りが以前から指摘されているし、そもそも個人的な肌感覚としてもコロナ前の混雑度合いと比べて、清水や嵐山、伏見稲荷等はともかくとして、そこまで大きな差は感じていないというのもあり...。

もっとも、訪日客数自体は右肩上がりで増えていること、国内客と比べて宿泊率が高いから、“多く”見えるということ自体はあると思う

ただ即物的な動画コンテンツの「切り取り」を基に、こういうことが起きているからだめみたいな認識が、一定世論に影響が出ている現状はすごくマズイのではというのは心底思う...。

現実はもっと複雑だから

観光需要が大幅に縮減し、観光業が打撃を受けても「インバウンド」に頼ってきた者の「自己責任」で片付けられないか、あるいはもっと「内需」に注目しろみたいなナラティブに誘導されないかというのは警戒している

刹那的なノリで振る舞うのは維新の常套なのだが、そうした振る舞いを総理大臣が行うという日本の状況　予想以上にまずいなと感じる

今回の歴史的な外交上の失策のせいで、少なくとも観光業界は大打撃を受けるであろうが、それに対して日本は支援なり振興策なんかを撃つつもりがあるのか考えても、そんなに真っ当な政策を出せる人たちなのかと思えて、絶望的な気分になってくる

現在は他アジアや欧米の旅客数も増えてきたとはいえ、それでも中国圏域からの観光需要は大きな割合を占めているのは確実だし、それ自体は今後もそう簡単には変わらないはず。

そうした状況下で首長である吉村の発言は悪手すぎないかと思う。