今日はあんまり体調よくないっていうか、それに引きずられて気持ちも落ち込むので、こうやって淡々と手を動かす内省的な時間がちょうど良い。外は冷たい雨だ。
今日はあんまり体調よくないっていうか、それに引きずられて気持ちも落ち込むので、こうやって淡々と手を動かす内省的な時間がちょうど良い。外は冷たい雨だ。
…と思いつつ腐らせるわけにもいかないのでとりあえず捌いた。頭を落とすと喉元に詰まっていた腹子がポロポロと落ちてきて雌だったことを知る。ぬめりがすごいし鱗は細かいし、途方に暮れながら最低ラインの下処理をし、バターソテーに。淡白で美味かった。しかしおまえは一体何という魚なのだ?
…と思いつつ腐らせるわけにもいかないのでとりあえず捌いた。頭を落とすと喉元に詰まっていた腹子がポロポロと落ちてきて雌だったことを知る。ぬめりがすごいし鱗は細かいし、途方に暮れながら最低ラインの下処理をし、バターソテーに。淡白で美味かった。しかしおまえは一体何という魚なのだ?
岩手山麓の伏流水が湧き出るここは私も好きな場所。すごく綺麗なんだけど、友人と「どう頑張ってもただの水にしか撮れないね」と笑い合った。
岩手山麓の伏流水が湧き出るここは私も好きな場所。すごく綺麗なんだけど、友人と「どう頑張ってもただの水にしか撮れないね」と笑い合った。
乾燥の季節、みんな火の用心でまいりましょう。
乾燥の季節、みんな火の用心でまいりましょう。
数年前、福島県三島町を通りがかったときに立ち寄った食堂で「十二月十二日」と書かれた貼紙を見た。逆さから読むと「火(日)に(ニ)遠く(十)付き(月)に(ニ)くい」。斜めに貼るのがポイントと、食堂の方に聞いた。
子どものたくさんいた時代は、十二歳を迎える子どもがこの札を配って歩き、もらった家は小遣いを渡す。子どもたちはそれで学用品を揃えることが楽しみだったそう。
昭和村の民宿でその話をすると「自分の母は『霜柱 氷のはりに 雪の桁 雨のタル木に 露のふき草』という句を毎年この日の夜明け前に書いていた。書き終わるまで誰とも口を聞いてはいけない」と。美しい文言だなと思う。
数年前、福島県三島町を通りがかったときに立ち寄った食堂で「十二月十二日」と書かれた貼紙を見た。逆さから読むと「火(日)に(ニ)遠く(十)付き(月)に(ニ)くい」。斜めに貼るのがポイントと、食堂の方に聞いた。
子どものたくさんいた時代は、十二歳を迎える子どもがこの札を配って歩き、もらった家は小遣いを渡す。子どもたちはそれで学用品を揃えることが楽しみだったそう。
昭和村の民宿でその話をすると「自分の母は『霜柱 氷のはりに 雪の桁 雨のタル木に 露のふき草』という句を毎年この日の夜明け前に書いていた。書き終わるまで誰とも口を聞いてはいけない」と。美しい文言だなと思う。
冬になるといろんな品種の林檎が並ぶこの光景がとても好き。お願いして写真を撮らせてもらった。
以前に比べて荒物の扱いは極端に減ったように感じる。特に聞かなかったけれど、昔からの作り手が作れなくなってもはや物が入ってこないのかも知れない。
冬になるといろんな品種の林檎が並ぶこの光景がとても好き。お願いして写真を撮らせてもらった。
以前に比べて荒物の扱いは極端に減ったように感じる。特に聞かなかったけれど、昔からの作り手が作れなくなってもはや物が入ってこないのかも知れない。
湯たんぽカバーの代わりにいつもこの毛糸の帽子に包んでいる。中学生の頃、星野道夫に憧れて買ってもらった帽子なのだけど、すぐに犬に齧られてしまい泣く泣くしまっていたのをのちに湯たんぽカバーとして使い始めた。だからこの湯たんぽを布団に入れていると、もういない可愛い小さな犬のことを思い出したりする。
湯たんぽカバーの代わりにいつもこの毛糸の帽子に包んでいる。中学生の頃、星野道夫に憧れて買ってもらった帽子なのだけど、すぐに犬に齧られてしまい泣く泣くしまっていたのをのちに湯たんぽカバーとして使い始めた。だからこの湯たんぽを布団に入れていると、もういない可愛い小さな犬のことを思い出したりする。