(1)力量、器量のない者。《おたんちん》愛媛県840
(2)女をののしっていう語。《おたんちん》東京都南多摩郡331滋賀県彦根609
語源説
(1)ボタモチヅラ(牡丹餠面)の略訛か〔大言海〕。
(2)チンは一種の愛称で、チャン、または関西でいうヤンと同義か。上方でおたふくをいうオタヤンと同義か〔鈴木棠三説〕。
(1)力量、器量のない者。《おたんちん》愛媛県840
(2)女をののしっていう語。《おたんちん》東京都南多摩郡331滋賀県彦根609
語源説
(1)ボタモチヅラ(牡丹餠面)の略訛か〔大言海〕。
(2)チンは一種の愛称で、チャン、または関西でいうヤンと同義か。上方でおたふくをいうオタヤンと同義か〔鈴木棠三説〕。
*吾輩は猫である〔1905~06〕〈夏目漱石〉五「夫だから貴様はオタンチン、パレオロガスだと云ふんだ」
*随筆寄席第二集〔1954〕〈辰野・林・徳川〉「露伴先生はおこると『このスットコドッコイ、オタンチン…』というような言葉が二十くらい機関銃みたいに出たそうですね」
*吾輩は猫である〔1905~06〕〈夏目漱石〉五「夫だから貴様はオタンチン、パレオロガスだと云ふんだ」
*随筆寄席第二集〔1954〕〈辰野・林・徳川〉「露伴先生はおこると『このスットコドッコイ、オタンチン…』というような言葉が二十くらい機関銃みたいに出たそうですね」