どどんどん
どどんどん
@marudonten.bsky.social
そのとき好きなカプをだらだら語るだけのアカ
ふつつか 彰慧
話題が二転三転してしまった。和のかっこいい!けどずるい男要素について語り尽くしたかったのに。
November 7, 2025 at 1:54 PM
振り払えない未練が常にあって、恩師が指摘した通り「言い聞かせて」いるだけ。和菓子のときと同じパターンに陥っているし、かのちゃんの場合は和菓子と違って心の宝箱に入れたはずのかのちゃんが他の誰かにかっさらわれる恐怖すらあったにちがいない。
だがしかしギリギリまで踏み出せない。それだけかのちゃんから振られた(=距離をとられた)のは彼のトラウマみたいになっているんだろうな。
そんな彼にとって改めてのプロポーズはどちゃくそ勇気が必要だったはず。ほぼ勝ち確定だから和は言えたのかもしれない、とほんの少しだけ思う。かのちゃんの存在の大きさが察せられる。この二人がくっついてくれて本当によかった。
November 7, 2025 at 1:52 PM
そんな和にとったら、かのちゃんは光属性。上記の性質を持つ和は和菓子や祖父や実家と離れ、本心を誤魔化していたせいで東京で常にうっすら苦しかっただろう。本心を隠すのが上手くなった彼は、だからこそ、かのちゃんの言動一致の正直で素直な愛情に何度も救われていたんだろう。
隠したがりの年上甘えん坊彼氏を可愛いって思えちゃうのがかのちゃんで、この二人の相性の良さを物語っている。
~19巻を読み返して何度も思う。この男、かのちゃんと友達の関係でいいなんて欠片も思っていない。
November 7, 2025 at 1:48 PM
先生の人物の描き方として、挫折や経験で得られる強さは多々あるし、それで人生はより良くなっていくけれど一方で心根や本質は変わらない、みたいなスタンスがあると思っている。そしてこの作品に登場する人物は皆善き心根の人ばかりなので私は安心して作品を好きで居続けられるところがある。
そんな作品で、幼少期の和は愛しい和菓子が売れる=自分から離れていくと号泣する。つまり、和は一度大好きになったらずっと好きで手離したくない性質の人なんだなと。大好きなもの大切なものから距離をとるってのは彼の性質に逆らう行為だから、和は恋人に対して意外?とベタベタにくっつきたがりやだと推測する。そんで隠すけど嫉妬深いと思う。
November 7, 2025 at 1:17 PM
結婚後は、「慧慧」って呼ぶのは艶っぽい雰囲気のときだけになったとしたら。
隙あらばたっぷり慧をめでたい彰が密かに企んだにちがいない。彼に教え込まれた慧が「慧慧」って彰に呼ばれるだけで心も身体も反射的にスイッチが入っちゃうようになり、涙目で真っ赤になって羞恥に震える新婚期。
「今日は慧慧ってお呼びにならないの?」ってこの後絶対絶対外せない用事があって時間的に慧に彰が手を出せないのを分かった上で、軽いいたずら心で彰の膝に乗って寂しげに上目遣いで首をこてん、と傾げる(親友仕込み)ふつつかな悪妻の慧が見られるのは結婚後3年から5年くらい後だろうか。
November 2, 2025 at 2:11 PM
女主人らしく、「最近風が冷えてきたから、屋敷の衣替えを済ませてしまいましょう。旦那様の冬用の外套は早めに手入れに出しておいて。いつ戦に出向かれるかわからないのだもの」とか客人を出迎えて「景彰様を呼んできて頂戴」って侍従に伝える慧
「慧月はもう少し寝かせておいて。昨夜は無理をさせたせいで喉が痛んでいるかもしれないから、寝起きに果実水、朝食には蜂蜜を出すように。それじゃあ行ってくるよ」ってギリギリまで寝所にいて手早く身支度を済ませて出仕する彰。見たすぎる。
November 2, 2025 at 1:56 PM
唐突に背中から人の気配がした。
振り返ると人当たりの良さそうな顔つきの美男子がにこやかに足っていた。彰だ。
「妹からきいたよ」
「ハロウィンではうちの妹たちがお世話になったみたいだね」
モブの受難は続く。
November 2, 2025 at 12:45 PM
最近どうにも寒気がする。振り返っても誰もいない。それなのにふとした瞬間に背筋に走る寒気が、地味にモブの精神力を削っていた。
それでもモブはくじけない。若い彼は恋をしていた。魔法学校において、才能を開花させた慧。すらりと背が高く、ローブをひるがえして魔法を操る凛々しさと、玲たちといるときにみせる素の表情の落差を知ってしまえば、恋の自覚は早かった。ハロウィンでは気持ちが逸ってしまって反省したが、モブはまだ諦めない。クリスマスに向けて計画を練り願わくば学期末のパーティーで二人きりに
「やあ、ご機嫌よう」
November 2, 2025 at 12:45 PM
助けられた安堵と恥ずかしさで怒鳴りそうになるがなんとか押さえ込む慧。
「余計なことを」
睨むのはとめられない。
「申し訳ございません。慧様お一人で対処できるのは承知しておりましたが、親友が害されるのはわたくしが我慢できませんでしたの」
動機に感情を訴えられると弱いのが朱家。それが心の内側にいる親友の言ならばなおさら。
「……まあ助かったのは事実だし、礼を言っておくわ」
もし玲と慧の立場が逆なら、慧は同じようにモブを排除しただろうから。
耳を赤くする慧の可愛さにときめきつつ全力でそれを隠してにっこり笑う玲は、ハロウィンならではのお菓子を持参したことを理由に、慧をお茶に誘うのだった。
November 2, 2025 at 12:44 PM
「君の魅力が最大限発揮されると分かっているのに、その選択はあり得ない」
「貴方って本っっっ当に面倒くさいわね!?」
「僕の奥さんの素晴らしさはいつでもどこでも誰にでも広められるべきだ」
「真顔が怖い!」
October 26, 2025 at 1:33 PM
「下らないことを言っていないで、出立の準備をしましょう」
「無論、準備は万端だよ。後は僕たちが馬車に乗るだけ。あぁ、でも」
低く艶を帯びた声が、慧の耳元をくすぐる。いつの間に距離をつめたのか、慧はぎょっとして身体を彰から離そうとした。かんざしの飾りが荒ぶる。いけない。折角彰がやってくれた髪型が乱れてしまう。その躊躇を抜け目なく察した彰は、慧の細い腰に腕を回した。
「君が可愛すぎてちょっと外に出したくない」
「もう。貴方が揃えた服に貴方が結った髪じゃないの」
「だからさ。似合いすぎている」
「じゃ、じゃあそこそこの衣装と髪型にすればよかったのでは」
October 26, 2025 at 1:33 PM
黄家の彩りが基本だが、慧の瞳の色がさりげなく衣装に配置されていた。彰が選んだのは、まさに、慧のためだけに考えられた装い。似合っていないはずがない。気に入らないはずがない。けれど、それを素直に口にするのはこの男の思いどおりになるようで憚られる。
「貴方って、どうしてわたくしの髪を結うのが好きなの?」
「素直じゃない僕の奥さんの、素直で真っ直ぐな髪が好きだから、だよ」
「なっ……!?」
貴族の女は親密な男性以外に髪を触れさせない。護衛のために身体に触れることはあっても、夫でない限り髪をいとおしむことはできない。
慧が雛女時代、彰は慧が遠かった。彰の中では触れられない象徴として彼女の長い髪がある。
October 26, 2025 at 1:32 PM
→ハッピーエンドルート
彰はしごできなので、自身が思い描いていたうっきうきの新婚生活とズレを感じた時点でじっくりねっとり慧と話し合って誤解をとく。バッドエンドルートへ行きようがない。
慧は彰の気持ちがわかれば、周囲の誹謗中傷を受けてたつしやり返すし、実際道術がめちゃくちゃに優秀なので次第に一目おかれる立場を確立する。
何より親愛なるほうき星への謂れのない誹謗中傷を、猪さまが放置するはずがないので、バッドエンドルートは木っ端微塵に粉砕され不燃ごみに捨てられる。
October 16, 2025 at 3:25 PM
納得したふりをして後で耳をそばだてると断片的に「時期が悪い」「彰様は足繁く……へ通われているというのに」「まさか奥方様がいらっしゃるとは」という使用人たちの会話がきこえ、彰に新しい恋人ができたと誤解する慧。
怒りは納得と悲しみ、諦念にすりかわり、感情のまま「愚妻でごめんなさい。一時でも貴方の妻で、わたくしは幸せでした。ありがとう。貴方の幸せを願っています」と書き置きを残し慧は消息を絶つ。

入れ替わるように別宅へ到着した彰は使用人から慧が彰にあいに都へ行ったこと、何かを決意した様子だったことをきく。胸騒ぎを覚えながら彰が本宅へ帰ると、慧の姿はどこにもなく、書き置きが残されていただけだった。
October 16, 2025 at 3:14 PM
もし彰が慧とまだ夫婦でいたいと望んでくれるなら「ごめんなさい。わたくしは貴方が好きなの。ずっと大好きなの」と伝えてみよう。「貴方にとったら災難だったかもそれないけれど、貴方の妻になれるってわかったとき、泣きそうなくらい嬉しかったの」「貴方が今までしてきてくれた分、今度はわたくしが精一杯良き妻であるよう努力するわ」と。
そう覚悟を決めて皇都へ戻る慧。しかし彰は何故か屋敷に不在だった。
遠征か、はたまた城に詰めているのかと訪ねても何かを隠すように違うとしか答えない使用人たち。
October 16, 2025 at 3:10 PM
慧さえいなければ彰が幸せになるのだと思い込み、彰の言葉をきかず、外野の声にばかり耳を傾けた。
夫が慧のもとへ訪れるどころか手紙の一つもよこさないのは、もう慧に愛想をつかした証拠だろう。
だからこそ、行こう、彰のところへ。
許されなくとも今までのふるまいを真摯に詫び、今度こそ彰の言葉を、望みをきいてその通りにするのだ。
もし。
October 16, 2025 at 3:10 PM