かのちゃんを逃がす気はさらさらないくせにさあ、まだどっかでうっっっすらかのちゃんの気持ちを試している。じゃなきゃ「心変わりしたとか」なんて言葉がでてこない。この男、かのちゃんの性格を知ってて、かのちゃんの気持ちもわかってて、でもかのちゃんの言葉を欲しがってるじゃん……。
そしてかのちゃんかのケジメがついたと思しき連絡がきて即、結婚の報告をする。自分もケジメをつける覚悟を感じるし、周囲を固めてかのちゃん逃がす気ゼロだし、かっこよくて相当にずるい。
かのちゃんを逃がす気はさらさらないくせにさあ、まだどっかでうっっっすらかのちゃんの気持ちを試している。じゃなきゃ「心変わりしたとか」なんて言葉がでてこない。この男、かのちゃんの性格を知ってて、かのちゃんの気持ちもわかってて、でもかのちゃんの言葉を欲しがってるじゃん……。
そしてかのちゃんかのケジメがついたと思しき連絡がきて即、結婚の報告をする。自分もケジメをつける覚悟を感じるし、周囲を固めてかのちゃん逃がす気ゼロだし、かっこよくて相当にずるい。
玲が皇后、慧が彰と夫婦になった世界線で男性陣が離れているときに玲が襲われる。臣下として親友として入れ替わり術を使って玲を逃がす慧。身体玲魂慧は敵に捕らえられ、玲は彼女を救うためにも必死に逃げて尭達に合流する。
一目で妻の形をした妹だと見抜いた彰は、「貴方の御魂がご無事で何よりでした」と膝をつく。玲は青を通り越して透けるような白い顔で兄に謝罪をしようとし、歯を食い縛った。本当は血が滴るほど強く拳を握り、唇を噛み締めて自責から逃れるための謝罪をしたい衝動を我慢したかった。でも、逃亡の際に慧の身体のあちこちに傷を作ってしまった。だからこれ以上慧の身体に傷は作れない。
玲が皇后、慧が彰と夫婦になった世界線で男性陣が離れているときに玲が襲われる。臣下として親友として入れ替わり術を使って玲を逃がす慧。身体玲魂慧は敵に捕らえられ、玲は彼女を救うためにも必死に逃げて尭達に合流する。
一目で妻の形をした妹だと見抜いた彰は、「貴方の御魂がご無事で何よりでした」と膝をつく。玲は青を通り越して透けるような白い顔で兄に謝罪をしようとし、歯を食い縛った。本当は血が滴るほど強く拳を握り、唇を噛み締めて自責から逃れるための謝罪をしたい衝動を我慢したかった。でも、逃亡の際に慧の身体のあちこちに傷を作ってしまった。だからこれ以上慧の身体に傷は作れない。
うっかりお菓子を切らしちゃった慧がモブ男に性質の悪いいたずらされそうになって、怒りの🎃があらゆる穴から火を噴く寸前でモブの腕が冬雪によってはね除けられて、優雅に猪胡蝶魔女様が登場する。
「お菓子ならこちらに」
「たくさん召し上がってくださいませ」
「さあ」
「さあ」
モブの口にねじこまれるのは世界一不味い飴といわれるあれ。
退散するモブを見送る玲。
すぐさま慧のメンタルケアに走る。愛が深い。
控えるしごでき冬。
慧の無事を確かめて礼をいう莉。
うっかりお菓子を切らしちゃった慧がモブ男に性質の悪いいたずらされそうになって、怒りの🎃があらゆる穴から火を噴く寸前でモブの腕が冬雪によってはね除けられて、優雅に猪胡蝶魔女様が登場する。
「お菓子ならこちらに」
「たくさん召し上がってくださいませ」
「さあ」
「さあ」
モブの口にねじこまれるのは世界一不味い飴といわれるあれ。
退散するモブを見送る玲。
すぐさま慧のメンタルケアに走る。愛が深い。
控えるしごでき冬。
慧の無事を確かめて礼をいう莉。
「慧月」って呼び捨てにする小兄様と
「景彰様」って夫を立てる慧月さまが拝めるんだって想像するだけでご飯がすすむ
「慧月」って呼び捨てにする小兄様と
「景彰様」って夫を立てる慧月さまが拝めるんだって想像するだけでご飯がすすむ
夫婦になったら、基本は余裕そうな態度の彰が、無表情で慧にすりすり甘えてくることがあって慧の胸がときめきでぎゅううううってなる。
恥ずかしいけど、なんだか彰がしんどそうだなということは察せられるので真っ赤になりながら彰の好きにさせる慧。
怒りを撒き散らして周囲を威嚇していた雛宮のドブネズミは、いつの間にか心の内側にいれた相手の気持ちを柔らかに受け止められるようになっているところみたい。
夫婦になったら、基本は余裕そうな態度の彰が、無表情で慧にすりすり甘えてくることがあって慧の胸がときめきでぎゅううううってなる。
恥ずかしいけど、なんだか彰がしんどそうだなということは察せられるので真っ赤になりながら彰の好きにさせる慧。
怒りを撒き散らして周囲を威嚇していた雛宮のドブネズミは、いつの間にか心の内側にいれた相手の気持ちを柔らかに受け止められるようになっているところみたい。
普段素直じゃない慧が、日に日に焦れて、最後はなりふり構わず彰を求めるのを想像しただけで彰の色々がぶっ飛びそう。
普段素直じゃない慧が、日に日に焦れて、最後はなりふり構わず彰を求めるのを想像しただけで彰の色々がぶっ飛びそう。
器用な彰は、時々慧の髪を結いたがる。
普段は侍女に任せているけど、手慰みってレベルじゃない腕で慧の髪を結い上げてみせる。そして彰は慧に自分が選んで贈ったかんざしをさす。
「できたよ。どうかな?」
「……ふん、まあまあね」
「おや、 気に入らなかったかい?」
少しもそう思っていなさそうな表情で問い返す夫を鏡から外して、慧は髪型に注視する。古風ながら流行りの要素をうまく取り入れた髪型は、これから行く会場で評判になるだろう。流行りの型のかんざしは慧が顔の向きを変える度涼やかに音を立て、今日の慧の装いを引き立てる。
器用な彰は、時々慧の髪を結いたがる。
普段は侍女に任せているけど、手慰みってレベルじゃない腕で慧の髪を結い上げてみせる。そして彰は慧に自分が選んで贈ったかんざしをさす。
「できたよ。どうかな?」
「……ふん、まあまあね」
「おや、 気に入らなかったかい?」
少しもそう思っていなさそうな表情で問い返す夫を鏡から外して、慧は髪型に注視する。古風ながら流行りの要素をうまく取り入れた髪型は、これから行く会場で評判になるだろう。流行りの型のかんざしは慧が顔の向きを変える度涼やかに音を立て、今日の慧の装いを引き立てる。
多分小兄様は停止する。深層ではマグマがどっかんどっかんだよ。見せびらかしたいのに隠したくなっちゃう。情緒がぐちゃぐちゃ。それは慧のお家芸のはずなんだけれども、彰の感想をききたい。
先に慧の破壊級笑顔をみた先輩:鋼の胡蝶様は、親友の魅力のとりこになる人数は多ければ多いほどよいと思っているので嬉しいけど、自分だけの特権だとも思っていたのでちょっとだけ自分の兄に対して拗ねちゃうよ。かわいい生き物しかいない。
多分小兄様は停止する。深層ではマグマがどっかんどっかんだよ。見せびらかしたいのに隠したくなっちゃう。情緒がぐちゃぐちゃ。それは慧のお家芸のはずなんだけれども、彰の感想をききたい。
先に慧の破壊級笑顔をみた先輩:鋼の胡蝶様は、親友の魅力のとりこになる人数は多ければ多いほどよいと思っているので嬉しいけど、自分だけの特権だとも思っていたのでちょっとだけ自分の兄に対して拗ねちゃうよ。かわいい生き物しかいない。
自国にはない、男女で踊る円舞は得意かときかれ、「僕は嗜む程度だよ」とさらりと答える彰。
「貴方がパートナー? ごめんだわ。躍りの最中に間違って足でも踏んだら末代まで語り継がれそうだもの。お断りよ!」
「心外だなあ」
慧に噛みつかれてもにこにこしている彰。
でも絶対慧に言われたことを覚えているし、ひっそり慧の発言を撤回させてみせると誓っている粘着質小兄。良い。
自国にはない、男女で踊る円舞は得意かときかれ、「僕は嗜む程度だよ」とさらりと答える彰。
「貴方がパートナー? ごめんだわ。躍りの最中に間違って足でも踏んだら末代まで語り継がれそうだもの。お断りよ!」
「心外だなあ」
慧に噛みつかれてもにこにこしている彰。
でも絶対慧に言われたことを覚えているし、ひっそり慧の発言を撤回させてみせると誓っている粘着質小兄。良い。
→10巻の瑕疵で体が皇族の子を産むに相応しくないと判断され雛女の地位を退く慧。しかし道術の才能は囲い混みたいので、皇太子に近い彰に下げ渡された。(と公にはなっている)
厄介者の慧を押し付けられた彰は自分の軽挙の被害者だと思い込み、低い自尊心と彼への恋慕がはちゃめちゃに傷ついて彰に心を閉ざしてしまう慧。
恋を自覚してから奔走してやっと手に入れた愛しい人とうっきうきの新婚生活だったはずが、好きだと伝えても何故か傷ついた顔をされ情を注げばそれ以上の情を返してくれるはずの彼女の心がどんどん離れていくのを肌で感じて執着心を募らせる彰。
→10巻の瑕疵で体が皇族の子を産むに相応しくないと判断され雛女の地位を退く慧。しかし道術の才能は囲い混みたいので、皇太子に近い彰に下げ渡された。(と公にはなっている)
厄介者の慧を押し付けられた彰は自分の軽挙の被害者だと思い込み、低い自尊心と彼への恋慕がはちゃめちゃに傷ついて彰に心を閉ざしてしまう慧。
恋を自覚してから奔走してやっと手に入れた愛しい人とうっきうきの新婚生活だったはずが、好きだと伝えても何故か傷ついた顔をされ情を注げばそれ以上の情を返してくれるはずの彼女の心がどんどん離れていくのを肌で感じて執着心を募らせる彰。