「貴方、気づいてる？ 思ったよりも重症みたいだけど。そうでなければやけっぱちかしら。フェス夕らしくない」
「私も私がわかんねぇよ。本当にバカげてる」
「……マフラー、私のために用意したわけじゃないんでしょう？ もしそうなら、手袋と一緒に渡されてるはずだし……」
「……」
「それに、その包装紙は、私にはすこし可愛すぎるわ」
「先生はいつだって可愛らしいぜ？」
「その、葉の浮くような言い草、向けるべきは私ではないでしょう？」
「……、言えると思うか？」
「言おうとしてないのなら言えないでしょうね」
「先生がこんなにも元気になってなによりだよ」
「私は貴方とこんなお話ができるようになって嬉しいわ」

「先生は昔っから物持ちがいいよな。色んなものを大切に、手入れしながら使う」
「フェス夕だってそうじゃない。ねえフェス夕、覚えてる？ 家庭科の授業で裁縫を教えたとき、フェス夕が教えてほしいって言ったもの」
「んな昔のこと覚えてないよ」
「穴の空いたくつしたの繕い方。すこしでも自分のことは自分でできるようになりたいって言ってたの、いまでも思い出せるわ」
「靴下に穴空けがちだったからなァ」
「それで、……空いてしまった穴は、繕うことができそう？」
「……そうだな……どうなんだろうな」
「あら、めずらしく弱気なのね。必要ならば相談に乗るけれど……」
「先生」
「なに？」
「マフラーもいるかい？」

栗毛がフランスに帰国した際、追いかけて行ったにも関わらずあたかも自分はたくさんいるファンのひとりであると宣言されたことに唖然とするヤマ。訂正させようにも訂正させられる立場にあるのかと自問自答し、結局その場はお開きに。
数日後、合同クリスマスパーティにて顔を合わせたふたり。いちファンとしてナ力ヤマさんからのプレゼントを獲得しようと頑張るも失敗。いちファンとしてコーヒーに合うお菓子を譲ろうとするも、何やらギクシャクした雰囲気になってしまい……スティに（笑）されたりカフェのおともだちにあきれられたりするヤマの明日はどっちだ！
ヤマの元から離れた栗毛も、なんだかそわそわしてしまい──

たぶんこれが自認ファンガールのきっかけ……

それを掻い摘んで聞いたヤマさん、わざわざ『自分のファンひとり』をフランスまで追いかけに行くかよ……となってちょっぴりモヤモヤしていそうね……

「ナ力ヤマさんって近寄り難い方でしょう？ だから、その、貴方がうらやましくて……おなじ『ただのファン』ならなおさら……」
「た、たしかにナ力ヤマさんは近寄り難い方ですがっ、ほんとうに！ お優しい方なんです……ほんとうに……だ、だから、あの、……えっと……」
「……貴方も『ただのファン』なら、もう抜け駆けのようなことはしないで欲しいんです……。あの方に憧れる方はほかにもいます。みんな、あなたがどのような立場なのかわからなくて、困っていて……ほんとうに、『ただのファン』なんですよね？」
「ただのしがないファンガール！ です！」

あのダイスの設定だとG2、G3勝ってて有馬だからほんとラジニケセントライト有馬のボビットなんだな

よりによってG1買ったことのある長距離適正芝っ子引くのもある意味持ってるね、栗毛……どうしよう！

有馬どうやって出走した？

2d10

1～5賞金
6～10投票

投票だったら何位だった？
1～10出目に応じて

賞金！！
ってことはそこそこコンスタントに重賞出てるっぽいな……

右耳飾り尾花栗毛芝長距離G1勝ち
1d6
1菊
2有馬
3はるてん
4メルボルンカップ
5カドラン賞
6ロワイヤルオーク

ウワーッ！
有馬！！

3d8
1芝短距離
2芝マイル
3芝中距離
4芝長距離
5ダート短距離
6ダートマイル
7ダート中距離
8ダート長距離

右耳飾り尾花栗毛芝長距離
右耳飾り鹿毛芝中距離
左耳飾り鹿毛ダートマイル

3d2
1右耳飾り
2左耳飾り

右耳飾り尾花栗毛
右耳飾り鹿毛
左耳飾り鹿毛

……バ？