ハムスターを上位存在と崇めています。8匹のハムスターと暮らしてます。
推しコンテンツ→アイナナ、電音部、学マス、デレマス等
読書・映画・舞台・展覧会・落語等色々好きです。
ハムスター嫌いの人・推しコンテンツのアンチ・ネトウヨ・アンフェ・ミソジニー強めの人以外は大体大丈夫です。
詳細→ https://profcard.info/u/Tk9OHB6qYnXwSgoWKOqSQqWpaCS2
長文置き場→ https://note.com/lyrical_end
ラノベの奇書って割と他ジャンルなら普通では?って物が多いけど、これはちゃんと読み応えがありつつ奇書らしい要素もあって面白かった。歴史改変SF小説としてちゃんと成立しているので面白い。その上、挿絵や漫画パートが割とあるのでイメージがしやすく奇書と呼ばれてる本達の中では読みやすいと思う。奇書初心者にオススメの一冊。絶版なのが惜しい。
ラノベの奇書って割と他ジャンルなら普通では?って物が多いけど、これはちゃんと読み応えがありつつ奇書らしい要素もあって面白かった。歴史改変SF小説としてちゃんと成立しているので面白い。その上、挿絵や漫画パートが割とあるのでイメージがしやすく奇書と呼ばれてる本達の中では読みやすいと思う。奇書初心者にオススメの一冊。絶版なのが惜しい。
新ケア論というより母親のケアを担当した女性のエッセイのが近いと思う。親のケアって誰でもそうなりうるものなので、体験者に親身になって読めると思う。合理化されすぎた社会は弱者に不寛容になってしまうので、その傾向が加速している現在に読むべき本だと思った。ケアは人と人の繋がりなので金銭支援だけでなく人的支援も必要だなぁと再認識した。
新ケア論というより母親のケアを担当した女性のエッセイのが近いと思う。親のケアって誰でもそうなりうるものなので、体験者に親身になって読めると思う。合理化されすぎた社会は弱者に不寛容になってしまうので、その傾向が加速している現在に読むべき本だと思った。ケアは人と人の繋がりなので金銭支援だけでなく人的支援も必要だなぁと再認識した。
川上未映子って大人の女性の恋愛書いてる印象だったので、未成年の男の子が主人公なのが意外だった。善悪や強弱の概念の話が言われがちだけど、そこよりも未成年の男の子のままならならず定まらない生き方を書いたところが面白かった。人間は色んなスタンダードを持って生きている。未成年を描いた素晴らしい純文学だと思った。
川上未映子って大人の女性の恋愛書いてる印象だったので、未成年の男の子が主人公なのが意外だった。善悪や強弱の概念の話が言われがちだけど、そこよりも未成年の男の子のままならならず定まらない生き方を書いたところが面白かった。人間は色んなスタンダードを持って生きている。未成年を描いた素晴らしい純文学だと思った。
芥川賞作家のエッセイなんだけど、書きぶりが小説っぽくて面白かった。書かれていることは令和の今読むとノスタルジックに感じる日々についてで、とりたてて派手なエピソードはないんだけど、どこかおかしくていい意味で小説っぽさを感じる。小説とエッセイの区別って曖昧だなぁと読みながら思った。作者が早逝してしまったのが惜しい……と思いながら読んだ一冊。
芥川賞作家のエッセイなんだけど、書きぶりが小説っぽくて面白かった。書かれていることは令和の今読むとノスタルジックに感じる日々についてで、とりたてて派手なエピソードはないんだけど、どこかおかしくていい意味で小説っぽさを感じる。小説とエッセイの区別って曖昧だなぁと読みながら思った。作者が早逝してしまったのが惜しい……と思いながら読んだ一冊。
番外編っぽい話だった。てっきりこれで完結かと思ったら、『ひぐらしのなく頃に 解』シリーズが解決編なのね。『ひぐらしのなく頃に』だけだと圭一くんが途中でどう狂うかで分岐してる印象だったけれども、謎回収されていないので解決編を読まないとわからないな………。竜騎士07の萌えパートが平成すぎて今読むとキツイからそれがない番外編は割と読みやすかった。
番外編っぽい話だった。てっきりこれで完結かと思ったら、『ひぐらしのなく頃に 解』シリーズが解決編なのね。『ひぐらしのなく頃に』だけだと圭一くんが途中でどう狂うかで分岐してる印象だったけれども、謎回収されていないので解決編を読まないとわからないな………。竜騎士07の萌えパートが平成すぎて今読むとキツイからそれがない番外編は割と読みやすかった。
"国内メーカーが用意した原料を今年4月から使い始め、9月中旬にはブラックサンダーのカカオ原料すべてが児童労働撤廃の対策を講じたものになった。他の商品も今後、同じように切り替えていく。
「ウチみたいな小さなメーカーだけが原料を変えても意味がない。国内のチョコレートぜんぶが児童労働ゼロであってほしい」と河合。本当のゴールは、まだ先だ。"
"国内メーカーが用意した原料を今年4月から使い始め、9月中旬にはブラックサンダーのカカオ原料すべてが児童労働撤廃の対策を講じたものになった。他の商品も今後、同じように切り替えていく。
「ウチみたいな小さなメーカーだけが原料を変えても意味がない。国内のチョコレートぜんぶが児童労働ゼロであってほしい」と河合。本当のゴールは、まだ先だ。"
「ニッポンの音楽」というより「ニッポンのJポップ」って感じだった。新書媒体で文字数が限られてしまうので仕方ないけど、音楽全般ではなく主にJポップを軸に展開されているので、それ以外の話が読みたい人には向かないかも。個人的には生まれる前の日本の音楽シーンについて知らないことが知れて満足だった。今では考えられないほどアメリカの音楽の影響受けてたのは驚いた。
「ニッポンの音楽」というより「ニッポンのJポップ」って感じだった。新書媒体で文字数が限られてしまうので仕方ないけど、音楽全般ではなく主にJポップを軸に展開されているので、それ以外の話が読みたい人には向かないかも。個人的には生まれる前の日本の音楽シーンについて知らないことが知れて満足だった。今では考えられないほどアメリカの音楽の影響受けてたのは驚いた。
あまりにも現代の純文学で凄かった。現代社会への皮肉的なメッセージにもならずかといって安易な追認メッセージにもならない、絶妙なバランスの中で書かれている小説だと思った。意味や価値に縛られる息苦しさと、そうしないと生きていくのが厳しい社会と、自分の意味や価値が必ずしも他人に伝わるわけでもないシビアさとがすごいバランスで詰まった上にエンタメ性もある純文学だった。
あまりにも現代の純文学で凄かった。現代社会への皮肉的なメッセージにもならずかといって安易な追認メッセージにもならない、絶妙なバランスの中で書かれている小説だと思った。意味や価値に縛られる息苦しさと、そうしないと生きていくのが厳しい社会と、自分の意味や価値が必ずしも他人に伝わるわけでもないシビアさとがすごいバランスで詰まった上にエンタメ性もある純文学だった。
私はアセクシュアルではないけど異性との恋愛関係に興味がないのでこの著者と似たようなことを学生時代に大量に言われて居心地が悪かったからものすごい共感した。この本が学生時代に読めたら救われただろうなぁ……。恋愛至上主義で特権的なのは今でもそうだけど、これ確かに歪だよなぁ。おそらく根底には子孫を作ることを規範化したい体制側の長年のプロパガンダのせいなんだろうけど。
私はアセクシュアルではないけど異性との恋愛関係に興味がないのでこの著者と似たようなことを学生時代に大量に言われて居心地が悪かったからものすごい共感した。この本が学生時代に読めたら救われただろうなぁ……。恋愛至上主義で特権的なのは今でもそうだけど、これ確かに歪だよなぁ。おそらく根底には子孫を作ることを規範化したい体制側の長年のプロパガンダのせいなんだろうけど。