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@fumitaka1948.bsky.social
Ми ся любит Карпатьска Русь. Єден русинофіл.
有名なのがイオシフ・ヴィッサリオノヴィチの母親が死んだとき、弔文に「長年のボリシェヴィチカである故イェカチェリーナ・ジュガシヴィリは……」とか書かれちゃったんですけど重大な問題としてケテヴァン・ゲラーゼはカルトヴェリ人の文化から永遠に「ゲラーゼ」であって、「たぶん書いたのはロシヤ人党員だったのではないか」と突っ込まれていた。
とりあえず真面目な信徒であり続けた彼女はボリシェヴィキ党に属したことが一度もなかったにもかかわらず東照神君の親なので人生の最後の最後で「ボリシェヴィチカ」という事実無根のことが書かれてしまったことが気の毒です。
December 22, 2025 at 11:08 AM
セリーヌの筆名で知られるルイ=フェルディナン・デトゥーシュは、第一次大戦の帰還兵で、元診療所勤務の医師であり、『虫けらどもをひねりつぶせ』という反ユダヤ政治檄文によって栄光に致命的な傷が残ったわけですが、しかしその主張は「フランスには現時点で多くの不幸な人々がおり、ヒトラーを恐れて逃げ込んできたユダヤ人を助ける余裕などない、フランス人を無視してユダヤ人を庇護する政府はユダヤ人に乗っ取られてでもいるのか、結構、フランス兵をユダヤ人を守るために虫けらのごとく潰させるがいい」という、時代を越えて普遍的な言説であり、「自国民第一」という形の偏波が古臭くて汎人類的であることを示してはいます。
December 19, 2025 at 4:21 AM
「ウィンストン・チャーチルが未だに英雄として崇められている理由は、彼の勇気や決断力のおかげではなく、彼がヒトラーに立ち向かった人物だったからである。もしチャーチルの敵がそれほど巨大でなかったならば、私たちはチャーチルの多くの欠点、例えば彼の傲慢な物言い、恒常的な飲酒、あるいは人種や帝国に対するヴィクトリア朝的な態度などを思い出す気になっていたかもしれない。現在のチャーチルを作ったのはヒトラーなのだ」
(キース・ロウ『戦争記念碑は物語る』田中直訳、白水社、2022年、p. 226)
むしろそれまでホワイトハウスにラテンアメリカの独立運動家の絵も飾られていたことが驚きだ。一応仲間扱いだったのか。
December 17, 2025 at 3:15 PM
「ロシアの知的、政治的土壌で広範囲に培養された、スターリンの行動の弁明の種子が、「近代化推進スターリニズム」である。このイデオロギーは、大テロルの数えきれないほどの犠牲者と、「大躍進」戦略に支払った高い代価とを形式的に認めるのだが、その一方でスターリニズムを、近代化して戦争に備えるための……不可避的な手段とみなしているのである。……彼らは、スターリンによって命令された一九三七年~一九三八年だけで七〇万人以上の処刑が、はたして近代化のゴールに役立ったのかといった問題を、特に説明しようとしない」
(フレヴニューク『スターリン 独裁者の新たなる伝記』石井規衛訳、白水社、2021年、pp. 10-1)
December 12, 2025 at 4:54 PM
ポール・プレストンの‘The Spanish Holocaust: Inquisition and Extermination in Twentieth-Century Spain’というスペイン内戦を扱った記念碑的著作の冒頭も冒頭の方で、「右翼は『左翼が外国と組んで伝統を蝕んでいる』ばかりで意外性がない」という旨が記されていましたが残念ながら僕も自分を右翼と位置づけていた時にその陥穽を踏み抜いている人が実際にいることには気がついていました。
December 12, 2025 at 4:22 PM
Reposted by Ϥⲩⲙⲓⲧⲁⲕⲁ
ガーディアン、日本アニメでも萌え美少女系とかはそんな観ないんでしょと思いきや、『五等分の花嫁』の映画が意外なほど高評価でちょっと面白い

"高校生の家庭教師が五つ子の生徒のうち誰と結婚するかを迫られるアニメだと知ったら、最悪の事態を恐れるだろう。最近の#MeToo運動の進展を露骨に無視した作品になるのだろうか?しかし神保昌登監督のこの映画は、感傷的で道徳的な要素が強烈ではあるものの、実に魅力的なロマンティックファンタジーであり、巧みな構成によってアイデンティティの謎さえ掘り下げている。"

そうなんだ、観たらよかったかも笑
www.theguardian.com/film/2022/de...
The Quintessential Quintuplets review – sisters compete for love in charming anime
The premise of a high-school tutor forced to choose which of his students to marry could have been disastrous but this romantic fantasy film avoids ickiness
www.theguardian.com
December 11, 2025 at 11:16 AM
先生、ありがとうございます。あらためて自分がまだまだ定訳を知らない言葉があるものだと思い知らされております。さっそく先生のご助言を反映したいと思います。なるべく諸先生方が採用されている訳語を用いようと決めているのですが、個人的にはGeneralkommisariatが非常に悩みました。
December 4, 2025 at 4:14 PM
ミンスクに陣取ったドイツ占領軍の官界がドイツ語のラジオ放送やOffizierkasinos〔士官食堂、将校クラブ?〕みたいな日常を提供するものを必要としたといういくらかゆるい話の一方、すでに殺された子供の遺体が火をつけられた家とともに焼かれることだけはどうしても許せず、燃え盛る家から子供の死体だけは必死に運び出した女の人の逸話が触れられていたりして人間がどういった生き物であるか非常に参考になります。
「バケモンなんざ必要ねえのさ!
 人間はもともととも食いするようにできてるんだよ
 何千年もそうしてきたんだ!」
(岩明均『寄生獣 8《完全版》』講談社、2003年、p. 234)
December 4, 2025 at 3:31 PM