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fumitaka1948.bsky.social
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@fumitaka1948.bsky.social
Ми ся любит Карпатьска Русь. Єден русинофіл.
前に俺に「ソ連時代に同性婚が解禁されたが国力が下がるから同性婚(夫婦同姓?)をスターリンが禁止した」とか意味不明なこと言ってきた間抜けと同一人物かな。同性婚はおそらく彼らの関心の的でなく、帝政時代を同性愛嫌悪の立場から持ち上げたいのならばチャイコーフスキイとか同性愛的傾向のある有名人が息苦しくなかったであろう時代はむしろ帝政時代の方である。
イオシフ・ヴィッサリオノヴィチについては、女性が男性に家名を合わせるという行為が「男性による女性の所有」に見えるがゆえに師匠と同じく事実婚とするという認識であって、ともかく僕がこういった話題で気になるのはグルジアが「伝統的に」夫婦別姓の世界であることです。
December 22, 2025 at 11:03 AM
「誰であれ、ナショナルな自覚を完成して生まれたのではなく、ゆえに、ある個人は「ナショナルに形作られ」うる。……カルパチア・ルーシの住人には、ルシーン人でハンガリー人であること、またレムコ人でオーストリア人であること、……ルシーン人でロシヤ人でチェコスロヴァキア人であること、またルシーン人でウクライナ人であること、レムコ人でポーランド人であることは、全く普通だったのである」
(P. R. Magocsi, “With Their Backs to the Mountains”, CEU Press, 2017, p. 115)
「○○人第一」などと言ってたらカルパチア・ルーシの話は不可能だ。
#ナショナリズム #民族主義 抄訳:ナショナリズムとは、ナショナル〔国民的、民族的〕な運動とは何か? - - pixiv
ナショナリズムおよびナショナルな運動は社会的な現象であり、無数の研究の対象であり、それらの研究は、その説明について幅広い解釈を提示してきた。以下は、いかにナショナリズムが本書〔“With their backs to the mountains: a history of Car
www.pixiv.net
December 20, 2025 at 1:20 PM
『マサリクとの対話』で「アメリカの悪党は純粋な悪党なんで見せかけの愛国心で誤魔化したりしません」とか書いてあったんですが日本の迷惑系配信者がいつの間にか外人嫌悪を煽って市議会議員だかになっていたり新大陸でパルヴニュが貧者の味方を装って大国を乗っ取ったりしているのを見るとマサリクにも時代的な制約があるなと思わなくもありません。
そういや『マサリクとの対話』のチェコ語版が500円という馬鹿みたいな値段で密林に並んでいるのを見つけたがよく見たら「送料4500円」と書いてあり「最初から5000円と書け」と思いました。セリーヌの『城から城』を確保して文無しなのでまあそのうち買います。
December 19, 2025 at 4:14 AM
1960年代に入ると、カリーニングラード州でも戦争の惨禍とプロイセン時代の遺跡とを分けて考える人が増え始め、さらにはソヴェト同盟の経済不振が著しいほど「プロイセン憧憬」が強まったらしく、しかしカリーニングラードの戦後世代が特に面白がっていたというプロイセンの王城は「プロイセン軍国主義」を理由に破壊されている。
王妃ルイーゼ教会も同様の運命を辿りそうになったが、こちらは王城の破壊を受けて保存運動が加速し、地元の党支部も独創性を発揮した結果、現在もプロイセン時代との「連続性」の証左として生き残っている。
城址については、推測ながら、「公式の路線とは無関係な人気」という要素が大きいようにも思われる。
December 19, 2025 at 4:05 AM
アイゼンハワー大統領については特に思うことはなかったんですが、“A short history of U.S. interventions in Latin America and Caribbean”の記述によれば、それまでホワイトハウスに飾られていたラテンアメリカ諸国の独立の父たちの肖像画を突然撤去するという奇妙な行動を取ったことがあり、最近どっかのパルヴニュがキング牧師の肖像画を仕事場から片づけて代わりにチャーチルの胸像だかを設置したという出来事を思い出しました。
些事ではありますが「何から目を背けたいか」というのはなかなか性根が現れるように思います。
December 17, 2025 at 3:11 PM
五等分でそういうの書いたこともありますが、確実に五等分で繋がった人全員に去られそうな内容になったものがあり、それはたぶん仮に公開するとしても別のアカウントか何かを用意するのではないかと思います。
December 17, 2025 at 3:07 PM
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「温室効果ガス排出削減に関する世界初にして唯一の国際合意で幕を閉じた、歴史的なパリ気候サミットから十年が経ち、その失敗だけに目を向けるのは簡単だ。しかし成功についてはあまり注目されていない。」

再生可能エネルギーは昨年15%の成長を記録し、新規の発電容量全体の90%以上を占め、2兆ドル(化石燃料の2倍)の投資額を得た。EVは新車の1/5を占め、中国など大国や他の先進国でも排出量は横ばい/減少傾向にある。パリ協定なしではありえなかった成果。
決して完璧ではないが、世界は確かに進歩している。もっと早歩きする必要性がすごいだけ
www.theguardian.com/environment/...
‘A shift no country can ignore’: where global emissions stand, 10 years after the Paris climate agreement
The watershed summit in 2015 was far from perfect, but its impact so far has been significant and measurable
www.theguardian.com
December 15, 2025 at 4:48 AM
俺が十年以上前に書いた『とらドラ!』の川嶋亜美が奮闘して原作での大敗を避けようとする偽書に「お願いだから続きを書いてください」というコメントが来たので『とらドラ!』を数億年ぶりに見返している。
レーニンとかヘーゲルとか神君にして尊厳者とかのエピグラフを鏤めた非常に読む人を選ぶことを強いられる内容のはずなんですが褒められるとやる気が出ます。
December 14, 2025 at 1:30 PM
NS国家に占領されると大変です。
「ユーゴスラヴィアは二十年程度の若い国家でありその前から存在していた民族的なトラブルを占領者が引き出すのは容易だった」というのはある程度ほかの東ヨーロッパ地域とも共通している気がする。
一応ドイツ人の先生からNationが「国民」でVolkが「民族」と習ったんですけどどうも東欧地域におけるNationalismusは「民族主義」の色合いが濃いような気がします。
#ナチズム #第二次世界大戦 論文試訳:ユーゴスラヴィアにおける大規模暴力 - Fumitakaの小説 - pixiv
ドイツとその同盟国イタリア、ハンガリー、ブルガリアは1941年6月にユーゴスラヴィア王国に襲いかかった。十一日後にはユーゴスラヴィアは無条件降伏し、民政地域に、軍事占領下にある地域に、そして見せかけの主権を有する地域に分割された。ドイツ帝国はスロヴェニアの北部と東部を自らに編入し
www.pixiv.net
December 13, 2025 at 1:52 PM
コトキン、本当にスターリン伝第三巻を「来年の中頃」に出すんだろうな。七月になって「やっぱりクレムリ内の文書が見れるようになるまで伸ばします」と来ても驚きはしませんが。
フレヴニュークはロシア国内の事情に的を絞っていたが、コトキンは世界史的な位置づけにこだわる人なので、独ソ戦でフィンランドが占領したソヴェト領でフィンランドもまた民族主義的な同化政策に手を染めていることなどにも言及してくれると嬉しい。あとは戦後東欧圏で「共産党」と「労働党」その他が入り混じっていることや、ソヴェト同盟の領土の西方拡大において、マゴチが正当にも「チェコ史の本でさえ見落とすことが多い」と評する、カルパチア山麓部の併合。
December 12, 2025 at 4:41 PM
ウクライナ人がロシヤ人に「自由」な自民族を対置するという、隣接する異民族を例として自らの「敬虔さ」やら「自由」やらを強調するという現象についてはおそらく珍しいものではなく、たとえばスロヴァキアで暮らすルシーン人はスロヴァキア人に対し「スロヴァキア人は物質主義で個人主義であり、ルシーン人はдуша〔心〕を重んじる」とするそうですが、ただしこの主張はスロヴァキア人がチェコ人に自らを対置して表す主張と非常に似ており(『スロヴァキア・スイッチ』、p. 175)地域的な感覚の類似性や、あるいはウクライナを越えてスロヴァキアの東端まで「ロシア的な」似た感覚が及んでいるということかもしれません。
December 12, 2025 at 4:16 PM
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ガーディアン、日本アニメでも萌え美少女系とかはそんな観ないんでしょと思いきや、『五等分の花嫁』の映画が意外なほど高評価でちょっと面白い

"高校生の家庭教師が五つ子の生徒のうち誰と結婚するかを迫られるアニメだと知ったら、最悪の事態を恐れるだろう。最近の#MeToo運動の進展を露骨に無視した作品になるのだろうか?しかし神保昌登監督のこの映画は、感傷的で道徳的な要素が強烈ではあるものの、実に魅力的なロマンティックファンタジーであり、巧みな構成によってアイデンティティの謎さえ掘り下げている。"

そうなんだ、観たらよかったかも笑
www.theguardian.com/film/2022/de...
The Quintessential Quintuplets review – sisters compete for love in charming anime
The premise of a high-school tutor forced to choose which of his students to marry could have been disastrous but this romantic fantasy film avoids ickiness
www.theguardian.com
December 11, 2025 at 11:16 AM
ククリンスカ先生、ディルレヴァンガーの伝記を「人は悲しいものや恐ろしいもの、化け物じみたものにさえ惹かれてきた」と書き始めながら、ディルレヴァンガーについて「意外にわかっていることは少ない」とし、どうも彼の麾下の隊の規律はその犯罪者の経歴から通常より厳しく設定されており、にもかかわらずポーランドやベラルーシで生じた略奪や虐殺については、親分の暗黙の容認は当然として、そういった「措置」は東部戦線全般で「あらかじめ報復や方針で命じられたもの」として、細かく詰めるなら「前科者」みたいな通俗的な発想でなく「正確性を期すべきだ」とされており、ククリンスカ先生が常識人であることは明瞭である。早く読みたい。
December 9, 2025 at 2:15 PM
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なんか政権を批判したらTwitterのアカウントがロックされたので、ここへ逃げてきた。高市に雇われた兵がワシの村を焼いたんじゃ。
December 8, 2025 at 1:20 PM
僕はインターネット百科事典でドイツ語版の「独ソ戦」のページのMassenverbrechenの項目を読んでいるときにDisziplinarvorgesetzterという言葉に気がつき、意味的にはわかるんですが定訳があるのか存じなかったもので姫岡先生が訳されたミュールホイザーの『戦場の性』の該当項目を読みに図書館に赴きました。「懲戒権限をもつ上官」と訳されており、卓越した作家でもあり研究者でもあらせられる方にご相談されたとの記述があったので躊躇うことなく採択しました。
「私は敢えて言おうと思う、愛慕を感じていない人からは何の教育も得られないと」
(クセノフォーン『ソークラテースの思い出』)
December 4, 2025 at 4:25 PM
井浦伊知郎先生は『アルバニア・インターナショナル』で、冷戦後のアルバニアでは聖典ではなくなったホヂャ全集が紙くずとして扱われ、ホットドッグ屋がホヂャ全集の千切ったページに商品を包んで売っていたというお話に触れられており、僕はアルバニア労働党の文献については全く無知ですが、ただ『アルバニア労働党史』のゾグー治下を扱った箇所は「比較的史実に近い記述をしている」(R. C. Austin)そうです。
先日速水螺旋人先生が「国家ビルドゥングスロマン」というある種の文学形態について述べられていましたが『ソヴェト同盟共産党(ボリシェヴィキ)歴史小教程』は人間でなく「党」が主人公のビルドゥングスロマンです。
December 3, 2025 at 1:14 PM
‘Bulgaria under Communism’を早く読み終えねばならないと思う一方で“A short history of U.S. intervention and Caribbean”を読み終えそうなのでそっちを読み終えてからにします。
とりあえずユナイテッド・フルーツ社の使っていない土地を買い上げて小作農や先住民族に分配しようとしたハコボ・アルベンスが「共産主義者」と中傷された挙句に追い出され、貧困層は政治権力それ自体への信用を失ってグアテマラは長い内戦に陥っていったという人間の素晴らしさを明示する文章に直面してしまったのでUFCOに僕が今後利することはないでしょう。
December 2, 2025 at 12:28 PM
昔はパウル・ハウサーという人が、彼が育てた武装親衛隊を「純然たる軍事組織」とし、真偽不明ながら„Vorläufer der NATO“とまで主張したという噂について、ブレースウェートの『モスクワ攻防1941』でアンドレーイ・ヴラーソフが「政治に疎かった」と評されていたことの類例かと思っていたんですが、ハインの『ナチ親衛隊』を開いてみたところ、ハウサーが「政治的な人物である」と一刀のもとに切り捨てられており、「そんなこったろうな」とは思っていたんですが僕の中に残っていた「純然たる軍人」という最後の幻想が消え去ったように思え、「まだ自分の中にそんな感情があったのか」と我ながら驚きました。
November 28, 2025 at 11:12 AM
先日に松本零士先生の『インセクト』という駄目な人間の男の生態を昆虫の女神が観察する話を手に入れましたが夕方にクサカゲロウが止まっているところを見つけました。かわいいですね。
そして通販サイトから‘Collective memory in post-Soviet Kaliningrad oblast’の発送の目処がついたとの通知が届きましたので今の僕には世界全体が美しく見えます。Miłosz J. Cordes(コルデス?)先生は僕より一歳だけ年上だそうで、俺はいったい何なんだという気になりますがまあそれは些末な問題です。
November 28, 2025 at 10:23 AM
スヴェトラーナ・ブルミストル先生のNS国家のベラルーシ占領を扱った文章は、「ミーンスク近郊ナヴィーンキとモギリョーフの精神病院で最初の患者の殺害が始まった。殺害は実験でもあった。新たな大規模殺人の方法を模索するため、犠牲者は「爆薬を用いて」また「ガスを用いて」殺害された」などの驚くべき記述に満ち、読んでいてさすがの僕も呆気に取られるようなことがあるんですが、インターネット百科事典などでは未だにロシアを悪魔化すればドイツ軍や日本を美化できるとでも思っているらしい„unnütze Esser“も散見され、こういった害虫への打撃になるかもしれないなと思いながら訳文を作ることもあります。
November 26, 2025 at 1:53 PM
チェコスロヴァキア第一共和国の支配層がカルパチア・ルーシの確保に躍起になっていたのは、ポーランドやハンガリーのイレデンティズムに対し、ロシア内戦後に成立する新ロシア国家との同盟関係がその保障となり、当該地域がロシアとの地域的接点になると思っていたためで、結局それはポーランドによるウクライナ西部の占領によって失敗したものの、戦後に改めてソヴェトとの関係の担保として、現地民と多数派の「近似性」を理由に領有していた小民族地域を大国に譲渡したのであり、あるReichから「独立した」と言っている勢力もまた自国が「大国」たることを誇示しようとするříšeだったことを、我々ルシーン派が忘れることはできない。
November 26, 2025 at 10:44 AM
1938年11月26日、アウフスティン・ヴォローシンがカルパーチカ・ウクライナ政府の首長として選出された。彼はカルパチア・ルーシの地元民が「ウクライナ人」の支流であるとする「ウクライナ派」に属したが、しかし初期の主張では、伝統的な「ルスナク」もしくは「ルシーン」という民族名を用いている。
1944年11月26日、赤軍の占領下にあるムカチェヴォで「ザカルパチア・ウクライナ人民委員会第一回大会」が開かれ、「ザカルパチア・ウクライナのソヴェト・ウクライナへの統合」に関する「宣言」が承認された。宣言は前もってモスクワで起草され、複数回確認されたチェコスロヴァキアの「国境線の尊重」の合意に違反している。
November 26, 2025 at 10:00 AM
「被抑圧下にある〔と自分たちが感じている〕集団が一つ上の権威に対して『最高権威』に依拠することで対抗することを試みる」って無産階級文化大革命の紅衛兵とかも同様だったのではないか。
いずれにせよカルパチア・ルーシの地元民にウクライナ語よりロシヤ語を選ぶ「ロシア派」がいたこととナチ占領下で「ポーランド支配」に対抗しようとしてドイツ軍と連携したウクライナ人の心の機制は似通っていたように思われる。
問題はこういうなかなか人間が加害者になることから逃げられないことを頑迷に認めたがらない何か「自分だけは他の人間と違う」というホッブズが『リヴァイアサン』で述べた普遍的な過ちを踏み抜いている愚者の存在です。
November 25, 2025 at 10:18 AM
僕は先日ウクライナ人もナチ占領下では無謬でなく、ソヴェト時代に入ってユダヤ人の就業制限が撤廃されたことを「共産主義者がユダヤ人を優遇している」と理解して「ユダヤ人=共産主義者」という幻想を共有し、ナチ占領軍も自然発生的なポグロムについて「現地住民の自浄作用を妨げる必要はない」と野放しにしていたという人間の美しさを立証する文章を読み返したばかりですが、ウクライナ人がドイツ軍を「ポーランド人に対する保障」と受け止めた点については、我がウクライナ史の先生が「抑圧下にある民族集団は、しばしば支配民族と競合関係にある別の大規模民族に依拠しようとする」とされていた法則の一種ではないかと思います。
November 25, 2025 at 10:04 AM