感想出遅れたからキャラ達個人への想い入れで言いたかったことはもうあちこちで語り尽くされてたからなんか違う方向にしてみたｗ

でもやっぱり自分も佐藤推しだったので、ウドの脳内では善悪もぼんやりしてて、挙句にもう逃げ出したくなるほど罪の意識しか持てなかった佐藤像が本当に大切な人物であったことを悟れた優しい花畑の中の描写にいろいろ報われた想いでした。ウド、変な意味じゃなくてネーノとお幸せに！

是非描いてってプレッシャーをかけるつもりはありませんが『忘身刑』ってまだアレコレ考えさせられる面白い題材だと思います。
それに『忘身刑』シリーズ以外でもいろんな方向で魅力的な作品を作ってきたしゃくさんですから今後はどんな作品でも嬉しいっすねｗ
またそのうち新たなAA漫画を見せて貰うことを楽しみにしていますｗ

前に「１０年後位にしゃくさんの書く『忘身刑』ネタがみたい」ってＸで言ったのですが、あれ実は結構本気で？ｗ
「忘却は罰」→「忘却は救い」と来て、更に歳をとってからの（失礼な表現でスミマセン＞＜）『忘身刑』の扱いがどうなるのか興味がありますｗ

おそらくしゃくさんより一回り上の世代の自分ですが、現在受刑してるワケでもない自身の「忘却」っぷりがちょっと不安で？ｗ
「ほらアレだよ、なんだっけ」みたいなことがちょっぴり増えてますｗ　「僕死ぬ」もタイトルの記憶自信なくて確認しましたしｗ
もう簡単に「やり直せる」とも言えない世代の自分が忘身刑を受けたらどういう結果になるんだろう？なんて妄想も膨らみますｗ

たぶん作者さんや受け止める自分の時間経過もあると思う。若い時ってのは知識や貴重体験の記憶を失ったり操作されるなんてことは罰で恐怖でしかなかった。
だけど歳を重ね経験や思い出も湯水のように増えてくると、「とっとと忘れた方がいいんじゃないか？」って案件も増えてくる。

「このトラウマを忘れ去ることができればもっと気楽に人生やり直しができるのに…」
「あの時、ちゃんとした教養があればあの人の親切心にも気づけたりきちんと感謝できたはずなのに…」

大小の差はあれ、多くの人間が成長した後だから持ち得るそういった後悔に寄り添って笑顔の未来を指さしてくれる、今回はそういった癒しと希望の作品に思えたのです。

緩急ついた効果的な展開、見事なタイトルの回収とそれを最大限に伝えてくれる絵力にぶち抜かれて感動して思わず涙腺に来てしまいましたが、作者さんの技巧だけでなく、根本的なテーマ『忘身刑』の扱いの変遷にも味わい深さを感じました。

『忘身刑』を扱った前作「僕らは2度死ぬ3度死ぬ」では登場するキャラも多く、キャラによっては「忘却＝罰」「忘却＝呪い」でありギミックも豊富な濃厚劇薬な大型長編でもありました。（自分はそういう路線も好物）　

そして１０年（？）の時を経て発表された今回の「花咲く」は、２人の受刑者にとっての「忘却＝救い」の解釈に絞った、ある意味飲み心地の良い優しさに包まれた作品でした。

こちらこそ見つけていただいてありがとうです。今後ともよろしくです～！

ありがとうです！
こちらも鳩さんの細かい部分まで全てが丁寧で可愛らしい作風に癒されてます～♪モチモチ素材のクッションとかにしたいｗ
それと独自の秩序や生態が成り立ってる世界観で繰り広げられるお話も好物なので「神様は雨の中に」の設定語りの方も楽しませて貰ってます！
旅行先でウキウキしてそうな彼らのやりとりが素敵な絵本のような作品として紡がれていくのを今からでも想像しちゃいますｗ（せかしてるワケではないですｗ）

自分を光らせたり周囲に発光体を発現させることができる浮遊霊のギコが入院して落ち込んでるしぃの病室をプラネタリウムにして元気づけようとするシーンです。
2007年の【星】では報われなかったギコでしたが、2023年のこちらではギコの想いが伝わる形にしてみました。
（真面目な長編のここがダジャレだったとは誰も気づいてなかったよねｗ）
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