来年くるり結成30周年だってさ、おめでとう!
くるり “ツアー25/26 〜夢のさいはて〜”
at 秋田 Club SWINDLE
来年くるり結成30周年だってさ、おめでとう!
くるり “ツアー25/26 〜夢のさいはて〜”
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陰謀論が蔓延したSNSに踊らされ、必要以上に他者との境界を踏み越えてくる人々が描かれる。パンデミックでさらに深まった分断がテーマになっているのはよくわかるけど、監督の意図はいまいちわからなかったなというのが正直なところ。冷笑とまでは思わなかったけど、一歩引いた視点で「さあどう考える?」と示すのにとどまっているような。自分が汲み取れていないだけかもしれないけど。
ジョーが武器屋からデーンと登場したのには思わず笑ってしまったけど、なかなかの後味の悪さ。
陰謀論が蔓延したSNSに踊らされ、必要以上に他者との境界を踏み越えてくる人々が描かれる。パンデミックでさらに深まった分断がテーマになっているのはよくわかるけど、監督の意図はいまいちわからなかったなというのが正直なところ。冷笑とまでは思わなかったけど、一歩引いた視点で「さあどう考える?」と示すのにとどまっているような。自分が汲み取れていないだけかもしれないけど。
ジョーが武器屋からデーンと登場したのには思わず笑ってしまったけど、なかなかの後味の悪さ。
最後の最後まで、すごくよかった……それは悪!と切り捨てられない深い人物描写に心揺さぶられた。人間の善性を信じたくなる。トムの最後の大きなタスク、そこに至るまでどれほどの葛藤があっただろうかと想像するに苦しいけど、彼と自分を赦すことで一歩進めたのだろうな。マーク・ラファロの表情、泣くしかなかった。素晴らしい。ラストの静けさも好きだった。
最後の最後まで、すごくよかった……それは悪!と切り捨てられない深い人物描写に心揺さぶられた。人間の善性を信じたくなる。トムの最後の大きなタスク、そこに至るまでどれほどの葛藤があっただろうかと想像するに苦しいけど、彼と自分を赦すことで一歩進めたのだろうな。マーク・ラファロの表情、泣くしかなかった。素晴らしい。ラストの静けさも好きだった。
様々な社会問題に対するメッセージという大きな視点と「完全には理解できない他者との向き合い方」というミクロなレベルの話でもあって、その幅の広さをテンポよく、楽しくみせてしまうすごい映画だった。
家父長制的な環境で苦しんできたがゆえにある行動に出てしまうキャラクターには、いつか家族の呪いが解ける日が来ますようにと願わずにいられなかったな。
様々な社会問題に対するメッセージという大きな視点と「完全には理解できない他者との向き合い方」というミクロなレベルの話でもあって、その幅の広さをテンポよく、楽しくみせてしまうすごい映画だった。
家父長制的な環境で苦しんできたがゆえにある行動に出てしまうキャラクターには、いつか家族の呪いが解ける日が来ますようにと願わずにいられなかったな。
赤系のお花メインのシックな感じ。今月は結構うまくバランスがとれた気がする!
赤系のお花メインのシックな感じ。今月は結構うまくバランスがとれた気がする!
想像していたよりずっとずっと良かった。男女の入れ替わりものにありがちな、恋愛関係への発展はなし。そんなことを描いている暇がないほど切実な問題が満載で。設定こそファンタジーだけど、自分が自分の体で生きられないことの苦しみや葛藤がとてもリアルに感じられた。
主演2人、15年間元に戻らない体で過ごしたらそうだよね……という感情の揺れ表現が素晴らしかったなぁ。
想像していたよりずっとずっと良かった。男女の入れ替わりものにありがちな、恋愛関係への発展はなし。そんなことを描いている暇がないほど切実な問題が満載で。設定こそファンタジーだけど、自分が自分の体で生きられないことの苦しみや葛藤がとてもリアルに感じられた。
主演2人、15年間元に戻らない体で過ごしたらそうだよね……という感情の揺れ表現が素晴らしかったなぁ。
あの日確かに東京ドームにいたのだけど、初見かのようにはじめから感極まってしまい……「3人ともきれいよー!とても輝いてるよー!ありがとうー!」と心の中で何度も噛み締めながら観たのだった。あ〜ちゃんMCの「楽しかったよね」で今回も泣いてしまった。「巡ループ」は衣装も演出も相まって、3人とも女神のようだったなぁ。って、現地でも思ったんだった。ディレイでも楽しくて幸せな時間だった。また会おうね!!!
あの日確かに東京ドームにいたのだけど、初見かのようにはじめから感極まってしまい……「3人ともきれいよー!とても輝いてるよー!ありがとうー!」と心の中で何度も噛み締めながら観たのだった。あ〜ちゃんMCの「楽しかったよね」で今回も泣いてしまった。「巡ループ」は衣装も演出も相まって、3人とも女神のようだったなぁ。って、現地でも思ったんだった。ディレイでも楽しくて幸せな時間だった。また会おうね!!!
個人的には、ファゴットがこんなにフィーチャーされることある!?という興奮があった。あと、EP7の演出と構成には唸った!夢中になって止まらないというほどではなかったけど、おもしろかったので再加入したときに次のシーズン観ようかな。
個人的には、ファゴットがこんなにフィーチャーされることある!?という興奮があった。あと、EP7の演出と構成には唸った!夢中になって止まらないというほどではなかったけど、おもしろかったので再加入したときに次のシーズン観ようかな。
ロックスターのイメージとは真逆の地味な作品。「Born In the U.S.A.」は聴いたことあるなくらいの感じで観たのだけど、よかった。
世間の期待に応えることよりも自分の音楽を優先するには、内面と向き合うことなくして先に進めなかったんだろうな。父との確執、自身のメンタルヘルスの問題。ジェレミー・アレン・ホワイト目当てだったのだけど、葛藤や孤独を抱えて有害な男らしさに苦しみ……という最近の彼の十八番のような役柄を今回も繊細に演じていた。ご本人かと思うような歌唱も素晴らしい。
ロックスターのイメージとは真逆の地味な作品。「Born In the U.S.A.」は聴いたことあるなくらいの感じで観たのだけど、よかった。
世間の期待に応えることよりも自分の音楽を優先するには、内面と向き合うことなくして先に進めなかったんだろうな。父との確執、自身のメンタルヘルスの問題。ジェレミー・アレン・ホワイト目当てだったのだけど、葛藤や孤独を抱えて有害な男らしさに苦しみ……という最近の彼の十八番のような役柄を今回も繊細に演じていた。ご本人かと思うような歌唱も素晴らしい。
言葉を生業とする脚本家が、言葉から逃れるように旅に出る。旅といっても観光地を巡り高級旅館に泊まるような派手なものではない。そこだけ時が止まったような暮らしをする宿主との、ぽつりぽつりとしたやりとり。好きだったのは「さようでございますかー」の台詞、トーンも含めてよかった。
大作ものと比べると特別なことが起きるわけではないけど、日々が連なる中では起きえない、ちょっとおかしくてスリリングな、誰かとのささやかな交流が歩みを進めることもあるのかも、と思う。すごく好きだったなー。
言葉を生業とする脚本家が、言葉から逃れるように旅に出る。旅といっても観光地を巡り高級旅館に泊まるような派手なものではない。そこだけ時が止まったような暮らしをする宿主との、ぽつりぽつりとしたやりとり。好きだったのは「さようでございますかー」の台詞、トーンも含めてよかった。
大作ものと比べると特別なことが起きるわけではないけど、日々が連なる中では起きえない、ちょっとおかしくてスリリングな、誰かとのささやかな交流が歩みを進めることもあるのかも、と思う。すごく好きだったなー。
2も観に行こ〜🐈⬛
2も観に行こ〜🐈⬛
「スズキタゴサク」によって、日頃押し込めていたマイナスの部分が正義の人たちから引き出されていく様が居心地悪かったのは、自分の心の形も見抜かれているように感じたからかな。
なんといっても佐藤二朗の怪演が見どころではあるけど、そこに挑む山田裕貴、渡部篤郎、染谷将太、伊藤沙莉、寛一郎といった俳優陣も全員よくて演技の応酬を存分に楽しめた。
取調室での会話劇と現場の二軸でテンポよく展開していく構成には引き込まれたけど、真相に近づくにつれてリアリティが薄まって集中が途切れてしまった感じは惜しい。
「スズキタゴサク」によって、日頃押し込めていたマイナスの部分が正義の人たちから引き出されていく様が居心地悪かったのは、自分の心の形も見抜かれているように感じたからかな。
なんといっても佐藤二朗の怪演が見どころではあるけど、そこに挑む山田裕貴、渡部篤郎、染谷将太、伊藤沙莉、寛一郎といった俳優陣も全員よくて演技の応酬を存分に楽しめた。
取調室での会話劇と現場の二軸でテンポよく展開していく構成には引き込まれたけど、真相に近づくにつれてリアリティが薄まって集中が途切れてしまった感じは惜しい。