吉田諒希(よしだあさぎ)
@asaginusu.bsky.social
札幌で働きながら演劇をしたりしている。
トランス差別を含む全ての差別に反対します。
映画が好きです。個人的Xにあげた感想まとめアーカイブ。
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吉田諒希(よしだあさぎ)
@asaginusu.bsky.social
· Jul 4
#2025年上半期映画ベスト
❶型破りな教室
❷ラブ・イン・ザ・ビッグシティ
❸罪人たち
④FEMME
⑤ミステリアス・スキン
⑥犬の裁判
⑦リアル・ペイン〜心の旅〜
⑧聖なるイチジクの種
⑨アプレンティス ドナルド・トランプの創り方
⑩突然、君がいなくなって
殿堂入り:トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦
トワ入れると訳わかんなくなるので分けました。トワは永遠無限。
❶型破りな教室
❷ラブ・イン・ザ・ビッグシティ
❸罪人たち
④FEMME
⑤ミステリアス・スキン
⑥犬の裁判
⑦リアル・ペイン〜心の旅〜
⑧聖なるイチジクの種
⑨アプレンティス ドナルド・トランプの創り方
⑩突然、君がいなくなって
殿堂入り:トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦
トワ入れると訳わかんなくなるので分けました。トワは永遠無限。
【ご協力お願い📢】
札幌演劇に関わる皆さんへ。
演劇活動におけるハラスメントの現状を知り、安全な創作環境を目指すための調査を有志で行っています。
ハラスメント経験の有無に関わらず、みなさんの声をお聞かせください。
ツリーのリンクから回答をお願いします。
【札幌演劇創作活動におけるハラスメント実態把握アンケート】
🔗アンケートURL
forms.gle/nzD3EdAJSahb...
✉️お問い合わせ先
[email protected]
(PiP制作)
#SapporoStageSafe
札幌演劇に関わる皆さんへ。
演劇活動におけるハラスメントの現状を知り、安全な創作環境を目指すための調査を有志で行っています。
ハラスメント経験の有無に関わらず、みなさんの声をお聞かせください。
ツリーのリンクから回答をお願いします。
【札幌演劇創作活動におけるハラスメント実態把握アンケート】
🔗アンケートURL
forms.gle/nzD3EdAJSahb...
✉️お問い合わせ先
[email protected]
(PiP制作)
#SapporoStageSafe
November 9, 2025 at 10:02 PM
【ご協力お願い📢】
札幌演劇に関わる皆さんへ。
演劇活動におけるハラスメントの現状を知り、安全な創作環境を目指すための調査を有志で行っています。
ハラスメント経験の有無に関わらず、みなさんの声をお聞かせください。
ツリーのリンクから回答をお願いします。
【札幌演劇創作活動におけるハラスメント実態把握アンケート】
🔗アンケートURL
forms.gle/nzD3EdAJSahb...
✉️お問い合わせ先
[email protected]
(PiP制作)
#SapporoStageSafe
札幌演劇に関わる皆さんへ。
演劇活動におけるハラスメントの現状を知り、安全な創作環境を目指すための調査を有志で行っています。
ハラスメント経験の有無に関わらず、みなさんの声をお聞かせください。
ツリーのリンクから回答をお願いします。
【札幌演劇創作活動におけるハラスメント実態把握アンケート】
🔗アンケートURL
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[email protected]
(PiP制作)
#SapporoStageSafe
2025.77
『夏の砂の上』
出演する俳優陣の実存感が皆一様に素晴らしかったのと、長崎のロケーションがめちゃくちゃに良くてとっても「街」の映画だった。
原作である戯曲が書かれた年代と、作品が設定している時代と、オンタイムのものでは無い事を描く事に対する批評性みたいなものが個人的には感じられなくて全体を通して流石に色々と古いなぁと感じてしまったのが正直なところ。
喪失の受容というテーマそれ自体は普遍的なものだろうけど、それをどう表象するかについて今の目は無視できないよなぁ。
伯父と姪の関係性においての、姪の描かれ方の妙な嫌さと危うさは最後まで払拭出来なかった。→
『夏の砂の上』
出演する俳優陣の実存感が皆一様に素晴らしかったのと、長崎のロケーションがめちゃくちゃに良くてとっても「街」の映画だった。
原作である戯曲が書かれた年代と、作品が設定している時代と、オンタイムのものでは無い事を描く事に対する批評性みたいなものが個人的には感じられなくて全体を通して流石に色々と古いなぁと感じてしまったのが正直なところ。
喪失の受容というテーマそれ自体は普遍的なものだろうけど、それをどう表象するかについて今の目は無視できないよなぁ。
伯父と姪の関係性においての、姪の描かれ方の妙な嫌さと危うさは最後まで払拭出来なかった。→
July 8, 2025 at 9:27 AM
2025.77
『夏の砂の上』
出演する俳優陣の実存感が皆一様に素晴らしかったのと、長崎のロケーションがめちゃくちゃに良くてとっても「街」の映画だった。
原作である戯曲が書かれた年代と、作品が設定している時代と、オンタイムのものでは無い事を描く事に対する批評性みたいなものが個人的には感じられなくて全体を通して流石に色々と古いなぁと感じてしまったのが正直なところ。
喪失の受容というテーマそれ自体は普遍的なものだろうけど、それをどう表象するかについて今の目は無視できないよなぁ。
伯父と姪の関係性においての、姪の描かれ方の妙な嫌さと危うさは最後まで払拭出来なかった。→
『夏の砂の上』
出演する俳優陣の実存感が皆一様に素晴らしかったのと、長崎のロケーションがめちゃくちゃに良くてとっても「街」の映画だった。
原作である戯曲が書かれた年代と、作品が設定している時代と、オンタイムのものでは無い事を描く事に対する批評性みたいなものが個人的には感じられなくて全体を通して流石に色々と古いなぁと感じてしまったのが正直なところ。
喪失の受容というテーマそれ自体は普遍的なものだろうけど、それをどう表象するかについて今の目は無視できないよなぁ。
伯父と姪の関係性においての、姪の描かれ方の妙な嫌さと危うさは最後まで払拭出来なかった。→
2025.76
『28年後…』
ダニー・ボイルの編集ってやっぱりかっこいいなと改めて。冒頭の「ブーツ」の朗読とコラージュ的な映像があまりにキレッキレ過ぎた。
衰退を余儀なくされた文明。生存のため生まれたムラ社会的なコミュニティは家父長制とマチズモの空気が色濃く流れ、それは下の世代へと確実に受け継がれていく。そんな社会を体現する父を拒み、母へのケアへ心を向けるスパイクの姿は今の眼差しだなぁと思う反面、家父長制への決別とその先への成長が母の死と共に語られるのがあまり好意的には受け止められなかったな。
続編がどうなっていくかは純粋に楽しみ。監督ニア・ダコスタだし。
『28年後…』
ダニー・ボイルの編集ってやっぱりかっこいいなと改めて。冒頭の「ブーツ」の朗読とコラージュ的な映像があまりにキレッキレ過ぎた。
衰退を余儀なくされた文明。生存のため生まれたムラ社会的なコミュニティは家父長制とマチズモの空気が色濃く流れ、それは下の世代へと確実に受け継がれていく。そんな社会を体現する父を拒み、母へのケアへ心を向けるスパイクの姿は今の眼差しだなぁと思う反面、家父長制への決別とその先への成長が母の死と共に語られるのがあまり好意的には受け止められなかったな。
続編がどうなっていくかは純粋に楽しみ。監督ニア・ダコスタだし。
July 8, 2025 at 9:25 AM
2025.76
『28年後…』
ダニー・ボイルの編集ってやっぱりかっこいいなと改めて。冒頭の「ブーツ」の朗読とコラージュ的な映像があまりにキレッキレ過ぎた。
衰退を余儀なくされた文明。生存のため生まれたムラ社会的なコミュニティは家父長制とマチズモの空気が色濃く流れ、それは下の世代へと確実に受け継がれていく。そんな社会を体現する父を拒み、母へのケアへ心を向けるスパイクの姿は今の眼差しだなぁと思う反面、家父長制への決別とその先への成長が母の死と共に語られるのがあまり好意的には受け止められなかったな。
続編がどうなっていくかは純粋に楽しみ。監督ニア・ダコスタだし。
『28年後…』
ダニー・ボイルの編集ってやっぱりかっこいいなと改めて。冒頭の「ブーツ」の朗読とコラージュ的な映像があまりにキレッキレ過ぎた。
衰退を余儀なくされた文明。生存のため生まれたムラ社会的なコミュニティは家父長制とマチズモの空気が色濃く流れ、それは下の世代へと確実に受け継がれていく。そんな社会を体現する父を拒み、母へのケアへ心を向けるスパイクの姿は今の眼差しだなぁと思う反面、家父長制への決別とその先への成長が母の死と共に語られるのがあまり好意的には受け止められなかったな。
続編がどうなっていくかは純粋に楽しみ。監督ニア・ダコスタだし。
2025.75
『犬の裁判』
皮肉と風刺が効いたコメディで個人的にはとても楽しく観た。
アヴリルが裁判の際に落ち着いた低いトーンで話そうと試みるも悉く失敗してしまう描写とか、俳優の芝居もあってつい笑ってしまうところではあったけど、そうした場面で女性側ばかりが過度に振舞いで評価される事はままあるなあと思ったりと、そうしたものの織り交ぜが上手い。
人間の線引き一つで生かすも殺すもされてしまう動物に対する人間中心主義な物差しへの批判的な眼差しが、その「人間」が想定しているものを考えるとフェミニズム的な語りに接続していくのはとてもそうだという感じで。→
『犬の裁判』
皮肉と風刺が効いたコメディで個人的にはとても楽しく観た。
アヴリルが裁判の際に落ち着いた低いトーンで話そうと試みるも悉く失敗してしまう描写とか、俳優の芝居もあってつい笑ってしまうところではあったけど、そうした場面で女性側ばかりが過度に振舞いで評価される事はままあるなあと思ったりと、そうしたものの織り交ぜが上手い。
人間の線引き一つで生かすも殺すもされてしまう動物に対する人間中心主義な物差しへの批判的な眼差しが、その「人間」が想定しているものを考えるとフェミニズム的な語りに接続していくのはとてもそうだという感じで。→
July 8, 2025 at 9:24 AM
2025.75
『犬の裁判』
皮肉と風刺が効いたコメディで個人的にはとても楽しく観た。
アヴリルが裁判の際に落ち着いた低いトーンで話そうと試みるも悉く失敗してしまう描写とか、俳優の芝居もあってつい笑ってしまうところではあったけど、そうした場面で女性側ばかりが過度に振舞いで評価される事はままあるなあと思ったりと、そうしたものの織り交ぜが上手い。
人間の線引き一つで生かすも殺すもされてしまう動物に対する人間中心主義な物差しへの批判的な眼差しが、その「人間」が想定しているものを考えるとフェミニズム的な語りに接続していくのはとてもそうだという感じで。→
『犬の裁判』
皮肉と風刺が効いたコメディで個人的にはとても楽しく観た。
アヴリルが裁判の際に落ち着いた低いトーンで話そうと試みるも悉く失敗してしまう描写とか、俳優の芝居もあってつい笑ってしまうところではあったけど、そうした場面で女性側ばかりが過度に振舞いで評価される事はままあるなあと思ったりと、そうしたものの織り交ぜが上手い。
人間の線引き一つで生かすも殺すもされてしまう動物に対する人間中心主義な物差しへの批判的な眼差しが、その「人間」が想定しているものを考えるとフェミニズム的な語りに接続していくのはとてもそうだという感じで。→
2025.74
『罪人たち』
様々なジャンル映画を越境しながら文化の盗用、搾取と収奪の重層的な歴史を描く。
物語の中盤に訪れる音楽シーンがちょっとあまりにも凄過ぎて、こんな体験が得られる事はそうそうないなぁと。
吸血鬼がアイリッシュ系なのなんでなんだろうと思っていたのだけど、解説上げてる方の解説見て得。あんまり出演作観てなかったんだけど、ジャック・オコンネルめちゃくちゃ素敵な俳優さんだな。
ライアン・グーグラーのMBJを一番魅力的に撮れるのは俺だと言わんばかりの致死量のMBJ浴びたのでそこは何かこう本当にありがとうございますという感じ。
『罪人たち』
様々なジャンル映画を越境しながら文化の盗用、搾取と収奪の重層的な歴史を描く。
物語の中盤に訪れる音楽シーンがちょっとあまりにも凄過ぎて、こんな体験が得られる事はそうそうないなぁと。
吸血鬼がアイリッシュ系なのなんでなんだろうと思っていたのだけど、解説上げてる方の解説見て得。あんまり出演作観てなかったんだけど、ジャック・オコンネルめちゃくちゃ素敵な俳優さんだな。
ライアン・グーグラーのMBJを一番魅力的に撮れるのは俺だと言わんばかりの致死量のMBJ浴びたのでそこは何かこう本当にありがとうございますという感じ。
July 6, 2025 at 11:06 PM
2025.74
『罪人たち』
様々なジャンル映画を越境しながら文化の盗用、搾取と収奪の重層的な歴史を描く。
物語の中盤に訪れる音楽シーンがちょっとあまりにも凄過ぎて、こんな体験が得られる事はそうそうないなぁと。
吸血鬼がアイリッシュ系なのなんでなんだろうと思っていたのだけど、解説上げてる方の解説見て得。あんまり出演作観てなかったんだけど、ジャック・オコンネルめちゃくちゃ素敵な俳優さんだな。
ライアン・グーグラーのMBJを一番魅力的に撮れるのは俺だと言わんばかりの致死量のMBJ浴びたのでそこは何かこう本当にありがとうございますという感じ。
『罪人たち』
様々なジャンル映画を越境しながら文化の盗用、搾取と収奪の重層的な歴史を描く。
物語の中盤に訪れる音楽シーンがちょっとあまりにも凄過ぎて、こんな体験が得られる事はそうそうないなぁと。
吸血鬼がアイリッシュ系なのなんでなんだろうと思っていたのだけど、解説上げてる方の解説見て得。あんまり出演作観てなかったんだけど、ジャック・オコンネルめちゃくちゃ素敵な俳優さんだな。
ライアン・グーグラーのMBJを一番魅力的に撮れるのは俺だと言わんばかりの致死量のMBJ浴びたのでそこは何かこう本当にありがとうございますという感じ。
2025.73
『突然、君がいなくなって』
80分程度と短い尺感の中に映画的な瞬間があちこちに散らばっててかなり好きな作品だった。
世の中に隠されたまま突然訪れた別れ。誰とも分かち合えない悲しみと、それでも隣り合う誰かの背をさすり抱きしめ合うこと。
一心不乱に踊りながらも崩れ落ちてしまうウナと、ウナがクララに空の飛び方を教えたあの時の圧倒的な映像への没入感がとても印象に残っている。
『突然、君がいなくなって』
80分程度と短い尺感の中に映画的な瞬間があちこちに散らばっててかなり好きな作品だった。
世の中に隠されたまま突然訪れた別れ。誰とも分かち合えない悲しみと、それでも隣り合う誰かの背をさすり抱きしめ合うこと。
一心不乱に踊りながらも崩れ落ちてしまうウナと、ウナがクララに空の飛び方を教えたあの時の圧倒的な映像への没入感がとても印象に残っている。
July 6, 2025 at 11:05 PM
2025.73
『突然、君がいなくなって』
80分程度と短い尺感の中に映画的な瞬間があちこちに散らばっててかなり好きな作品だった。
世の中に隠されたまま突然訪れた別れ。誰とも分かち合えない悲しみと、それでも隣り合う誰かの背をさすり抱きしめ合うこと。
一心不乱に踊りながらも崩れ落ちてしまうウナと、ウナがクララに空の飛び方を教えたあの時の圧倒的な映像への没入感がとても印象に残っている。
『突然、君がいなくなって』
80分程度と短い尺感の中に映画的な瞬間があちこちに散らばっててかなり好きな作品だった。
世の中に隠されたまま突然訪れた別れ。誰とも分かち合えない悲しみと、それでも隣り合う誰かの背をさすり抱きしめ合うこと。
一心不乱に踊りながらも崩れ落ちてしまうウナと、ウナがクララに空の飛び方を教えたあの時の圧倒的な映像への没入感がとても印象に残っている。
#2025年上半期映画ベスト
❶型破りな教室
❷ラブ・イン・ザ・ビッグシティ
❸罪人たち
④FEMME
⑤ミステリアス・スキン
⑥犬の裁判
⑦リアル・ペイン〜心の旅〜
⑧聖なるイチジクの種
⑨アプレンティス ドナルド・トランプの創り方
⑩突然、君がいなくなって
殿堂入り:トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦
トワ入れると訳わかんなくなるので分けました。トワは永遠無限。
❶型破りな教室
❷ラブ・イン・ザ・ビッグシティ
❸罪人たち
④FEMME
⑤ミステリアス・スキン
⑥犬の裁判
⑦リアル・ペイン〜心の旅〜
⑧聖なるイチジクの種
⑨アプレンティス ドナルド・トランプの創り方
⑩突然、君がいなくなって
殿堂入り:トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦
トワ入れると訳わかんなくなるので分けました。トワは永遠無限。
July 4, 2025 at 10:58 PM
#2025年上半期映画ベスト
❶型破りな教室
❷ラブ・イン・ザ・ビッグシティ
❸罪人たち
④FEMME
⑤ミステリアス・スキン
⑥犬の裁判
⑦リアル・ペイン〜心の旅〜
⑧聖なるイチジクの種
⑨アプレンティス ドナルド・トランプの創り方
⑩突然、君がいなくなって
殿堂入り:トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦
トワ入れると訳わかんなくなるので分けました。トワは永遠無限。
❶型破りな教室
❷ラブ・イン・ザ・ビッグシティ
❸罪人たち
④FEMME
⑤ミステリアス・スキン
⑥犬の裁判
⑦リアル・ペイン〜心の旅〜
⑧聖なるイチジクの種
⑨アプレンティス ドナルド・トランプの創り方
⑩突然、君がいなくなって
殿堂入り:トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦
トワ入れると訳わかんなくなるので分けました。トワは永遠無限。
2025.72
『ルノワール』
自分の身に降りかかる出来事の需要を試みる少女を眼差したお話しだなと思った。少女の視点というよりも、その少女を見つめるわたし達の感覚が強い。
無垢なままに生きていくにはあまりにも悪意が多過ぎるこの世の中で、かつてそれが自分への侵害だと気づいてすらいなかった加害を想起させる瞬間があって、人によっては観るのに注意した方が良いかも。
俳優陣皆んなそれぞれに良かったんだけど、石田ひかりさんが中でもとびきりに良かったな。
設定された時代にあまり強い意味を感じられなくて、その辺りの意図はどういうところにあったのだろうか気になるところ。
『ルノワール』
自分の身に降りかかる出来事の需要を試みる少女を眼差したお話しだなと思った。少女の視点というよりも、その少女を見つめるわたし達の感覚が強い。
無垢なままに生きていくにはあまりにも悪意が多過ぎるこの世の中で、かつてそれが自分への侵害だと気づいてすらいなかった加害を想起させる瞬間があって、人によっては観るのに注意した方が良いかも。
俳優陣皆んなそれぞれに良かったんだけど、石田ひかりさんが中でもとびきりに良かったな。
設定された時代にあまり強い意味を感じられなくて、その辺りの意図はどういうところにあったのだろうか気になるところ。
June 26, 2025 at 2:00 AM
2025.72
『ルノワール』
自分の身に降りかかる出来事の需要を試みる少女を眼差したお話しだなと思った。少女の視点というよりも、その少女を見つめるわたし達の感覚が強い。
無垢なままに生きていくにはあまりにも悪意が多過ぎるこの世の中で、かつてそれが自分への侵害だと気づいてすらいなかった加害を想起させる瞬間があって、人によっては観るのに注意した方が良いかも。
俳優陣皆んなそれぞれに良かったんだけど、石田ひかりさんが中でもとびきりに良かったな。
設定された時代にあまり強い意味を感じられなくて、その辺りの意図はどういうところにあったのだろうか気になるところ。
『ルノワール』
自分の身に降りかかる出来事の需要を試みる少女を眼差したお話しだなと思った。少女の視点というよりも、その少女を見つめるわたし達の感覚が強い。
無垢なままに生きていくにはあまりにも悪意が多過ぎるこの世の中で、かつてそれが自分への侵害だと気づいてすらいなかった加害を想起させる瞬間があって、人によっては観るのに注意した方が良いかも。
俳優陣皆んなそれぞれに良かったんだけど、石田ひかりさんが中でもとびきりに良かったな。
設定された時代にあまり強い意味を感じられなくて、その辺りの意図はどういうところにあったのだろうか気になるところ。
2025.71
『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』
男性中心主義社会の中に溢れるミソジニーとゲイフォビアに、シスヘテロ規範。こうあるべきという言葉は呪いだし、枠からはみ出した者に容赦がない。そんなクソみたいな世の中を肩を組んでサバイブする2人の姿にずっと胸を打たれ続けた。
フンスの身に起こる事全てがあまりにも辛過ぎて本当に生き延びてくれてくれてありがとうしかなくて…。フンス母が彼をどう受け止めたのか明示はされなかったけどあの映画を自らの意思で観に行った事実が刺さる。婦人科で中絶の意思を伝えたジェヒが説教され出すくだりも堪えたけど、その後の子宮模型での反抗が→
『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』
男性中心主義社会の中に溢れるミソジニーとゲイフォビアに、シスヘテロ規範。こうあるべきという言葉は呪いだし、枠からはみ出した者に容赦がない。そんなクソみたいな世の中を肩を組んでサバイブする2人の姿にずっと胸を打たれ続けた。
フンスの身に起こる事全てがあまりにも辛過ぎて本当に生き延びてくれてくれてありがとうしかなくて…。フンス母が彼をどう受け止めたのか明示はされなかったけどあの映画を自らの意思で観に行った事実が刺さる。婦人科で中絶の意思を伝えたジェヒが説教され出すくだりも堪えたけど、その後の子宮模型での反抗が→
June 26, 2025 at 1:58 AM
2025.71
『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』
男性中心主義社会の中に溢れるミソジニーとゲイフォビアに、シスヘテロ規範。こうあるべきという言葉は呪いだし、枠からはみ出した者に容赦がない。そんなクソみたいな世の中を肩を組んでサバイブする2人の姿にずっと胸を打たれ続けた。
フンスの身に起こる事全てがあまりにも辛過ぎて本当に生き延びてくれてくれてありがとうしかなくて…。フンス母が彼をどう受け止めたのか明示はされなかったけどあの映画を自らの意思で観に行った事実が刺さる。婦人科で中絶の意思を伝えたジェヒが説教され出すくだりも堪えたけど、その後の子宮模型での反抗が→
『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』
男性中心主義社会の中に溢れるミソジニーとゲイフォビアに、シスヘテロ規範。こうあるべきという言葉は呪いだし、枠からはみ出した者に容赦がない。そんなクソみたいな世の中を肩を組んでサバイブする2人の姿にずっと胸を打たれ続けた。
フンスの身に起こる事全てがあまりにも辛過ぎて本当に生き延びてくれてくれてありがとうしかなくて…。フンス母が彼をどう受け止めたのか明示はされなかったけどあの映画を自らの意思で観に行った事実が刺さる。婦人科で中絶の意思を伝えたジェヒが説教され出すくだりも堪えたけど、その後の子宮模型での反抗が→
2025.70
『国宝』
芸の高みを目指す者達を飲み込む深い業。男たちの傷つきと苦しみが語られる世界で周縁化される女たちの存在が、意図したものかはさておき歌舞伎界の在り方に批評的な眼差しをもたらす。血か才能かという命題が提示されるもののそこにさしたる回答はないまま物語が閉じてしまった感覚。
喜久雄と俊介の定型のようでそこには決して転がっていかない関係性の揺らぎが面白かった。大舞台を前に化粧も碌に出来ぬくらい体を震わせながら「お前の血が飲みたい」と口にした喜久雄が、その瞬間の吉沢亮が本当に凄くて凄くて。
喜久雄と俊介の関係性にフォーカスしてゆく中で、女たちを深く描く事は→
『国宝』
芸の高みを目指す者達を飲み込む深い業。男たちの傷つきと苦しみが語られる世界で周縁化される女たちの存在が、意図したものかはさておき歌舞伎界の在り方に批評的な眼差しをもたらす。血か才能かという命題が提示されるもののそこにさしたる回答はないまま物語が閉じてしまった感覚。
喜久雄と俊介の定型のようでそこには決して転がっていかない関係性の揺らぎが面白かった。大舞台を前に化粧も碌に出来ぬくらい体を震わせながら「お前の血が飲みたい」と口にした喜久雄が、その瞬間の吉沢亮が本当に凄くて凄くて。
喜久雄と俊介の関係性にフォーカスしてゆく中で、女たちを深く描く事は→
June 10, 2025 at 4:00 AM
2025.70
『国宝』
芸の高みを目指す者達を飲み込む深い業。男たちの傷つきと苦しみが語られる世界で周縁化される女たちの存在が、意図したものかはさておき歌舞伎界の在り方に批評的な眼差しをもたらす。血か才能かという命題が提示されるもののそこにさしたる回答はないまま物語が閉じてしまった感覚。
喜久雄と俊介の定型のようでそこには決して転がっていかない関係性の揺らぎが面白かった。大舞台を前に化粧も碌に出来ぬくらい体を震わせながら「お前の血が飲みたい」と口にした喜久雄が、その瞬間の吉沢亮が本当に凄くて凄くて。
喜久雄と俊介の関係性にフォーカスしてゆく中で、女たちを深く描く事は→
『国宝』
芸の高みを目指す者達を飲み込む深い業。男たちの傷つきと苦しみが語られる世界で周縁化される女たちの存在が、意図したものかはさておき歌舞伎界の在り方に批評的な眼差しをもたらす。血か才能かという命題が提示されるもののそこにさしたる回答はないまま物語が閉じてしまった感覚。
喜久雄と俊介の定型のようでそこには決して転がっていかない関係性の揺らぎが面白かった。大舞台を前に化粧も碌に出来ぬくらい体を震わせながら「お前の血が飲みたい」と口にした喜久雄が、その瞬間の吉沢亮が本当に凄くて凄くて。
喜久雄と俊介の関係性にフォーカスしてゆく中で、女たちを深く描く事は→
2025.69
『We Live in Time この時を生きて』
設定だけを見れば王道なラブストーリーを想像させるが、時系列を大きく崩した構成が過度に感傷的にさせず抑制に効果していて良かった。途中からトビアスの回想のようにも思えてくる。主演の2人は「だよねー!」ってくらい素晴らしかった。
ラストのいなくなっても消えずに続いていくものがある事を思わされる描写も、眼差しがやさしくて良かった。
起こる出来事への向き合い方や、各所にある既存の性役割の反転なんかはすごく今っぽくしてるなぁと思う一方、それらは結局社会規範への解体には向かっていかないから、2人が決めた結婚や妊娠という選択がそうした→
『We Live in Time この時を生きて』
設定だけを見れば王道なラブストーリーを想像させるが、時系列を大きく崩した構成が過度に感傷的にさせず抑制に効果していて良かった。途中からトビアスの回想のようにも思えてくる。主演の2人は「だよねー!」ってくらい素晴らしかった。
ラストのいなくなっても消えずに続いていくものがある事を思わされる描写も、眼差しがやさしくて良かった。
起こる出来事への向き合い方や、各所にある既存の性役割の反転なんかはすごく今っぽくしてるなぁと思う一方、それらは結局社会規範への解体には向かっていかないから、2人が決めた結婚や妊娠という選択がそうした→
June 8, 2025 at 4:07 AM
2025.69
『We Live in Time この時を生きて』
設定だけを見れば王道なラブストーリーを想像させるが、時系列を大きく崩した構成が過度に感傷的にさせず抑制に効果していて良かった。途中からトビアスの回想のようにも思えてくる。主演の2人は「だよねー!」ってくらい素晴らしかった。
ラストのいなくなっても消えずに続いていくものがある事を思わされる描写も、眼差しがやさしくて良かった。
起こる出来事への向き合い方や、各所にある既存の性役割の反転なんかはすごく今っぽくしてるなぁと思う一方、それらは結局社会規範への解体には向かっていかないから、2人が決めた結婚や妊娠という選択がそうした→
『We Live in Time この時を生きて』
設定だけを見れば王道なラブストーリーを想像させるが、時系列を大きく崩した構成が過度に感傷的にさせず抑制に効果していて良かった。途中からトビアスの回想のようにも思えてくる。主演の2人は「だよねー!」ってくらい素晴らしかった。
ラストのいなくなっても消えずに続いていくものがある事を思わされる描写も、眼差しがやさしくて良かった。
起こる出来事への向き合い方や、各所にある既存の性役割の反転なんかはすごく今っぽくしてるなぁと思う一方、それらは結局社会規範への解体には向かっていかないから、2人が決めた結婚や妊娠という選択がそうした→
2025.68
『秋が来るとき』
いや〜めちゃくちゃ面白かった…。
予告からでは想像できない程にサスペンスなテイストに転がっていったのでびっくり。情報開示のタイミングとバランスが抜群に上手くて、語られないことへの想像でさらに物語に惹きつけられる。
社会規範から追いやられる者たちが共にいるためについた小さな嘘をわたしはどうしたって否定できない。
理想化も安易なコード化もされない高齢女性の表象がとても魅力的でその辺りもめちゃくちゃ良かったなぁ。
『秋が来るとき』
いや〜めちゃくちゃ面白かった…。
予告からでは想像できない程にサスペンスなテイストに転がっていったのでびっくり。情報開示のタイミングとバランスが抜群に上手くて、語られないことへの想像でさらに物語に惹きつけられる。
社会規範から追いやられる者たちが共にいるためについた小さな嘘をわたしはどうしたって否定できない。
理想化も安易なコード化もされない高齢女性の表象がとても魅力的でその辺りもめちゃくちゃ良かったなぁ。
June 6, 2025 at 4:09 AM
2025.68
『秋が来るとき』
いや〜めちゃくちゃ面白かった…。
予告からでは想像できない程にサスペンスなテイストに転がっていったのでびっくり。情報開示のタイミングとバランスが抜群に上手くて、語られないことへの想像でさらに物語に惹きつけられる。
社会規範から追いやられる者たちが共にいるためについた小さな嘘をわたしはどうしたって否定できない。
理想化も安易なコード化もされない高齢女性の表象がとても魅力的でその辺りもめちゃくちゃ良かったなぁ。
『秋が来るとき』
いや〜めちゃくちゃ面白かった…。
予告からでは想像できない程にサスペンスなテイストに転がっていったのでびっくり。情報開示のタイミングとバランスが抜群に上手くて、語られないことへの想像でさらに物語に惹きつけられる。
社会規範から追いやられる者たちが共にいるためについた小さな嘘をわたしはどうしたって否定できない。
理想化も安易なコード化もされない高齢女性の表象がとても魅力的でその辺りもめちゃくちゃ良かったなぁ。
2025.67
『か「」く「」し「」ご「」と「』
原作未読。
それぞれが持つ特殊能力の描写もあって監督作の中では一番のポップさを感じる。相手に合わせる、相手が求めているだろう振る舞いをしてしまう他人軸で生きてしまう悩みへの共感がずっとベースにあって、作品を届けたい対象がずっとブレないのが良かった。
突飛かつファンタジーな設定だけどリアリティラインへの落とし込み方の塩梅が丁度良くて、ルールとしての破綻を感じる瞬間は正直あったのだけど、それが能力の有無に関わらず人にはそうした部分があるよねって言っているようにも見える。だからこそ1人くらい能力を持たない子が出てくればそうした→
『か「」く「」し「」ご「」と「』
原作未読。
それぞれが持つ特殊能力の描写もあって監督作の中では一番のポップさを感じる。相手に合わせる、相手が求めているだろう振る舞いをしてしまう他人軸で生きてしまう悩みへの共感がずっとベースにあって、作品を届けたい対象がずっとブレないのが良かった。
突飛かつファンタジーな設定だけどリアリティラインへの落とし込み方の塩梅が丁度良くて、ルールとしての破綻を感じる瞬間は正直あったのだけど、それが能力の有無に関わらず人にはそうした部分があるよねって言っているようにも見える。だからこそ1人くらい能力を持たない子が出てくればそうした→
June 2, 2025 at 7:48 AM
2025.67
『か「」く「」し「」ご「」と「』
原作未読。
それぞれが持つ特殊能力の描写もあって監督作の中では一番のポップさを感じる。相手に合わせる、相手が求めているだろう振る舞いをしてしまう他人軸で生きてしまう悩みへの共感がずっとベースにあって、作品を届けたい対象がずっとブレないのが良かった。
突飛かつファンタジーな設定だけどリアリティラインへの落とし込み方の塩梅が丁度良くて、ルールとしての破綻を感じる瞬間は正直あったのだけど、それが能力の有無に関わらず人にはそうした部分があるよねって言っているようにも見える。だからこそ1人くらい能力を持たない子が出てくればそうした→
『か「」く「」し「」ご「」と「』
原作未読。
それぞれが持つ特殊能力の描写もあって監督作の中では一番のポップさを感じる。相手に合わせる、相手が求めているだろう振る舞いをしてしまう他人軸で生きてしまう悩みへの共感がずっとベースにあって、作品を届けたい対象がずっとブレないのが良かった。
突飛かつファンタジーな設定だけどリアリティラインへの落とし込み方の塩梅が丁度良くて、ルールとしての破綻を感じる瞬間は正直あったのだけど、それが能力の有無に関わらず人にはそうした部分があるよねって言っているようにも見える。だからこそ1人くらい能力を持たない子が出てくればそうした→
2025.66
『KIDDO キドー』
良かった〜好き。
ただ娘で居させて欲しい少女と、ママになりきれない母親とのロードムービー。母のままならなさへの受容を感傷的かつ説明的にならずポップでやさしい切り口で語られているのが良かった。アニメーション的な要素も可愛くてルーには世界がそのように見えているのかもと思わせる。
母親の振る舞いや行動が中々にエキセントリックなのだけど、そうである理由に貧困や適切なケアを享受出来ない社会的な構造をめちゃくちゃに感じてしまうしそれは愛だけでは対応出来ない。普通とは違っても、彼女たちなりの距離感でこれから繋がり合う事を感じさせるラストだったように思う。
『KIDDO キドー』
良かった〜好き。
ただ娘で居させて欲しい少女と、ママになりきれない母親とのロードムービー。母のままならなさへの受容を感傷的かつ説明的にならずポップでやさしい切り口で語られているのが良かった。アニメーション的な要素も可愛くてルーには世界がそのように見えているのかもと思わせる。
母親の振る舞いや行動が中々にエキセントリックなのだけど、そうである理由に貧困や適切なケアを享受出来ない社会的な構造をめちゃくちゃに感じてしまうしそれは愛だけでは対応出来ない。普通とは違っても、彼女たちなりの距離感でこれから繋がり合う事を感じさせるラストだったように思う。
June 1, 2025 at 8:10 AM
2025.66
『KIDDO キドー』
良かった〜好き。
ただ娘で居させて欲しい少女と、ママになりきれない母親とのロードムービー。母のままならなさへの受容を感傷的かつ説明的にならずポップでやさしい切り口で語られているのが良かった。アニメーション的な要素も可愛くてルーには世界がそのように見えているのかもと思わせる。
母親の振る舞いや行動が中々にエキセントリックなのだけど、そうである理由に貧困や適切なケアを享受出来ない社会的な構造をめちゃくちゃに感じてしまうしそれは愛だけでは対応出来ない。普通とは違っても、彼女たちなりの距離感でこれから繋がり合う事を感じさせるラストだったように思う。
『KIDDO キドー』
良かった〜好き。
ただ娘で居させて欲しい少女と、ママになりきれない母親とのロードムービー。母のままならなさへの受容を感傷的かつ説明的にならずポップでやさしい切り口で語られているのが良かった。アニメーション的な要素も可愛くてルーには世界がそのように見えているのかもと思わせる。
母親の振る舞いや行動が中々にエキセントリックなのだけど、そうである理由に貧困や適切なケアを享受出来ない社会的な構造をめちゃくちゃに感じてしまうしそれは愛だけでは対応出来ない。普通とは違っても、彼女たちなりの距離感でこれから繋がり合う事を感じさせるラストだったように思う。
2025.65
『サスカッチ・サンセット』
尖っているようでストレートで、ずっと変だけどおかしみに溢れた不思議な作品だった。
雄大な自然の中で生きるサスカッチたちのやり取りは意味は分からずともどこか汲み取れる雰囲気が微笑ましかったり、要所要所に文化的なものを感じたりと興味を惹かれ続ける。けれど次第に見えてくる人間による生息地への侵略。それを見て、それまで彼ら彼女らに向けていたあまりにも人間側からの人間主体な眼差しに気付いたり。
『サスカッチ・サンセット』
尖っているようでストレートで、ずっと変だけどおかしみに溢れた不思議な作品だった。
雄大な自然の中で生きるサスカッチたちのやり取りは意味は分からずともどこか汲み取れる雰囲気が微笑ましかったり、要所要所に文化的なものを感じたりと興味を惹かれ続ける。けれど次第に見えてくる人間による生息地への侵略。それを見て、それまで彼ら彼女らに向けていたあまりにも人間側からの人間主体な眼差しに気付いたり。
June 1, 2025 at 8:08 AM
2025.65
『サスカッチ・サンセット』
尖っているようでストレートで、ずっと変だけどおかしみに溢れた不思議な作品だった。
雄大な自然の中で生きるサスカッチたちのやり取りは意味は分からずともどこか汲み取れる雰囲気が微笑ましかったり、要所要所に文化的なものを感じたりと興味を惹かれ続ける。けれど次第に見えてくる人間による生息地への侵略。それを見て、それまで彼ら彼女らに向けていたあまりにも人間側からの人間主体な眼差しに気付いたり。
『サスカッチ・サンセット』
尖っているようでストレートで、ずっと変だけどおかしみに溢れた不思議な作品だった。
雄大な自然の中で生きるサスカッチたちのやり取りは意味は分からずともどこか汲み取れる雰囲気が微笑ましかったり、要所要所に文化的なものを感じたりと興味を惹かれ続ける。けれど次第に見えてくる人間による生息地への侵略。それを見て、それまで彼ら彼女らに向けていたあまりにも人間側からの人間主体な眼差しに気付いたり。
2025.64
『ガール・ウィズ・ニードル』
戦争がもたらす貧困、シングルマザーへの蔑みに晒された者たちがそうせざるを得なかった事は果たして選択と呼べるのか。国や時代が変わっても構造のままならなさが生み出した歪みによる社会的弱者への皺寄せは何一つ解消されないままだ。
描いている事、めちゃくちゃわかるしそうだよなぁとなりつつも最後のダウマへの眼差し方とかに女性個人への責任の追及から抜け出せていなさを感じてしまったりして、少しうーんとはなった。選別されてしまった命も、ダウマに命を奪う側に至らしめた者たちがあの作品の中には現れない事も、何とも消化しきれないね。しんどい作品。
『ガール・ウィズ・ニードル』
戦争がもたらす貧困、シングルマザーへの蔑みに晒された者たちがそうせざるを得なかった事は果たして選択と呼べるのか。国や時代が変わっても構造のままならなさが生み出した歪みによる社会的弱者への皺寄せは何一つ解消されないままだ。
描いている事、めちゃくちゃわかるしそうだよなぁとなりつつも最後のダウマへの眼差し方とかに女性個人への責任の追及から抜け出せていなさを感じてしまったりして、少しうーんとはなった。選別されてしまった命も、ダウマに命を奪う側に至らしめた者たちがあの作品の中には現れない事も、何とも消化しきれないね。しんどい作品。
May 25, 2025 at 7:06 AM
2025.64
『ガール・ウィズ・ニードル』
戦争がもたらす貧困、シングルマザーへの蔑みに晒された者たちがそうせざるを得なかった事は果たして選択と呼べるのか。国や時代が変わっても構造のままならなさが生み出した歪みによる社会的弱者への皺寄せは何一つ解消されないままだ。
描いている事、めちゃくちゃわかるしそうだよなぁとなりつつも最後のダウマへの眼差し方とかに女性個人への責任の追及から抜け出せていなさを感じてしまったりして、少しうーんとはなった。選別されてしまった命も、ダウマに命を奪う側に至らしめた者たちがあの作品の中には現れない事も、何とも消化しきれないね。しんどい作品。
『ガール・ウィズ・ニードル』
戦争がもたらす貧困、シングルマザーへの蔑みに晒された者たちがそうせざるを得なかった事は果たして選択と呼べるのか。国や時代が変わっても構造のままならなさが生み出した歪みによる社会的弱者への皺寄せは何一つ解消されないままだ。
描いている事、めちゃくちゃわかるしそうだよなぁとなりつつも最後のダウマへの眼差し方とかに女性個人への責任の追及から抜け出せていなさを感じてしまったりして、少しうーんとはなった。選別されてしまった命も、ダウマに命を奪う側に至らしめた者たちがあの作品の中には現れない事も、何とも消化しきれないね。しんどい作品。
2025.63
『サブスタンス』
折々の突飛さや突き抜け方に思わず笑ってしまう瞬間もありながら、若く美しい者しか女として扱われぬ世界で、その価値観を内面化して生きざるを得なかった彼女を見るのはやはり辛さとしんどさが勝った。バイオレンスの向く方向が想像よりもずっと内省的だったから尚だったのかも。
同級生に誘われたエリザベスが何度も何度もメイクを直すも結局は外に出られなかったあのシーンが個人的には一番強烈で、あそこで行動が違えば何か変わったのだろうか思いつつも相対的にマシに見えるものを選び取っても根本の解決にはならないよな。エリザベスが求める承認は彼からは得られないから。
『サブスタンス』
折々の突飛さや突き抜け方に思わず笑ってしまう瞬間もありながら、若く美しい者しか女として扱われぬ世界で、その価値観を内面化して生きざるを得なかった彼女を見るのはやはり辛さとしんどさが勝った。バイオレンスの向く方向が想像よりもずっと内省的だったから尚だったのかも。
同級生に誘われたエリザベスが何度も何度もメイクを直すも結局は外に出られなかったあのシーンが個人的には一番強烈で、あそこで行動が違えば何か変わったのだろうか思いつつも相対的にマシに見えるものを選び取っても根本の解決にはならないよな。エリザベスが求める承認は彼からは得られないから。
May 21, 2025 at 11:13 PM
2025.63
『サブスタンス』
折々の突飛さや突き抜け方に思わず笑ってしまう瞬間もありながら、若く美しい者しか女として扱われぬ世界で、その価値観を内面化して生きざるを得なかった彼女を見るのはやはり辛さとしんどさが勝った。バイオレンスの向く方向が想像よりもずっと内省的だったから尚だったのかも。
同級生に誘われたエリザベスが何度も何度もメイクを直すも結局は外に出られなかったあのシーンが個人的には一番強烈で、あそこで行動が違えば何か変わったのだろうか思いつつも相対的にマシに見えるものを選び取っても根本の解決にはならないよな。エリザベスが求める承認は彼からは得られないから。
『サブスタンス』
折々の突飛さや突き抜け方に思わず笑ってしまう瞬間もありながら、若く美しい者しか女として扱われぬ世界で、その価値観を内面化して生きざるを得なかった彼女を見るのはやはり辛さとしんどさが勝った。バイオレンスの向く方向が想像よりもずっと内省的だったから尚だったのかも。
同級生に誘われたエリザベスが何度も何度もメイクを直すも結局は外に出られなかったあのシーンが個人的には一番強烈で、あそこで行動が違えば何か変わったのだろうか思いつつも相対的にマシに見えるものを選び取っても根本の解決にはならないよな。エリザベスが求める承認は彼からは得られないから。
2025.62
『けものがいる』
1910年パートのテンポ感があまり肌に合わず久々に記憶を飛ばしつつ、2014年パートの不穏さとひりつく感じは好きだった。ジョージ・マカイがパート毎で顔つきが全く変わってるのシンプルに凄い。
愛は感情にあるのだろうか。
QRコードが映し出されるエンドクレジット作品に即してて良き。
『けものがいる』
1910年パートのテンポ感があまり肌に合わず久々に記憶を飛ばしつつ、2014年パートの不穏さとひりつく感じは好きだった。ジョージ・マカイがパート毎で顔つきが全く変わってるのシンプルに凄い。
愛は感情にあるのだろうか。
QRコードが映し出されるエンドクレジット作品に即してて良き。
May 19, 2025 at 4:16 AM
2025.62
『けものがいる』
1910年パートのテンポ感があまり肌に合わず久々に記憶を飛ばしつつ、2014年パートの不穏さとひりつく感じは好きだった。ジョージ・マカイがパート毎で顔つきが全く変わってるのシンプルに凄い。
愛は感情にあるのだろうか。
QRコードが映し出されるエンドクレジット作品に即してて良き。
『けものがいる』
1910年パートのテンポ感があまり肌に合わず久々に記憶を飛ばしつつ、2014年パートの不穏さとひりつく感じは好きだった。ジョージ・マカイがパート毎で顔つきが全く変わってるのシンプルに凄い。
愛は感情にあるのだろうか。
QRコードが映し出されるエンドクレジット作品に即してて良き。
2025.61
『クィア/Queer』
序盤が思いの外ロマンティックで、こういう感じも撮るんだぁと思っていたら後半のトリップ具合に良い意味で仰天。
年若い男に惹かれ迫るダニクレは滑稽で愚かしさも感じるけれど、2人のパワーバランスが一方向への勾配という感じもしなくて、見ていて不思議な感覚だった。あらすじ読んだ時なんか危うそうだなぁと思ったのだけどそうした部分は意外とそうでもなくて、むしろ後半のアマゾンパートの方が危うさを感じちゃったなぁ。
ドリュー・スターキー、御本人の雰囲気もだけど特に前半のスタイリングが大変好みで最早わたしはああなりたいです。
『クィア/Queer』
序盤が思いの外ロマンティックで、こういう感じも撮るんだぁと思っていたら後半のトリップ具合に良い意味で仰天。
年若い男に惹かれ迫るダニクレは滑稽で愚かしさも感じるけれど、2人のパワーバランスが一方向への勾配という感じもしなくて、見ていて不思議な感覚だった。あらすじ読んだ時なんか危うそうだなぁと思ったのだけどそうした部分は意外とそうでもなくて、むしろ後半のアマゾンパートの方が危うさを感じちゃったなぁ。
ドリュー・スターキー、御本人の雰囲気もだけど特に前半のスタイリングが大変好みで最早わたしはああなりたいです。
May 18, 2025 at 10:26 AM
2025.61
『クィア/Queer』
序盤が思いの外ロマンティックで、こういう感じも撮るんだぁと思っていたら後半のトリップ具合に良い意味で仰天。
年若い男に惹かれ迫るダニクレは滑稽で愚かしさも感じるけれど、2人のパワーバランスが一方向への勾配という感じもしなくて、見ていて不思議な感覚だった。あらすじ読んだ時なんか危うそうだなぁと思ったのだけどそうした部分は意外とそうでもなくて、むしろ後半のアマゾンパートの方が危うさを感じちゃったなぁ。
ドリュー・スターキー、御本人の雰囲気もだけど特に前半のスタイリングが大変好みで最早わたしはああなりたいです。
『クィア/Queer』
序盤が思いの外ロマンティックで、こういう感じも撮るんだぁと思っていたら後半のトリップ具合に良い意味で仰天。
年若い男に惹かれ迫るダニクレは滑稽で愚かしさも感じるけれど、2人のパワーバランスが一方向への勾配という感じもしなくて、見ていて不思議な感覚だった。あらすじ読んだ時なんか危うそうだなぁと思ったのだけどそうした部分は意外とそうでもなくて、むしろ後半のアマゾンパートの方が危うさを感じちゃったなぁ。
ドリュー・スターキー、御本人の雰囲気もだけど特に前半のスタイリングが大変好みで最早わたしはああなりたいです。
2025.60
『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』
被写体から撮影する側へと転身したリーは撮影という行為にある加害性に自覚的で、かつ自身の体験に紐付く対象への共感と共鳴が目に映るあらゆるものをなかったことに出来なくさせるあの時代にそれを実行に結びつけた彼女のパワーとバイタリティは本当に凄くてその姿だけでエンパワメントされるようだった。
インタビュアー・イーの構成が覆る展開も個人的には結構好きで、今に残ったものをどう眼差すのか、受け止めるのかみたいなことを考えた。女性の視点からさきの大戦を描いたものって、そう言えばほとんど見た事無かったなと見終えた後にふと思う。
『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』
被写体から撮影する側へと転身したリーは撮影という行為にある加害性に自覚的で、かつ自身の体験に紐付く対象への共感と共鳴が目に映るあらゆるものをなかったことに出来なくさせるあの時代にそれを実行に結びつけた彼女のパワーとバイタリティは本当に凄くてその姿だけでエンパワメントされるようだった。
インタビュアー・イーの構成が覆る展開も個人的には結構好きで、今に残ったものをどう眼差すのか、受け止めるのかみたいなことを考えた。女性の視点からさきの大戦を描いたものって、そう言えばほとんど見た事無かったなと見終えた後にふと思う。
May 17, 2025 at 4:15 AM
2025.60
『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』
被写体から撮影する側へと転身したリーは撮影という行為にある加害性に自覚的で、かつ自身の体験に紐付く対象への共感と共鳴が目に映るあらゆるものをなかったことに出来なくさせるあの時代にそれを実行に結びつけた彼女のパワーとバイタリティは本当に凄くてその姿だけでエンパワメントされるようだった。
インタビュアー・イーの構成が覆る展開も個人的には結構好きで、今に残ったものをどう眼差すのか、受け止めるのかみたいなことを考えた。女性の視点からさきの大戦を描いたものって、そう言えばほとんど見た事無かったなと見終えた後にふと思う。
『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』
被写体から撮影する側へと転身したリーは撮影という行為にある加害性に自覚的で、かつ自身の体験に紐付く対象への共感と共鳴が目に映るあらゆるものをなかったことに出来なくさせるあの時代にそれを実行に結びつけた彼女のパワーとバイタリティは本当に凄くてその姿だけでエンパワメントされるようだった。
インタビュアー・イーの構成が覆る展開も個人的には結構好きで、今に残ったものをどう眼差すのか、受け止めるのかみたいなことを考えた。女性の視点からさきの大戦を描いたものって、そう言えばほとんど見た事無かったなと見終えた後にふと思う。
2025.59
『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』
恋に落ちる・落ちたことの愚かしさとか、誰かを好きになる事に潜む加害性とか、恋愛映画をやりながらそうした部分への批評性みたいなのを感じたのは作中の趣向を凝らした様々な演出故なのかな。
あえてやるベタな物語に、ずっと距離をとられているように思えてならなかったのだけど、それを揺るがしてくるのが主に大切な人の喪失を語る時で、俳優が皆素晴らしいのもあってきちんとこちらも揺さぶられるんだけどなんか消費させられてる感みたいなものも強く感じてしまってその辺りがずっと嫌だった。→
『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』
恋に落ちる・落ちたことの愚かしさとか、誰かを好きになる事に潜む加害性とか、恋愛映画をやりながらそうした部分への批評性みたいなのを感じたのは作中の趣向を凝らした様々な演出故なのかな。
あえてやるベタな物語に、ずっと距離をとられているように思えてならなかったのだけど、それを揺るがしてくるのが主に大切な人の喪失を語る時で、俳優が皆素晴らしいのもあってきちんとこちらも揺さぶられるんだけどなんか消費させられてる感みたいなものも強く感じてしまってその辺りがずっと嫌だった。→
May 8, 2025 at 9:01 AM
2025.59
『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』
恋に落ちる・落ちたことの愚かしさとか、誰かを好きになる事に潜む加害性とか、恋愛映画をやりながらそうした部分への批評性みたいなのを感じたのは作中の趣向を凝らした様々な演出故なのかな。
あえてやるベタな物語に、ずっと距離をとられているように思えてならなかったのだけど、それを揺るがしてくるのが主に大切な人の喪失を語る時で、俳優が皆素晴らしいのもあってきちんとこちらも揺さぶられるんだけどなんか消費させられてる感みたいなものも強く感じてしまってその辺りがずっと嫌だった。→
『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』
恋に落ちる・落ちたことの愚かしさとか、誰かを好きになる事に潜む加害性とか、恋愛映画をやりながらそうした部分への批評性みたいなのを感じたのは作中の趣向を凝らした様々な演出故なのかな。
あえてやるベタな物語に、ずっと距離をとられているように思えてならなかったのだけど、それを揺るがしてくるのが主に大切な人の喪失を語る時で、俳優が皆素晴らしいのもあってきちんとこちらも揺さぶられるんだけどなんか消費させられてる感みたいなものも強く感じてしまってその辺りがずっと嫌だった。→
2025.58
『ミステリアス・スキン』
幼少時に受けた性暴力がその後被害者達にどの様な影響をもたらすのか。アーティスティックな表現が多く直接的な描写は避けられているにせよ巧妙なグルーミングの手口と起きた出来事の酷さは本当に醜悪で鑑賞中も後も感じる重さは大きい。被害を受けた人々へのスティグマがいかに現実と乖離したものなのかを改めて思い知る。
経験を分かち合える2人がようやく出会えた時彼らを浮かび上がらせた光を見て、こうした人々をいない事にしないための作品なのだなと思った。今観れて良かった。
しかし子役の配慮がなされた撮影や編集がこんなに前の作品で確立されてたのだなぁ。
『ミステリアス・スキン』
幼少時に受けた性暴力がその後被害者達にどの様な影響をもたらすのか。アーティスティックな表現が多く直接的な描写は避けられているにせよ巧妙なグルーミングの手口と起きた出来事の酷さは本当に醜悪で鑑賞中も後も感じる重さは大きい。被害を受けた人々へのスティグマがいかに現実と乖離したものなのかを改めて思い知る。
経験を分かち合える2人がようやく出会えた時彼らを浮かび上がらせた光を見て、こうした人々をいない事にしないための作品なのだなと思った。今観れて良かった。
しかし子役の配慮がなされた撮影や編集がこんなに前の作品で確立されてたのだなぁ。
May 2, 2025 at 4:07 AM
2025.58
『ミステリアス・スキン』
幼少時に受けた性暴力がその後被害者達にどの様な影響をもたらすのか。アーティスティックな表現が多く直接的な描写は避けられているにせよ巧妙なグルーミングの手口と起きた出来事の酷さは本当に醜悪で鑑賞中も後も感じる重さは大きい。被害を受けた人々へのスティグマがいかに現実と乖離したものなのかを改めて思い知る。
経験を分かち合える2人がようやく出会えた時彼らを浮かび上がらせた光を見て、こうした人々をいない事にしないための作品なのだなと思った。今観れて良かった。
しかし子役の配慮がなされた撮影や編集がこんなに前の作品で確立されてたのだなぁ。
『ミステリアス・スキン』
幼少時に受けた性暴力がその後被害者達にどの様な影響をもたらすのか。アーティスティックな表現が多く直接的な描写は避けられているにせよ巧妙なグルーミングの手口と起きた出来事の酷さは本当に醜悪で鑑賞中も後も感じる重さは大きい。被害を受けた人々へのスティグマがいかに現実と乖離したものなのかを改めて思い知る。
経験を分かち合える2人がようやく出会えた時彼らを浮かび上がらせた光を見て、こうした人々をいない事にしないための作品なのだなと思った。今観れて良かった。
しかし子役の配慮がなされた撮影や編集がこんなに前の作品で確立されてたのだなぁ。
2025.57
『カップルズ 4Kレストア版』
ボーイズクラブの中で無邪気にやり取りされる搾取とモノ化にしんどさをくらいながら、それさえも彼らより大きな資本を持つものに飲み込まれていく様がどうしようもなく今の社会のあり様と重なり息が詰まる。資本主義の価値観が蔓延する中では男も女も他者を容易に搾取して、だからこそポスターのキャッチにも書かれた問いにそうであって欲しいと思うし、ラストシーンはそれに対する希望的な応答に感じる。俳優一人一人の存在の強度が凄くてどうしてあんな風に在れるのか。めちゃくちゃ良かったな〜嬉しくなる。
『カップルズ 4Kレストア版』
ボーイズクラブの中で無邪気にやり取りされる搾取とモノ化にしんどさをくらいながら、それさえも彼らより大きな資本を持つものに飲み込まれていく様がどうしようもなく今の社会のあり様と重なり息が詰まる。資本主義の価値観が蔓延する中では男も女も他者を容易に搾取して、だからこそポスターのキャッチにも書かれた問いにそうであって欲しいと思うし、ラストシーンはそれに対する希望的な応答に感じる。俳優一人一人の存在の強度が凄くてどうしてあんな風に在れるのか。めちゃくちゃ良かったな〜嬉しくなる。
April 30, 2025 at 10:42 PM
2025.57
『カップルズ 4Kレストア版』
ボーイズクラブの中で無邪気にやり取りされる搾取とモノ化にしんどさをくらいながら、それさえも彼らより大きな資本を持つものに飲み込まれていく様がどうしようもなく今の社会のあり様と重なり息が詰まる。資本主義の価値観が蔓延する中では男も女も他者を容易に搾取して、だからこそポスターのキャッチにも書かれた問いにそうであって欲しいと思うし、ラストシーンはそれに対する希望的な応答に感じる。俳優一人一人の存在の強度が凄くてどうしてあんな風に在れるのか。めちゃくちゃ良かったな〜嬉しくなる。
『カップルズ 4Kレストア版』
ボーイズクラブの中で無邪気にやり取りされる搾取とモノ化にしんどさをくらいながら、それさえも彼らより大きな資本を持つものに飲み込まれていく様がどうしようもなく今の社会のあり様と重なり息が詰まる。資本主義の価値観が蔓延する中では男も女も他者を容易に搾取して、だからこそポスターのキャッチにも書かれた問いにそうであって欲しいと思うし、ラストシーンはそれに対する希望的な応答に感じる。俳優一人一人の存在の強度が凄くてどうしてあんな風に在れるのか。めちゃくちゃ良かったな〜嬉しくなる。
2025.56
『イッツ・ノット・ミー』
全然わからなかったなぁというのが正直なところではありつつ、コラージュなどが多用された映像は吸引力があり集中に切らさず観れた。中盤くらいから作品の中にカラックス自身の明確な怒りの表出を感じて、そこからもう1段階惹きつけられたように思う。過去作観ねばだ〜。
『イッツ・ノット・ミー』
全然わからなかったなぁというのが正直なところではありつつ、コラージュなどが多用された映像は吸引力があり集中に切らさず観れた。中盤くらいから作品の中にカラックス自身の明確な怒りの表出を感じて、そこからもう1段階惹きつけられたように思う。過去作観ねばだ〜。
April 29, 2025 at 10:11 PM
2025.56
『イッツ・ノット・ミー』
全然わからなかったなぁというのが正直なところではありつつ、コラージュなどが多用された映像は吸引力があり集中に切らさず観れた。中盤くらいから作品の中にカラックス自身の明確な怒りの表出を感じて、そこからもう1段階惹きつけられたように思う。過去作観ねばだ〜。
『イッツ・ノット・ミー』
全然わからなかったなぁというのが正直なところではありつつ、コラージュなどが多用された映像は吸引力があり集中に切らさず観れた。中盤くらいから作品の中にカラックス自身の明確な怒りの表出を感じて、そこからもう1段階惹きつけられたように思う。過去作観ねばだ〜。
2025.55
『アンジェントルメン』
久々にちゃんと浴びたガイリチ作品はわたしの心に潤いをくれました。
スーパーHOTな男達が時折困難に見舞われつつも粛々かつ盛大に任務をこなしていく様が爽快で気持ちの良いお仕事映画として観た。ムキムキマッチョ眼鏡のラッセンが各種属性盛り盛りだけどぷりてぃーが過ぎて終わった後彼の事しか考えられないまである。船内での弓矢戦闘とかばちくそにイケてたのだけど、途中、急にフレディに矢印向け出したあの時間は一体何だったのか今思い返しても宇宙猫顔になる。マージョリーとRHのコンビも良くて、兎に角皆んなキャラが良過ぎる。
続編、あってもいいのよ…ガイリチ…。
『アンジェントルメン』
久々にちゃんと浴びたガイリチ作品はわたしの心に潤いをくれました。
スーパーHOTな男達が時折困難に見舞われつつも粛々かつ盛大に任務をこなしていく様が爽快で気持ちの良いお仕事映画として観た。ムキムキマッチョ眼鏡のラッセンが各種属性盛り盛りだけどぷりてぃーが過ぎて終わった後彼の事しか考えられないまである。船内での弓矢戦闘とかばちくそにイケてたのだけど、途中、急にフレディに矢印向け出したあの時間は一体何だったのか今思い返しても宇宙猫顔になる。マージョリーとRHのコンビも良くて、兎に角皆んなキャラが良過ぎる。
続編、あってもいいのよ…ガイリチ…。
April 28, 2025 at 9:39 AM
2025.55
『アンジェントルメン』
久々にちゃんと浴びたガイリチ作品はわたしの心に潤いをくれました。
スーパーHOTな男達が時折困難に見舞われつつも粛々かつ盛大に任務をこなしていく様が爽快で気持ちの良いお仕事映画として観た。ムキムキマッチョ眼鏡のラッセンが各種属性盛り盛りだけどぷりてぃーが過ぎて終わった後彼の事しか考えられないまである。船内での弓矢戦闘とかばちくそにイケてたのだけど、途中、急にフレディに矢印向け出したあの時間は一体何だったのか今思い返しても宇宙猫顔になる。マージョリーとRHのコンビも良くて、兎に角皆んなキャラが良過ぎる。
続編、あってもいいのよ…ガイリチ…。
『アンジェントルメン』
久々にちゃんと浴びたガイリチ作品はわたしの心に潤いをくれました。
スーパーHOTな男達が時折困難に見舞われつつも粛々かつ盛大に任務をこなしていく様が爽快で気持ちの良いお仕事映画として観た。ムキムキマッチョ眼鏡のラッセンが各種属性盛り盛りだけどぷりてぃーが過ぎて終わった後彼の事しか考えられないまである。船内での弓矢戦闘とかばちくそにイケてたのだけど、途中、急にフレディに矢印向け出したあの時間は一体何だったのか今思い返しても宇宙猫顔になる。マージョリーとRHのコンビも良くて、兎に角皆んなキャラが良過ぎる。
続編、あってもいいのよ…ガイリチ…。