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@amow.bsky.social
本を読んだりゲームを遊んだりします
完走した感想ですが

・全体的に、人口増とか終身雇用とか、そういう古き良き日本を引きずった制度になってるな

・とはいえダウンタイムなしでシステム刷新やるのはしんどいよな…わかるよ…(?)

・お役人様がエイヤッと保険料率を変えることを霞ヶ関地方の方言で「国民の同意を得られやすい」って言うんですねぇ

・これまで人口増のなかで営んできた社会を人口減でも維持するってんで、みんなに超人的な活躍を求められているような気がする。外ではバリバリ稼いで家では子育てに邁進し週末は地域コミュニティの運営に汗をかく、これが一生続く感じの。
November 25, 2024 at 2:17 PM
じゃあどうすればいいかって

・相談員みたいな人がほうぼうの社会保障につないで
・困難の情報や経過なども連携して
・リスク要因がなくなるまで根気強くよりそって
・いい感じのコミュニティまで用意して

そういう包括的な社会保障をめざすべし、とのこと。

それからニュースでもしばしば話題になるように、いまの社会保障制度は全体的に世代間で負担・給付される仕組みになっている。若者が老人を支えるというアレ。

この仕組みは維持するのが難しいので、世代間ではなく世代内での支え合いにシフトするべし、とのこと。

具体的にいうと、老齢でも働く意欲のある人には生涯現役で保険料を負担してもらう。
November 25, 2024 at 2:16 PM
ただし保険方式にもデメリットはあって、なにかの目的に特化しているぶん、給付条件にあてはまるか微妙なケースを取りこぼしてしまったり、他の社会保障システムとの連携がとれなかったりする。

つまり、すごい困ってるのにどの保険にもたらい回しでそっぽを向かれて放置される、制度の谷間ができてしまう。

調査によると、社会保障に関わるような生活リスクを抱える人は、単一原因ではなく複合的なリスクが絡み合って簡単には解決できないことも多いとのこと。

複合的なリスクに対して、保障や支援が縦割りになっていると、なかなかきれいに解決することができない。
November 25, 2024 at 2:13 PM
社会保障について。

社会保障は税金で運営している分野と、保険として費用を積み立てて運営している分野がある。

税金はいろいろな目的に分配されるのに対して、保険方式は積み立てたお金が100%特定の目的に使われる。なので税に比べて保険は値上げしても国民の同意を得られやすいらしい。(ほんまか??????)

税で運用される社会保障(たとえば子育ての給付金とか)は法律に基づいて運営されるので、積極的なサービス向上のモチベに乏しい。

保険方式だと、少なくとも建前上は国民みずから積み立てて特定の目的に払い戻されるので、サービス向上にも繋げやすい。らしい。
November 25, 2024 at 2:09 PM
少子化の問題は実は1980年代から意識されていたけど、当時は女性の進学や就職が増えた晩婚化だと考えられていた。
つまり結婚の時期がズレるだけで、いずれこれまでと同じくらいに出生率が回復する予測だった。

実際には静観しているあいだに晩婚化と非婚化が進み、過去の水準まで出生率が回復することはなかった。
November 25, 2024 at 2:07 PM
まず少子化と人口減少について
・出生率が2.0ちょっとに回復すると人口減少が止まり、長期的に人口ピラミッドが安定する定常状態になる

・出生率の回復が遅れるほど定常状態の人口が減る

・1組の夫婦が産む子の数はそこまで大きく減ってない。少子化の主な原因は結婚するカップルが減ったこと。

・結婚するカップルが減ったのは、非正規雇用のせいで収入が減った&不安定になったため。特に2000年前後の就職氷河期世代で影響が大きい

・非正規雇用は収入が減るだけでなく、正規雇用に比べてスキルアップの機会や他人とのつながりまで減ってしまう。なるべく正規雇用に切り替えていくべき。
November 25, 2024 at 2:06 PM