引用メモ集
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『社会分業論』では、このような状態がアノミーとして記述されている。他方またアノミーは、個々の人間の行為や意識のレベルに現象してくる病理でもある。デュルケームは『自殺論』においては、急速な産業化による価値規範体系の攪乱 (かくらん) が個々人の欲求の無規制を引き起こすという現象に目を向け、これを自殺の発生の社会的条件の一つとして重視した。この型の自殺はアノミー的自殺と名づけられている。
September 23, 2025 at 2:48 AM
彼は、『社会分業論』(1893)では分業の異常を、『自殺論』(1897)では近代社会に特有の自殺の型をそれぞれ記述するのにこの概念を用いている。以後、20世紀の社会学者や社会心理学者の注目するところとなり、社会解体、価値の不統合、疎外などさまざまな現象を分析し、記述する際にしばしば依拠される概念となっている。
デュルケームによれば、社会的分業が正常に進めば、社会の諸機能の相互依存関係が強まり、有機的な連帯が形成されると考えられているが、現実の近代西欧社会では、無規制的な産業化のために諸機能の相互依存よりも不統合が、有機的連帯よりも弱肉強食の対立・抗争が、むしろ支配的になっている。
September 23, 2025 at 2:48 AM
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September 23, 2025 at 2:30 AM