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#和歌 #短歌
Twitterより少しだけもりもり。
但馬国〈たじまのくに〉の温泉に行った際、二見浦〈ふたみのうら〉というところに泊まって、夕方の乾飯〈かれいひ〉をいただいたとき、一緒にいた人人が歌を詠んだ、そして詠んだ歌
夕月夜〈ゆふづくよ〉おぼつかなきを玉匣〈たまくしげ〉二見浦〈ふたみのうら〉は曙でこそ見め
藤原兼輔〈ふぢはらのかねすけ〉
但馬国〈たじまのくに〉の温泉に行った際、二見浦〈ふたみのうら〉というところに泊まって、夕方の乾飯〈かれいひ〉をいただいたとき、一緒にいた人人が歌を詠んだ、そして詠んだ歌
夕月夜〈ゆふづくよ〉おぼつかなきを玉匣〈たまくしげ〉二見浦〈ふたみのうら〉は曙でこそ見め
藤原兼輔〈ふぢはらのかねすけ〉
題知らず
皐月まつ山ほととぎす打ち羽ぶき今も鳴かなむこその古声〈ふるごゑ〉
詠み人知らず
題知らず
皐月まつ山ほととぎす打ち羽ぶき今も鳴かなむこその古声〈ふるごゑ〉
詠み人知らず
尚侍〈ないしのかみ〉の右大将藤原朝臣〈ふぢはらのあそん〉の四十の祝いをした時に四季の絵を描いた後ろの屏風に書いた歌、夏
珍しき〈めづらしき〉声〈こゑ〉ならなくにほととぎすここらの年を飽かずもあるかな
素性法師〈そせいほうし〉?、紀友則〈きのとものり〉
尚侍〈ないしのかみ〉の右大将藤原朝臣〈ふぢはらのあそん〉の四十の祝いをした時に四季の絵を描いた後ろの屏風に書いた歌、夏
珍しき〈めづらしき〉声〈こゑ〉ならなくにほととぎすここらの年を飽かずもあるかな
素性法師〈そせいほうし〉?、紀友則〈きのとものり〉
尚侍〈ないしのかみ〉の右大将藤原朝臣〈ふぢはらのあそん〉の四十の祝いをした時に四季の絵を描いた後ろの屏風に書いた歌、夏
珍しき〈めづらしき〉声〈こゑ〉ならなくにほととぎすここらの年を飽かずもあるかな
素性法師〈そせいほうし〉?、紀友則〈きのとものり〉
尚侍〈ないしのかみ〉の右大将藤原朝臣〈ふぢはらのあそん〉の四十の祝いをした時に四季の絵を描いた後ろの屏風に書いた歌、夏
珍しき〈めづらしき〉声〈こゑ〉ならなくにほととぎすここらの年を飽かずもあるかな
素性法師〈そせいほうし〉?、紀友則〈きのとものり〉
題知らず
踏みわけて更にや訪はむ紅葉葉〈もみぢば〉の降り隠してし道と見ながら
詠み人知らず
題知らず
踏みわけて更にや訪はむ紅葉葉〈もみぢば〉の降り隠してし道と見ながら
詠み人知らず
題知らず、この歌は、ある人が言うには、柿本人麻呂の歌である
ほのぼのと明石の浦の朝霧に島隠れ〈しまがくれ〉行く〈ゆく〉舟をしぞ思ふ
詠み人知らず、一説に、柿本人麻呂
題知らず、この歌は、ある人が言うには、柿本人麻呂の歌である
ほのぼのと明石の浦の朝霧に島隠れ〈しまがくれ〉行く〈ゆく〉舟をしぞ思ふ
詠み人知らず、一説に、柿本人麻呂
是貞親王〈これさだのみこ〉の家の歌合せで詠まれた歌
草も木も色変はれどもわたつうみの波の花にぞ秋なかりける
文屋康秀〈ふんやのやすひで〉
是貞親王〈これさだのみこ〉の家の歌合せで詠まれた歌
草も木も色変はれどもわたつうみの波の花にぞ秋なかりける
文屋康秀〈ふんやのやすひで〉
寛平の御代、后の宮で行われた歌合せの歌
五月雨に物思ひをればほととぎす夜深く鳴きていづち行くらむ
紀友則
寛平の御代、后の宮で行われた歌合せの歌
五月雨に物思ひをればほととぎす夜深く鳴きていづち行くらむ
紀友則
題知らず
神な月〈かみなづき〉時雨も未だ降らなくにかねて移ろふ神な辺〈かむなび〉の森
詠み人知らず
題知らず
神な月〈かみなづき〉時雨も未だ降らなくにかねて移ろふ神な辺〈かむなび〉の森
詠み人知らず
朱雀院で行われた歌合せ・女郎花合せで詠んで奉った歌
女郎花〈をみなへし〉秋の野風にうちなびき心ひとつを誰に寄すらむ
左大臣〈ひだりのおほいまうちきみ〉
朱雀院で行われた歌合せ・女郎花合せで詠んで奉った歌
女郎花〈をみなへし〉秋の野風にうちなびき心ひとつを誰に寄すらむ
左大臣〈ひだりのおほいまうちきみ〉
東国の方へ、友とする人をひとりふたり誘って行った。三河国八橋というところに至ったところ、その川のほとりにかきつばたがたいそう風雅に咲いていたのを見て、木の陰に降りて座り、かきつばたという五文字を句の頭に置いて旅の心を詠もうとして詠んだ歌
唐衣きつつなれにしつましあればはるばる来ぬる旅をしぞ思ふ
在原業平朝臣〈ありはらのなりひらのあそん〉
東国の方へ、友とする人をひとりふたり誘って行った。三河国八橋というところに至ったところ、その川のほとりにかきつばたがたいそう風雅に咲いていたのを見て、木の陰に降りて座り、かきつばたという五文字を句の頭に置いて旅の心を詠もうとして詠んだ歌
唐衣きつつなれにしつましあればはるばる来ぬる旅をしぞ思ふ
在原業平朝臣〈ありはらのなりひらのあそん〉
奈良の石上寺〈いそのかみでら〉でほととぎすが鳴くのを詠んだ歌
石上〈いそのかみ〉古き都のほととぎす声ばかりこそ昔なりけれ
素性法師〈そせいほうし〉
奈良の石上寺〈いそのかみでら〉でほととぎすが鳴くのを詠んだ歌
石上〈いそのかみ〉古き都のほととぎす声ばかりこそ昔なりけれ
素性法師〈そせいほうし〉
陸奥へ下向する人に詠んで遣わした歌
白雲〈しらくも〉の八重〈やへ〉に重なる彼方〈をち〉にても思はむ人に心隔つな
紀貫之
陸奥へ下向する人に詠んで遣わした歌
白雲〈しらくも〉の八重〈やへ〉に重なる彼方〈をち〉にても思はむ人に心隔つな
紀貫之
今はこれからお帰りくださいと実〈さね〉が言った折に詠んだ歌
慕はれて〈したはれて〉来〈き〉にし心の身にしあれば帰るさまには道も知られず
藤原兼茂〈ふぢはらのかねもち〉
今はこれからお帰りくださいと実〈さね〉が言った折に詠んだ歌
慕はれて〈したはれて〉来〈き〉にし心の身にしあれば帰るさまには道も知られず
藤原兼茂〈ふぢはらのかねもち〉
寛平の御代、后の宮で行われた歌合せの歌
霞立つ春の山へは遠けれど〈とほけれど〉吹きくる風は花の香〈か〉ぞする
在原元方〈ありはらのもとかた〉
寛平の御代、后の宮で行われた歌合せの歌
霞立つ春の山へは遠けれど〈とほけれど〉吹きくる風は花の香〈か〉ぞする
在原元方〈ありはらのもとかた〉
題知らず
ほととぎす鳴く声〈こゑ〉聞けば別れにしふるさとさへぞ恋〈こひ〉しかりける
詠み人知らず
題知らず
ほととぎす鳴く声〈こゑ〉聞けば別れにしふるさとさへぞ恋〈こひ〉しかりける
詠み人知らず
雲林院で桜の花が散るのを見て詠んだ歌
いざ桜我も散りなむ一盛りありなば人に憂き目見えなむ
承均法師〈そうくほうし〉
雲林院で桜の花が散るのを見て詠んだ歌
いざ桜我も散りなむ一盛りありなば人に憂き目見えなむ
承均法師〈そうくほうし〉
卯月に咲いた桜を見て詠んだ歌
あはれてふことを数多にやらじとや春に遅れてひとり咲くらむ
紀利貞〈きのとしさだ〉
卯月に咲いた桜を見て詠んだ歌
あはれてふことを数多にやらじとや春に遅れてひとり咲くらむ
紀利貞〈きのとしさだ〉
雪が降ったのを見て詠んだ歌
雪降れば木毎〈ごと〉に花ぞ咲きにけるいづれを梅と分きて〈わきて〉折らまし〈をらまし〉
紀友則〈きのとものり〉
雪が降ったのを見て詠んだ歌
雪降れば木毎〈ごと〉に花ぞ咲きにけるいづれを梅と分きて〈わきて〉折らまし〈をらまし〉
紀友則〈きのとものり〉
雪の中の梅の花を詠んだ歌
梅の香の降り置ける雪にまがひせば誰〈たれ〉かことごと分きて〈わきて〉折らまし〈をらまし〉
紀貫之
雪の中の梅の花を詠んだ歌
梅の香の降り置ける雪にまがひせば誰〈たれ〉かことごと分きて〈わきて〉折らまし〈をらまし〉
紀貫之
(62番収載の歌に対しての)返歌
今日〈けふ〉来ずは明日は雪とぞ降りなまし消えずはありとも花と見ましや
在原業平朝臣
(62番収載の歌に対しての)返歌
今日〈けふ〉来ずは明日は雪とぞ降りなまし消えずはありとも花と見ましや
在原業平朝臣
親王〈みこ〉はこの歌(在原業平朝臣に命じて詠ませた、前項418の歌)を返す返す読みつつ、でも返歌を詠めなかったので、ともに控えていた(紀有常)が詠んだ歌
一年〈ひととせ〉に一度〈ひとたび〉来ます君待てば宿貸す人もあらぞとぞ思ふ
紀有常〈きのありつね〉
親王〈みこ〉はこの歌(在原業平朝臣に命じて詠ませた、前項418の歌)を返す返す読みつつ、でも返歌を詠めなかったので、ともに控えていた(紀有常)が詠んだ歌
一年〈ひととせ〉に一度〈ひとたび〉来ます君待てば宿貸す人もあらぞとぞ思ふ
紀有常〈きのありつね〉
貞観の御代、綾綺殿〈りょうきでん〉の前に梅の木があった。西の方に伸びた枝が紅葉しはじめたのを、殿上人らが詠んだのについで詠んだ歌
同じ枝〈え〉を分きて木の葉〈このは〉の移ろふは西こそ秋のはじめなりけれ
藤原勝臣〈ふぢはらのかちおむ〉
貞観の御代、綾綺殿〈りょうきでん〉の前に梅の木があった。西の方に伸びた枝が紅葉しはじめたのを、殿上人らが詠んだのについで詠んだ歌
同じ枝〈え〉を分きて木の葉〈このは〉の移ろふは西こそ秋のはじめなりけれ
藤原勝臣〈ふぢはらのかちおむ〉
秋の歌として詠んだ歌
雨降れどつゆも漏らじをかさとりの山は如何でか紅葉〈もみぢ〉染めけむ
在原元方〈ありはらのもとかた〉
秋の歌として詠んだ歌
雨降れどつゆも漏らじをかさとりの山は如何でか紅葉〈もみぢ〉染めけむ
在原元方〈ありはらのもとかた〉
題知らず
消え果つるときしなければ越路〈こしぢ〉なる白山〈しらやま〉の名は雪にぞありける
凡河内躬恒〈おほしかふちのみつね〉
題知らず
消え果つるときしなければ越路〈こしぢ〉なる白山〈しらやま〉の名は雪にぞありける
凡河内躬恒〈おほしかふちのみつね〉