ころんと横になったまま甘い果実に齧りついてふんわり漂う香りや口いっぱいに広がる果肉と果汁を存分に楽しみたい
そうして、お腹いっぱいになって陽の光を浴びる船の上で寝ちゃいたい。そんな空想
ころんと横になったまま甘い果実に齧りついてふんわり漂う香りや口いっぱいに広がる果肉と果汁を存分に楽しみたい
そうして、お腹いっぱいになって陽の光を浴びる船の上で寝ちゃいたい。そんな空想
そこは滑らかなコンクリートの広々とした大分高さのある空間が沢山あって端には意味のない階段があったりする
でも決して暗くはなくて必ず外の太陽の光が天井の高さまで大きな古いガラス窓から振り注いでいて、ずっと朝の日差しを浴びているようなシャッキリした日光浴が出来たし窓の向こうには南国の青々とした樹木があった。
そして一番美しいのはこの建造物の殆どが水没している事だと思う
窓から入ってくる日を受け止めて揺らめいている水は柔らかい清潔な色合いをしていた
そこは滑らかなコンクリートの広々とした大分高さのある空間が沢山あって端には意味のない階段があったりする
でも決して暗くはなくて必ず外の太陽の光が天井の高さまで大きな古いガラス窓から振り注いでいて、ずっと朝の日差しを浴びているようなシャッキリした日光浴が出来たし窓の向こうには南国の青々とした樹木があった。
そして一番美しいのはこの建造物の殆どが水没している事だと思う
窓から入ってくる日を受け止めて揺らめいている水は柔らかい清潔な色合いをしていた
子供の頃に比べて空想する回数は減ったけどより鮮明に目に映る景色や聞こえてくる音や肌を撫でる感覚が増えたように思える
子供の頃に比べて空想する回数は減ったけどより鮮明に目に映る景色や聞こえてくる音や肌を撫でる感覚が増えたように思える
文章の中で流れている時間がゆったりしていながらも何処かじわじわと迫ってくるような鋭利さを含む…ねっとりした忍び寄るようなそういう文体が好き…オオエセンセーなんかはそんな感じのイメージだ
文章の中で流れている時間がゆったりしていながらも何処かじわじわと迫ってくるような鋭利さを含む…ねっとりした忍び寄るようなそういう文体が好き…オオエセンセーなんかはそんな感じのイメージだ
母はもう一度同じ事を聞く、私は同じ事を問われたから先程と同様の答えを告げる。
それを何度か繰り返しているうちに何となく母は言ってほしいことがあるのだと思って私は返答を変える
そうして母は満足して、会話は終了する
ずっとそんな事ばかりだった
母はもう一度同じ事を聞く、私は同じ事を問われたから先程と同様の答えを告げる。
それを何度か繰り返しているうちに何となく母は言ってほしいことがあるのだと思って私は返答を変える
そうして母は満足して、会話は終了する
ずっとそんな事ばかりだった
こうして母も誰かに抱きしめられたかったから私を抱きしめるのだろうとも思うし振り解いて今までの事を再三言ってやろうかとも思ってしまう
でも一貫して変わらないのは私はどんなに母より強く大きくなっても母の腕の中を振り払える程の力を込めれた事がないだけだ
こうして母も誰かに抱きしめられたかったから私を抱きしめるのだろうとも思うし振り解いて今までの事を再三言ってやろうかとも思ってしまう
でも一貫して変わらないのは私はどんなに母より強く大きくなっても母の腕の中を振り払える程の力を込めれた事がないだけだ
何でもない、でも今はやめてくれと言っても不安そうな顔も腕の力も無くならない。彼女と私では過去の感じ方が違う。
私が呆然としていると大丈夫だと母は私を撫でたりして優しく宥める。そんな事が悔しくて憎くて哀れにも思う。どうしてこうなったか? そんな事を考えながらいつも抱きしめられたままでいる。
何でもない、でも今はやめてくれと言っても不安そうな顔も腕の力も無くならない。彼女と私では過去の感じ方が違う。
私が呆然としていると大丈夫だと母は私を撫でたりして優しく宥める。そんな事が悔しくて憎くて哀れにも思う。どうしてこうなったか? そんな事を考えながらいつも抱きしめられたままでいる。
繋がってるかどうかすらよく分からないが、ぐちゃぐちゃになっても此等に耽るのはとても良いことだと私は思っている
繋がってるかどうかすらよく分からないが、ぐちゃぐちゃになっても此等に耽るのはとても良いことだと私は思っている
これこそ完璧は無いから無限に藻掻くだけなのに己の生活や人生から切り離せないものだ
なんともままならない、ままならないから思案できるのか、意味があるのか…分からない。何も分からない。かなり面倒で難儀だ!!
これこそ完璧は無いから無限に藻掻くだけなのに己の生活や人生から切り離せないものだ
なんともままならない、ままならないから思案できるのか、意味があるのか…分からない。何も分からない。かなり面倒で難儀だ!!
苛立ちにも似ているような呆気なさ、喪失感、
そんな感情を感じるようになったのはよく聞くようになったからだけど、このギュッと喉を締められるような感覚を認識している己の在り方にまた更にギュッと喉を締める力を強くしているような心地だ
苛立ちにも似ているような呆気なさ、喪失感、
そんな感情を感じるようになったのはよく聞くようになったからだけど、このギュッと喉を締められるような感覚を認識している己の在り方にまた更にギュッと喉を締める力を強くしているような心地だ
小説をどっぷり楽しんだ後読むと素晴らしい挿し絵のようにも思える。
小説内でも描写されていた目つきが絵として見るとまた箔が付くね…あの目つきが好きだ。小説でも漫画でも
小説をどっぷり楽しんだ後読むと素晴らしい挿し絵のようにも思える。
小説内でも描写されていた目つきが絵として見るとまた箔が付くね…あの目つきが好きだ。小説でも漫画でも
次の瞬間刺されるかもしれないし、次の瞬間未知の美しい花に出会うかもしれない。
次の瞬間刺されるかもしれないし、次の瞬間未知の美しい花に出会うかもしれない。