天鼓
banner
tenko11.bsky.social
天鼓
@tenko11.bsky.social
31 followers 13 following 960 posts
なにごともほどほどに、とは思うものの。
Posts Media Videos Starter Packs
写真のせいで蹴られたのでやり直し。

四十数年前、この(見えない写真のw)ボディー・サスペンションの人、ステラークが逗子だったか葉山だったかに住んでいて、たまたまちょっと話したのだが、ファースト・ネームをきいたら、キプロスでは姓も名もなく、一語の名前なのだと云われて、へえええ、だった。全身に鈎針を刺して体を宙に吊るす、というだけで、なんでそんなことをするのかと唖然としたが、名前のことをきいて、さらにビックリ。すっかり忘れていた。
Sivuca - Rendez-Vous A Rio, 1969
archive.org/details/lp_r...

「シヴーカ」だけで、姓なのか名なのかもわからない。キプロス(だっけ?)みたいに、性も名もなく一語の名前なのかもしれない。IAでラテン関係を掘りまくっていて遭遇した。
一枚だけで判断するのはアレだが、このLPはかなりいい。すごい、といっていいかもしれない。アコーディオンが目茶目茶にうまい。ギターもかなりのもの。アレンジャーとしても有能。半世紀以上盤を聴いてきて、いまになって、こういうまったく未知のすごい人に衝突するのだから、やっぱり世界は広い。
Harold Land Quintet - The Peace-Make, 1968
ヴァイブラフォーンはボビー・ハチャーソン。ハロルド・ランドはこれが四枚目だが、これがいままでいちばんいい。録音はハリウッドだが、Annexという知らないスタジオ。あとで調べるように。>俺
Lee Morgan - The Gigolo, 1965
あんまりひどいドラミングなので、discogsでパーソネルを確認した。ビリー・ヒギンズ。典型的な左手首硬直。わるいことにオープナーは8ビートで、明解な2&4を叩かねばならず、ギッコンバッタンが白日の下にさらされている。
不思議なことに、ドラマー以外のプレイヤーには、ドラマーの善し悪しはわからないらしい。よくこんなドラムでプレイを続けられるものだとただただ呆れる。あたしがリー・モーガンだったら、こんなドラムには絶対に我慢しない。そもそもセッションに呼ばない。
基本的に音楽と映画のブログで、書物を扱うこと自体がそれほど多くはなく、まして十蘭にふれるのは稀なのだが、不思議なことに、書いてから十五年もたった記事が、なぜかアクセス・ランキングに入った。なにか十蘭関係の出来事があったのか?
クエンティン・タランティーノの『Once Upon a Time in Hollywood』と1969年 その10
songsf4s.exblog.jp/38132604/
Bobby Hutcherson - Farewell Keystone, 1982
ボビー・ハチャーソンは不思議な人で、時期に関係なく、オーソドクスな4ビートとジャズ・ファンクを行ったり来たりしている。これは古典的スタイルのほうで、たいへんけっこう。82年なんて時期にこれだけの音を出していたのは立派。
Art Farmer & Phil Woods - What Happens? Art Farmer - Phil Woods Together, 1968
これもデータを見ずに聴きはじめ、ピアノがすごいんで確認したら、マルシャル・ソラル。小学生の時に見た『黄金の男』や、高校の時に見たゴダール映画のせいで、子供のころはソラルは映画音楽の人だと思っていたが、そちらの盤はそれほど大量にはない。やはり、プレイヤーとして卓越していたからだろう。
Count Basie - The Complete Decca Recordings
データを見ずに聴きはじめたら、恐ろしく古い音で、見ると、1937年から三年間の録音。大戦前はこういう軽いのをやっていたのね、てえんでベイシーのイメージが変わった。
Budd Johnson & the Four Brass Giants, 1960
パーソネルを見たら、ドラムズはハーブ・ラヴェル。モンキーズのNY完パケとかジョン・デンヴァーのツアー・バンドなどしか知らなかったが、やはり4ビートのドラマーで、ポップに移った人だったとわかった。60年代半ば以降のNYのトラックでは、ゲーリー・チェスター、バディー・サルツマンのつぎは、ハーブ・ラヴェルを候補にするべきかもしれない。
クエンティン・タランティーノの『Once Upon a Time in Hollywood』と1969年 その9
songsf4s.exblog.jp/38130803/
クエンティン・タランティーノの『Once Upon a Time in Hollywood』と1969年 その8
songsf4s.exblog.jp/38129166/
クエンティン・タランティーノの『Once Upon a Time in Hollywood』と1969年 その7
songsf4s.exblog.jp/38127491/
わたしは、以前から大瀧詠一は譜面の読み書きはできないと考えていました。書けるなら、オーケストレーションを井上鑑や服部克久などにやらせず、自分でやったでしょう。あれは通常、譜面が必須です。
では同じく譜面を書けないブライアン・ウィルソンはどうしていたか? 想像するに、シド・シャープなど、ストリング・セクションのリーダーに、キーとなるラインを唄ってみせ、あとは彼らにパート譜を起こさせたのではないでしょうか。まあ、四声程度なら、オーティス・レディングのように、口笛で三管、四管の全パートを唄って各プレイヤーに聴きとらせる、というアレンジ・スタイルも考えられますが。
>tonieさん
あれはもろの「コード譜」ですね。われわれは五線紙ではなく、五線もバーもないふつうの紙に、ただコードネームだけを殴り書きしていましたが、あちらは仕事なんで、他人が見るから、小節の区切りは必要でしょう。トラックのみの録音だと、歌詞もできていなくて、ガイド・ヴォーカルをつけるわけにもいかないでしょうから(部分的にできていなのなら、ラララなどのナンセンス・シラブルでつなぐというのもよくあったようです。ポールがやっていました)、五線紙じゃないとまずいわけで。いや、福生のホーム・スタジオだともっとラフなやり方だったのではないかと想像しますが。
クエンティン・タランティーノの『Once Upon a Time in Hollywood』と1969年 その6
songsf4s.exblog.jp/38125928/
クエンティン・タランティーノの『Once Upon a Time in Hollywood』と1969年 その5
songsf4s.exblog.jp/38123751/
クエンティン・タランティーノの『Once Upon a Time in Hollywood』と1969年 その4
songsf4s.exblog.jp/38122096/
クエンティン・タランティーノの『Once Upon a Time in Hollywood』と1969年 その3
songsf4s.exblog.jp/38119532/
クエンティン・タランティーノの『Once Upon a Time in Hollywood』と1969年 その2
songsf4s.exblog.jp/38117939/
ライノの4シーズンズ三枚組は編集もマスタリングもけっこうでしたね。手離しちゃったのですが。
子供のころは一握りのラジオ番組とわずかな盤だけがソースだったのですが、4シーズンズの曲は頻繁にラジオで流れることもなく、また、仲間が持ち寄った盤の中にもはありませんでした。「シェリーを唄った大昔のコーラス・グループ」ぐらいの認識で、「いまの音楽」とは見ていなかったわけです。わたしはドラムとギターを聴く人間なので、ギター・コンボではないというだけで、もう圏外でしたしね。
大滝詠一はLet's Hang On!辺りまでシングルを買っていたようです。そんな人は滅多にいなかったでしょうね。私は世代でも何でもないので、お構いなしに4シーズンズひいきです。天鼓さんの中学時代、4シーズンズはまだヒットがありましたが、やはりまともに聴く機会はなかったのでしょうか。何にしてもバンドというよりヴォーカル・グループですからね。ディスコ時代は別物ですし、ビーチ・ボーイズにおけるEndless Summerのようにはいかず、80年代後半にライノから出たベスト盤までおあずけだったようですね。実際、よほどのファンでもない限り4シーズンズは、あのベスト盤で事足りると思います。
4シーズンズは日本ではたぶんSherryしかヒットせず、それも九重佑三子がリードのダニー飯田によるローカル盤の大ヒットに圧倒され、「あれの元盤」という脚注のような感じでした。80年代にビルボード蒐集に取り掛かった時、二枚組LPがありましたが、高い国内盤で、ヒットの抜けもあり、資源配分の最適化のために見送り、80年代後半に入って、やっとライノの3枚組CDでXマス関係を除く全ヒットが揃いました。
というわけで、彼らの全盛期には間に合わず、DC5ほどではないものの、長い市場の空白期があり、わたしにとってはほとんど幻のグループだし、NYだし、とくに語るべきものは持ち合わせず、ですね。
クエンティン・タランティーノの『Once Upon a Time in Hollywood』と1969年 その1
songsf4s.exblog.jp/38116472/
ダニー飯田とパラダイス・キング「シェリー」
4シーズンズ盤を聴いていても、頭の中でこのローカル盤の日本語詞が邪魔するくらいで、大変なヒットだった。しかし、ドラムはいちおうそこにいるのだが、ミックス・アウトされていないも同然の薄いサウンド。ストリングスはいい感じのアレンジなのだが、昔の日本はビート、グルーヴに関してはひどいものだった。
バック・トゥ・バック盤でB面は異なるアーティスト。アメリカのヒット曲ではけっこうあったが、国内のものではほかに例を知らない。怖いもの見たさで、このVenus in Blue Jeansもちょっと聴いてみたいがww
ビートルズ以後の時代のものですが、4シーズンズのヒット曲でプロダクションがもっとも成功している45は、Working My Way Back to Youだと思います。ビートルズ以前にここに到達できていればすごかったのですが、そんなことが誰かにできるならばビートルズは出現しなかったことになっちゃうので、それはこの世界の時間線では起きないわけでww