ペてろっく
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読書📖/クラシック&ジャズ🎵/ゆるラン🏃/低山ハイク⛰️/料理🍳/クラフトビール🍻/珈琲☕️/猫🐈/が好きです。

ここでは主に本や映画の感想を記録していきたいです。
いつもJR船橋駅から京成船橋駅への乗り換えをデッキ経由ではなく地上を歩いていくのは、ときわ書房本店に寄るため。平積みされてる本のかなりの数がサイン本で、凄いなあと思っているけれど、乗り換えの途中でいつも急いでいて、買わずに店を出ることも多い。時間を気にせずゆっくり訪問したい。
December 6, 2024 at 12:16 PM
平野啓一郎『顔のない裸体たち』を読了。
いや、平野さんが描きたいテーマは分かるんだけど、この内容じゃなきゃだめだったんですかね〜って感じ。正直、電車の中とかだと周囲の目が気になって読めません、字面がもう、、ね。
『マチネの終わりに』と同じ作家とは思えない。でもこういうものも書けるというのが力量なのかと。下衆な男の描写がべらぼうに上手くて、本当に気分が悪くなりました。

終わり方も唐突で、個人的にはこのどん底から這い上がる主人公(吉田希美子の方)の姿が見たかった気もしますが、そういう話ではないよね。

#読了
December 6, 2024 at 10:54 AM
引き続き平野啓一郎:未読本集中取り組みキャンペーン。

『透明な迷宮』に続いて『かたちだけの愛』を読了。事故で左足を切断した女優と、彼女の義足をデザインすることになったプロダクトデザイナーの主人公の恋愛小説。タイトルからバッドエンドを想像していたのだが...

『マチネの終わりに』では女性側の心情も細かく描かれていて共感できたのだが、本作ではヒロインが何を考えているのかどうしても掴めず、最後まで物語に入り込めなかった。端正で流麗な表現は流石だし、分人主義を作品中にしっかり織り込むという意図は分かるんだけれど。

マチネが良すぎたんだな〜

#読了
December 1, 2024 at 4:56 AM
平野啓一郎さんの短編集『透明な迷宮』を読了。幻想小説的な、不思議なストーリーばかり6編で構成されている。ちょっと村上春樹っぽい感じもした。

5編目に収録されている「火色の琥珀」という短編は、炎に性的欲求を感じてしまう主人公の話で、朝井リョウさんの『正欲』を彷彿とさせる。というか、平野さんの短編の方が先なんだな。

『正欲』の水に興奮というのはよくわからなかったけど、火に興奮するというのはなんだか分かるような気がして、自分の心の奥底を覗くべきか否か、ちょっと考えてしまうような危うさを感じた😅

#読了
November 24, 2024 at 4:56 AM