S.Fujie
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S.Fujie
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昆虫担当学芸員
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大阪産クビナガキベリアオの標本はいくつかある中で、これはと思い展示に出したものです。甲虫屋でも、ゴミムシに詳しくないとこの種は認識できないと思うので、瀬戸さんはおそらくこれを「たまたま」採集されたのだと予想しています。たまたまでこれが採れる70年前の枚方って、どんな環境やねん…と思いを馳せることもできます。
学芸員のおしごと展で一番テンション上がったラベル。植物研の瀬戸さんが大阪絶滅のゴミムシ採ってる。
同感です。展示には標本の仕事がいっぱい出ているんですけど、標本の仕事してる実際の時間はそんなに多くないように感じています。私の場合は、サークル活動で半ば強制的に月2で標本仕事なのですが、それでも標本周りの仕事が回っているとは言い難いです。
イタリアンブレインロットなるものを親戚の子から教えてもらった。学名でマニアックな虫の名前をブツブツ言ってるのとあんまり変わらん。
今回の特別展、自らの業務を客観視するうえでは、いい機会かもしれない。資料収集保管、研究、教育、展示のエフォートのバランスを改めて自分なりに考えたいところ。
内覧会で「学芸員って、こんなにいろんなことをしているんですね…」と言われたのも、そういうニュアンスが含まれている気がしています。
「暇と思われてる説」もあるかもしれません。
もう一つ展示をやめた標本は、調べてもヒットしない学名を持ったとあるパラタイプ。あたりをつけた種のシノニムリストをもっとちゃんと見てみないといけないところだが…
展示準備で、思い込みでパラタイプと思って出していた標本をよく見たら、ホロタイプって書いててびっくりした。こりゃ展示するのやめとこ。。
とりあえず標本は明日に埋まる目処が立った。持ってきてそのままのやつは並びがグチャグチャなので直したいが、それはひとまず後回し。
受け入れコレクションの展示準備をしているが、コレクションが膨大すぎて何を展示すべきか考えるだけで時間がかかり、内容を決めた後もどこに目的の標本があるか探すだけで時間がかかる。そして気付いたらハネカクシにちょっと詳しくなっている。
収蔵庫のジオラマ作り、楽しかった。収蔵庫の現実を色々見せすぎて、ここだけで2時間くらい喋れそう。
今日は博物館実習。午前は受入コレクションの移動作業で、インロー20箱分をドイツ箱7箱に移動させた。午後は標本のデータベースへの登録作業。採集地が同じ資料群なので、ひたすらラベルをつけ、採集日と和名を入力してもらう。2時間強で800点も進んだ!学名の入力はこれから1人でやる。
職場付近では、この1-2年で急激に増えた。
これ以外にミズカマキリ、タイコウチ、ヒメゲンゴロウ、クロズマメゲンゴロウ。本当にいい池。調査許可を下さった地主の方と、最初にこの池を上空写真で発見したK氏に感謝。
大和川水系で採りたい水生甲虫3種盛りを達成。全部同じ池。素晴らしい。
やっぱりこの水系にはおらんということか?
気になりすぎて今日も少し探す。
めっちゃいそうやのに、石川水系でセスジダルマガムシが採れない。めっちゃいそうやのに。
もちろん今日採りこぼしている可能性は大いにあるので、あと1-2回はやりたいところ。
いい田んぼといい池に行くと心が元気になる。欲を言えばもうあと2、3種ほど、14年前にいた虫がそろってくれれば、というところだった。
わけあってカツオブシムシやシバンムシの軟化展足をしているのだが、部品が取れやすくてとても難しい。こんな作業久しくしてないし、そもそも得意ではないので、かなり妥協した仕上がりに。。
で、どうだったかというと狙いの虫は全然だめ。時期の問題かもしれないが。。その他、嬉しい虫は2種ほどいて救われた。
プロジェクトY、調査に多大なる協力をしてくれている人と、「目ぼしいところはだいたいやったかなあ」などと言った直後に、先日別の人からいただいた標本にとんでもないヒメドロムシが入っていることに気づいた。。。これは追加確認が必要。
単身自転車でプロジェクトY
田んぼのそばに仕掛けたライトFITもほとんど水生昆虫は入らず。目ぼしいのはチビヒラタガムシらしきものくらいか。湿地性のハネカクシ、菌食のヒラタムシ上科はやたらと入った。田んぼの水温が高すぎて、みんな違う場所にいるのか…?