こんぶトマト文庫
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こんぶトマト文庫
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本屋です。 本業の傍らで本屋をしています。 茅ヶ崎のブックカフェBOOK PORT CAFE内の場や、荻窪の書店BREWBOOKSのシェア棚を借りて本を売ったり貸したりあげたりしています。
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10月19日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『伸子』
作:宮本百合子
(ちくま文庫)

およそ百年と少し前、女性の近代的自我の確立がまだ形作られていなかった時勢の中で、
夫も母も私の「神」ではない、と自らの足で立って生きることを望んだ著者が綴る自伝的小説。

「勝手に読む読書会」
来月からは武田百合子の『富士日記』を13ヶ月かけて読み進めていきます。
13ヶ月としたのは『富士日記』が13年分の日記だからです。じっくりと、読んでいきます。

本日も18時まで。

#茅ヶ崎
#辻堂
#湘南
#本屋
#ブックカフェ
#今週の文庫
最近買った本のこと。

・富士日記(上下)/武田百合子(中央公論社)

来月からの「勝手に読む読書会」で読むために。無論古本。

・新装版 ロマン/ウラジーミル・ソローキン(国書刊行会)

某所駅ナカの小さな書店でやっていたガイブンフェアにて。

・自由への終わりなき模索/編)清原悠(ころから)

早割で購入。過度に傅く必要はないとしても、昨今の書店のムーブメントに対して近視眼的に浮足立つ前に、それにも既に歴史がある。
10月12日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『フランケンシュタイン』
作:メアリー・シェリー
訳:森下弓子
(創元推理文庫)

数々の創作物に登場する、頭にボルトが刺さり額や頬に縫い目がある血色の悪い大男。
一般にフランケンシュタインと呼ばれる存在ですが、元々は彼を造物し、そして捨てた博士の名前(博士号持ちではない)であることは「実は〇〇」話として有名な話。

2026年のカレンダーを入荷、それに合わせて棚模様もガラリと入れ替えしてみました。

本日も18時まで。

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#今週の文庫
【明日のマルシェは中止です】

明日開催を予定していたBOOK PORT MARCHEですが、台風22号の影響による強風注意報発令のため、中止といたします。
ご来場を予定されていた方々にお詫び申し上げます。

次回開催は【12月11日(木)】を予定しています。またのご来場を、心よりお待ち申し上げます。
9月28日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『鉄道文学傑作選』
編:関川夏央
(中公文庫)

物語の何気ないワンシーンとして、あるいは重大な局面として、鉄道は文学と関わり合いを持ってきています。
そういえば、夏目漱石の『こゝろ』でも、先生からの手紙を鉄道の中で読んでいたな、と思い出しました。あの長い長い手紙を読むのには、新幹線ではきっと先に着いてしまいますことでしょう、それはやはり今の電車とは異なる時間の軸を持つ"鉄道"の味であったのだろうと思います。

本日も18時まで。

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9月21日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『わたしの、本のある日々』
著:小林聡美
(毎日文庫)

俳優として知られる著者が綴る、日々の生活と共にある数々の本との豊かな関係を描いたエッセイ集。

本日はこのあと「勝手に読む読書会」にてドストエフスキーの『罪と罰』を読みます。主催者の私は7月と8月の立て続けにお休みをもらっていたので実に3ヶ月ぶりの出席です。

本日も18時まで。

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9月14日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『怠惰の美徳』
著:梅崎春生
編:荻原魚雷
(中公文庫)

人間は何故怠惰なのか。
それは人間とは怠惰な生き物だからである。

そう言ったのは私なのですが、
特に根拠はありません。
ムダに主語を大きくして安い安堵感を得ようとしているとも言えますが、しかしこのような、怠惰を美徳と称揚する本を、書いて、編んで、売ろうとした素晴らしい人間たちがいることは紛れもない事実であるわけです。

怠惰にいきましょう、人間。

本日も18時まで。

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【本日はBOOK PORT MARCHEです!】

普段は本のお店のBOOK PORT CAFEに美味しいものがやってくるBOOK PORT MARCHE、8月お休みを挟んでからの9月に開催です!

お天気の不安もありましたが、ひとまず無事に開催できそうな予報です。涼しくなるとは聞いていましたが、ものの見事に今のところ晴れていて、既に汗だくです。熱中症には皆様お気をつけて。
夕方から雨の予報になっていますので、10〜14時で開催いたします!

#茅ヶ崎
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#マルシェ
次の木曜日はBOOK PORT MARCHEです!
8月は「暑いから」ということでお休みを頂戴したため、一ヶ月スライドして9月11日(木)の開催となります。
いつもは本を楽しむお店のBOOK PORT CAFEに数々の美味しいものがやってくるBOOK PORT MARCHE。

おむすび弁当のはますかむすびさん、梅干しの飯島清太郎商店さん、生菓子に焼き菓子のAtelier AliceLapinさん、自家製酵母パンのJiJiさん、無農薬野菜のあぶさんふぁーむさん。いつもの美味しい面々が並びます。

雨天中止となりますが、今のところ怪しい天気です。中止の際は追ってご連絡します。
9月7日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『ヴィジュアル版 沖縄文化論』
著:岡本太郎
(中公文庫)

「太陽の塔」が有名な、数々の独創的で印象に残る鮮烈な作品を手がけた芸術家・岡本太郎。
耳目を引く派手なイメージの一方で、パリ大学で哲学を経て民俗学を専攻し、一時は研究のために筆を折るほどに学問をしていた。

二度の沖縄来訪、そこで見聞きし感じたもの、そこから太郎が見いだした"日本の姿"を描いた一冊。
思いのほか淡々と、それでいて静かな熱を感じる文体です。

本日も18時まで。
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8月31日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『終戦日記一九四五』
著:エーリヒ・ケストナー
訳:酒寄進一
(岩波文庫)

この本の刊行は2022年、ロシアのウクライナ侵攻が始まった頃のこと。
あとがきにて本書原題「四十五年を明記せよ」を引用し、我々は2022年を明記する必要に迫られるだろう、と結んでいます。
明記すべきが2022年のみではなくなってしまった世界で、それでもなお、我々が己の愚かしさを見つめ、問い、正すことのできるよう在りたいと心から思います。

本日も18時まで。
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8月24日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『ビブリオ漫画文庫』
編:山田英生
(ちくま文庫)

ビブリオマニア、と書けば蔵書狂だとか書痴だとか随分な言われ方をする特定人種を指す言葉になりますが、ビブリオ、で止まっているのでそこまで熱狂的で狂騒的な人たちはあまり出てきません(それはどちらかと言えばお隣の『書痴漫画』の領分)。

本日も18時まで。

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8月10日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『野火』
作:大岡昇平
(新潮文庫)

第二次大戦末期のレイテ島を舞台とした、人間の極致を描いた戦争文学。
終局、戦後新聞による報道を見た主人公は綴る。

「現代の戦争を操る少数の紳士諸君は、それが利益なのだから別として、再び彼等に騙されたいらしい人達を私は理解できない。恐らく彼等は私が比島の山中で遇ったような目に遇うほかはあるまい。その時彼等は思い知るであろう。戦争を知らない人間は、半分は子供である。」

本日も18時まで。

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8月3日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『人間の建設』
著:岡潔、小林秀雄
(新潮文庫)

数学界の巨星と批評界の俊傑による、何の気なしに交わされている雑談の記録。
大きなものに触れたとき、その大きさを理解していないとただ呆然とするしかないものですが、きっとこの一冊もそれなのだろうと思います。

夏の新潮文庫100選にも選ばれていたこともある一冊。
夏休みの読書にいかがですか。

本日も18時まで。
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7月27日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫10時より開店です。

〈今週の文庫〉
『本当の戦争の話をしよう』
作:ティム・オブライエン
訳:村上春樹
(文春文庫)

若き頃、ベトナム戦争へと送られた作者が二十二篇の短い小説群が織りなす「戦争の話」。
個々のお話は離れているけれど、語り手=作者であるティムを繋ぎ紐にひとつの物語として繋がっている。
書かれたのは1990年。それからさらに様々な戦争が世界で行われ、そして今も起きている。

本日私は終日不在の予定としております。ご了承ください。
本日も18時まで。

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7月20日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。
(更新遅くなりました)

〈今週の文庫〉
『ゼロからトースターを作ってみた結果』
著:トーマス・トウェイツ
訳:村井理子
(新潮文庫)

とある青年がふと
「トースターをゼロから、原材料を探すところから始めて作り上げることは可能なのか?」
などと考え、それを実行に移した記録の一冊。
試行錯誤の道中で見えてきた、私たちの社会の在り方と課題点。
真面目にふざけて大真面目な一冊です。

本日も18時まで。
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7月13日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『深呼吸の必要』
作:長田弘
(ハルキ文庫)

立ち止まって、深呼吸をする。言葉で深呼吸をし、言葉を深呼吸する。そういうひとつの瞬間が、多分自分を自分として在るものにしてくれるのだろうと思います。

本日も18時まで。

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7月6日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『結婚の奴』
作:能町みね子
(文春文庫)

多くの人が、何かしらの形で相対しているもの、結婚。
一般的な像としてウッスラ共有されているソレを自分に落とし込むには随分と無理をしなくてはならない、というか無理である。
そんなことを悶々と思っていた中で、
―ああ、こういうスタンスもあるんだ、結婚ってヤツをそう捉えることもできるんだ。―
と、ひとつ自分の中の凝り固まったところが解されたような気持ちになった1冊です。

本日も18時まで。
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7月の営業スケジュールのお報せです。
今月は

・勝手に読む読書会(こんぶトマト文庫) 7月20日(日)

・BOOK PORT CAFEの読書会 第Ⅳ期(BOOK PORT CAFE) 7月26日(土)、27日(日)

となります。

先日物の弾みでSteamに登録し無線コントローラも買ってしまったのですが、そのせいかわかりませんが久々に桃鉄がやりたくなりました。

kontomabunko.amebaownd.com/posts/57073422
7月の営業スケジュール・読書会のお報せ
一日遅くなりましたが、7月に入りました。昔桃太郎電鉄にハマっていたせいか、月初めになると脳裏に「社長のみなさーん!〇月ですよ~!」という、あの画面が思い起こされます。私はあれで日本地理を雑に覚えました
kontomabunko.amebaownd.com
6月29日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『雨のアンソロジー 雨音を、聴きながら。』
作:阿川佐和子ほか
(だいわ文庫)

"雨"を楽しむアンソロジーを入荷しました。
実用系のタイトルでよく知られるだいわ文庫からの刊行、中身はそうそうたる面々による短めの短編が46編。小説、短歌、詩、漫画などなど。

新刊入荷しました。
・琉球蟹探訪/さとかつ(小学館)
甲殻類を中心とした生物と摩訶不思議なSFに対する愛に満ちた連作短編集。
今年の夏のオススメです。

本日も18時まで。

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6月22日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『教科書で読む名作 夏の花ほか 戦争文学』
作:原民喜ほか
(ちくま文庫)

戦後80年。
当時を経験した人はまたひとりといなくなり、
遠い昔の出来事となりゆくことをひしと感じます。
かく言う私も、当然何も経験していません。
ただ、遺されたものを手にすることはできます。
もとより、後世の人間である私たちにできることは、遺されたものを手にすることと、そこに付された戒訓を得て、学び伝えていくことなのでしょう。

本日も18時まで。
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6月15日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『予告された殺人の記録』
作:G・ガルシア=マルケス
訳:野谷文昭
(新潮文庫)

茹だるような夏がやってくるたびに、
私はガルシア=マルケスを読みたくなります。
中南米の国、コロンビアで生まれた彼の描く作品は、どれもが熱気と湿気に満ちあふれ、そのくせ朗らかさからは程遠い陰をまとっています。
やる気の起きない不快な部屋の中で、じっと読む。
そういうのもひとつの読書の愉しみであると思います。

本日も18時まで。

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新刊いろいろ入りました。

◯本屋の周辺Ⅳ/松永弾正(H.A.B.)
本屋旅行人・松永弾正による本屋紀行文の第四弾。
Ⅰ〜Ⅲも在庫あります。

◯ここからおいしいよかんがするよ/たな(パイインターナショナル)
『おじいちゃんとパン』が当店的大ヒットしていたたなの絵本。
パカッとフタを開けるギミックが大好き。

◯役立たずの宝物/堤葎子(ケンエレブックス)
COMICリュウで新人賞も受賞した堤葎子の新旧様々な短編を集めた一冊。
一押しの漫画です。

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6月8日(日)
BOOK PORT CAFEこんぶトマト文庫開店しています。

〈今週の文庫〉
『もうすぐ絶滅するという煙草について』
編:ちくま文庫編集部
(ちくま文庫)

世の中が形変わりかつては社交に必須で効果的なアイテムだった煙草も、今やそこかしこから締め出されて隅っこに隔離されて吸わされる、なんとも肩身が狭い存在となりました。
それでも、今なお煙草を愛して吸い続ける人たちによる随筆集です。

BOOK PORT CAFEの読書会で読まれている『鎌倉遊覧』(ちくま文庫)再入荷しました。

本日も18時まで。

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