ハマジン
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ハマジン
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映画を見に行く普通のだいふく(エビ味)
バルトークの曲の演奏動画漁ってると、時々「(ゲームの)ラスボス曲っぽい」というコメントを見かけるんだけどそれは因果関係が逆で、ラスボス曲のほうがバルトークっぽいんです。
October 9, 2024 at 6:12 AM
なんか最近、「臭い」に対して過剰に不寛容な社会になりつつあっていやーねー、という気持ち(もともと近年の日本は「無臭文化」ではありましたが)。まぁ「臭い」という感覚は微粒子状の物質が付着することで発生するものなので、どうしたって「領域侵犯」的にならざるを得ないから気持ちは分からんでもないけども、ちと過敏すぎん?とは思う。(マクドの臭いを「バケモン」呼ばわりするわりには、シネコン販売のポップコーンの、あの胸のむかつくようなバターの臭いには文句言わんのねー、というのもなんだか不思議)
shueisha.online/articles/-/2...
「映画館にマクド持ち込んでるのバケモンだろ、臭ぇよ」イオンシネマが“持ち込み禁止”にルール改正 銀だこ、ケンタッキーなど劇場内の“ニオい”が問題に? | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
たびたびネット上で物議を醸す映画館の鑑賞マナー。このたび、イオンエンターテイメント株式会社が運営する映画館チェーン「イオンシネマ」で、ルール改正されたことが話題になっている。
shueisha.online
October 5, 2024 at 9:56 AM
RP> (個人の推測ですが)これ、出版形態がけっこう大きな要因なんではないかしら。日本の場合だと小説の主な発表場所が「雑誌(or新聞)」となり、人気作家になると連載やシリーズ物(即文庫出版含む)を頼まれる機会も増え、となると当然「締切」が問題となるわけで、人気があるほど「書かざるをえなくなる」体制ができ上がってたんじゃないかと。とりわけ高度経済成長下は、作家/出版社双方に「モーレツ」的な量産のブーストがかかっていたというのもありそう。
アメリカの場合だと、小説発表は「出版社に原稿持ち込み→契約→書籍出版」という流れが主流で、間に雑誌掲載をはさまないので、大抵は量産する必要がないんだと思う。
October 3, 2024 at 1:09 PM
Reposted by ハマジン
昭和のエンタメ作家は何であんな異常な冊数書いてる人が多いの?あんなに書かなくても食べていけるだろと思われるような人気作家もしばしばものすごい冊数書いてるでしょう。あれはどういう理由なの。
October 3, 2024 at 9:18 AM
いま無性に冒険小説が読みたいのよなー。積読崩しの予定をちと変更して、手近にあったジュール・ヴェルヌ『蒸気で動く家』(インスクリプト)をこのタイミングで読み始めようかな。
October 1, 2024 at 2:20 PM
マリアット『ピーター・シムプル 中』読み。厳冬の嵐の夜、捕虜となった仏軍要塞から仲間のオブライエンと共に手に汗握る脱獄(主人公は美少年なので女装も難なくこなす)を果たしたピーターは無事英國へ帰還するも、その後乗船した巡洋艦は、豚食狂いの艦長牛耳る豚満載の豚軍艦。同乗してる大喰いの奥さん(本来妻の乗艦禁止)は、でたらめな調子のピアノを弾いては船乗りたちを辟易させる吝嗇家。見かねた軍医とオブライエンは悪知恵をはたらかせ、「今度向う西印度諸島では豚肉食うと秒で赤痢だょ」と脅して艦長夫妻を船からまんまと追ン出してしまう、ってな具合のハチャメチャ展開が活き活きと書かれる。ページをめくる愉しみに溢れてる。
October 1, 2024 at 1:47 PM
「本を読めなくなってしまう」時期が定期的にくるんだけど、それは「本を読みたくない」からではなく、「読みたい本が同時に何冊もあり、どこから手をつけていいのかわからなくなる」ことが原因なんよな~個人的に。「読みたい本の中から読む本を1冊(多くて2冊)にしぼる」のに、まず集中力とエネルギーを要してしまう……。
September 27, 2024 at 6:45 AM
町屋良平氏による二〇〇〇~二〇一五年代の小説批評プロジェクト、めちゃくちゃ面白そう。序文の段階で鋭い指摘だらけ。↓とか。
「現代の文芸誌における制度とはなにか。それはほんらい力のある作家、批評家、作品が読者をつくっていくという文学の出発点から転倒し、商品力と読者の要請によって作家、批評家、作品が欲望されるという状況である。」
note.com/kankanbou_e/...
【特別掲載】町屋良平「小説の死後──(にも書かれる散文のために)──」序文|書肆侃侃房 web侃づめ
町屋良平さんによる「小説の死後――(にも書かれる散文のために)──」を特別掲載します。本プロジェクトはこの序文公開を機に開始され、あらゆるかたちで発表された原稿を最終的にまとめ、来年書籍として書肆侃侃房より出版します。どうぞご期待ください。 序  いつか誰かがやるものだと思っている、自分よりも確実に向いている人材がいる、適した才覚が他にある仕事。そうした仕事の心あたりは私以外の、とくに四十歳...
note.com
September 27, 2024 at 3:21 AM
去年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で話題だった映画『どうすればよかったか?』、気になってる。サンドリーヌ・ボネールの『彼女の名はサビーヌ』とかに近い感じなんかしら。
natalie.mu/eiga/news/59...
統合失調症の姉と彼女を閉じ込めた両親を記録した「どうすればよかったか?」公開(特報あり / 写真16枚)
映画「どうすればよかったか?」が12月7日より東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開。本作は、統合失調症の症状が現れた姉と彼女を精神科の受診から遠ざけた両親を、弟である監督・藤野知明が記録したドキュメンタリーだ。
natalie.mu
September 26, 2024 at 1:01 PM
(不勉強で大変恥ずかしいんですが)『アエネーイス』、トロイア戦争で国を失い敗走するトロイア人の、その後の彷徨をローマ建国神話にまで接続することで、特にホメロス『イーリアス』『オデュッセイア』の(ギリシア人側の)史観を更新することも意図された叙事詩なんですねこれ。
マントヴァのヴィルジリオ公園にあるアエネーイス像が、ムッソリーニに模して象られている、という注記が興味深かった。その後のイタリアにおける「英雄像」としての影響力の深さを思い知る。
September 26, 2024 at 10:50 AM
ウェルギリウス『アエネーイス』読んでるんだけど、ことあるごとに牛や羊を供物に奉げまくってて(一度に4匹5匹とかザラ)、あまりの数に読んでて「これで屠るの何十匹目?!」と、そのたび新鮮に驚いてしまう。
September 26, 2024 at 10:14 AM
世界三大「パクられがち」タイトル、『存在の耐えられない軽さ』(「〇〇の耐えられない〇〇」構文)、『博士の異常な愛情』副題「または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」(「私はいかにして〇〇をやめて〇〇するようになったか」構文)、あと1つなーんだ?
September 25, 2024 at 6:32 AM
夢野久作『少女地獄』所収の「火星の女」、「血液の採取でヒロインが処女かどうか検査する」とかいうトンデモ疑似科学が唐突に出てくるのでギョッとしてしまう。「……何と言う恐ろしい科学の力……。」(164頁)じゃあないんだよ。(メロドラマ的小道具としては、まぁ機能してると言えば言えなくもない)(当時広まっていた俗説とかだったんかしら)
September 21, 2024 at 9:08 AM
夢野久作『少女地獄』(角川文庫)読み。やーやっぱ素晴らしいわね夢久。地方農村共同体の崩壊に伴い都市に流入した女性の孤立したアイデンティティが、実体のない「虚構(うそ)」にすがらざるを得なくなるほど、どれだけ寄る辺なく荒廃したものとなってしまうのかを克明に浮かび上がらせる、1編目の「何んでも無い」から読ませるのなんの。「姫草ゆり子」という、それ自体虚構度の高い名前の説得力たるや。
夢野久作、キャリアを通じて「近代」の軋みを描きつづけた作家であるよなー。疑わしい行動一つ目立てば「アカ」と見なされ、新聞記者を介して特高に密告される、昭和初期社会における相互監視空間の「いやな感じ」も生々しい。
September 21, 2024 at 6:11 AM
廣瀬純『監督のクセから読み解く名作映画解剖図鑑』(彩図社)読了。
映像、音声、言葉、文字、身体など、複数のアスペクトが多面的に組み合わさる場としての「画面」の中で何が起こっているのかを具体的かつ丁寧に読み解いていくことで、映画監督がそれぞれの作品群で反復している「クセ」にフォーカスを当てる演出論。シンプルで軽やかな語り口ときわめて独創的な指摘の数々に、ページを繰るのが楽しくて仕方がなかった。「論」としては若干食い足りない部分もあれど、「映画を語る」際の入門書として、塩田明彦『映画術』と(「批評家視点/実作者視点」という対としても)抱き合わせで広く読まれてほしい本だな、と思った次第。
September 20, 2024 at 10:23 AM
昨日もつぶやいたけど、自分の中では「宇宙こわい」よりも「重力こわい」の方がはるかにデカいことに気づいた。なんでこんなわけのわからんモンの上で当たり前のように生活してるんだ自分は。
September 18, 2024 at 6:03 AM
最近、メシアン『鳥のカタログ』やバルトーク『ミクロコスモス』などの20世紀作曲家による比較的大部のピアノ曲集が、作業用BGMとして個人的にしっくりくることに気づき聴きまくってる。20世紀以外だとバッハの『フーガの技法』なんかも同系統で落ち着く。
open.spotify.com/intl-ja/albu...
Bartok: Mikrokosmos
Album · Béla Bartók · 2014 · 36 songs
open.spotify.com
September 17, 2024 at 12:18 PM
重力(引力)、一体どういう仕組みで働いてるのか考え出すとわけ分からんすぎて気が狂いそうになる。重力(引力)という名の未解明であやふやな力を前提に地球上のすべてが存在してるっての、控えめにいってヤバすぎくないですか?
「引力がなぜあるのかということは、地球上のだれに聞きいても満足な答が返ってこないでしょう。しかも、この問題は当分は解明できないような大問題です。わかっているのは、引力という力がこの宇宙には存在するということだけなのです。この宇宙には引力という力があるということを、あたりまえのこととして、受け入れるしかありません。」
kids.gakken.co.jp/kagaku/kagak...
引力、重力はなぜあるの | 自然 | 科学なぜなぜ110番 | 科学 | 学研キッズネット
引力(いんりょく)がなぜあるのかということは、地球(ちきゅう)上(じょう)のだれに聞(き)いても満足(まんぞく)な答(こた)えが返(かえ)ってこないでしょう。しかも、この問題(もんだい)は当分(とうぶん)は解明(かいめい)できないような大(だい)問題(もんだい)です。わかっているのは、引力(いんりょく)という力(ちから)がこの宇宙(うちゅう)には存在(そんざい)するということだけなのです。この宇宙...
kids.gakken.co.jp
September 17, 2024 at 10:17 AM
リンダ・ノックリン『絵画の政治学』(坂上桂子訳、ちくま文庫)読了。論考「ドガとドレフュス事件」での、特にドレフュス事件以後加速するドガの反ユダヤ主義について書かれたくだりが、完全に「知らぬ間にネトウヨになってた知り合いのおっちゃん」まんまなアレすぎてビビった。
背景にはやはり自身と家族の経済的/社会的不安が存在していたもよう。不安定に流動化した社会状況にさらされた人々の脅威の感情につけこんで、「偽の安定剤」としての排外主義や差別意識が、「印刷テクスト(新聞雑誌など)」という近代的な感染経路(今だとSNS)を介して感染していくお馴染みのパターンやんけ!と読みながら納得&暗澹たる気持ちになるなど。
September 16, 2024 at 3:45 PM
シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』読んだ。ロチェスターの妻で屋根裏部屋に監禁されている「狂女」のバーサ、それ自体で新たな想像力(『サルガッソーの広い海』など)を誘発する強烈なテクストの破れ目を形成しててすごいんだけど(冒頭ジェインが伯母に監禁されるくだりと照応してる)、同時に、バーサの監視役である召使女のグレイス・プールが実はかなり重要な脇役なのでは、と読みながら思った。バーサが部屋を飛び出し屋敷に火を放つ終盤の破局の原因が、ミセス・プールの欠点=アルコール(ジン)依存による不始末に端を発してるのよね。これ、前世紀にイギリス社会を紛糾させた「ジン・クレイズ」の遠い反響なのではないかしら。
September 11, 2024 at 12:35 PM
シニシズムの我慢比べみたいな投稿や、終末論的不安を煽る投稿、将来の心もとなさに対する素朴な心配を吐露した投稿など、それをネットに書き込みたい気持ちはわからなくもないんだけど、特にSNSという巨大な言説空間内だと、放流した時点で「予言の自己成就」にたやすく加担しかねないという懸念が個人的にあり、自分はそういったネガティブな投稿はなるべく控えて紙に書くようにしている。書いたらスッキリして「別に投稿しなくてよかったわコレ」と思うことの方が多い。(いわゆる「チラ裏」ってやつですね。紙のチラシ自体「裏」がなくなって久しいですが……)
September 11, 2024 at 10:49 AM
濱口竜介監督が『他なる映画と』で、「映画を見ながら寝てしまう」と述べていたのホントその通りだなと思ったんだけど、ADHD当事者の視点で書かれた柴崎友香さんのエッセイ『あらゆることは今起こる』(医学書院)の中で、「ほんとうにつまらない映画は、寝れない。」(49頁)とよりド直球な書かれ方がされており、同意のしすぎで激分かり頷き丸になってしまった。
September 4, 2024 at 10:25 AM
ラドリー・メツガー『炎』(1969)DVDで見。
ドラッグ漬けのポルノ版『椿姫』、をあくまで正攻法で撮る、格調高き映画監督メツガー。性愛に真正面から取り組むがゆえに、王道の悲恋『椿姫』の物語がより切実に胸に突き刺さる。
鏡の反映だけを駆使した、凝りに凝った構図のSEXシーン。いくつも分裂する鏡像が、その美しくも虚ろな儚さで結末の悲劇を予感を縁取っていく。
仲睦まじく言葉を交わす主役カップルの後ろに開けたローマの眺望が、突如ティルトダウンしたかと思うと、背後の教会から棺が担ぎ出され、葬列が続くさまがぼんやりと遠景に映るショット。この先には「死」しか待っていないことをさりげなく暗示する容赦のなさ。
September 2, 2024 at 2:57 PM
電気グルーヴや安室奈美恵の楽曲が「諸事情」により突如配信停止されまともに聞けなくなる音楽配信文化の状況なんて、「貧困」のひと言しかない。(突然の怒り)
August 31, 2024 at 11:50 AM
沖田修一『0.5の男』第2話まで見。すごい、芦澤明子のカメラで『ライフ・アクアティック』さながらのドールハウス風屋内移動1ショットを見ることができるなんて……!これは配信じゃなくスクリーンで見たかった……。
あと『さかなのこ』もそうだったけど子役の演技が自然すぎてヤバい。ほとんど出ずっぱりなのに。すご……。
August 25, 2024 at 2:56 PM