ベンジャミン・クリッツァー
@benjaminkrtizer.bsky.social
哲学者・書評家/会社員(記者・編集者)
読んでいる本、街と自然の写真、ときたま映画やテレビの感想なんかを呟いていきます。
著書:『モヤモヤする正義:感情と理性の公共哲学』(2024/9/25 発売しました!)
https://x.gd/BvKrY
『21世紀の道徳:学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える 』(現在4刷)
https://x.gd/veSGl
連絡先:[email protected]
読んでいる本、街と自然の写真、ときたま映画やテレビの感想なんかを呟いていきます。
著書:『モヤモヤする正義:感情と理性の公共哲学』(2024/9/25 発売しました!)
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『21世紀の道徳:学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える 』(現在4刷)
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モヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学 (犀の教室) | ベンジャミン・クリッツァー |本 | 通販 | Amazon
Amazonでベンジャミン・クリッツァーのモヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学 (犀の教室)。アマゾンならポイント還元本が多数。ベンジャミン・クリッツァー作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またモヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学 (犀の教室)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。
amzn.asia
最近のアメリカや兵庫での選挙結果を受けて、インターネット・SNSと政治がつながることの危険性や「うんざり」を感じた方、良いものとされているはずの「公共性」が安直で愚かなかたちで発揮されることを問題に思っている方、あるいはデモクラシーの意義そのものに疑問を抱いている方、よければ考えるきっかけや気持ちと施行を整理するために拙著『モヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学』を手に取って読んでみてください。
とくに終章の「これからの『公共性』のために」で、インターネットと政治との問題についてあれこれと論じております。
amzn.asia/d/1hpLMcA
とくに終章の「これからの『公共性』のために」で、インターネットと政治との問題についてあれこれと論じております。
amzn.asia/d/1hpLMcA
昨日はダリア園などに行き、町田でコーヒー飲んだ後に晩酌。『ゴーストバスターズ(2016)』や『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない』を流していました(どちらも再視聴です)。
今日は二日酔い気味のなか本を読み、昼メシ食ってカフェ、買い物を済ませてから長時間かけて向こう数日のメシを作って仕込み…。
金曜日までの低気圧や雨で結構疲れていたせいか、前日に酒を飲まなかった日曜日も10時間寝て行動が遅れてしまい、また読んでいる本も面白くないものが多かったので、せっかく天気の良い三連休を充分に活かせなかったという後悔が多少…。でもまあ休息と雑事はしっかり済ませたので、今週は平日も読書を頑張れそう
今日は二日酔い気味のなか本を読み、昼メシ食ってカフェ、買い物を済ませてから長時間かけて向こう数日のメシを作って仕込み…。
金曜日までの低気圧や雨で結構疲れていたせいか、前日に酒を飲まなかった日曜日も10時間寝て行動が遅れてしまい、また読んでいる本も面白くないものが多かったので、せっかく天気の良い三連休を充分に活かせなかったという後悔が多少…。でもまあ休息と雑事はしっかり済ませたので、今週は平日も読書を頑張れそう
November 3, 2025 at 9:12 AM
昨日はダリア園などに行き、町田でコーヒー飲んだ後に晩酌。『ゴーストバスターズ(2016)』や『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない』を流していました(どちらも再視聴です)。
今日は二日酔い気味のなか本を読み、昼メシ食ってカフェ、買い物を済ませてから長時間かけて向こう数日のメシを作って仕込み…。
金曜日までの低気圧や雨で結構疲れていたせいか、前日に酒を飲まなかった日曜日も10時間寝て行動が遅れてしまい、また読んでいる本も面白くないものが多かったので、せっかく天気の良い三連休を充分に活かせなかったという後悔が多少…。でもまあ休息と雑事はしっかり済ませたので、今週は平日も読書を頑張れそう
今日は二日酔い気味のなか本を読み、昼メシ食ってカフェ、買い物を済ませてから長時間かけて向こう数日のメシを作って仕込み…。
金曜日までの低気圧や雨で結構疲れていたせいか、前日に酒を飲まなかった日曜日も10時間寝て行動が遅れてしまい、また読んでいる本も面白くないものが多かったので、せっかく天気の良い三連休を充分に活かせなかったという後悔が多少…。でもまあ休息と雑事はしっかり済ませたので、今週は平日も読書を頑張れそう
『哲学者たちの動物園』ロベール・マッジョーリ
www.hakusuisha.co.jp/book/b203855...
日曜の午後に読み始め、月(祝)の午前に読み終わり。『リベラリシオン』に連載されていたコラムをまとめたものということで体系性はあまりないが、軽い読み物としてはヨシ。各哲学者の著作からの引用もかなり多いが、普段は読み飛ばしちゃうような引用文であっても、動物について書かれているとなるときちんと読んでしまうね。
動物倫理的な視点の薄さはやや気になったが(ときおり「動物愛護家」や「菜食主義者」に対する揶揄とまではいかないが皮肉が顔を出すし)、あとがきで補完されてたから許してやろう。
www.hakusuisha.co.jp/book/b203855...
日曜の午後に読み始め、月(祝)の午前に読み終わり。『リベラリシオン』に連載されていたコラムをまとめたものということで体系性はあまりないが、軽い読み物としてはヨシ。各哲学者の著作からの引用もかなり多いが、普段は読み飛ばしちゃうような引用文であっても、動物について書かれているとなるときちんと読んでしまうね。
動物倫理的な視点の薄さはやや気になったが(ときおり「動物愛護家」や「菜食主義者」に対する揶揄とまではいかないが皮肉が顔を出すし)、あとがきで補完されてたから許してやろう。
哲学者たちの動物園 - 白水社
カントの象、ニーチェのライオン、デリダの猫、ドゥルーズとガタリのマダニ……古今東西37人の思想家たちは、動物をどのように論じたか? イラストも楽しい、哲学者ガイドブック。
www.hakusuisha.co.jp
November 3, 2025 at 8:59 AM
『哲学者たちの動物園』ロベール・マッジョーリ
www.hakusuisha.co.jp/book/b203855...
日曜の午後に読み始め、月(祝)の午前に読み終わり。『リベラリシオン』に連載されていたコラムをまとめたものということで体系性はあまりないが、軽い読み物としてはヨシ。各哲学者の著作からの引用もかなり多いが、普段は読み飛ばしちゃうような引用文であっても、動物について書かれているとなるときちんと読んでしまうね。
動物倫理的な視点の薄さはやや気になったが(ときおり「動物愛護家」や「菜食主義者」に対する揶揄とまではいかないが皮肉が顔を出すし)、あとがきで補完されてたから許してやろう。
www.hakusuisha.co.jp/book/b203855...
日曜の午後に読み始め、月(祝)の午前に読み終わり。『リベラリシオン』に連載されていたコラムをまとめたものということで体系性はあまりないが、軽い読み物としてはヨシ。各哲学者の著作からの引用もかなり多いが、普段は読み飛ばしちゃうような引用文であっても、動物について書かれているとなるときちんと読んでしまうね。
動物倫理的な視点の薄さはやや気になったが(ときおり「動物愛護家」や「菜食主義者」に対する揶揄とまではいかないが皮肉が顔を出すし)、あとがきで補完されてたから許してやろう。
『カール・シュミット入門――思想・状況・人物像』ラインハルト・メーリング
shoshi-shinsui.com/978491021324...
月(祝)の午後に読み始めたが、訳者あとがきでも書かれている通り正統派の「入門書」ではぜんぜん無かったので、あきらめ気味に流して読み終わり。
人物・時代および理論や著作を順序だてて説明してくれればいいんだけどそうはなっておらず、シュミットそのものについてもその他の思想家や時代状況に関しても要求される前提知識が多過ぎて、繰り返すがまったく入門書になっておらず。
大陸系の思想家でも英語の人が書いた入門書を選ぶべし、という事例がまた一つ積み重なりました。
shoshi-shinsui.com/978491021324...
月(祝)の午後に読み始めたが、訳者あとがきでも書かれている通り正統派の「入門書」ではぜんぜん無かったので、あきらめ気味に流して読み終わり。
人物・時代および理論や著作を順序だてて説明してくれればいいんだけどそうはなっておらず、シュミットそのものについてもその他の思想家や時代状況に関しても要求される前提知識が多過ぎて、繰り返すがまったく入門書になっておらず。
大陸系の思想家でも英語の人が書いた入門書を選ぶべし、という事例がまた一つ積み重なりました。
『カール・シュミット入門』(書肆心水)
shoshi-shinsui.com
November 3, 2025 at 8:47 AM
『カール・シュミット入門――思想・状況・人物像』ラインハルト・メーリング
shoshi-shinsui.com/978491021324...
月(祝)の午後に読み始めたが、訳者あとがきでも書かれている通り正統派の「入門書」ではぜんぜん無かったので、あきらめ気味に流して読み終わり。
人物・時代および理論や著作を順序だてて説明してくれればいいんだけどそうはなっておらず、シュミットそのものについてもその他の思想家や時代状況に関しても要求される前提知識が多過ぎて、繰り返すがまったく入門書になっておらず。
大陸系の思想家でも英語の人が書いた入門書を選ぶべし、という事例がまた一つ積み重なりました。
shoshi-shinsui.com/978491021324...
月(祝)の午後に読み始めたが、訳者あとがきでも書かれている通り正統派の「入門書」ではぜんぜん無かったので、あきらめ気味に流して読み終わり。
人物・時代および理論や著作を順序だてて説明してくれればいいんだけどそうはなっておらず、シュミットそのものについてもその他の思想家や時代状況に関しても要求される前提知識が多過ぎて、繰り返すがまったく入門書になっておらず。
大陸系の思想家でも英語の人が書いた入門書を選ぶべし、という事例がまた一つ積み重なりました。
現在、私たちは分断された社会の中に生きていると言われる。20世紀半ば以降の大きなイデオロギーや社会的価値の喪失は、異なる文明圏の間の対立を露わにした。さらに近年ではジェンダーや性的指向、民族性や文化などのアイデンティティに基づく軋轢も顕著である。科学やテクノロジーに対する態度によってさえも人々は激しく対立している。このような分断の中では「何が正しいことか」についての判断はそれぞれのコミュニティの重視する価値によって異なっており、一つの「正義」を主張することはしばしば他のコミュニティの「正義」との衝突を招く。…
科学哲学会サテライトイベント
「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」
2025年11月28日18時~20時
中央大学(多摩キャンパス) 、Zoomウェビナー
朱喜哲先生と講演を行います。
docs.google.com/document/d/1...
「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」
2025年11月28日18時~20時
中央大学(多摩キャンパス) 、Zoomウェビナー
朱喜哲先生と講演を行います。
docs.google.com/document/d/1...
科学哲学会2025サテライトイベント
科学哲学会サテライトイベント 「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」 現在、私たちは分断された社会の中に生きていると言われる。20世紀半ば以降の大きなイデオロギーや社会的価値の喪失は、異なる文明圏の間の対立を露わにした。さらに近年ではジェンダーや性的指向、民族性や文化などのアイデンティティに基づく軋轢も顕著である。科学やテクノロジーに対する態度によってさえ...
docs.google.com
November 2, 2025 at 1:32 AM
現在、私たちは分断された社会の中に生きていると言われる。20世紀半ば以降の大きなイデオロギーや社会的価値の喪失は、異なる文明圏の間の対立を露わにした。さらに近年ではジェンダーや性的指向、民族性や文化などのアイデンティティに基づく軋轢も顕著である。科学やテクノロジーに対する態度によってさえも人々は激しく対立している。このような分断の中では「何が正しいことか」についての判断はそれぞれのコミュニティの重視する価値によって異なっており、一つの「正義」を主張することはしばしば他のコミュニティの「正義」との衝突を招く。…
科学哲学会サテライトイベント
「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」
2025年11月28日18時~20時
中央大学(多摩キャンパス) 、Zoomウェビナー
朱喜哲先生と講演を行います。
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「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」
2025年11月28日18時~20時
中央大学(多摩キャンパス) 、Zoomウェビナー
朱喜哲先生と講演を行います。
docs.google.com/document/d/1...
科学哲学会2025サテライトイベント
科学哲学会サテライトイベント 「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」 現在、私たちは分断された社会の中に生きていると言われる。20世紀半ば以降の大きなイデオロギーや社会的価値の喪失は、異なる文明圏の間の対立を露わにした。さらに近年ではジェンダーや性的指向、民族性や文化などのアイデンティティに基づく軋轢も顕著である。科学やテクノロジーに対する態度によってさえ...
docs.google.com
November 2, 2025 at 1:31 AM
科学哲学会サテライトイベント
「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」
2025年11月28日18時~20時
中央大学(多摩キャンパス) 、Zoomウェビナー
朱喜哲先生と講演を行います。
docs.google.com/document/d/1...
「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」
2025年11月28日18時~20時
中央大学(多摩キャンパス) 、Zoomウェビナー
朱喜哲先生と講演を行います。
docs.google.com/document/d/1...
昨日は二子玉川で『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』を鑑賞。オープニングのアニメーションは非常におしゃれだし、前半は「久しぶりに良質なヒューマンドラマを映画館で観られているな」と思い楽しんでいたけど、終盤はちょっと露悪的な方向に極端になり過ぎていて、オチもブリティッシュでブラックなユーモアというよりも単なる悪趣味であるように感じられた。
誇張されているだけで夫婦の普遍的な問題を描いた作品、と観ることもできなくはないけど、それにしては妻も夫もキャリアと物質的なモノにいくらなんでもこだわり過ぎて、感情移入が全然できず
夫婦がセラピーに向き合わない描写がこの作品の最も重要なポイントかな、とは考えました
誇張されているだけで夫婦の普遍的な問題を描いた作品、と観ることもできなくはないけど、それにしては妻も夫もキャリアと物質的なモノにいくらなんでもこだわり過ぎて、感情移入が全然できず
夫婦がセラピーに向き合わない描写がこの作品の最も重要なポイントかな、とは考えました
November 2, 2025 at 1:23 AM
昨日は二子玉川で『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』を鑑賞。オープニングのアニメーションは非常におしゃれだし、前半は「久しぶりに良質なヒューマンドラマを映画館で観られているな」と思い楽しんでいたけど、終盤はちょっと露悪的な方向に極端になり過ぎていて、オチもブリティッシュでブラックなユーモアというよりも単なる悪趣味であるように感じられた。
誇張されているだけで夫婦の普遍的な問題を描いた作品、と観ることもできなくはないけど、それにしては妻も夫もキャリアと物質的なモノにいくらなんでもこだわり過ぎて、感情移入が全然できず
夫婦がセラピーに向き合わない描写がこの作品の最も重要なポイントかな、とは考えました
誇張されているだけで夫婦の普遍的な問題を描いた作品、と観ることもできなくはないけど、それにしては妻も夫もキャリアと物質的なモノにいくらなんでもこだわり過ぎて、感情移入が全然できず
夫婦がセラピーに向き合わない描写がこの作品の最も重要なポイントかな、とは考えました
『討議倫理』 J.ハーバーマス
www.h-up.com/books/isbn97...
日曜日の朝から読み始め。
ハーバーマスの他の本と同じく、よく考えると言っていることはそこまで難解でないようにも思えるし、特に本書はテーマのおかげで馴染みの深い英語圏の倫理学や政治哲学の議論に惹き付けたりしながら読むことができてはいるんだけど……なにしろ要求してくる前提知識が多過ぎ、用語も難解でしんどい!ここらへんは悪い意味で「大陸的」というか、反面教師的に、分析哲学の美点を久しぶりに認識させられました。
わからんところはすっ飛ばして本質的なところだけに着目するタイプの読書をしてしまうことにします。
www.h-up.com/books/isbn97...
日曜日の朝から読み始め。
ハーバーマスの他の本と同じく、よく考えると言っていることはそこまで難解でないようにも思えるし、特に本書はテーマのおかげで馴染みの深い英語圏の倫理学や政治哲学の議論に惹き付けたりしながら読むことができてはいるんだけど……なにしろ要求してくる前提知識が多過ぎ、用語も難解でしんどい!ここらへんは悪い意味で「大陸的」というか、反面教師的に、分析哲学の美点を久しぶりに認識させられました。
わからんところはすっ飛ばして本質的なところだけに着目するタイプの読書をしてしまうことにします。
討議倫理 | 法政大学出版局
トウギリンリ 978-4-588-00832-0 9784588008320 4-588-00832-3 4588008323 1310 討議倫理 叢書・ウニベルシタス ソウショウニベルシタス J.ハーバーマス 清水多吉 朝倉輝一 ハーバーマス,J. シミズタキチ アサクラコウイチ 法政大学出版局 ホウセイダイガクシュッパンキョク 討議とは何か,討議倫理とは何か。了解と意志形式のプロセスとしての実
www.h-up.com
November 2, 2025 at 1:15 AM
『討議倫理』 J.ハーバーマス
www.h-up.com/books/isbn97...
日曜日の朝から読み始め。
ハーバーマスの他の本と同じく、よく考えると言っていることはそこまで難解でないようにも思えるし、特に本書はテーマのおかげで馴染みの深い英語圏の倫理学や政治哲学の議論に惹き付けたりしながら読むことができてはいるんだけど……なにしろ要求してくる前提知識が多過ぎ、用語も難解でしんどい!ここらへんは悪い意味で「大陸的」というか、反面教師的に、分析哲学の美点を久しぶりに認識させられました。
わからんところはすっ飛ばして本質的なところだけに着目するタイプの読書をしてしまうことにします。
www.h-up.com/books/isbn97...
日曜日の朝から読み始め。
ハーバーマスの他の本と同じく、よく考えると言っていることはそこまで難解でないようにも思えるし、特に本書はテーマのおかげで馴染みの深い英語圏の倫理学や政治哲学の議論に惹き付けたりしながら読むことができてはいるんだけど……なにしろ要求してくる前提知識が多過ぎ、用語も難解でしんどい!ここらへんは悪い意味で「大陸的」というか、反面教師的に、分析哲学の美点を久しぶりに認識させられました。
わからんところはすっ飛ばして本質的なところだけに着目するタイプの読書をしてしまうことにします。
『社会学をはじめる——複雑さを生きる技法』宮内泰介
www.minervashobo.co.jp/book/b82403....
土曜日に電車で流し読み。
第一章では社旗額とは「意味世界の理解」であるという議論が全面に出されていて、昨年の同時期に読んだ盛山和夫の『社会学とは何か』を思い出しました。また、アンケート調査で得られたデータを圧縮・分析して理論を提示するまでの流れが、具体例と共に、類書に比べて非常にわかりやすく説明されていた点がよかった。
一方で、強調される「社会学とは対話である」というテーゼは文系のだいたいの学問に当てはまるじゃんと思ったり、規範性を重視する点にもやや疑念が。
www.minervashobo.co.jp/book/b82403....
土曜日に電車で流し読み。
第一章では社旗額とは「意味世界の理解」であるという議論が全面に出されていて、昨年の同時期に読んだ盛山和夫の『社会学とは何か』を思い出しました。また、アンケート調査で得られたデータを圧縮・分析して理論を提示するまでの流れが、具体例と共に、類書に比べて非常にわかりやすく説明されていた点がよかった。
一方で、強調される「社会学とは対話である」というテーゼは文系のだいたいの学問に当てはまるじゃんと思ったり、規範性を重視する点にもやや疑念が。
社会学とは何か - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社
ミネルヴァ書房は、人文・社会科学の学術出版社です。人文・法経・教育・心理・福祉の書籍を中心に刊行しています。
www.minervashobo.co.jp
November 2, 2025 at 1:10 AM
『社会学をはじめる——複雑さを生きる技法』宮内泰介
www.minervashobo.co.jp/book/b82403....
土曜日に電車で流し読み。
第一章では社旗額とは「意味世界の理解」であるという議論が全面に出されていて、昨年の同時期に読んだ盛山和夫の『社会学とは何か』を思い出しました。また、アンケート調査で得られたデータを圧縮・分析して理論を提示するまでの流れが、具体例と共に、類書に比べて非常にわかりやすく説明されていた点がよかった。
一方で、強調される「社会学とは対話である」というテーゼは文系のだいたいの学問に当てはまるじゃんと思ったり、規範性を重視する点にもやや疑念が。
www.minervashobo.co.jp/book/b82403....
土曜日に電車で流し読み。
第一章では社旗額とは「意味世界の理解」であるという議論が全面に出されていて、昨年の同時期に読んだ盛山和夫の『社会学とは何か』を思い出しました。また、アンケート調査で得られたデータを圧縮・分析して理論を提示するまでの流れが、具体例と共に、類書に比べて非常にわかりやすく説明されていた点がよかった。
一方で、強調される「社会学とは対話である」というテーゼは文系のだいたいの学問に当てはまるじゃんと思ったり、規範性を重視する点にもやや疑念が。
『「覚える」と「わかる」——知の仕組みとその可能性』 信原幸弘
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
木曜朝と金曜の出勤電車で読了。記憶や理解、思考や発見など、人間の心理的なものの中でも感情というよりも「理性」に属する物事のメカニズムや特徴について、平易な言葉で実にわかりやすく解説されている。この平易さや本質をゴリッと取り出して提示してくる手法は、心理学者ではなく哲学者でないと実現できないだろうなと思った。
『啓蒙思想2.0』で出てきた、人間の理性は鉛筆や紙などの道具とセットで成り立つという議論が本書でも紹介されていたところが印象的。
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
木曜朝と金曜の出勤電車で読了。記憶や理解、思考や発見など、人間の心理的なものの中でも感情というよりも「理性」に属する物事のメカニズムや特徴について、平易な言葉で実にわかりやすく解説されている。この平易さや本質をゴリッと取り出して提示してくる手法は、心理学者ではなく哲学者でないと実現できないだろうなと思った。
『啓蒙思想2.0』で出てきた、人間の理性は鉛筆や紙などの道具とセットで成り立つという議論が本書でも紹介されていたところが印象的。
『「覚える」と「わかる」』信原 幸弘|筑摩書房
筑摩書房『「覚える」と「わかる」』の書誌情報
www.chikumashobo.co.jp
November 2, 2025 at 1:02 AM
『「覚える」と「わかる」——知の仕組みとその可能性』 信原幸弘
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
木曜朝と金曜の出勤電車で読了。記憶や理解、思考や発見など、人間の心理的なものの中でも感情というよりも「理性」に属する物事のメカニズムや特徴について、平易な言葉で実にわかりやすく解説されている。この平易さや本質をゴリッと取り出して提示してくる手法は、心理学者ではなく哲学者でないと実現できないだろうなと思った。
『啓蒙思想2.0』で出てきた、人間の理性は鉛筆や紙などの道具とセットで成り立つという議論が本書でも紹介されていたところが印象的。
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
木曜朝と金曜の出勤電車で読了。記憶や理解、思考や発見など、人間の心理的なものの中でも感情というよりも「理性」に属する物事のメカニズムや特徴について、平易な言葉で実にわかりやすく解説されている。この平易さや本質をゴリッと取り出して提示してくる手法は、心理学者ではなく哲学者でないと実現できないだろうなと思った。
『啓蒙思想2.0』で出てきた、人間の理性は鉛筆や紙などの道具とセットで成り立つという議論が本書でも紹介されていたところが印象的。
『希望の思想 プラグマティズム入門』大賀祐樹
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
木曜日に電車読書で流し読み。プラグマティズムの枠外から外れそうな公共哲学や政治哲学(リップマンやロールズなど)の話も多くあるのが印象的でした。
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
木曜日に電車読書で流し読み。プラグマティズムの枠外から外れそうな公共哲学や政治哲学(リップマンやロールズなど)の話も多くあるのが印象的でした。
『希望の思想 プラグマティズム入門』大賀 祐樹|筑摩書房
筑摩書房『希望の思想 プラグマティズム入門』の書誌情報
www.chikumashobo.co.jp
November 2, 2025 at 12:53 AM
『希望の思想 プラグマティズム入門』大賀祐樹
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木曜日に電車読書で流し読み。プラグマティズムの枠外から外れそうな公共哲学や政治哲学(リップマンやロールズなど)の話も多くあるのが印象的でした。
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木曜日に電車読書で流し読み。プラグマティズムの枠外から外れそうな公共哲学や政治哲学(リップマンやロールズなど)の話も多くあるのが印象的でした。
『デイヴィドソン 行為と言語の哲学』 サイモン・エヴニン
www.keisoshobo.co.jp/book/b26876....
金曜日の出勤前と、土曜日の朝に読みましたが、時間をかけて読めば理解できそうではあるが図書館の返却期限が迫る中急いで読む分には抽象的で難解過ぎるので断念気味に読み終わり。
「特殊者」などの形而上学っぽい用語がよく使われているあたりが難解さに拍車をかけていると思う。『それは私がしたことのなのか』でデイヴィドソンの行為論・理由論を説明しているくだりはかなり上手なのだったのだなと認識できたのが成果か。言語論については「哲学のエッセンス」シリーズの本で勉強しようかな。
www.keisoshobo.co.jp/book/b26876....
金曜日の出勤前と、土曜日の朝に読みましたが、時間をかけて読めば理解できそうではあるが図書館の返却期限が迫る中急いで読む分には抽象的で難解過ぎるので断念気味に読み終わり。
「特殊者」などの形而上学っぽい用語がよく使われているあたりが難解さに拍車をかけていると思う。『それは私がしたことのなのか』でデイヴィドソンの行為論・理由論を説明しているくだりはかなり上手なのだったのだなと認識できたのが成果か。言語論については「哲学のエッセンス」シリーズの本で勉強しようかな。
デイヴィドソン - 株式会社 勁草書房
S.エヴニン 著
www.keisoshobo.co.jp
November 2, 2025 at 12:49 AM
『デイヴィドソン 行為と言語の哲学』 サイモン・エヴニン
www.keisoshobo.co.jp/book/b26876....
金曜日の出勤前と、土曜日の朝に読みましたが、時間をかけて読めば理解できそうではあるが図書館の返却期限が迫る中急いで読む分には抽象的で難解過ぎるので断念気味に読み終わり。
「特殊者」などの形而上学っぽい用語がよく使われているあたりが難解さに拍車をかけていると思う。『それは私がしたことのなのか』でデイヴィドソンの行為論・理由論を説明しているくだりはかなり上手なのだったのだなと認識できたのが成果か。言語論については「哲学のエッセンス」シリーズの本で勉強しようかな。
www.keisoshobo.co.jp/book/b26876....
金曜日の出勤前と、土曜日の朝に読みましたが、時間をかけて読めば理解できそうではあるが図書館の返却期限が迫る中急いで読む分には抽象的で難解過ぎるので断念気味に読み終わり。
「特殊者」などの形而上学っぽい用語がよく使われているあたりが難解さに拍車をかけていると思う。『それは私がしたことのなのか』でデイヴィドソンの行為論・理由論を説明しているくだりはかなり上手なのだったのだなと認識できたのが成果か。言語論については「哲学のエッセンス」シリーズの本で勉強しようかな。
『入門 政治思想史』 リチャード・ワットモア
www.chuko.co.jp/zenshu/2025/...
火曜日に狛江の喫茶店で読み始め、北見駅のベンチで読了。
「西洋(とくに欧米)中心の思想史研究を相対化し、男性中心の思想史から自覚的に離れることを説く」と紹介されてはいるが、終盤で著者がエクスキューズしているように、なんやかんや西洋男性が中心。
主に批判の対象とされているのはカノン中心の思想史研究や、抜粋されたテキストに基づく理論的な政治哲学研究かな。
ケンブリッジ学派やコゼレックなどに紙幅が割かれている点は特徴的。しかし全体的には焦点が定まらずぼんやりした内容だったような…。
www.chuko.co.jp/zenshu/2025/...
火曜日に狛江の喫茶店で読み始め、北見駅のベンチで読了。
「西洋(とくに欧米)中心の思想史研究を相対化し、男性中心の思想史から自覚的に離れることを説く」と紹介されてはいるが、終盤で著者がエクスキューズしているように、なんやかんや西洋男性が中心。
主に批判の対象とされているのはカノン中心の思想史研究や、抜粋されたテキストに基づく理論的な政治哲学研究かな。
ケンブリッジ学派やコゼレックなどに紙幅が割かれている点は特徴的。しかし全体的には焦点が定まらずぼんやりした内容だったような…。
入門 政治思想史 -リチャード・ワットモア 著/齋藤純一/稲村一隆 訳|全集・その他|中央公論新社
www.chuko.co.jp
October 29, 2025 at 4:50 AM
『入門 政治思想史』 リチャード・ワットモア
www.chuko.co.jp/zenshu/2025/...
火曜日に狛江の喫茶店で読み始め、北見駅のベンチで読了。
「西洋(とくに欧米)中心の思想史研究を相対化し、男性中心の思想史から自覚的に離れることを説く」と紹介されてはいるが、終盤で著者がエクスキューズしているように、なんやかんや西洋男性が中心。
主に批判の対象とされているのはカノン中心の思想史研究や、抜粋されたテキストに基づく理論的な政治哲学研究かな。
ケンブリッジ学派やコゼレックなどに紙幅が割かれている点は特徴的。しかし全体的には焦点が定まらずぼんやりした内容だったような…。
www.chuko.co.jp/zenshu/2025/...
火曜日に狛江の喫茶店で読み始め、北見駅のベンチで読了。
「西洋(とくに欧米)中心の思想史研究を相対化し、男性中心の思想史から自覚的に離れることを説く」と紹介されてはいるが、終盤で著者がエクスキューズしているように、なんやかんや西洋男性が中心。
主に批判の対象とされているのはカノン中心の思想史研究や、抜粋されたテキストに基づく理論的な政治哲学研究かな。
ケンブリッジ学派やコゼレックなどに紙幅が割かれている点は特徴的。しかし全体的には焦点が定まらずぼんやりした内容だったような…。
昨日は有給。妻の誕生日祝い(2回目)のため、朝に読書と感想を終えた後に登戸でランチしてから徒歩で狛江を経由して喫茶店を挟みつつ妻職場のある喜多見まで行きました。
October 29, 2025 at 4:44 AM
昨日は有給。妻の誕生日祝い(2回目)のため、朝に読書と感想を終えた後に登戸でランチしてから徒歩で狛江を経由して喫茶店を挟みつつ妻職場のある喜多見まで行きました。
ペアリングコースではシャンパン、白✖️3、赤羽✖️2、デザートワインをいただいたけど、赤2種はそれぞれスパイシーなのと本格派なボルドーとで、とりわけ美味しかった。
香りも味わいも白に比べて赤のほうが多層的で深いという、当たり前かもしれないことを再確認いたしました。
ワイン、家ではカルロ・ロッシやフランジアの3リットルBOXでしか飲まず、安物の赤を量飲むと悪酔いのリスクが高いので白ばっか。
その惰性で信州のおみやげワインもつい白にしたんだけど、ねぎ味噌せんべいとかエリンギ炒めや煮物などおみやげ惣菜に合うのは赤だったわけで、こういう惰性も減らさなければ。
香りも味わいも白に比べて赤のほうが多層的で深いという、当たり前かもしれないことを再確認いたしました。
ワイン、家ではカルロ・ロッシやフランジアの3リットルBOXでしか飲まず、安物の赤を量飲むと悪酔いのリスクが高いので白ばっか。
その惰性で信州のおみやげワインもつい白にしたんだけど、ねぎ味噌せんべいとかエリンギ炒めや煮物などおみやげ惣菜に合うのは赤だったわけで、こういう惰性も減らさなければ。
October 28, 2025 at 3:26 AM
ペアリングコースではシャンパン、白✖️3、赤羽✖️2、デザートワインをいただいたけど、赤2種はそれぞれスパイシーなのと本格派なボルドーとで、とりわけ美味しかった。
香りも味わいも白に比べて赤のほうが多層的で深いという、当たり前かもしれないことを再確認いたしました。
ワイン、家ではカルロ・ロッシやフランジアの3リットルBOXでしか飲まず、安物の赤を量飲むと悪酔いのリスクが高いので白ばっか。
その惰性で信州のおみやげワインもつい白にしたんだけど、ねぎ味噌せんべいとかエリンギ炒めや煮物などおみやげ惣菜に合うのは赤だったわけで、こういう惰性も減らさなければ。
香りも味わいも白に比べて赤のほうが多層的で深いという、当たり前かもしれないことを再確認いたしました。
ワイン、家ではカルロ・ロッシやフランジアの3リットルBOXでしか飲まず、安物の赤を量飲むと悪酔いのリスクが高いので白ばっか。
その惰性で信州のおみやげワインもつい白にしたんだけど、ねぎ味噌せんべいとかエリンギ炒めや煮物などおみやげ惣菜に合うのは赤だったわけで、こういう惰性も減らさなければ。
松本のフレンチで妻の誕生日ディナーに行ったり、会社関係の会食の予定があったりと、ここしばらくは豪勢な食事の機会がやたらと集中しているので、ここぞというタイミングで『食の哲学』を手に取った次第です。
松本行きの特急あずさでワインに関するくだりを読んでいたおかげで、ディナーの際に提供されたワインもじっくり嗅いだり考えたりしながら味わうことができました。
ワイン、自分で選ぼうとしたらどうしても値段を見ちゃうので、奮発する場合には最初からペアリングコースにしておくのが正解だとわかった。
ドイツ、イタリア、フランス、オーストラリア、長野と各国のワインを飲めて違いを味わえたのが経験としてよかったです。
松本行きの特急あずさでワインに関するくだりを読んでいたおかげで、ディナーの際に提供されたワインもじっくり嗅いだり考えたりしながら味わうことができました。
ワイン、自分で選ぼうとしたらどうしても値段を見ちゃうので、奮発する場合には最初からペアリングコースにしておくのが正解だとわかった。
ドイツ、イタリア、フランス、オーストラリア、長野と各国のワインを飲めて違いを味わえたのが経験としてよかったです。
「理想的な観察者とは、対象と距離を置き理性的で思慮深く、芸術作品を特定の歴史的、技法的文脈の中で理解することができる観察者だ」(p.37)という18世紀的な発想では、口の中に入れて体に取り込む食べ物は「無関心性」を持ちようがないということで美的評価の対象にならないとされていたけど、ソムリエが「鑑賞」を行い評価の「尺度」も明確に存在するワイン文化は芸術と似ていますよね、という話。
「ワインの趣味が良いとは、評判の良いワインを知っていて、それ注文して人を感心させることではなく、ワインのどんな特徴が人を喜ばせるかをしっかり弁えていることだ」(p.49)
「ワインの趣味が良いとは、評判の良いワインを知っていて、それ注文して人を感心させることではなく、ワインのどんな特徴が人を喜ばせるかをしっかり弁えていることだ」(p.49)
October 28, 2025 at 1:59 AM
松本のフレンチで妻の誕生日ディナーに行ったり、会社関係の会食の予定があったりと、ここしばらくは豪勢な食事の機会がやたらと集中しているので、ここぞというタイミングで『食の哲学』を手に取った次第です。
松本行きの特急あずさでワインに関するくだりを読んでいたおかげで、ディナーの際に提供されたワインもじっくり嗅いだり考えたりしながら味わうことができました。
ワイン、自分で選ぼうとしたらどうしても値段を見ちゃうので、奮発する場合には最初からペアリングコースにしておくのが正解だとわかった。
ドイツ、イタリア、フランス、オーストラリア、長野と各国のワインを飲めて違いを味わえたのが経験としてよかったです。
松本行きの特急あずさでワインに関するくだりを読んでいたおかげで、ディナーの際に提供されたワインもじっくり嗅いだり考えたりしながら味わうことができました。
ワイン、自分で選ぼうとしたらどうしても値段を見ちゃうので、奮発する場合には最初からペアリングコースにしておくのが正解だとわかった。
ドイツ、イタリア、フランス、オーストラリア、長野と各国のワインを飲めて違いを味わえたのが経験としてよかったです。
本書の特徴は、原題が“Taste”であることに主張されているように、食と哲学ということでこの分野に詳しい人なら通常は連想するであろう動物倫理・環境倫理的な論点をほぼかなぐり捨てて、「味」や「味わうこと」または「趣味」など、美学的な論点を中心に議論が展開されていること。
倫理面を捨てるのはどうかと思う反面、美学と倫理学は相性が悪くて同じ本の中で扱うのは難しいのは確かだし、食物に関する倫理の本はもう十分に出ているので美学の本が出るのも良いことだと判断。
各賞のトピックごとに食に関する具体的なエピソードや歴史・文化の話題を出してから古代~現代の哲学的議論を紹介する、という流れがそつなくて良いです
倫理面を捨てるのはどうかと思う反面、美学と倫理学は相性が悪くて同じ本の中で扱うのは難しいのは確かだし、食物に関する倫理の本はもう十分に出ているので美学の本が出るのも良いことだと判断。
各賞のトピックごとに食に関する具体的なエピソードや歴史・文化の話題を出してから古代~現代の哲学的議論を紹介する、という流れがそつなくて良いです
『食の哲学:「食べること」に潜む深い意味』
サラ・ウォース
www.basilico.co.jp/book/books/9...
金曜日に旅行読書で読み始め、火曜日(今日)の朝に読み終わり。
原著・訳書ともに(人文書の出版元としては)ややマイナーな出版社から出されており、町田が誇る“日本一の”ブックオフでたまたま発見するまでは存在を知らない本でしたが、とても面白く充実した内容でした。
参考文献や謝辞が訳されていないことについてはXにてツッコミが入っているが…。まあ確かに問題ではあるけれど、それより良い本が一冊でも多く翻訳されて流通されることのほうを優先したい、という気持ちです。
サラ・ウォース
www.basilico.co.jp/book/books/9...
金曜日に旅行読書で読み始め、火曜日(今日)の朝に読み終わり。
原著・訳書ともに(人文書の出版元としては)ややマイナーな出版社から出されており、町田が誇る“日本一の”ブックオフでたまたま発見するまでは存在を知らない本でしたが、とても面白く充実した内容でした。
参考文献や謝辞が訳されていないことについてはXにてツッコミが入っているが…。まあ確かに問題ではあるけれど、それより良い本が一冊でも多く翻訳されて流通されることのほうを優先したい、という気持ちです。
basilico - 食の哲学 / サラ・ウォース (著)
食の哲学
www.basilico.co.jp
October 27, 2025 at 11:49 PM
本書の特徴は、原題が“Taste”であることに主張されているように、食と哲学ということでこの分野に詳しい人なら通常は連想するであろう動物倫理・環境倫理的な論点をほぼかなぐり捨てて、「味」や「味わうこと」または「趣味」など、美学的な論点を中心に議論が展開されていること。
倫理面を捨てるのはどうかと思う反面、美学と倫理学は相性が悪くて同じ本の中で扱うのは難しいのは確かだし、食物に関する倫理の本はもう十分に出ているので美学の本が出るのも良いことだと判断。
各賞のトピックごとに食に関する具体的なエピソードや歴史・文化の話題を出してから古代~現代の哲学的議論を紹介する、という流れがそつなくて良いです
倫理面を捨てるのはどうかと思う反面、美学と倫理学は相性が悪くて同じ本の中で扱うのは難しいのは確かだし、食物に関する倫理の本はもう十分に出ているので美学の本が出るのも良いことだと判断。
各賞のトピックごとに食に関する具体的なエピソードや歴史・文化の話題を出してから古代~現代の哲学的議論を紹介する、という流れがそつなくて良いです
『食の哲学:「食べること」に潜む深い意味』
サラ・ウォース
www.basilico.co.jp/book/books/9...
金曜日に旅行読書で読み始め、火曜日(今日)の朝に読み終わり。
原著・訳書ともに(人文書の出版元としては)ややマイナーな出版社から出されており、町田が誇る“日本一の”ブックオフでたまたま発見するまでは存在を知らない本でしたが、とても面白く充実した内容でした。
参考文献や謝辞が訳されていないことについてはXにてツッコミが入っているが…。まあ確かに問題ではあるけれど、それより良い本が一冊でも多く翻訳されて流通されることのほうを優先したい、という気持ちです。
サラ・ウォース
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金曜日に旅行読書で読み始め、火曜日(今日)の朝に読み終わり。
原著・訳書ともに(人文書の出版元としては)ややマイナーな出版社から出されており、町田が誇る“日本一の”ブックオフでたまたま発見するまでは存在を知らない本でしたが、とても面白く充実した内容でした。
参考文献や謝辞が訳されていないことについてはXにてツッコミが入っているが…。まあ確かに問題ではあるけれど、それより良い本が一冊でも多く翻訳されて流通されることのほうを優先したい、という気持ちです。
basilico - 食の哲学 / サラ・ウォース (著)
食の哲学
www.basilico.co.jp
October 27, 2025 at 11:42 PM
『食の哲学:「食べること」に潜む深い意味』
サラ・ウォース
www.basilico.co.jp/book/books/9...
金曜日に旅行読書で読み始め、火曜日(今日)の朝に読み終わり。
原著・訳書ともに(人文書の出版元としては)ややマイナーな出版社から出されており、町田が誇る“日本一の”ブックオフでたまたま発見するまでは存在を知らない本でしたが、とても面白く充実した内容でした。
参考文献や謝辞が訳されていないことについてはXにてツッコミが入っているが…。まあ確かに問題ではあるけれど、それより良い本が一冊でも多く翻訳されて流通されることのほうを優先したい、という気持ちです。
サラ・ウォース
www.basilico.co.jp/book/books/9...
金曜日に旅行読書で読み始め、火曜日(今日)の朝に読み終わり。
原著・訳書ともに(人文書の出版元としては)ややマイナーな出版社から出されており、町田が誇る“日本一の”ブックオフでたまたま発見するまでは存在を知らない本でしたが、とても面白く充実した内容でした。
参考文献や謝辞が訳されていないことについてはXにてツッコミが入っているが…。まあ確かに問題ではあるけれど、それより良い本が一冊でも多く翻訳されて流通されることのほうを優先したい、という気持ちです。
日曜日は昼過ぎまで読書、世田谷代田の友人宅でボードゲーム、下北沢の中華で会食と、低気圧と旅行疲れにも負けずと文化的に過ごせました。
旅行中は電車とか待ち時間でついついスマホを開いてしまい、もっと読めたはずの本をそこまで読めなかったことが心残り。帰りの電車では疲れに負けず本を開くべきだった。
旅行中は電車とか待ち時間でついついスマホを開いてしまい、もっと読めたはずの本をそこまで読めなかったことが心残り。帰りの電車では疲れに負けず本を開くべきだった。
October 27, 2025 at 9:58 AM
日曜日は昼過ぎまで読書、世田谷代田の友人宅でボードゲーム、下北沢の中華で会食と、低気圧と旅行疲れにも負けずと文化的に過ごせました。
旅行中は電車とか待ち時間でついついスマホを開いてしまい、もっと読めたはずの本をそこまで読めなかったことが心残り。帰りの電車では疲れに負けず本を開くべきだった。
旅行中は電車とか待ち時間でついついスマホを開いてしまい、もっと読めたはずの本をそこまで読めなかったことが心残り。帰りの電車では疲れに負けず本を開くべきだった。
昨年行った甲府は街としてはまあまあ(失礼)だったんだけど、松本は喫茶店やちょっとした古本屋や雑貨屋がいちいち洒落ていて文化的で、食べ物もとてもよく、なかなか良い街だと思いました。
October 27, 2025 at 9:52 AM
昨年行った甲府は街としてはまあまあ(失礼)だったんだけど、松本は喫茶店やちょっとした古本屋や雑貨屋がいちいち洒落ていて文化的で、食べ物もとてもよく、なかなか良い街だと思いました。
金曜日は有給を取り、一泊二日で松本へ
October 27, 2025 at 9:45 AM
金曜日は有給を取り、一泊二日で松本へ
『英米の大学生が学んでいる政治哲学史―― 三〇人の思索者の生涯と思想』 グレアム・ガラード 、ジェームズ・バーナード・マーフィー
www.soshisha.com/book_search/...
金曜日に読み始め、月曜日の就寝前に読み終わり。
タイトル通りの政治哲学史だが、あくまでプラトン~ロールズといった西洋の思想史を軸としながらも、孔子、アル=ファーラービー、マイモニデス、ガンディー、サイード・クトゥブ、毛沢東と、中国や中東など非西洋の思想家も登場します。
また、各思想家は歴史順に登場するが、トピックやテーマについて未来・過去の他の思想家との共通点・相違点が面白さにつながっています。
www.soshisha.com/book_search/...
金曜日に読み始め、月曜日の就寝前に読み終わり。
タイトル通りの政治哲学史だが、あくまでプラトン~ロールズといった西洋の思想史を軸としながらも、孔子、アル=ファーラービー、マイモニデス、ガンディー、サイード・クトゥブ、毛沢東と、中国や中東など非西洋の思想家も登場します。
また、各思想家は歴史順に登場するが、トピックやテーマについて未来・過去の他の思想家との共通点・相違点が面白さにつながっています。
英米の大学生が学んでいる政治哲学史 | 草思社
孔子、プラトン、マキャヴェッリ、ルソー、トクヴィル、マルクス、クトゥブ、アーレント、ロールズ、ヌスバウム……。三〇人の賢者たちの人生と思想を通史的に解説。
www.soshisha.com
October 21, 2025 at 10:56 PM
『英米の大学生が学んでいる政治哲学史―― 三〇人の思索者の生涯と思想』 グレアム・ガラード 、ジェームズ・バーナード・マーフィー
www.soshisha.com/book_search/...
金曜日に読み始め、月曜日の就寝前に読み終わり。
タイトル通りの政治哲学史だが、あくまでプラトン~ロールズといった西洋の思想史を軸としながらも、孔子、アル=ファーラービー、マイモニデス、ガンディー、サイード・クトゥブ、毛沢東と、中国や中東など非西洋の思想家も登場します。
また、各思想家は歴史順に登場するが、トピックやテーマについて未来・過去の他の思想家との共通点・相違点が面白さにつながっています。
www.soshisha.com/book_search/...
金曜日に読み始め、月曜日の就寝前に読み終わり。
タイトル通りの政治哲学史だが、あくまでプラトン~ロールズといった西洋の思想史を軸としながらも、孔子、アル=ファーラービー、マイモニデス、ガンディー、サイード・クトゥブ、毛沢東と、中国や中東など非西洋の思想家も登場します。
また、各思想家は歴史順に登場するが、トピックやテーマについて未来・過去の他の思想家との共通点・相違点が面白さにつながっています。
ここ半年、旅行するごとに靴下の片っぽ、お気に入りのハンカチ、おパンツなどを紛失するのが続いてしまい、地味に不便になってへこんでいたんだけど、先日に町田のユニクロやダイソーやサカゼンでこれらの布類を大々的に買い直し、ついてで秋服も追加で購入したので不便は解消されました。
October 21, 2025 at 9:18 AM
ここ半年、旅行するごとに靴下の片っぽ、お気に入りのハンカチ、おパンツなどを紛失するのが続いてしまい、地味に不便になってへこんでいたんだけど、先日に町田のユニクロやダイソーやサカゼンでこれらの布類を大々的に買い直し、ついてで秋服も追加で購入したので不便は解消されました。
日曜日も相変わらずの遅起き。だらだら読書した後にメシ食ってカフェ行って食材買って晩メシ作って…。
天気がパッとしないとお外もパッとしないし、そもそも起きるのも遅くなっちゃうのでせっかくの休日もパッとしないまま終わってしまいます。
また気候のせいか、ここ数日、自分にしては珍しく就寝に時間がかかっている。といっても昨日は7時間は寝れたので寝不足というほどではないが。
先週から11月頭にかけて、祝日・有給が重なり週4日勤務が4連続する予定なので、この機に難しい本(ハーバーマスの『討議倫理』)を読んでおきたいんだけど、やはりパッとしない天気のためにモチベーション湧かず易しめの本を優先してしまい…
天気がパッとしないとお外もパッとしないし、そもそも起きるのも遅くなっちゃうのでせっかくの休日もパッとしないまま終わってしまいます。
また気候のせいか、ここ数日、自分にしては珍しく就寝に時間がかかっている。といっても昨日は7時間は寝れたので寝不足というほどではないが。
先週から11月頭にかけて、祝日・有給が重なり週4日勤務が4連続する予定なので、この機に難しい本(ハーバーマスの『討議倫理』)を読んでおきたいんだけど、やはりパッとしない天気のためにモチベーション湧かず易しめの本を優先してしまい…
October 21, 2025 at 9:15 AM
日曜日も相変わらずの遅起き。だらだら読書した後にメシ食ってカフェ行って食材買って晩メシ作って…。
天気がパッとしないとお外もパッとしないし、そもそも起きるのも遅くなっちゃうのでせっかくの休日もパッとしないまま終わってしまいます。
また気候のせいか、ここ数日、自分にしては珍しく就寝に時間がかかっている。といっても昨日は7時間は寝れたので寝不足というほどではないが。
先週から11月頭にかけて、祝日・有給が重なり週4日勤務が4連続する予定なので、この機に難しい本(ハーバーマスの『討議倫理』)を読んでおきたいんだけど、やはりパッとしない天気のためにモチベーション湧かず易しめの本を優先してしまい…
天気がパッとしないとお外もパッとしないし、そもそも起きるのも遅くなっちゃうのでせっかくの休日もパッとしないまま終わってしまいます。
また気候のせいか、ここ数日、自分にしては珍しく就寝に時間がかかっている。といっても昨日は7時間は寝れたので寝不足というほどではないが。
先週から11月頭にかけて、祝日・有給が重なり週4日勤務が4連続する予定なので、この機に難しい本(ハーバーマスの『討議倫理』)を読んでおきたいんだけど、やはりパッとしない天気のためにモチベーション湧かず易しめの本を優先してしまい…