宮本綾
「正義を求める女性の体験を見ることは、社会にとって非常に価値があります。」

何様のつもりなんだろう。

「闘う女性」に自己の理想を投影し消費する。闘う女性が「社会にとって価値がある」存在であると勝手な尺度で品定めする。典型的なミソジニーではないか。
December 14, 2025 at 4:56 PM
「よきこと」の問題がどうして伝わらないのかを考えていたが、もしかしたら日本ではトラウマが重く受け止められていないことが一因としてあるのかと思った。トラウマを抱え続けることの意味を社会運動の側が理解せず軽視してきたことが「よきこと」の理解を阻んでいる原因なのではないだろうか。
『レイシャル・キャピタリズムを再考する』を読んでいるが、トラウマの話が出てくるのが新鮮だった。そういえば日本のレイシズム、反差別の議論でトラウマがテーマとして出てくることはほとんどなかったように思う。
December 4, 2025 at 11:41 AM
別にジェンダー論だろうがクィア理論だろうが、それらをやりたい人が名だたる社会学の大家の本を読む必要はないと思うけど、じゃあフーコーだとかバトラーとかだけ読んでれば大そうな理論が生まれるかと言われれば、まあ貧相なものしか出来上がらないだろうね、とは思う。だって現代に対する妥当な見解もないのに、社会から隔絶され「個人化」されたジェンダー理論なんてただの独りよがりでしかないからね。
December 2, 2025 at 12:39 PM
少し前に、ジェンダー論の研究者になりたいという学生にルーマン、ゴッフマン、ヴェーバーを読んだか聞いた教員の話題が盛り上がっていたが、なぜこのラインナップなのかといえば、日本のフェミニズムを牽引してきた人たちが参照してきた理論家だからじゃないだろうかと思った。
December 2, 2025 at 12:12 PM
ハラスメントは親密性の尺度じゃないんだよ...
December 1, 2025 at 9:42 AM
ナイジェリア出身で仮放免者のエリザベスさんを支援する会が、いくつかの森田成也の投稿に好意的な反応を示している。移民、難民支援に関わる人々がセクシズムを推し進める思想に共感するという事態は底が抜けている。
www.facebook.com/share/p/16SZ...
December 1, 2025 at 9:24 AM
マルティチュードというのは中心から周縁に追いやられてきた存在、すなわち非正規労働者や移民、クィア、障害者、セックスワーカー、野宿者といったような中心的なカテゴリーから逸れた人々の集合体を想定していると思うので、「学生」とか「ノンキャリア組(の会社員)」といった主体を指していうのはそもそも違うだろう。『帝国』のネグリ=ハートは法的権利主体を想定しているのかもしれないが、今日的な状況から考えれば、むしろ「市民」というカテゴリーからも外れた、いわゆるルンペン・プロレタリアートという、現行の法体系・政治体制を問い直すきっかけになるような周縁的存在の集合的な力について向き合うべきではないだろうか。
November 28, 2025 at 11:55 AM
サラ・アーメッドの邦訳が出てた
www.kadensha.net/book/b101523...
幸福の約束 - 花伝社
サラ・アーメッド 著
www.kadensha.net
November 28, 2025 at 6:05 AM
ついに文庫化するのか
しかも上巻と下巻で解説者が異なる
file.chikumashobo.co.jp/product/9784...

file.chikumashobo.co.jp/product/9784...
『通天閣 決定版 上巻』|筑摩書房
筑摩書房『通天閣 決定版 上巻』の書誌情報
file.chikumashobo.co.jp
November 27, 2025 at 6:42 AM
チャレンジドユニオン、「障害当事者の方へ」のページが未完成で悲しい😢どうして...
www.seinen-u.org/services-4-1
November 25, 2025 at 7:38 AM
これだけフェミニズムが話題になってもキャシー・ウィークスのような反労働理論がまったく紹介されないのが本邦フェミニズムの限界。ジェンダーを「労働」と捉える理論の系譜が日本では受容されて来なかったため、Doing Genderは翻訳されないし、マルクス主義フェミニズムの理解も歪なままだ。
November 25, 2025 at 6:00 AM
「反人身取引」を掲げる運動がなぜラディカルな運動に"なれない"のかを示す論考。その理由は反人身取引が「植民地時代の遺産」かつ「開発援助と事前活動の産物」であり「その従順な子ども」であるからだと喝破する。
www.opendemocracy.net/en/beyond-tr...
Why can't anti-trafficking be more radical?
Anti-trafficking has always been the handmaiden of Global North power, never its rebellious daughter. Let’s change that
www.opendemocracy.net
November 20, 2025 at 11:34 AM
セックスワークの研究で注目している研究者の一人がHeather Berg。"Porn Work"はフェミニズムと反労働理論を融合させ、Porn Workを「仕事」と捉えることの意義を強調しながら、セックスワーカーによる闘争と経験が反資本主義的な闘争にとって重要であることを示し、ポスト労働社会を構想するための労働批判に発展させた労作。Weeksの論文を通じて知ったので本書は未読であるが期待大。日本語にも訳されてほしい。

Porn Work
Sex, Labor, and Late Capitalism
uncpress.org/978146966192...
Porn Work
Every porn scene is a record of people at work. But on-camera labor is only the beginning of the story. Porn Work takes readers behind the scenes to explore ...
uncpress.org
November 19, 2025 at 4:22 AM
マイケル・ハートとサンドロ・メッザードラが立ち上げたジャーナル
portolan-journal.org?post%EF%BF%BC
Portolan
cargo.site
https://portolan-journal.org/?post
November 19, 2025 at 2:25 AM
Reposted by 宮本綾
Reposted by 宮本綾
『福音と世界』の連載が単行本化。この連載を読むために毎号買っていた身として喜ばしい。マイクロアグレッションに関する文献はまだまだ少ないのでこれを機にもっと出版されればよいと思う。
www.shinkyo-pb.com/books/%E5%AE...
宗教活動におけるマイクロアグレッション | 新教出版社
加害の実態と構造、そして和解への道筋を探る マイクロアグレッションとは、日常の親密圏で生じる人種・ジェンダー・セクシュアリティなどにまつわる攻撃である。それは社会に埋め込まれた偏見を無邪気・無反省に再生するものから意識的 […]
www.shinkyo-pb.com
September 25, 2025 at 4:16 AM
キャシー・ウィークスの理論の解説、ボードリヤールの「生産主義」概念の再評価、ラッツァラート批判等、読み応えのある記事
parsejournal.com/article/work...
PARSE
PARSE is a research publishing platform committed to the movement back and forth between analysis and creation, between meaning-making and the analytics of meaning, between construction and re-constru...
parsejournal.com
November 18, 2025 at 5:42 AM
ブラック・フェミニスト犯罪学を創始したHillary Potterがその理論を用いて行った最初の研究は黒人女性に対して行われる親密な暴力、DVの研究だった。その理由はとてもよく理解できる。白人女性の利害を擁護する既存のフェミニスト理論の枠組みでは、黒人女性が家庭内で受ける暴力を問題化することができないからだ。
journals.sagepub.com/doi/10.1177/...
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/1557085106286547
November 17, 2025 at 2:47 AM
そもそも同意があろうがなかろうがセックスという行為それ自体が暴力なんだよってどうして誰も言わない?

婚姻に関わるセックスだけが「正統な」セックスなのか?買春だけが暴力ならDVは暴力ではないのか?

「いいセックス」と「悪いセックス」があるわけじゃないんだよ。暴力を偏在するものと考える立場なら、対人関係が必要なあらゆるセックスは暴力と捉えるべきで、その暴力の程度を和らげるために性教育を実施したりセーファー・セックスを推奨する必要がある。「悪いセックス」だけを取り締まろうという発想はそういった取り組みからも遠いところにある。
November 17, 2025 at 1:13 AM
今月の『福音と世界』の特集は「差別に抗するとは──多様性の尊重か権力への抵抗か」。冒頭の上野玲奈さんの論考は是非読んでいただきたい。上野さんはちょうど10年前も同雑誌に寄稿されています。
www.shinkyo-pb.com/magazine/
月刊誌 | キリスト教書籍出版社
1944年創業。キリスト教書籍新教出版社のWEBサイトです。
www.shinkyo-pb.com
November 15, 2025 at 11:39 AM
森田成也のFacebook投稿は、あの記事を読んでその程度のコメントしかできないのかと思うくらい内容がない。にもかかわらず好意的な反応を示す斎藤幸平は相変わらずアンチ・フェミニストをよろしくやっているようだ。

森田は「1%」vs「99%」という図式を"All Lives Matter"と結びつけているが嘘つきがすぎる。森田も斎藤も「99%」がオキュパイ・ウォールストリート流の階級闘争を意識していることくらい知っていて当然のはず。デマゴーグを続けるのは勝手だが最近は投稿の質も劣化しており、フェミニスト叩きも度がすぎると学者のレベルまで下がってしまうぞ
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November 13, 2025 at 8:57 AM
ナンシー・フレイザーの新書でも重要な概念として扱われている「政治的なもの」と「経済的なもの」の区別(ないし分離)を、その意義まで検討できる論者はそう多くない。これは元を辿ればグラムシまで遡り、E・P・トムスンが展開し、エレン・メイクシンズ・ウッドが民主主義を論じるうえで発展させた、マルクス主義の系譜に連なる概念である。しかし、白井は新書の解説のなかでこの概念にふれていない。現代日本のマルクス主義者でも理解が難しいほどなのだが、フレイザーの社会主義論を理解するために検討が必要な概念ではないかと思う。
November 12, 2025 at 11:03 AM
何度か言ってるけどナンシー・フレイザーの入門書が一つくらいあってもいいのではないかと思う。
November 12, 2025 at 5:38 AM
恥も外聞もない森田らのコメント
www.facebook.com/share/1TpuhM...
November 8, 2025 at 1:06 PM