「みじゅ、おかえぃー」
「ただいま、きたろ。ぎゅー」
「きゃあ、みじゅ、ちゅめたぁい〜」
「おかえり、みずき。寒かったじゃろう。熱々お風呂の用意ができておるぞ」
「ただいま、げげろ。風呂、ありがとうな。ぎゅー」
「ヒヒッ。倅だけでなくワシもぎゅーとするのじゃなぁ」
「ただいまのハグしねぇと帰ってきた感じしないんだよ」
「ほぅ、ではワシもぎゅー」
「キタもみじゅぎゅーするぅ」
外は寒いけどうちはあったかいなぁ、めっちゃ幸せ…なみずきさん。
「みじゅ、おかえぃー」
「ただいま、きたろ。ぎゅー」
「きゃあ、みじゅ、ちゅめたぁい〜」
「おかえり、みずき。寒かったじゃろう。熱々お風呂の用意ができておるぞ」
「ただいま、げげろ。風呂、ありがとうな。ぎゅー」
「ヒヒッ。倅だけでなくワシもぎゅーとするのじゃなぁ」
「ただいまのハグしねぇと帰ってきた感じしないんだよ」
「ほぅ、ではワシもぎゅー」
「キタもみじゅぎゅーするぅ」
外は寒いけどうちはあったかいなぁ、めっちゃ幸せ…なみずきさん。
ここなら見つかるまいと父は台所の床下収納に綺麗に包んだ二つの贈り物を隠した。これでくりすますぷれぜんとの準備は終いじゃと父は満足気。
去年編んだまふらーに合わせて今年は手袋を編んだ、なかなか難しかったのう……と一瞬遠い目になるが、すぐにこれを渡した時の倅と水の反応を思いニヤッと笑う。
くりすます、楽しみじゃのう!
ここなら見つかるまいと父は台所の床下収納に綺麗に包んだ二つの贈り物を隠した。これでくりすますぷれぜんとの準備は終いじゃと父は満足気。
去年編んだまふらーに合わせて今年は手袋を編んだ、なかなか難しかったのう……と一瞬遠い目になるが、すぐにこれを渡した時の倅と水の反応を思いニヤッと笑う。
くりすます、楽しみじゃのう!
「倅がお隣のわんこと遊んでから何故うちにはわんこがいないのか不思議そうにしておる」
「わんこか……防犯的な意味ではありか?」
「ぼ、防犯的な意味ならワシがおれば充分じゃ…!」
「お前……確かにそうだけど、わんこと張り合うなよ」
「おぬしが防犯的にわんこを頼ろうとするからじゃ〜」
「あー、泣くな泣くな。お前が一番頼りになるよ、相棒」
「倅がお隣のわんこと遊んでから何故うちにはわんこがいないのか不思議そうにしておる」
「わんこか……防犯的な意味ではありか?」
「ぼ、防犯的な意味ならワシがおれば充分じゃ…!」
「お前……確かにそうだけど、わんこと張り合うなよ」
「おぬしが防犯的にわんこを頼ろうとするからじゃ〜」
「あー、泣くな泣くな。お前が一番頼りになるよ、相棒」
オッス、俺みずき!
げげろが俺を怒らせた。
めっちゃ謝ってくるげげろにつけ込む事にした俺は、普段の物わかりの良い旦那さまを脱ぎ捨て、年下彼氏として存分に甘えることにしたのだが……何だか妙に邪魔が入ってくる?!
何で今日は来客が多いんだ!
次回「ドッキリ!?お前ら全員ぐるか!」絶対見てくれよな!
オッス、俺みずき!
げげろが俺を怒らせた。
めっちゃ謝ってくるげげろにつけ込む事にした俺は、普段の物わかりの良い旦那さまを脱ぎ捨て、年下彼氏として存分に甘えることにしたのだが……何だか妙に邪魔が入ってくる?!
何で今日は来客が多いんだ!
次回「ドッキリ!?お前ら全員ぐるか!」絶対見てくれよな!
父の頬は特にぷにぷにしてるわけではない。むしろ倅の頬の方がぷにぷにしている。
でも水にはつきたての餅みたいに見える。恋は盲目だ。
ある日、その餅みたいな頬に惹かれて思わず噛み付いてみた水。甘噛みだが。
「ぴゃっ!」
可愛い悲鳴をあげて餅が逃げた。
その後しばらく、父に警戒された水。
「解せぬ」
「ワシの台詞じゃ」
餅みたいな頬をしているほうが悪いんだ。
そうだろう?
父の頬は特にぷにぷにしてるわけではない。むしろ倅の頬の方がぷにぷにしている。
でも水にはつきたての餅みたいに見える。恋は盲目だ。
ある日、その餅みたいな頬に惹かれて思わず噛み付いてみた水。甘噛みだが。
「ぴゃっ!」
可愛い悲鳴をあげて餅が逃げた。
その後しばらく、父に警戒された水。
「解せぬ」
「ワシの台詞じゃ」
餅みたいな頬をしているほうが悪いんだ。
そうだろう?
キタちゃん&👁️とーさんのアクスタきた!
キタちゃん&👁️とーさんのアクスタきた!
顔を寄せ合うのが人間の愛情表現と勘違いした父(まぁ、間違いでもない)。水にぴとっと頬をくっつける。水が「冷たてぇな」と笑うから父は満足。「あったかくしとけよ」と水からも頬をぐりぐり寄せてくるから父は(人間の愛情表現…!)と赤面。水は「?」と赤面する父を静かに見つめた。
顔を寄せ合うのが人間の愛情表現と勘違いした父(まぁ、間違いでもない)。水にぴとっと頬をくっつける。水が「冷たてぇな」と笑うから父は満足。「あったかくしとけよ」と水からも頬をぐりぐり寄せてくるから父は(人間の愛情表現…!)と赤面。水は「?」と赤面する父を静かに見つめた。
「ぷんぷん、ワシは怒っておるのじゃ」
「え、なに急に……」
「……おぬし、飲み会ばかりで帰りが遅く、帰ってきてもお茶漬けくらいしか食わぬ。ワシの味噌汁飲まぬと一日が終わらんと言ったのは嘘か?」
「う、嘘じゃない!けどさ、」
「……本当は分かっておるよ。この時期は仕方ない。ちと不貞腐れただけじゃよ」
「げげろ……朝は!朝は絶対お前の味噌汁飲むから!暫くは辛抱してくれっ」
「うんうん、分かった」
「うー、本当にお前の味噌汁が好きなんだよー」
「好きなのは味噌汁だけかの?」
「げげろも好きだ!」
「ヒヒッ……ま、酔っ払いの言葉でもおぬしの言葉なら信じよう」
「ぷんぷん、ワシは怒っておるのじゃ」
「え、なに急に……」
「……おぬし、飲み会ばかりで帰りが遅く、帰ってきてもお茶漬けくらいしか食わぬ。ワシの味噌汁飲まぬと一日が終わらんと言ったのは嘘か?」
「う、嘘じゃない!けどさ、」
「……本当は分かっておるよ。この時期は仕方ない。ちと不貞腐れただけじゃよ」
「げげろ……朝は!朝は絶対お前の味噌汁飲むから!暫くは辛抱してくれっ」
「うんうん、分かった」
「うー、本当にお前の味噌汁が好きなんだよー」
「好きなのは味噌汁だけかの?」
「げげろも好きだ!」
「ヒヒッ……ま、酔っ払いの言葉でもおぬしの言葉なら信じよう」
荒事を好まない父は戦うと強いけど喧嘩は苦手そう…等と思った
特に人間の相棒との喧嘩は下手くそ
みずきさんに喧嘩の仕方とか習うと良い
「で、こう煽られたら……こう返す!」
「な、なんと!そのような事ワシにはできぬ〜」
「じゃあ、全力で逃げろ。やられる前に逃げろ」
「それならできそうじゃ!」
俺が守ればいいか、と思うみずきさんでした
荒事を好まない父は戦うと強いけど喧嘩は苦手そう…等と思った
特に人間の相棒との喧嘩は下手くそ
みずきさんに喧嘩の仕方とか習うと良い
「で、こう煽られたら……こう返す!」
「な、なんと!そのような事ワシにはできぬ〜」
「じゃあ、全力で逃げろ。やられる前に逃げろ」
「それならできそうじゃ!」
俺が守ればいいか、と思うみずきさんでした
「今日は討ち入りの日かぁ」
「ああ!あれか……あの日も寒い日じゃった」
「そうだよな!お前、目撃してそうだもんな!きっとそうくると思った!」
「何やら騒がしくてのう……」
「いい、やめて!アレは史実よりも物語として楽しみたい」
「そうかの?一部始終を語れるというのに……」
「……そう言われると聞いてみたい気もしてきた。お前ってどこまで歴史目撃してきたんだ?」
「それはおばけに年齢聞くのと同じ質問じゃな。ちと、でりかしーがないのう」
「え、おばけに年齢聞くの失礼なのか?ご婦人に聞くのは失礼だけど……」
「ヒヒッ、知らぬままも良かろう」
「えー、そうなの?」
「今日は討ち入りの日かぁ」
「ああ!あれか……あの日も寒い日じゃった」
「そうだよな!お前、目撃してそうだもんな!きっとそうくると思った!」
「何やら騒がしくてのう……」
「いい、やめて!アレは史実よりも物語として楽しみたい」
「そうかの?一部始終を語れるというのに……」
「……そう言われると聞いてみたい気もしてきた。お前ってどこまで歴史目撃してきたんだ?」
「それはおばけに年齢聞くのと同じ質問じゃな。ちと、でりかしーがないのう」
「え、おばけに年齢聞くの失礼なのか?ご婦人に聞くのは失礼だけど……」
「ヒヒッ、知らぬままも良かろう」
「えー、そうなの?」
道を歩いていたら肩がぶつかったと怖いお兄さん達に絡まれる父。
オラオラ言われても怖がらない父にお兄さん達もヒートアップ。
「何とか言えってんだ、じいさん!ゴラァ!」
「……おい、俺の連れに何か用か?」
「あ"ぁ"……ヒッ!」
「ア、アニキ!ヤバいっす!こいつ🪓なんか持ってるっす!」
「今宵、俺の🪓は血に飢えている」
「しかも、厨二!」
「お、おい。もう行こう……命拾いしたな、じいさん!」
「誰がじいさんだ!こんな可愛い子ちゃんに向かって!覚悟はいいか、ゴラァ🪓」
「ヒィ、🪓人間が追いかけてくる!!」
残された父「……🏪でだっつ殿買うてくるかのう」
道を歩いていたら肩がぶつかったと怖いお兄さん達に絡まれる父。
オラオラ言われても怖がらない父にお兄さん達もヒートアップ。
「何とか言えってんだ、じいさん!ゴラァ!」
「……おい、俺の連れに何か用か?」
「あ"ぁ"……ヒッ!」
「ア、アニキ!ヤバいっす!こいつ🪓なんか持ってるっす!」
「今宵、俺の🪓は血に飢えている」
「しかも、厨二!」
「お、おい。もう行こう……命拾いしたな、じいさん!」
「誰がじいさんだ!こんな可愛い子ちゃんに向かって!覚悟はいいか、ゴラァ🪓」
「ヒィ、🪓人間が追いかけてくる!!」
残された父「……🏪でだっつ殿買うてくるかのう」
その年のクリスマスが近付いてきたある日、みずきは年甲斐もなくはしゃいでいた。
買っちゃった、買っちゃった、クリスマスブーツ!夢とお菓子の詰まったクリスマスブーツ、ふたつ。
げげろときたろの分だ。本来なら小さな子どものきたろだけでも良いのだが、げげろもきっと喜ぶと思い、ふたつ買ったのだ。
良いじゃないか、ブーツはふたつで一足なんだから……クリスマスという行事に浮かれたみずきはそんな事を思った。(本番はまだなのに?というツッコミは勘弁だぜ!)
頭にはもう二人の笑顔しかないみずきは知らなかった。
げげろが同じ様にみずきときたろ用のクリスマスブーツを用意していることを。
クリスマスまで後少し。
その年のクリスマスが近付いてきたある日、みずきは年甲斐もなくはしゃいでいた。
買っちゃった、買っちゃった、クリスマスブーツ!夢とお菓子の詰まったクリスマスブーツ、ふたつ。
げげろときたろの分だ。本来なら小さな子どものきたろだけでも良いのだが、げげろもきっと喜ぶと思い、ふたつ買ったのだ。
良いじゃないか、ブーツはふたつで一足なんだから……クリスマスという行事に浮かれたみずきはそんな事を思った。(本番はまだなのに?というツッコミは勘弁だぜ!)
頭にはもう二人の笑顔しかないみずきは知らなかった。
げげろが同じ様にみずきときたろ用のクリスマスブーツを用意していることを。
クリスマスまで後少し。
「ほら、父さん。行きますよ」
「嫌じゃ〜。病院など行きとうない〜」
「駄目です。熱あるんだから……みずきさんも父さん説得してください」
「みじゅき……ワシ行きとうない……」
「うっ、そんな顔されると……甘やかしたくなる!」
「もう、みずきさん!そうやってすぐ父さんを甘やかすんだから」
このあと、倅によって病院に連行される父
「ほら、父さん。行きますよ」
「嫌じゃ〜。病院など行きとうない〜」
「駄目です。熱あるんだから……みずきさんも父さん説得してください」
「みじゅき……ワシ行きとうない……」
「うっ、そんな顔されると……甘やかしたくなる!」
「もう、みずきさん!そうやってすぐ父さんを甘やかすんだから」
このあと、倅によって病院に連行される父
「あー、もう。この時期は飲み会ばっかりだ……」
「忘年会というものじゃな」
「うん。俺は早く帰ってきたいんだ……忘年会なんか無きゃいいのに!」
「ワシとの忘年会も無いほうが良いのか……」
「えっ、それはいります!やりたいです!むしろ幹事します!!!」
「良かったのじゃぁ〜」
「あー、もう。この時期は飲み会ばっかりだ……」
「忘年会というものじゃな」
「うん。俺は早く帰ってきたいんだ……忘年会なんか無きゃいいのに!」
「ワシとの忘年会も無いほうが良いのか……」
「えっ、それはいります!やりたいです!むしろ幹事します!!!」
「良かったのじゃぁ〜」
電話があるみずき家の話。
水が熱出して自分で休みの連絡ができず代わりに父が電話をする事に。
「も、もしもし…みずきの縁者ですじゃ…はい、あの、みずきが熱を…お休みを頂きたく…あ、はい、ありがとうございます。では失礼致しますのじゃ」
何か可愛い…と熱に魘されながら思う水。
電話があるみずき家の話。
水が熱出して自分で休みの連絡ができず代わりに父が電話をする事に。
「も、もしもし…みずきの縁者ですじゃ…はい、あの、みずきが熱を…お休みを頂きたく…あ、はい、ありがとうございます。では失礼致しますのじゃ」
何か可愛い…と熱に魘されながら思う水。
出会った頃は暑さ寒さに無頓着だった父が、最近では「朝は寒くてお布団出れんのじゃ〜」と泣き事言っているのを聞くと、(随分人間界に染まったな……あ、いや、これは俺色に染まったということか!)とドヤ顔するみずきさん。
出会った頃は暑さ寒さに無頓着だった父が、最近では「朝は寒くてお布団出れんのじゃ〜」と泣き事言っているのを聞くと、(随分人間界に染まったな……あ、いや、これは俺色に染まったということか!)とドヤ顔するみずきさん。
「ほら、げげろ。爪切るから手を出せ」
「嫌じゃ〜嫌じゃ〜。長い方がしーる剥がすのに便利なんじゃ〜」
「シール?新しい内職か?」
「違うのじゃ。倅がのう、お菓子に付いてくるしーるをどこでも貼ってしまってのう。ワシ後でこっそり剥がしておるのじゃよ〜」
「……この卓袱台のど真ん中が微妙にベタつくのは」
「うまく剥がせんかった……」
「なるほど」
「では、爪は長いままで良いかのう」
「だが切る」
「何故じゃ!?」
俺の背中のためだよ。
「ほら、げげろ。爪切るから手を出せ」
「嫌じゃ〜嫌じゃ〜。長い方がしーる剥がすのに便利なんじゃ〜」
「シール?新しい内職か?」
「違うのじゃ。倅がのう、お菓子に付いてくるしーるをどこでも貼ってしまってのう。ワシ後でこっそり剥がしておるのじゃよ〜」
「……この卓袱台のど真ん中が微妙にベタつくのは」
「うまく剥がせんかった……」
「なるほど」
「では、爪は長いままで良いかのう」
「だが切る」
「何故じゃ!?」
俺の背中のためだよ。
「今日のお弁当はお握りじゃ」
「みじゅ!キタもね、おにーりさんつくった!」
「そうじゃよ、ワシと倅のお握りさんじゃよ」
「そ、そんな贅沢なお握りが弁当だなんて……俺は幸せ者だなぁ」
みじゅの推しは👻族の父子
……そしてお昼休み。
みずきさんはお弁当の包みを開いて、げげろのきっちりお握りと、きたろの個性的なお握りを見つめて目に焼き付ける。
食べるの勿体ないが、お握りの具も気になる……。
みずきさん、めっちゃ味わいながらお握り食べてたらしい。
同僚の人が「なんか、みずきさん……すげぇ幸せそうな顔してお握り食べてた」と証言していました。
「今日のお弁当はお握りじゃ」
「みじゅ!キタもね、おにーりさんつくった!」
「そうじゃよ、ワシと倅のお握りさんじゃよ」
「そ、そんな贅沢なお握りが弁当だなんて……俺は幸せ者だなぁ」
みじゅの推しは👻族の父子
……そしてお昼休み。
みずきさんはお弁当の包みを開いて、げげろのきっちりお握りと、きたろの個性的なお握りを見つめて目に焼き付ける。
食べるの勿体ないが、お握りの具も気になる……。
みずきさん、めっちゃ味わいながらお握り食べてたらしい。
同僚の人が「なんか、みずきさん……すげぇ幸せそうな顔してお握り食べてた」と証言していました。
「お前の長い生の中に、一瞬でも良いから俺も置いてくれ」
あれ、告白と言うかプロポーズ💍
「お前の長い生の中に、一瞬でも良いから俺も置いてくれ」
あれ、告白と言うかプロポーズ💍
水はビュッフェって言えるけどお皿の盛り付け方がゴチャッとしがち
父はビュッフェを「びっふぇ」と言うが盛り付け方は綺麗
水はビュッフェって言えるけどお皿の盛り付け方がゴチャッとしがち
父はビュッフェを「びっふぇ」と言うが盛り付け方は綺麗
妖怪のせいで思った事がすぐ口に出てしまうみずきさん。
倅を見て……「可愛い。自慢のうちの子」
父を見て……「可愛い。(以下お見せできない言葉たち)」
「倅や、なぜ父の耳を塞ぐのじゃ?」
「父さん、聞いちゃ駄目です」
妖怪のせいで思った事がすぐ口に出てしまうみずきさん。
倅を見て……「可愛い。自慢のうちの子」
父を見て……「可愛い。(以下お見せできない言葉たち)」
「倅や、なぜ父の耳を塞ぐのじゃ?」
「父さん、聞いちゃ駄目です」