akipaka🏳️‍⚧️
banner
akipaka.bsky.social
akipaka🏳️‍⚧️
@akipaka.bsky.social
LGB(T)🏳️‍⚧️/AntifaⒶ🚩🏴/
『マラン・シャイエン』翻訳クラファン発起人でした → https://greenfunding.jp/thousandsofbooks/projects/8089
治安維持法で良く見られる特高や検事の論法に、「窮極(究極)においては、」というのがありますね。この論法に基づき、ほんの些細な可能性であろうと「國體(国体)」に悪影響を与えると見なされた思想や行動は、検挙弾圧された訳です。

教育、文学、出版、反戦運動、労働運動、宗教、サークルなどの文化活動や研究会、朝鮮台湾満州の独立運動など、弾圧は非常に広範囲に及んでいました。
December 18, 2025 at 1:11 AM
戦前、秋田で綴方教育(つづりかたきょういく、児童が自分の生活経験に基づき、自分の言葉で文章を表現する能力を育むための教育で、作文教育の原点とも言われる)に携わった先生は、1940年11月の夜明けに「ちょっと警察まで同行してください」と特高に言われ、3年自宅に帰れなくなった。

これが後に「生活綴方弾圧事件」と言われる全国的な治安維持法検挙事件の一端で、共産党と関係がないのに、「結局(究極)において共産党の目的達成に資する」と見なされ、弾圧された。
「どうして我々皆を、そうまでして共産主義者にしてしまわねばならないのか」と特高に聞くと、

つづく↓
December 17, 2025 at 7:25 PM
静岡県富士市HPより
『富士の反戦投書事件』

1943年半ば頃から、富士地域のあちこちの郵便ポストから反戦平和を訴える手紙が見つかるようになりました。東条英機首相や静岡県知事、愛国婦人会長などの有名な人たちに宛てた手紙です。
 「どうか一日も早くこの戦争をやめてください」「戦争は必ず日本が負けます」「どこの国とも仲よくしていただきたい」「国民の生活がどんなに苦しいのかお分かりにならないのですか」といった、平和を強く希望する内容でした。

www.city.fuji.shizuoka.jp/1005330000/s...
特高警察による反戦平和・自由の弾圧-富士地域の弾圧事件をみる
www.city.fuji.shizuoka.jp
December 17, 2025 at 11:18 AM
1941年、町から出征して戦死した兵隊の町葬が国民学校であった際、裏門から出発することになっているのを、町議の方が「国のため戦死したのに、なぜ正門から出さないのか」と町長に問うと、町長は「正門には御真影が奉安されていて恐れ多いから、臣下として遠慮した」と答えた。そのため「そんな言い草は無いだろう」と、町議の方は「恐れ多い恐れ多いと言ったって、天皇は我々が食わせて置いているではないか」とカッとなって捨て台詞を吐いてしまい、特高に逮捕されて町議を辞職・謹慎する羽目になったのだと。
December 16, 2025 at 2:23 PM
「茶わんいじほうって何のこと?」

1943年、13 歳だった少女は、たまたま数冊の本を買い、その中にあった与謝野晶子の詩歌集『恋衣』の、「君死にたまふことなかれ」の一節に赤線を引いていた。これが寄宿舎の私物検査で特高に見つかり、生死ギリギリまで暴行を受けた。1か月後、体が動けるようになると、今度は憲兵隊に呼ばれ、古雑巾のようになるまで、また暴行されたという。

冒頭の言葉は、「チアンイジホウ」という言葉も文字も知らない少女が、泣きながら寄宿舎の寮長に聞いたもので、幼く哀れだと寮長も泣いた。また、「天皇一人がえらくて、あとの国民はなんで民草という草にされるんやろ」とも寮長に聞いたそうです。
December 16, 2025 at 2:01 PM
いくつかお話を読んだけど、まさに「鬼畜の所業」としか言いようがないですね。何年経とうとも、恨みが消えることはないでしょう。

侵華日軍南京大虐殺遭難同胞記念館・
南京大学歴史学院による共同学術成果
『変えられた人生
 南京大虐殺生存者の口述生活史』
December 16, 2025 at 1:26 PM
先の24歳で特高に半殺しの目に遭わされた女性の方。「私は夫が非転向で頑張り通したことを誇りに思っている。その気持ちと同じくらい深く、夫や数多くの正しい人たちを虐げた権力を憎んでいる。戦後すぐ、治安維持法と特高警察が廃止された日は、私たちの人生にとって、本当にたまにしか巡ってこない1つの春だった。しかし今もなお、特高などの戦犯が政界、財界にウヨウヨしている。花咲き誇る本当の春の到来は、まだ先のことだ。その途上で、私は倒れるだろう。しかし、その日のために、私は若い人の邪魔にならないように活動し続けていきたい。」と語ってますね。
December 15, 2025 at 7:06 PM
戦前、『赤旗』を運ぶ仕事を手伝っていた女性は、1933年夏に特高に検挙された際、青竹の両端に足を、手は頭の上に縛られステッキで殴られ、さらには男物のバンドの金具で力まかせに殴られた。

半殺しになり、特高に引きずられて地下のブタ箱に放り込まれた際、全協(日本労働組合全国協議会)の若い活動家が大勢捕まっていて、「共産党のネェチャンだ」「ネェチャン、がんばれ」「大丈夫か」と口々に励ましてくれた。半死半生なので、看守が「まだ生きてるか?」と度々覗きにくるほどひどく、医者に見せると「このままでは心臓脚気で昇天する」といわれ、アッパッパ1枚という薄着のまま、検挙90日後の寒空の秋に釈放になったらしい。
December 15, 2025 at 6:54 PM
南京事件で日本軍が起こした戦争犯罪の歴史なんて、88年どころか、100年どころか、2000年経っても消えはしないでしょう。元寇が700年前、白村江の戦いが1300年前なのに、記録に残ってるし。
December 15, 2025 at 11:19 AM
1932年の陸軍軍法会議において治安維持法違反で有罪判決を受けたことのある吉野源三郎は、75年のある座談会で「民主主義を守るためにという名目のファシズムだってあり得る」として、「私有財産制度と国体の擁護に代って、民主主義体制を守るためという治安維持法だって可能なわけです」と語っている。(『月刊社会党』217号、1975年2月)

荻野富士夫『治安維持法と「国体」』序論 p20-21より
December 14, 2025 at 1:00 PM
戦後の、そして現在に至るまでの、自民党政治や政策を見る中で、いかに特高出身者の影響が強かったか。そして、最近までも、または今でもその子息が自民党に所属しているということが、安保法制や憲法改正、ひいてはスパイ防止法といった動きに影響を与えているかが、特高人脈の観点から良くわかりますね。
December 14, 2025 at 12:10 AM
先のサイトの写真で高市の隣に写ってた元特高課長の奥野誠亮は、過去、従軍慰安婦の件で、「『従軍』慰安婦はいない、商行為として行われた」、「軍は戦地で交通の便をはかったかもしれないが、強制連行はなかった」と発言した人物ですね。

www.nichibenren.or.jp/document/sta...
日本弁護士連合会:従軍慰安婦問題に関する会長声明
従軍慰安婦問題に関する会長声明
www.nichibenren.or.jp
December 13, 2025 at 11:30 PM
たまたま見たサイト↓ですが、サイト中のこの写真で高市の左側に写っている人物。

高市と同じく奈良県の出身で(高校も同じだとか)、戦前は鹿児島県特高課長として、俳句同人誌『きりしま』を弾圧し、内務省ではポツダム宣言受諾前に公文書焼却を建言し、戦後は公職追放を免れ自治省で税務・財政局長などを経て、自民党公認で衆議院議員に当選。鈴木善幸内閣の法相のとき憲法9条改正発言を繰り返して紛糾し辞任、

つづく↓

www.sanae.gr.jp/album_tokyo_...
奥野誠亮 元自治事務次官が地方税財政制度を構築された歩みを紹介した書籍が発刊されました | 国会・東京事務所編 2015年 | アルバム | 高市早苗(たかいちさなえ)
奈良2区選出。元国務相。経歴、政策、活動および著書の紹介。
www.sanae.gr.jp
December 13, 2025 at 3:20 PM
大政翼賛会の人形劇委員をされてた方の話では、戦時中は人形まで戦争精神高揚のため動員されていて、政府が「翼賛一家」というモデル家族をつくり、それを漫画や紙芝居、人形劇、歌謡曲などにして、国民に押しつけたのだと。

「翼賛一家」という参加型ファシズムに関する記事↓
book.asahi.com/jinbun/artic...
「素人」が「投稿」し、自ら動員される参加型ファシズム 大塚英志『大政翼賛会のメディアミックス』|じんぶん堂
大政翼賛会のメディアミックス 「翼賛一家」と参加するファシズム戦時下、大政翼賛会が主導して「翼賛一家」というキャラクターが生みだされた。多くの新聞、雑誌にまんがが連載され、単行本もいくつか出版されるが、「翼賛一家」の展開はそれだけでは...
book.asahi.com
December 13, 2025 at 2:17 PM
戦時中に家の外で、あまり見慣れない人物から世間話な感じで、「今の戦争をどう思うかね?」と聞かれたら要注意だったようですね。この見慣れない人物が実は特高の刑事だった、ということがあったそうで。

ここで「勝ち目はないと思う」「大義がないと思う」などと答えると、そのうち職場をクビになったり、あるいはもっと直接的に、特高が家の扉を叩いてくる、なんてことがあったようです。「聖戦」に賛同しない者を「非国民」とし、反戦思想や言動までも弾圧したのですよね。
December 13, 2025 at 2:16 PM
圧政を敷く政権や体制に対して、反対する特定の組織や団体などに潜入し、不法行為や破壊活動をそそのかして、その組織団体や運動を謀略的に内部から崩壊させる目的で送り込まれる人物を「プロバカートル」と言ったりしますね。
December 12, 2025 at 5:56 PM
「国賊は殺してもいいことになっている」

共産党員でもなく、ただ働く者たちが安い賃金で苦しんでいる状態を変えようと、労働組合をつくり活動していた女性は、治安維持法で検挙されて10時間以上も拷問され、ブタ箱に放り込まれて1か月拘留されたという。その時に特高に言われたのが、上の言葉。

あとで聞かれたそうですが、特高が近所に聞き込みに入り、その時に近所の人が「あの子は気だてのいい、やさしい娘だ。"赤"だなんて、とても信じられない。もしそうなら、"赤"もそんなに悪くないんじゃないの」と言ったら、特高は「そんなら、警察に何日か泊まりにきてもらおうか」と、その人を脅したそうですね。
December 12, 2025 at 5:35 PM
厚労省の指針案には、カスハラに該当する事例として、性的指向や性自認に関して侮辱的な言動をする「SOGIハラ」もカスハラに該当しうるとした、とあるね🏳️‍🌈

www.nikkei.com/article/DGKK...
SNSで脅しもカスハラ 無断撮影など、対策義務化へ指針案 - 日本経済新聞
厚生労働省は10日、顧客による著しい迷惑行為「カスタマーハラスメント(カスハラ)」の防止に向け、具体例や企業の対応策を盛り込んだ指針案を示した。SNSを使った脅しや投稿もカスハラに当たりうるとした。6月に成立した改正労働施策総合推進法は、適切な就業環境を維持するため、企業にカスハラの防止義務を課している。同改正法の施行は2026年10月とする方針だ。厚労省として具体的な指針をとりまとめ、10日
www.nikkei.com
December 10, 2025 at 9:31 PM
友人弁護士の紹介で、名も知らぬ青年活動家に東京までの汽車賃を工面したことで治安維持法により検挙、拷問された住谷悦治(同志社大学元総長)は、「私は特高という言葉を聞くだけで、今でも背筋が寒くなる。特高、それはひどいものだった。拷問のひどさだけでなく、人を無理やり罪人に仕立てる理不尽さ。(中略)私が今も特高を恐れる気持ちは、若い人たちには理解できないかもしれない。だが、当たり前のことを言うだけで"左翼"のレッテルを貼られ、大学での授業が翌日には特高に筒抜けになっている。そうしたことは、現実の話だったのだ。」と語っていますね。
December 10, 2025 at 3:46 PM
1932年11月、岩田義道が特高により虐殺された時、警察病院は「肺結核を患い脚気衝心で死亡」、つまり、肺結核とビタミンB1不足の急性心不全で死亡した旨の死亡届を出してきたのですよね。そのため、遺体を引き取り、東京帝大病理学教室に解剖を依頼、拷問による死亡との解剖結果が出されたため、これを有力証拠とした上で、弁護士が岩田氏の父母の代理人として下手人の特高を告訴。しかし、特高は岩田氏の父母を脅迫して告訴を取り下げさせた上で、告訴委任状を偽造したとして弁護士を検挙しようとしてきたと。
December 10, 2025 at 3:28 PM
「赤旗」の配布などにより、治安維持法で銀座の服部時計店前で検挙された女性の方が獄中にいる時に、義姉さんが警察に呼ばれて行くと机の上に顔写真が置かれていて、特高のクソから「これ、知っているだろう」「美しくないからこんな運動に入ったんだろう」と言われたので、「心が美しいから入ったんだ」と言い返した義姉さんの話、好きですね。
December 9, 2025 at 3:02 PM
小林多喜二が虐殺された後、その知らせを受けた志賀直哉は「一度きり会わぬが自分は小林よりよき印象をうけ好きなり、アンタンたる気持ちになる。不図彼等の意図、ものになるべしといふ気する」とメモに書いたそうですね。実現するかもしれない、と志賀は考えたようです。
December 9, 2025 at 1:42 PM
治安維持法で検挙され24歳で獄死同然で病院にて死亡した伊藤千代子が、検挙前に最後に出した、いとこへの手紙に書いてある「問い掛け」は、未だに色褪せてはいないように思えますね。一部、抜粋しておきます。

「一方では朝から晩まで働いても働いても飯のくえない多くの人々、一方で遊んで人を使ってぜいたくしている少数の人々。こういう社会を見て、何の不思議も、うたがいも起こらない人はありますまい。一体人間て、人間の世界って昔からこうであり、又何時までも何時までもこうであるかどうか考えずにはいられなくはないでしょうか。」
December 9, 2025 at 1:20 PM
Reposted by akipaka🏳️‍⚧️
【閲覧注意】
ここまでのことが起こって、しかも司会の森田が「トランスジェンダリズム」なるものを馬鹿にして「粉砕」すべきとまで言った集会(あんなもの学会の分科会ではない)が、「様々な立場の人が様々な意見を持ち、様々の傷つきを抱え」などという文言でまとめられたこと、本当に許さない。

トランスジェンダー の人々へのデマ、暴言が飛び交っていたことは事実であり、このまとめ方はトランスの人々と差別主義者の不均衡さや暴力を隠蔽するやり方です。
ヘイト集会に日本女性学会は加担した。このことはずっと残ります。終わりにはさせません。
December 9, 2025 at 11:26 AM
小林多喜二は『不在地主』を発表したことで、北海道拓殖銀行(半官半民の特殊銀行で、当時北海道内諸銀行の総貸付高の60%を占めていたとされる)を解雇される訳ですけど、家族の生活を支えていた職場を失ったため、母のセキさんを落胆させることが何よりつらかった多喜二は、解雇されたことを母に告げることができず、しばらくは背広を着て出勤のフリをして家を出ていたそうですね。そして解雇された翌年には北海道から上京し、文学運動に専心していく訳です。
December 8, 2025 at 7:50 PM