繰り返すが、ウクライナがロシアに圧勝、つまりクリミア半島含む、ロシアの全占領地を軍事的に完全奪還することは、（あまりにも）十分に可能である。その条件として、
・放射性物質兵器でウクライナの「擬似的な核抑止能力の保持」をロシア政府に思わせること。
・ロシア領内の油田、ガス田を早急に破壊すること。
・ロシア領内のモスクワ、サンクトペテルブルク周辺の、火力発電所、変電所、水道施設、通信施設は全て破壊すること
・これが最重要だが、ドン川、ドネツ川の橋、クリミア半島と大陸間の橋、ヴォロネジ周辺の橋を全て破壊すること。
これで、ウクライナは戦争に圧勝できる。あとは、その手段を揃えるだけ。

ウクライナ軍が、ロシア軍を模倣して滑空爆弾の生産に成功したという件。長い間話題だった、フリム2（サプサン）弾道ミサイルの量産に入った件、数々の新型UGVの開発に成功した件、それらはもちろん良いニュースではあるが、戦況を動かすかどうかは、生産の規模による。

ロシア軍のオートバイ戦術に関する考察。
現代のドラグーン（竜騎兵）ともいえるオートバイ戦術の有効性に関するレポート。

frontelligence.substack.com/p/21st-centu...

ウクライナ軍のアンドリー・レベデンコ准将が、前線から国民を遠ざけ機械で置き換える、と言っていたようだが、最前線の特に塹壕の無人化はなかなか進んでいない。一方で、兵站面のUGV化はかなり有望である。

ギリシャから天然ガスをウクライナへ送るトランスバルカン回廊のガスパイプラインの件。残念ながら、6月分は入札が不成立だったようだ。
今後も入札が行われるようだが、ウクライナにとって死活問題になる天然ガスが今後どうなるか。
epravda.com.ua/rus/energeti...

先月末の、ウクライナとロシアの千人対千人の捕虜交換の中には、ウクライナで拘束されたスパイや親露派的叛逆者が多数含まれていたとの記事。ゲンナジー・パラスケヴィッチ、ミハイル・サゾノフ、オレナ・フロロワ、ヴァシル・ロマンコ、エドゥアルド・トゥマシアン、DPRのオレクサンドル・スコブリャク、オレクサンドル・ゴロビン、政財界の大物であるオレクサンドル・タルナシンスキー、内閣官房にいたヴァシル・メヘダ、SBUの裏切り者ヴィタリー・ヴァシリエフなどなど。
novynarnia.com/2025/06/06/h...

ウクライナの全前線は、基本的に芳しくないように見える。
ポクロウシクとトレツク間の前線を突破されたことに加えて、スムイ州、ボブチャンスク、クピャンスク北西、クレミンナ方面、チャシウ・ヤール、ヴェリカ・ノヴォシルカ方面、どこもウ軍の防衛の綻びにロシア軍が入り込んでいる状態に見える。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、かつて150番台160番台の旅団の新設を保留するよう命じたが、結局のところ、第158、第159、第160、第162機械化旅団は、新設していくようだ（第161旅団は不明）。これは、ベテラン兵を中核に入れるということもあるようだ。また新しい軍団の中で運用することで弱点を消すということもあるかもしれない。

プーチンがイスタンブール交渉に来なかった件。ウクライナはある意味賭けには勝った。プーチンが交渉に来て、現時点での前線での停戦になっていれば、ウクライナの敗北が確定していた。ただ、プーチンとトランプの連携で宇露直接交渉に引っ張りだされたともいえ、その点ではウクライナに大きくマイナス

ウクライナの軍団再編成に伴う、旅団長の解任、さて誰が昇進して軍団を率いるかという問題。シルスキーは当然として、やはり大統領府のパリサが最終的に仕切るか。今やウクライナ軍は、ドラパティ陸軍司令官と、パリサ大統領府副長官にかかっていると言っていい。

ウクライナ軍の軍団編成、既知の編成は、国家親衛隊に2個軍団（第1、第2）、陸軍に12個軍団（第3、第9〜第12、第14〜20）+3〜5個軍団、海兵隊に1個軍団（第30）、空挺に2個軍団（第7、第8）、郷土防衛に1個軍団。いまのところ、計21〜23個軍団になりそう。

militaryland.net/news/all-kno...

Next, on future issues.
With regard to the war in Ukraine, there is a possibility that China will move.
This is because if China plans a military invasion of the outside world, it actually has two options: southward (Taiwan) or northward (Outer Manchuria).(1/n)

Next, on the practical issues.
Needless to say, Ukraine's trump card is a direct attack on Russian oil and gas fields.(1/n)

Next important point. It is not the “Russian red lines” that the world is looking at, but the red lines on the Ukrainian side. As I see it, the “two Ukrainian red lines” are the important ones.(1/n)

Russian invasion of Ukraine, I will give some of the arguments for it.(0/n)

There is something strange.This is after the Ukrainian Armed Forces acquired ATACMS and restrictions on its use were lifted. Why didn't the Ukrainian military destroy the road bridge at Taganrog, the railroad bridge at Matveev Kurgan,

The Ukrainian Air Force is attacking bridges in Belgorod Oblast. Why not a similar attack in the direction of Pokrovsk?　Attacking bridges and dams over the Vovcha River would cut off the logistics of the Russian army.